カテゴリー「◇新潟」の7件の記事

2008.08.04

長岡「フロリダ・キッチン」のビーフシチュー 9点

tenbearsさんおすすめの長岡の店、三軒目。長岡で洋食屋?と思いきや、創業30年以上のとってもおしゃれでステキなお店でした。私が案内された席は数組が入れる個室で、窓の外には緑がいっぱい。家族連れや再会した友人とのランチを楽しむ人で満席でしたよ。

私が注文したのは、ビーフシチューのコース、確か2,500円くらい。これが最初に出たコーンポタージュスープ。tenbearsさんのおすすめどおり、おいしい!この時期だからなのか、それともいつもなのかはわかりませんが、とうもろこしがたっぷり、まさにとうもろこしそのもののスープで、生クリームなどは抑え気味。とうもろこしのやさしい甘みが贅沢です。

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これがビーフシチュー。ビーフはタンとテールとブリスケの部位です。私の好きなタンは二切れ程度と少なめでしたが、テールの骨の周りのほろほろしたお肉がなかなかでした。このお値段でこれだけたっぷりのビーフシチューがいただけるのはびっくりです。かなり濃厚なので、もう少し野菜が添えてあると良かったのになぁ。

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長岡まで行って、洋食を食べる余裕のある人がそんなにいるとは思えませんが(笑)、もし機会があればどうぞ。ちゃんとした洋食屋メニューがここにはあります。お店はゆったりと作られていて、清潔感もあり、高い天井や、板の感じが和みますよ。

長岡駅のニュー・オータニ側に出て、徒歩15分程度かな。

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フロリダ・キッチン
新潟県長岡市干場2-1-24
0258-39-6755
ランチ11時30分~14時、ティータイム14時~16時、ディナー17時30分~21時
水曜定休

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2008.07.31

長岡「新天街 大鮨」の寿司 9点

tenbearsさんおすすめの長岡の店、二軒目。この店は、なんとtenbearsさんの従兄弟が握っている寿司屋なんです。実はこの1年で通過も含めて新潟は4回目。昨年の秋に訪れた新潟の寿司屋のここここで、ノドグロや南蛮エビなど基礎知識はあったので、さらに新潟のお魚にちょっと詳しくなりましたよ。

この店に訪れた時は、柏崎の花火の後で、くたくたの喉がからから状態だったのでビールがホントにおいしかった。お通しのつぶ貝で元気を取り戻しました。

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お通し二品目は、マンボウの腸の部分を酢みそで。マンボウは数年前に岩手県釜石に行ったときに同じようにお通しで出てきましたが、もっとふるふるのゆるい身でした。それに比べて、この腸の部分は歯ごたえもあり、美味。マンボウそのものにあまり味はないので、酢みそがよく合います。

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夏の名物、岩牡蠣。冬の小さくて磯のうま味がギュッと閉じこめられた牡蠣もおいしいけれど、レモンをたっぷり搾って思い切りかぶりつく大きい岩牡蠣もすばらしい。思ったよりクリーミーで冬の牡蠣に負けてなかったですよ。

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以前に新潟で食べた寿司のベストは軽く炙ったのどぐろでした。その焼き物。透き通った白身がホロホロと崩れ、これ以上ないと言うくらいの上品な魚の脂。今までであった魚の中でベスト3に入るおいしさです。骨までしゃぶりたくなるうまさ。残った骨でスープにしてもおいしいだろうな。

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新潟と言えば日本酒。おすすめされた冷や酒を飲んでいたら、自家製のイカの塩辛が出てきました。新鮮なイカはコリコリと歯ごたえがあり、市販のふにゃっとした食感はまったくなし。添えられた生のきゅうりと合う、合う。

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梨ナスの浅漬け。この梨ナスは長岡ならではだそうです。長岡、奥深いなぁ。小さくて身がギュッと詰まって、浅漬けにぴったり。きちんと漬かっているのに身は漬ける前のような硬さ。

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南蛮エビの握り。南蛮エビとは佐渡で獲れる甘エビのこと。言わずもがな、東京で食べる甘エビとは大違い。小さいけれど、ボタン海老並のコクを持っています。

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あわびは二種、煮あわびと生のあわび。私の好みは煮あわび。

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この店は料理もおいしいけれど、お店の方々の心遣いと笑顔がすばらしい店です。きっと一人でふらっと訪れても、カウンターに座れば楽しくお酒が飲めるはず。いろいろサービスしていただき、ありがとうございました!次回は長岡の花火でお伺いします!

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新天街 大鮨
長岡市大手通2-1-16
0258-33-3215
17:00~23:00
日曜定休

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2008.07.30

長岡「青島食堂 曲新町店」の青島ラーメン 9点

柏崎の花火見物で長岡に宿泊。長岡出身のtenbearsさんにおすすめ長岡飲食店を紹介いただきました。紹介いただいた5店舗のうち、3店舗を制覇!その1軒目は、山形県酒田の「味龍」のラーメンの記事を書いた際に、地元の「青島食堂」を思い出しましたとコメントをくれた「青島食堂」です。この青島食堂は、長岡市内に数店舗ある代表的な長岡ラーメンの店で、いわゆるシナそばと呼ばれるようなさっぱり豚骨の醤油味ラーメンなんです。

これがその青島ラーメン。お腹がかなりすいていたので、「青島チャーシュー」700円にネギトッピングしました。あとあとtenbearsさんのメールをちゃんと見ると、シンプルな青島ラーメンを麺かためと言われていたのにすべて無視。それでもさっぱりとしながらも奥深い澄んだスープ、ちょっと太めのスープが絡む自家製麺、ゆで具合がぴったりのほうれん草、箸休めのナルト、それに風味豊かな海苔、大盛りにしたネギ、そして一口大にそぎぎりにしたチャーシューが、かなり私好みの味でしたよ。店が近所だったら1カ月に一度は行きたいようなリピートしたくなる味です。

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これがその麺。ちょっとふとめの軽く縮れたタイプです。言われてみれば麺かための方がおいしかったかも。

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この赤い三角屋根が目印です、、、と書こうと思っていたら、私がtenbearsさんに行ってほしいと言われた店は、宮内駅前店で、私がタクシーに連れて行かれたのはそこから数百メートルの別の店でした。とほほ。それでも大満足のおいしさだったのですが、おすすめの宮内駅前店はもっとおいしかったのかと思うと残念でなりません。

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長岡にお越しの際は、一駅移動して宮内駅まで行き、是非この「青島ラーメン」を食べてみてください。ご当地ラーメンならではのシンプルなおいしさがそこにはあります。私は遅めのお昼として行ったのですが少し並びましたよ。それだけ地元の人に愛されているんですね。私の行った曲新町店は、カウンターだけでなく、テーブル席もまるで家族ゲームのように片側しか座れません。テーブル席なのにカウンター仕様なのが笑えます。愛想のないおばちゃんが動きやすいようにでしょうか。

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青島食堂 曲新町店
新潟県長岡市曲新町3-12-22
0258-36-1253
11:00~20:00
定休日 第3木曜日

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2008.07.29

柏崎の花火を観に行きました

新潟三大花火をご存じですか?川の長岡、海の柏崎、山の片貝と東京では考えられない規模の花火大会が毎年開催されているんです。FujiRockの興奮そのままに苗場から北上し、長岡で宿を取って柏崎まで行って来ましたよ。柏崎は中越地震で昨年は開催できなかったこともあって、復興の意味も強かったようです。花火打ち上げ会場近くの海岸線付近には仮設住宅が並び、まだまだ地震の影響は強いんだなと感じました。

北の海では当たり前ですが、太陽は海に沈みます。太平洋側に住む私たちはいつも山に沈む夕日しか見ていないので新鮮でした。

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夕日の手間の埠頭に並ぶ筒は、まさに花火を揚げる筒。この筒から上がった尺玉100連発がこちら。横一列に一斉に上がる色とりどりの花火は、息をのむ美しさです。ここまできっちりそろえて上げ、さらに大きさも同じで、キレイに円を描いて開くのは難しいんだろうな。

こちらはニコちゃんマークの連発。花火が斜めに飛んで、半円の花火が上がるのが、ここ柏崎の名物「海中スターマイン」です。

これが長岡の花火で一番大きい三尺玉の筒。まさしく大砲です。これは大正15年のものだと言うから、戦争の鉄を必要とした時期にもこの筒は持って行かれなかったんですね。

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その三尺の内部はこんなかんじ。これが空中で爆発してあんなきれいな花火になるんですね。

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次回は長岡のおいしいものを紹介します。


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2007.10.18

【新潟特集】本町「とんかつ太郎」のカツ丼 10点

翌日、市場で再び南蛮エビ、いくら、そしてビール。ビニールのコップに注いでくれたただの生ビールなのに、注ぎ方がうまいのか、市場の雰囲気が良いからなのか、なんだかとってもおいしい。市場の端に並べられたチープなビニールの椅子、魚を捕るカモメ、そして青い空!あーなんて幸せ。

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ここは軽めにして退散し、不思議なカツ丼屋へ。とにかく見て、このカツ丼。

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卵がない!タマネギがない!三つ葉がない!なんだこれ、なんだこれ!
昨日町を歩いていて、たまたまこの店を通りかかって店の外に飾ってあるカツ丼の写真を見て、狐につままれたような気持ちに。何かが足りない・・・。その後ガイドブックを買ってみると、新潟でカツ丼って言ったら、卵で綴じないカツ丼なんですって。気になってしょうがなかった翌日来てみました。

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薄いもも肉を細かいパン粉でサクサクに揚げ、甘い醤油ダレにくぐらせて真っ白のご飯に載せるだけ。980円。このカツがね、ありそうで今まで食べたことがない味なの。パン粉が細かいからタレにくぐらせてもふにゃっとしない。肉は赤身なんだけれど、薄く揚げているから適度に油が染みこんで、柔らかいのにサシが入っているみたい。なんて言うんだろう、マグロの赤身に適度な油を感じるような感覚。これはうまい。こういう店がオフィスの近くにあればいいのになぁ。

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あとあと調べてみたら、新潟って豚の消費量が日本一なんだって。もち豚もうまかったしな。
新潟ってちかくて、おいしくて、異人の香りもし、コンパクトにまとまった良い街だね。万代橋もきれいでした。またこよう。

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とんかつ太郎
新潟市中央区古町通6番町973
11:30~15:30 17:00~20:30
木曜定休

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2007.10.17

【新潟特集】古町「すし割烹 寿司清」 8.5点

昨日で転職して1年たちました~。今では信じられないほど順風満帆な毎日。あの頃だっておいしいものは食べていたけれど、今はそれ以上かも。この1年の記事を見る限り、京都、函館、福岡、札幌、松島、石垣島、南イタリア、新潟・・・といろいろなところに出かけました。自由な時間と心の余裕が持てるようになったからかな。一緒においしいものを食べてくれるみなさんに感謝です!

さて、新潟の続き。
ランチでほどよく酔っぱらった後、ふらふらと歩いて日本海へ。これぞ日本海というように打ち寄せる波、黒い海、何もない海岸線。あー、東京湾から山を越えて日本海まで来ちゃったんだなぁ。鰯雲にうつる夕焼け、目に焼き付けました。

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さてこの後どうしようかと思い移動すべく新潟駅に戻ったけれど、やっぱりもう一度寿司が食べたい!と思い、ここで一泊。この期に及んで本屋でガイドブックを買い、選んだ店はホテルオークラの裏手の寿司清。まずはビールにこの店の名物「エビしんじょう」を注文。南蛮エビを細かくすりつぶし、ほっこりふっくら揚げてある。サクッと箸を入れるとふわっと蒸気が上がりいい香り。サクッとしていて、上品な甘さ。これいくつでも食べたい!これをたくさん揚げて、丼の上に乗せても美味しそう。

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つまみに、コノワタ、適当に刺身、そんな物が目の前に並んだからビールをやめて米どころ新潟の「麒麟山 純米大吟醸」に。ボトルもちょっとステキでしょう?上品な甘さ、バランスが良くてお米のいい香りがする。キリッとしていてすーっと入ってしまう。

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刺身はここでもやっぱり、ノドグロ、南蛮エビ、左は大きめのアジ、右は何だったかな・・・・どこかのハラスの部分。ノドグロはお昼の方が美味しかったな。サイズが大きい方が脂がのっているのかな。

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適当に握りってもらうことに。左がキス、右がヒラメ?だったかな。酩酊気味で記憶が薄い。。。キスって握るんだ!って思ったような気がする・・・。

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こっちがキスだったけかな・・・。右はアカイカ。剣先イカのことをこっちではそう呼ぶみたい。皮をはぐ前は赤いです。

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左がバイ貝、右が鯖。そういえばランチの店でも活きバイ貝の刺身食べたっけ。新鮮でコリコリ。鯖は脂身で白くなるほど。どの魚も当たり前なのかもしれないけれど新鮮。

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この店で一番美味しかった穴子。ふわふわで上手に煮てある。艶っぽくて甘美でしょう?口で溶けます。

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結構食べて、それなりに飲んでひとり1万円くらい。日本酒の値段が結構するので、お酒の量でだいぶかわるのかもね。市場に行ったときも思ったけれど、こんなにレベルの高い食材がすぐ近くにあって、それも安い。求めれば何でも食べられる東京も良いけれど、当たり前のようにこんな食事ができる地方都市がうらやましいです。こんな新潟も冬は寒いんだろうな。でも寒鰤やカニはうまいんだろうな・・・。

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すし割烹 寿司清
新潟市中央区磯町通り一の町1951
11:30~13:30 17:30~22:00
月曜定休


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2007.10.15

【新潟特集】古町「鮨・割烹 丸伊」の魚 9.5点

東京駅の新幹線発着掲示板に並ぶ行き先は八戸、盛岡、長野・・・と表示。悩んだ末、新潟にふらっと行って来ました。新潟に決めた理由なんていい加減。時刻は10時ちょっと過ぎ、お昼においしいお寿司でも食べればいいなぁと思い、空席のあった新幹線で海に出られるのが新潟だったってだけ。5分後には出発しちゃったから予備知識もガイドブックもなし。「新潟って何が美味しいの?米?日本酒?」なんて会話をしながらとりあえずビール。日本海だから旨い魚があるに違いないって言う楽観的な考えを裏切らない街でしたよ。

2時間であっという間に到着。観光案内所のやさしいお姉さんに教えてもらい、新潟市の繁華街本町へ。そこでふらっと入ったこの店が予想以上にあたりでした。

「東京からふらっときちゃいました」と素直に告げ、新潟の魚中心につまみを適当に出してもらった最初の一つ目は柳カレイ。柳カレイは一夜干しが有名みたいですが、淡泊な中にもうまみがあり、新鮮な歯ごたえは最初の一口に最適でしたよ。

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これはノドグロ。喉が黒いからノドグロ。新潟以外ではアカムツと呼ぶらしいです。このノドグロを軽く炙り塩で。うわっ、新鮮で上品なとろけっる白身、でもまぐろのように身がとろける感じではなく、身はしっかり、白身のトロ。

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これは翌日に訪れた市場。どの魚もびっくりするくらい安く、サバは300円、イカは150円・・・と行った値段なのですが、ノドグロだけはちょっと高め。特に大きいサイズは1尾2800円もしました。目が飛び出しているから深海魚なのかな。

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水ダコを梅で。こっちでは他の店でも水ダコのことを生ダコって呼んでました。巨大な水ダコがこのあたりで獲れるのかな。吸盤は食感が楽しくコリコリ、薄くスライスした足は柔らかくクニュクニュした生の食感が魅力。

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南蛮エビ。こちらで言う甘エビのこと。指の大きさと比べるとわかると思いますが、こちらで食べる甘エビより二回りくらい大きいです。甘エビより甘く、もっとぷりぷりっとした食感。ボタンエビに負けず劣らず味が濃く、でもずっと安く食べられるんです。市場では30尾以上入っているパックが500円くらいでした。

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握りは釧路のさんまを。この時期なら新潟にいてもやっぱりさんまの握りは食べたい。大きめの身を生姜で。

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ピンがずれちゃったけれど、ノドグロの握り。これも刺身同様に塩で。あれだけ上品な脂がのっていて、シャリと合わないはずがない。口の中で脂と斜里が一帯になったときの感覚がサイコー。

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予想以上に美味しかったギョク。右は店のこだわりの埼玉の厳選卵。左は普通の卵に青のり。厳選卵で作った出汁のきいた卵焼きはまるで人参のすり下ろした物が入っているかのようにきれいなオレンジ色。ぎゅっと詰まった食感に、生クリームを思わせるような濃厚さ!うまい!左の青のりも、口に入れた瞬間に海苔の香りがふわっと鼻に抜けこれはこれでバランスが取れていて美味。

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ビール飲んで、日本酒を飲んで、つまみを食べ、適当に握ってもらってひとり5000円ちょっと。この店だけで新潟に来て良かった!と思わせるネタの数々。この後翌日まで延々新潟を食べ尽くします。乞うご期待。

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鮨・割烹 丸伊
〒951-8065
新潟市東堀通8-1411
TEL:025-228-0101
AM11:30~PM2:00 PM5:00~PM10:30
年中無休

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