All posts in 千代田区

丸の内「レストラン大宮」のディナー 8.5点

浅草にある超有名洋食店「レストラン大宮」が、新丸ビルに店を出したんです。浅草の店に行ったのはもう10年以上前・・・・、肉を食べたような記憶はあるけれど、それがステーキだったかハンバーグだったかも不確か。食べて確かめなくちゃ!と言うことで行ってきました。
混んでいるだろうなぁと思って電話で予約。・・・と思ったらランチの営業時間らしく、意図的に電話をつないでもらえない。休み時間をねらってかけるとコースじゃないと予約はできないらしい。ま、いいけれど、オムライスとかハンバーグとか、洋食屋の定番メニュー食べたかったのにな。そんな不満を抱きつつ訪問。
P1060751
豪華に6,800円のCコースを選択。コースはオードブルに魚、肉、デザート。パンとライスが選べるものの、洋食屋というよりフランス料理。でも内装は結構狭くて洋食屋。うーん、ちぐはぐ。
これは、オードブルのフォアグラのソテー。うわ、このフォアグラ、かなり上等なものだ!そこに大きく切ったトリュフが載せられている。こんなに豪華な組み合わせに洋食屋で出会えると思わなかった。新鮮なレタスとベリーのソースがぴったり。でもちょっとしつこいかな。
P1060755
ホタテのグリル、白バターソース。すごく大きいホタテが二つ。この直径を考えると元の貝は手のひらから飛び出すほどだったんじゃないかな。ホタテはまわりはカリッと、でも中はほわっと半生。うー、うまいっ。またこのバターたっぷりのソースとサフランライスが合うんだよね。これぞ洋食屋って感じ。幸せ。
P1060759
そうそう店主の大宮さんは、キッチンにいなくてフロアで皿なんて下げていた・・・。おいおい、作ってくれよ。その大宮さんが持ってきてくれたサーロインステーキ。「良い部位なんで、おいしいですよ」とぼそり。確かに肉質は上等で、相当の霜降り。きのこの赤ワインソースもおいしいし、付け合わせのジャガイモもいい。でも私にはちょっと脂っこすぎるかな。ステーキでもまぐろでも、脂身より赤身の方が好きなんだよね。
コース自体は、単品の値段を考えればリーズナブル。お得とも考えられるけれど、客単価を稼ぎたいことがみえみえなんだよね。洋食屋と思っていくとちょっとがっかりだし、フレンチと思っていくと中途半端。デートに使えるほどゆったりもできないけれど、家族を連れてごちそうを食べに行くならまあまあかな。残念なのは店の人。皿を下げるタイミング、案内の仕方、料理の説明、どれをとっても最悪。大宮さん、ちょっとテレビに出すぎてサービスの根本を忘れちゃったのかな。今度はふらっとランチに行って、チキンライスでも食べようと思う。・・・と言っておきながら、たいめいけんに行っちゃうかもな。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
レストラン大宮
〒100-6505
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
03-5222-0038

丸の内「きじ」のお好み焼き 9.5点

会社でお好み焼きの話をしていたら、無性に食べたくなってしまった。だからいつも行列を見て断念する、丸の内TOKIAの「きじ」にTRYした!TOKIAのビル内にある飲食屋を紹介するのは、すでに4軒目。うどんがおいしい「つるとんたん」、パンも美味しいフレンチ「VIRON」、感動のイタリアン「イル・ギオットーネ」、そしてここ。夕方の開店5時すぐに行ったのに、40分ほど並びました。ちょうど2回転目に入れたってことかな。
まずはビール、そしてスジポン500円。スジ焼きに使うよく煮込んだスジをポン酢とアサツキでいただく。あー、一杯目のビールにこんなおつまみ、幸せだね。たまにとろとろになりすぎたスジを出す店があるけれど、あれじゃぁ肉の食感がなくなっちゃうよって思っていたんだ。脂身の部分は柔らかく、スジ部分はきちんと味もあるまま残っている。
P1060701
磯焼き1,150円。黄金にキラキラ輝くお好み焼きだ〜。ここのお好み焼きは鶏ガラスープを使っているんですって。なるほど、そう言われてみれば出汁はすっきりとしながらも和風ではなかったような気がする。タレは甘め。
P1060704
皿に盛ったアップ。具は豪華に存在感たっぷり。海老、イカ、たこ、小柱、ゴロゴロと大ぶりだから、口の中でくっきりとそれぞれの味がよくわかる。この甘さはタレの甘さじゃない、キャベツからにじみ出る野菜の甘さ。これはジャンクフードの域を完全に越えている。たっぷり載った刻み海苔と時折感じるシソがニクイ。
P1060710
名物、スジ焼き950円。ゴロゴロと大きめのスジ、それに半熟の卵、大盛りのネギ!これだけでビジュアルで幸せになれる〜。スジの脂身と生地が溶け合い、生地のうまみがさらに増している。半熟卵の部分は股違った味で二度美味しい。
P1060707
焼きうどんをしょうゆ味で900円。予想以上にボリュームがある。柔らかめのうどんに、もやし、シメジ、キャベツ、豚肉など定番の素材で作られた焼きうどん。醤油がほどよく染みこんだしっとりうどんがおいしい。
P1060717
だらだらと飲みながら食べる店ではなく、おやつ感覚でサクッと食べてサクッと飲んで帰る店という感じ。また、店の感じがすごく良い。清潔感があり、大阪弁のもてなしがどこかやさしい。本場大阪で食べることを誓ったので抑えて9.5点。また行かなくちゃ。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
「きじ」丸の内店
100-6490
千代田区丸の内2-7-3
東京ビルB1
11:00〜15:00
17:00〜23:00

丸の内「こなから」のおでん 8点

お茶の水の小川軒の裏にある、おでんや「こなから」が新丸ビルにできたので行ってきました。オープン当初の意味不明の混み具合が少しはおさまったものの、やっぱりまだまだ人でいっぱいの新丸ビル。それもそのはず、なかなか良い店がそろっていますもの。こんなに暑い日だから、おでんなんて空いているだろうと思いきや私たちが座って満席。にぎわってます、新丸ビル。
P1050831
お通し3品1000円。たかっ!お酒を飲まない人にも出すあたりが姑息。悔しいことに、茶碗蒸しがうまいじゃないか。でもスプーンはデフォルトで入れてくれるな!
P1050834
「適当に盛って」と言って出てきたおでん5品。おでんやと焼鳥屋は「適当に」が基本でしょ。その店のおすすめがうまーく食べられる。
手前から、はんぺん。え?これがはんぺん?ざらっとした食感が違和感あり。真ん中はたらこ。普通のはんぺんがいいなぁ。真ん中が昆布。上等の昆布ってうまいな、主役になれる。左が鳥つくね。うわー、これうまい、5個くらい食べたい。ジュワッと出てくる肉汁がおでん汁と合わさって最高。その右があんこだま。なんと説明すればいい物か、大福みたいな味です。そして卵。
P1050835
もう5品。
右上が大根。左が鰯のつくね。鳥もいいけれど鰯もいい。これも3個くらい食べたい。真ん中はズイキ。小学生の頃、もぐり橋のちかくのめぐちゃん家で食べたズイキのみそ汁を思い出した。手前は椎茸つくね、右はしらたき。
P1050839
さらに4品。
鰯つくねリピート。餅袋。関東スジ。そして私の一押し、蓮根もち!
P1050842
蓮根もちの断面図。蓮根のすり下ろしたもののなかに、形が残った蓮根。おでん汁を吸ってうまい!
総評です。おでん汁は「あたたかい」くらいの物なのでしょうか。あまりにも回転が速すぎて「アツアツ」が出てこないのが気になりました。ネタを箸で割っても「アツアツ」じゃないのが残念。店員の目の前のことでいっぱい加減も気になります。ホスピタリティはこれからついてくるのかな・・・。個人的には「お多幸」のおでんととうめし派です!
ちなみに私はこの後、締めのうどん、そして地下でソフトクリームを食べ、お腹を壊し、その後数日体調不良でした。年々自分の思い通りに体が動かないね。はははっ。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
こなから 新丸ビル店
東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング
03-5220-2281

丸の内「イルギオットーネ」のディナー 9.5点

念願かなって誕生日に「イル・ギオットーネ」に連れて行ってもらいました〜。京都に行くとついつい和食になってしまいがちなのですが、この「イル・ギオットーネ」や「エヴァンタイユ」は京都の食材をうまく使ったすばらしいレストランなんですよ。その「イル・ギオットーネ」が丸の内に出来たんです。なんともうすぐ日本橋三越にも出来るらしいです。
P1050697
前菜はなんと4品。
1品目は、桃のスープ。と言ってもどこがスープなんだろう。上にオマール海老などをあしらい、そのうえにウイキョウ(フェンネル)のムースをかぶせたもの。一瞬「何コレ?」って思うのですが、ウイキョウの香りをグッと閉じ込めながらも、引き立てすぎないのは見事。桃といっしょに食べるオマール海老もサイコー。キャビアの塩分もちょうどいい。夏らしく、さわやかで、食欲を盛り上げてくれます。1品目はこうでなくっちゃ。
P1050702
2品目は、私が今回のディナーで1番びっくりした料理。北海道産のとうもろこしのパンナコッタに、エゾバフンウニをクッキーに添えたもの。とうもろこしの甘み、そしてその新鮮な香りが鼻を突きぬけ、もだえるほど。そこに海の塩が効いたエゾバフンウニの甘さとサクサクとした感触のクッキーを入れていっしょに食べると、濃厚で複雑な味に。単純な甘さと複雑な甘さをダブルで楽しめるんです。コレを初デートで食べたら恋が実りそうな感じです。
P1050704
本マグロをさっと火に通し、長いもやめかぶ、オクラなどのネバネバ系と温泉卵、からすみを添えたもの。確かにうまいが、本マグロはすし屋で食べるのが一番だな。
P1050706
明石の伝助穴子にフォアグラを包んだフリット。京都の朝風きゅうりのピクルスを添えて。
ほわほわの穴子に濃厚なフォアグラ。淡泊なものとフォアグラは合うんだけれど、こんな質の高い穴子はそのままで頂きたいな。ただうまいんだよ・・・。うまくないはずがないんだよ・・・。きゅうりもぴったり。朝風きゅうりという京野菜、初めて聞いたよ。みずみずしくておいしい。左手前のシャーベット状のきゅうりソースがぴったり。
P1050709
鮎とルッコラのバベッティーネ。バベッティーネってリングイネ?平たいロングパスタです。
鮎の使い方は、門前仲町のパッソアパッソにかなわないな。

じゃーん、ココットは動画でどうぞ。直径15センチくらいの鉄鍋に、やわらかーいあわび、それになす、トスカーナの白インゲン豆、そして肝のソース。あつあつ、グツグツです。あわびは大きくカットされ存在感大。なのにやわらかくておいしーい。白インゲンの甘さとやわらかさがぴったり。これ、イケル!
P1050720
メインは、仔牛のロースにラルドと呼ばれる背脂、そして白トリュフ!新鮮なアスパラ。とってもおいしかったけれど、他のインパクトのある料理に押され気味。品数が多い店だとすべての料理にインパクトを持たせるのは難しいのかも。
総評。料理はほぼ完璧。量も多すぎず、バラエティに富んで、サプライズもある。料理の間もちょうどいいしパンもオリーブオイルも上等だった。敢えて言うならば、ドルチェが普通。サービスはまだまだ。教育はかなりされているんだけれど、まだホスピタリティにかけ、教科書通り。できれば笹島シェフにもちょっと会いたかったな。京都と往復してお客様に顔を出しているって聞いたのに・・・・。
でも確実にリピートしたくなる店です。今度は京都の店に行くぞ!
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
丸の内イル・ギオットーネ
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル1F
03-5220-2006

日比谷オクトーバーフェストのビール 8点

「オクトーバーフェスト」ってご存知ですか?私も昨年ミュンヘンに行ってはじめて知ったのですが、ミュンヘンで毎年10月に行われる世界最大のビールのお祭りなんです。その規模は想像以上!全世界から600万人が集まり、600万リットルのビールが消費されるとのこと!6000人収容のテントが何十も設置されるそうです。私もいつか行きたいなぁと思っていたところ、なんと日本各地でも開催されるらしいのです!その第一弾が日比谷公園で行われました。
P1050532
まずはドイツビールを購入!種類も豊富でグラスも本場ドイツのもの。味は本場ドイツで飲んだそのもので、フレッシュで香ばしく、冷えすぎていなくて日本のビールとはまったく違うものでした。なんと言っても汗ばむほどの天気の下で飲むビールは最高!昼間に飲むビールって最高の癒しです。しあわせ〜。
P1050533
料理も充実。写真はソーセージの盛り合わせ。数種類のソーセージにロースとポーク、それにザワークラウト。ドイツで食べたものには劣るけれど、ビールのおつまみには十分。
P1050536
こちらは豚の丸焼き。本場のオクトーバーフェストでもこうして何頭も丸焼きにするらしい。
P1050541
これはプレッツエル。白いのは砂糖ではなく塩。焼き立てアツアツで、周りはかりっと香ばしくてすごくおいしい。帰り際に買ってしまったのだが、このしょっぱいパンはビールに合わないはずがない。ドイツのスタジアムで食べたプレッツエルはまずかったが、これはリピートしたくなるうまさだった。ただし焼きたてのみ。
P1050544
ビールは結構高くて0.5リットルで1200円、グラスのデポジットが1000円だから、最初のいっぱい目は2200円もかかってしまった!うーん、ドイツではこの半分以下、チェコでは4分の1以下だったような気がする・・・。気軽にがぶがぶ飲めないと酔えないよね〜。
第二弾は松本で7/25からですって!松本のどこでやるのだろう。お城かなぁ、うらやましいなぁ。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
日本のオクトーバーフェスト情報