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【石垣特集】「川平公園茶屋」の八重山そば 7.5点

真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海、美しい珊瑚礁!石垣島北部にある川平湾は誰もが声を上げてしまうほどの美しい浜で、ボートの床のガラス窓から珊瑚が見えるグラスボートが有名なんです。天気が良ければ誰でも絵はがきのような写真が撮れるはず。石垣島の象徴のような場所なんですよ。
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この写真、私のお気に入り。
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こちらはグラスボートからの写真。ホント砂浜からすぐのところに様々な珊瑚で埋め尽くされた海と、ニモの世界が広がっているんですよ。
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こっちはクマノミ。この旅行中に島の東の白保の海でシュノーケリングもしたのですが、この何十倍のクマノミが浜珊瑚に群がっていてびっくり。その海を空港にしようとしていたんですからけしからんことです。
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この「川平公園茶屋」はこの川平公園にあるちょっとした軽食を食べさせる店。これが八重山そば500円。島中のどこに行っても食べることができるそば。スープは沖縄本島で食べられる沖縄そば同じだが、麺の断面が丸いんです。具も沖縄そばより質素で同じ細さに切られた豚肉とかまぼこ、それに刻んだネギ。沖縄そばにはよく見られる紅ショウガはなし。島唐辛子を泡盛に漬けたコーレグスもテーブルに必ずあって、私はコレが大好き。スープに泡盛の香りと喉の奥で熱くなる感じがいいんだよね。「そば」とは言っても小麦粉100%で、伝統的な麺ではかんすいではなく、ガジュマルなどの樹木の灰の上澄みを使うそう。
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ちなみにサイズ小というのもあって400円。十分お腹に貯まります。沖縄のそばって何杯食べても飽きないんだよね。私もこの旅行で2杯食べましたよ。
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川平公園茶屋
石垣市川平934-37
09808-8-2210
11:00〜16:00(ダシがなくなり次第終わり)

【石垣特集】「八重福」の焼き肉 8点

google earthで空撮写真に慣れてきたとはいえ、天気の良い日の飛行機からの眺めって吸い込まれちゃいますよね。この写真は飛行機から見えた富士山と芦ノ湖です。高いところに水が貯まっているのが地図通り(笑)。富士山の向こうは南アルプスかなぁ。
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意外と知られていないのですが石垣島は畜産が盛んな島で、石垣牛はすごく有名ですよね。石垣島に行ったことがある人は、こんなに島が牛でいっぱいなんだとびっくりしたと思います。石垣島で生まれた仔牛たちは、松坂や神戸に売られ、それぞれの土地で生育されてブランド牛になるって知っていました?石垣牛が有名になったのは沖縄サミットがきっかけらしいですよ。
石垣に行くに当たって、はぐれ雲さんが「有名店は3軒あるけれど、行くならこの八重福がいい」と沖縄ラウンダーから仕入れた情報を教えてくれました。その時教えてもらった有名店は後から思えば、「やまもと」とか「金城」とか「担々亭」だったんじゃないかなぁと思います。この「八重福」は、空港から車で5分ほどのところにある広大な牧場の一角にある店。これが店の入り口から見える街の景色です。
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さて、朝食からしっかり毎日食べているので、夕方になってもお腹が空かない私。一番いい肉をちょこっとだけ食べようと、この店で一番高い「石垣牛特上カルビ100g」2950円と「石垣牛特上ロース100g」2950円を注文。後から考えると、飲み屋の値段もびっくりするくらい安いこの石垣でこの肉は破格。左のカルビなんて刺しで真っ白。当然ですけれど、すっごくうまくて舌の上に乗せるだけでとけちゃいました。石垣の塩で味付けられた肉は甘くて柔らかくて極上でした。肉はびっくりするくらいうまかったですが、それ以外のホルモンのメニューやスープは至って普通なのが残念でした。ステーキも食べてみたかったな。
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そうそう、29日はニクの日で半額らしいです。29日に行けば良かったよ〜。
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八重福
石垣市大川988番地
0980-82-3359
AM11:00〜PM10:00 (年中無休)

【石垣特集】「宮良農園」のパインジュース 10点

GWに4泊使って石垣島に行って来ました〜。本島は何度か行ったことがあるのですが、八重山諸島は初めて!去年の9月台風13号の影響で敢え無く行けなかったリベンジです。おいしい物をたくさん食べて、たくさん自然を満喫して、ぼけっ〜と本を読むぞ〜!というのがこの旅のテーマです。よく考えたらいつもテーマは一緒だな・・・。写真一枚目は、街から車で1時間弱のところにある石垣島の北部にある玉取崎展望台からの眺め。白い砂浜に青く透明な海が続くのは珊瑚礁のリーフ。ずーっと浅瀬で干潮時には歩いていけるくらいなんですよ。八重山諸島全体がこのリーフになっていて、飛行機から見ると全部つながっているんです。
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さて今回の旅行で紹介する一軒目は、石垣島の西部の海岸沿いにある「宮良農園」。ちなみに石垣で一番多い名前はこの「宮良」なんですって。ガイドブックを見てきた訳じゃなく、ふらーっと立ち寄った農園なんだけれどついつい長居してしまいました。それくらい居心地がいいところ。ここは家族で果物を育てていて、ここで直販したり、ジュースにしてくれたりするんです。写真はその場で絞ってくれるパインジュース400円。普段フルーツをほとんど食べない私ですが、新鮮でほどよい甘みのパイナップルがうまーい!私が苦手なえぐみもすっぱさもなく、パイナップルそのものの味。ちゃんとグラスに入れてくれるところもステキです。
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こっちはパイナップル盛り合わせ。奥のオレンジのものは手でちぎって食べるスナックパイン。左側が香りが強い香水パイン、手前がハワイなどにある一般のパイン。奥のジュースがパッションフルーツのジュース。これもその場で生で絞ってくれました。パッションフルーツってこんなに甘くておいしいの〜?とびっくり。そもそもパッションフルーツってどんな形か頭に浮かびますか?
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この高台の農園から海の方に数十メートル降りていくと、そこにはパッションフルーツの畑。すぐにでも収穫できそうなパッションフルーツがたわわにぶるさがっているんです!こういう畑を見たかったんだ!
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ちなみにこちらがパッションフルーツの花。南国の花ってかんじですよね。本当はマンゴーが見たかったのですが、まだ季節じゃないらしい。
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このGWにもここにはほとんど人がいないんです。右のテントがちょっとした売店と生ジュースを絞ってくれるスタンド、左の大きな白いパラソルの下がテーブルと椅子。この写真の手前にはあこがれのハンモックがあるんですよ!石垣島に行ってレンタカーを借りることがあったらぜひこの宮良農園のフルーツジュースをどうぞ。どこでも生搾りのジュースは飲めますが、ここのはひと味違いますよ。
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道路沿いの目印はこちら。
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宮良農園
石垣市新川1134
0980-83-4077
13:00〜日没
日曜日休み

【沖縄特集】大里村「そば処 玉家本店」のソーキソバ(小) 9点

okinawa2沖縄そばの2件目は、本島南部の店。ひめゆりの塔がある那覇から南に15キロ程度の店。
この店も「きしもと食堂」同様、何もない道ばたに突然路駐の車が現われ、何人かが並んでいる。「きしもと食堂」の時は県外の観光客っぽい人が半分くらいだったが、ここは野球の練習後、ユニフォーム姿のままの近所の人など、地元に人の割合も多いみたい。地元の人に愛される店だからきっと美味しいに違いないと並びながら胸をふくらませる。風邪をひいて食欲がめっきり落ちていたことも忘れるような胸の高ぶり。病は気から、そして気の持ちようってホントだなって思った。私の場合特に、病を治すのは「食」らしい。
注文したのは「ソーキソバ(小)」450円。カウンターに座ったので厨房がよく見える。麺はなんと、お湯に数秒くぐらせるだけ。そこに鰹と豚のだしを注ぎ、あばら肉(ソーキ)と練り物を添え、ぱらぱらとアサツキ。
ぱっとみると、スープが「きしもと食堂」よりさらに透明。すするとカラダに染み渡るようなすっきりスープ。それにこのややシコシコの麺がよくあう。ソーキは箸でぱらぱらとほぐれるほどの柔らかさ。この具のバランスはやっぱりベスト。この組み合わせをどの店も変えない理由がよくわかる。
(写真はヨモギ(フーチバー)をお好みで載せている)
銀座に「わしたショップ」という有名な沖縄の物産店がある。ここでは、沖縄そばがいつでも手に入る。種類も豊富で、具材も出汁もちゃんと売っている。私は敢えて、この出汁作りに挑戦し、豚を煮て、「沖縄そば」にチャレンジしてみようと思う。
そば処 玉家本店
大里村稲嶺57
098-946-8885
11:30〜18:00
月曜定休

【沖縄特集】本部町「きしもと食堂」のそば(大) 8.5点

okinawa1数年ぶりに大風邪をひいてしまいました。鼻、熱、咳・・・。そんなGWに沖縄に行って来ました。本島北部の名護市です。
許田ICを降りると、真っ白な砂浜、青い海、のんびりと走る車、真っ黒な子どもたち、寂れた商店、肌のつやつやしたおじいちゃん・・・そんな風景。そこは私にとって時間が止まったら楽園のようでした。東京のど真ん中で、話題沸騰中のヒルズに通い、スーツを毎日着てパソコンに向かう私こそがここではドラマの中の世界なんだろうなぁって途端にげっそり。海を見ただけで、、一生ここにいたい気持ちになりました。
海でシュノーケリングしたり(ニモみたよ!)、美ら海水族館にもいったけれど、やっぱり私は「食」を満喫。ホテルのメニューは東京並みに高いけれど、街の定食屋や居酒屋は驚くほど安くておいしい。特に美味しかったのは「沖縄そば」や「ソーキそば」。
1件目は、名護と美ら海水族館の間あたりの本部(もとぶ)町にある「きしもと食堂」。創業100年を迎える老舗で、麺にかんすいを使わず、薪の灰を水に溶かしてその上澄みを水に溶かす昔ながらの製法を守っている店。写真にもあるように店の前には積み上げられた薪。これで麺に入れる灰をつくっているのだろう。周りは一応店が数軒並んでいるが、ここだけ人だかり。並んでいる時間は短いけれど常に何人かが並んでいるくらいの人気店。
5分ほどで店に入れると、元気のいいおばちゃんが「大?小!?」と注文を聞いてくる。そう、ここは大と小とよくわからないジューシーという3つのメニューしかない。私が入ったときはすでにジューシーなるものはすでに売り切れ。だからこういう注文の効き方になるって言うわけ。風邪気味で食欲は落ちていたけれど、当然「大」。だって並んでいるときから店の外は、鰹だしのいい香りがぷんぷんだったんだもの。大っていったって、600円。あとでわかったことだけれど、沖縄では至って標準価格。あー、六本木に勤める自分は昼代に倍は使っている・・・。
麺は不揃いないかにもといった手打ち麺。細い部分も太い部分もシコシコ。スープをすすると店の外まで香っていた鰹が口に予想通りイッパイに広がる。なんてすっきりした味わい。そこに練り物と豚バラ肉が載せられている。豚バラ肉がのっているのを「沖縄そば」といい、あばら肉がのっているのを「ソーキソバ」というみたい。バラ肉は脂身が甘くてふわふわ。すっきりしすぎるくらいのスープにこってりの肉がいいバランス。そこに刻んだネギ。シンプルだが完璧。
食べても太らなくて、それでいて食べ続けられるだけの胃袋があるなら、2杯は食べたかった〜。
きしもと食堂
本部町渡久地5
0980-47-2887
11:00〜17:30(なくなり次第終了)
水曜定休