Archive for 11月, 2009

恵比寿「恵比寿18番」のバルメニューと豊富な酒 8.5点 

今日の飲み会はグータン・ヌーボみたいだね〜なんて言っていたんだけれど、私はあの4人の中で江角マキコだって。そりゃそうか。昨日のグータン・ヌーボ飲み会は、八重洲の「吉華」でした。世田谷に引っ越して以来ご無沙汰だったんだけれど、目が飛び出るようなうまさではないものの、はずさないうまさ、ちょっとした驚き、予約もすぐ取れるしいい店だね。
前回のグータン・ヌーボ飲み会は恵比寿の「18番」でした。話が盛り上がりすぎて、京葉線の友達は終電乗りすごしてた。店内のモニターで野球中継が終わってだいぶ時間が経っているのに、12時過ぎまで気がつかない私たちもすごい。店に入ったのは7時台だからね・・・。
もうすでに10回以上行っているスペインバルなのに記事にしたことがなかったので、写真をかき集めてみたよ。
まずは定番メニューから。「生ハムMIX」980円。右がイベリコ・ベジョータ。カウンターに置かれた生ハム一本をナイフで切り出してくれる。いつか広い家に住んだら、私もカウンターにこんな生ハム一本置きたいなぁ。どっちもおいしいんだけれど、イベリコ・ベジョータのほうが、脂の溶点(でいいの?)が低いのか、口に入れる前から脂がしみ出している。980円はわかるけれど、ちょっと高いかな。イベリコ・ベジョータだけだと1380円だし。
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定番二つ目はアンチョビポテト450円。この味を再現しようと家でも何度かチャレンジしてみたが、なかなか同じようには行かない。でも、どう作ったってアンチョビとポテトの組み合わせは黄金。こういう安くてビールが進むメニューはスバラシイ。
そうそう、写真の奥にあるのがお通しのパルミジャーノ。個人的にはお通しには向かない気がするんだけれどなあ。
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定番三つ目はマシュルーム定番焼き600円。テレビで見たスペインのバルと同じ。この楊子はクロスして刺さっているんだけれど、両手で楊子を片方ずつ持ってマシュルームを持ち、まずは傘に貯まった油をすするらしい。ガーリックが浸みたこの油はパンに付けても美味。ただ激熱なので注意。猫舌の私はだいぶ時間が経ってから食べます。
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私の大好きなヤリイカのフリット530円。イカが柔らかくて、衣がサクッとしていて、多めに振った塩とレモンがぴったり。こういうの、家でうまく作れない。
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この店は、お酒が進むメニューが豊富なんだけれど、お酒の種類もなかなか。最初はビール、サングリアを数杯飲んで、モヒートに浮気し、たまにシェリーを飲むって言う感じかなぁ。だいたいサングリアをカバカバ飲みます。この店の地下の17番だと、白のサングリアがあるけれど、断然赤がおすすめです。
ふらーっと言って、お酒おいしい!、つまみうまいね!とか言いながら話が弾んで飲み過ぎる、そんな店。ほとんどカウンターなので、多くても3人までがおすすめ。大勢なら地下の17番をどうぞ。混んでいて入れなくても、外の樽をテーブルに飲みながら待てるよ。トイレがいつも混んでいるのが難点。女どもよ、化粧は別でしてくれ。ここは飲み屋だぞ。
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恵比寿18番
渋谷区恵比寿南2-3-13 山燃ビル 1F
03-3794-1894
18:00〜翌5:00
夜10時以降入店可、日曜営業

恵比寿18番 (バー / 恵比寿、代官山、中目黒)
★★★☆☆ 3.5

大崎「焼肉ホルモン市場 池上線ガード下物語」の幻のホルモン 8点

「○○」の店に先に行っているよ〜なんて言う時に、至極困る店名です。私は「池上線なんちゃらなんちゃら(だっけ?)」って言われて、それがホルモン焼き屋なのかもよくわからず聞き返した記憶があります。この店は我が勤務地である大崎にあるのですが、大崎に池上線は走っていません(笑)。昔はそういう場所に店があったとか。移転してきた割には昔からあるような掘っ立て小屋です。でも飲み場が少ない大崎にこういう店があるのは重宝しますよ。
まずはビールで乾杯。つまみは「レバ刺し」800円。まー、普通にウマイ。最近、レバ刺しがうまくない焼き肉屋を探す方が難しくなった。チェーン店の焼き肉屋のレバーも今ではレベルが高くなったのだろうか。
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店内はモクモクとしており、テーブルの炭火コンロの煙を換気扇が7割方しか吸い込んでいない様子。間違ってもおしゃれな服で来ては行けないです。一応、ロッカーぽいものもあります。
看板メニューの「幻のホルモン」950円と「幻のミノ」950円。右がホルモンで左がミノね。これを食べるためにこの店に来る人が多いらしい。モーニングに連載されていた「悶々ホルモン」で著者の佐藤和歌子なる人がこの店を絶賛して話題になったんだって。20代でひとり焼き肉ってすごいな・・・。私は食べたもののおいしさを誰かに伝えないと、おいしさを味わった気分になれないのに。
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「幻のミノ」は焼くとこんな感じ。写真だとわからないんだけれど、適当に切り込みが入っていて、歯ごたえがありながらも食べやすく、甘い脂がしみ出しながらも、気持ちの良い歯ごたえ。これだけ延々食べていてもいいぞ。
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食べることに集中し始めてしまい、この後ほとんど写真を撮るのをやめてしまったのだけれど、実は「幻のホルモン」もすばらしくウマイ。これは上質の脂がたっぷり染みこんだふわふわのマットのような感じ。こっちを一口目に食べることをおすすめする。
正直、記憶の中のホルモンとミノがこんがらかっているので、もう一度来店してどっちがどっちだか確かめてみよう。
そして、これはみそ味のシビレ。シビレって胸腺と膵臓のことらしい。ふわふわっとしていて、これも脂がたっぷり。甘めのみそ味がたっぷりなので、ホルモン自身の味はよくわからない。
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すでに二回来店しているんだけれど、おいしいホルモンを楽しむのがメインと言うより、みんなでわいわいとホルモンを食べながら会話を楽しむのがメインになっていて、きちんとレビューできない!次回は記事を更新するつもりでちゃんと写真を撮ってこよう。
そうそう、お店のおばちゃんは無愛想です。そこは期待できません。なのでどんなにがんばっても9点止まりだな。
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焼肉ホルモン市場 池上線ガード下物語
品川区大崎2-12-2 大山ビル
17:00〜23:30
無休

焼肉ホルモン市場 池上線ガード下物語 (焼肉 / 大崎、大崎広小路、下神明)
★★★☆☆ 3.0

秋こえて冬です、さむっ!

すっかり秋も深まり〜なんて書こうと思ったのですが、昨日の夜はまるで冬でしたね。今年は夏が涼しかったせいか、秋が早いみたいです。
10月の第一週に、志賀高原に紅葉の写真撮影に行って来ました。写真を目的とするツアーに参加し、深夜に出発して、夜明けの峠を撮影するつもりでいたのですが、外は雨を越え雪、そして濃霧。10月の頭に0度ですって。5度くらいになると言うことだったので、ばっちりフリースを着込んできたのですが、それ以上の寒さでした。
写真は、その渋峠。群馬と長野の境にある峠で、標高が2100メートルと、日本の国道で一番高いらしいです。朝ご飯を食べた「渋峠ホテル」はちょうど真ん中が県境になっています。
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ナナカマドの実も凍っています。私はナナカマドの紅葉を撮りに来たのに、ちょっと遅かったみたいです。ここの紅葉は一気にやってくるので、数日でがらりと景色が変わるそうです。熊笹に覆われた丘に、背の高い針葉樹がぽつぽつと、そして低層のナナカマドの葉が真っ赤に色づくその風景は絵画みたいなんですよ。私も写真でしか見たことがないです。
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というわけで、お目当ての渋峠の紅葉には出会えませんでした。また来年トライするぞ〜。天気がよい日には峠の道に何十台もの三脚が立てられるほどの人気スポットなんですって。
少し下って標高1600メートル、木戸池で一瞬晴れ間が見えました。木戸池に映る白樺の黄色く色づいた葉が美しい〜。
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今回、長野まで行って食はなし。さみしい限りなのですが、写真ツアーなのでそのあたりはまったく充実していないんです。温泉くらい浸かりたかった。その分、くるくる変わる天気に応じて、プロのカメラマンが撮影スポットに連れて行ってくれるんですけれど。
紅葉写真は、今月下旬に修善寺にも行く予定です。
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白金「アンティーカ・ヴィネリア・ジュリアーノ」のディナー 9点

2年くらい前に訪れた10点イタリアン「トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカ 」の姉妹店の「アンティーカ・ヴィネリア・ジュリアーノ」に行ってみたよ。最近胃腸が思わしくない私でも、目をキラキラさせてしまうような料理の数々でした。食べ過ぎてあとで後悔したけれど・・・。
場所は白金のプラチナ通りの一本裏。ふらっと行くことはまずない場所です。店は地下。
店内を入ってみるとマジカとは雰囲気が違う。マジカはまるでイタリアだったのに対し、ここはカウンターが幅を利かせた気軽な感じ。これはこれでよさそう。私たちも入って右のカウンターに通される。トラットリアと言うより雄テリア?忙しく働き回るカウンター内もよく見えるしこれはこれでいいかも。
まずはスパークリングワインで乾杯。手前は「レバーパテのクロスティーニ」600円。無造作にたっぷりもられたレバーが濃厚できめ細かくてウマイ。レバーのねっとり感と、トーストしたクロスティーニのサクッと感が一気に来るとしあわせいっぱい。これからの料理が期待できる前菜です。
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温かい前菜は「塩ダラとポレンタ」1000円。ヴェネチアの名物料理らしい。干した塩ダラを牛乳で煮込みながら戻し、ミキサーにかけて作るらしい。日本や韓国でも塩ダラは食べるけれど、イタリアではこういう風にマッシュして食べるんだね。これがさ、ワインによく合うんだよ。これだけで延々と飲んでいたい。ポレンタは私が思っていたよりもきめ細かくて口当たりがいい。あんまり好きじゃなかったポレンタの印象ががらりと変わる。塩がきついタラと一緒に食べるからますます良いんだよね。
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店の扉を開けると、目の前は食材や作り置きした前菜が置かれたショーウインドウなんだけれど、そこには大きくて新鮮そうなポルチーニが!どうやって食べるか相談して、フェトチーネと一緒に食べることにしたよ。写真を見ても、もともとのポルチーニがどれだけ大きかったかわかるでしょう?やっぱり生のポルチーニは香りがまったく違うよ。予想以上に柔らかくて、味も濃い。油とよく合うし、塩味が一番良い。ソテーとかフリットとか、シンプルな食べ方ばかりをするのは、日本人の考え方によく似ているね。
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メインは「うさぎのピエモンテ風」。ピエモンテはイタリア北部のフランスとの国境近く。ピエモンテ風って小麦粉でまぶしてワインと一緒にグリルすることかなぁ。うさぎの身は柔らかくて濃いめの味付けによく合う淡泊な身。でも私たち日本人にはなじみは薄いよね。
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「牛ギアラの煮込み」1600円。ギアラは牛の第四胃袋。ほうれん草とトマトで煮込んである。とろけるように柔らかく、ねっとりとしている。イタリアはこういったホルモンの扱いもうまいよなぁ。
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グラスワインが豊富で、それだけで楽しめるよ。他のカウンターの人たちは、前菜の盛り合わせだけで楽しく飲んでいる人もいて、きっちり頼まずにワインを楽しみにもう一度来たいなと思わせてくれました。いくつか飲んだ白ワインの中でも、まるでブランデーのようなこのワインが一番印象的だったな。オークの樽で寝かせるからこういう風にスモーキーになるんだって。
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この店の最大の難点は、カウンターの椅子の高さ。だんだん酔っぱらってくると後ろに倒れてしまうんじゃないかという不安で酔いきれない・・・。まだ店がオープンにして日が浅いからかも知れないけれど、マジカほどのフレンドリー感はないかな。店の名前が覚えにくいのはマジカ譲りか!?
ワインをひとり5杯ほど飲んで、料理もしっかり食べてひとり1万円くらい。料理もここまで量を食べなければ、かなりリーズナブルに食べられるんじゃないかな。また行ってみよう。
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アンティーカ・ヴィネリア・ジュリアーノ
港区白金台5-17-10 白金台THE2000 B1F
03-5449-6777
18:00〜24:00(L.O.)

アンティーカ・ヴィネリア・ジュリアーノ (イタリアン / 白金台、目黒、高輪台)
★★★★ 4.0