代田「鮨 ほり川」の野菜と寿司 9点


私の家から歩いていける寿司や「ほり川」へ。寿司屋なのに、ショーケースは野菜が並んでいるらしい。これは行ってみなければと思い、教えてくれた友達と一緒にふらりと訪れました。
ビールで乾杯するとおもむろに店主がカウンターに木箱をおき始めるんです。まずはつまみはここから選べとのこと。魅力的なつまみがいっぱい。目が泳ぎます。
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普通の寿司屋では、ここに寿司が並べられるのですが、なぜかこの店は大量の野菜!甘みの強いトマトや二十日大根、ゴーヤやウリの浅漬け、赤カブの漬け物、わかめに海ぶどう、もう盛りだくさん。野菜がたくさん食べられる寿司やってすごくいい。それも野菜の味がどれもこれもすごく濃くておいしい。
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つまみの一品目は鯖。締めてはないのですが、たっぷりのすだちがけ。ねっとりと脂ののった薄切りの鯖に、すだちのジューシーなさわやかさ、それにおろしたてのわさびは完成度がかなり高いです。口に運んだ瞬間に、「う〜うまい」ってうなっちゃいました。こういう時、ホントに幸せを感じるな。脂ののったカルビもいいけれど、こういう繊細な味付けにうっとりしちゃいます。
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つまみ二品目はアナゴの肝。ねっとりとした肝の部分は冷たいお酒がぐぐっと進むし、パイプの部分は食感も楽しめる。こういうつまみが手元にあると、お酒の量が増えていけないです・・・。
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ヒラメの昆布締め。我が家でヒラメを昆布締めにするときはいつも、薄くスライスして食べるのですが、ここはかなりの厚切り。だから昆布のうまさもヒラメの味もじっくりよくわかる。白身の魚を昆布締めにすると、どの魚も同じ味になってしまうのが難点だなぁと思っていたけれど、ここまで厚切りにすれば魚の味もちゃんとわかりますね。スダチをたっぷりかけても魚が負けてないです。ただ贅沢だよ・・・。ヒラメだもん。
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子持ちしゃこをわさびで。柔らかいシャコの身にほこほこした卵付き。この季節ならではの味で、食感が楽しい。たっぷりのおろしたてのわさびで鼻をつんつんさせながら食べるのがいいみたい
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大盛りうにの軍艦。大盛りというかあふれています。利尻のおいしい昆布を食べたバフンウニです。でもいまいちこのウニの味がわからなかったなぁ。ウニは函館で食べたのが一番だった。ミョウバンを使わないことが決め手なの?
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握りで注目してほしいのは、エンガワに刻んだトマトを載せた「えんとま」。このトマト、水気が少なく甘みと味が濃いので、エンガワにほんの少し載せるだけでアクセントの役割をしっかりと果たしてくれる。感覚的には、カプレーゼかな。エンガワのしっかりとした食感なのに脂がしっかりのった感じはモッツァレラチーズに近いからかもしれない。この店に来たらこのメニューは必食です。
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これがうわさのカウンターの野菜。寿司屋だけど、野菜と魚、それに珍味がうまくバランスが取れている店です。鍋や野菜を使った握り、素材そのままのゆでた野菜や焼いた野菜も人気があるみたいですよ。
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つまみをあと数点、握りももう少し食べて、ビールと日本酒ひとり2合程度で1万円ちょっと。焼き肉屋で1枚5,000円のサーロインを3分で食べ終わるくらいなら、この店でいろいろな季節の素材に出会ったり、調理法の豊かさに驚かされたりする食事のほうが充実感は得られるよなぁ。とっておきの店として活用したいです。
電車で行くなら下北沢から歩いて15分くらいみたいですよ。
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鮨 ほり川
03-3413-8776
世田谷区代田1-46-3 フェニックスマンション 1F
営業時間 18:00〜24:00
月曜定休


2 Comments on "代田「鮨 ほり川」の野菜と寿司 9点"

  1. さんぽ より:

    うわぁ、生のサバ?美味しそう[E:happy02]
    今はそうでもないかもしれませんが、オイラが就職して関東に来た頃は、「生のサバ?バカ言うんじゃねぇ!」って怒られましたよ(;^〜^A
    いや、そんなに高級なお店に入ったわけじゃなかったのが敗因か? 北九州じゃ普通に売ってたもんでね、つい、その感覚が…
    えんとまは、怖いものみたさ半分、ちょっと惹かれるかも[E:coldsweats01]

  2. Pochi より:

    生のサバなんだけれど、スダチとたっぷりのわさびで食べるから、一般的なわさび醤油とは味わいが違ったよ。そう言えばサバって鮭と同じように生では食べなかったよね、昔は。

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