【3連休特集2】真鱈って実はひらめ並のうまさです。9点


tukuji050319_2鱈って言うと、銀だらとか棒たらとか想像しますよね。高級魚というイメージはないです。その姿も想像つかない人が多いのでは?いろいろ画像を探したのですが、いいのが見つからずこれで我慢してください。フィッシングクラブ海溝のホームページ(←わくわくするHPですね)からいただきました。
真鱈という魚は、大きいものですと体長1m、重さも20kg以上になるそうで、旬は12月から1月で、鮮度が落ちやすいですが、ちり鍋や昆布締め、煮付け、粕漬け、フライにもあうそうです。その半身と頭二つを築地で購入してきました。場外の魚屋ではおなじみの斉藤水産です。
頭はそうそう家の包丁ではぶつ切りにできないので、その場でぶった切ってもらい、半身と共にいただきました。しめて5,000円。1本が12,000円ですから高くないです。写真上では大きさがわかりにくいですが、3枚に卸した状態の半身で50センチはあります。
鱈という魚は、ふにゃふにゃしていて卸すのが面倒です。おなかは中年太りのおっさんのようにふくれあがっていて、運がよいと白子、はずれてもたらこが入っています。出回っているたらこは、すけとうだらの卵ですが、このたらこもおいしいです。
今回は頭はちり鍋にしましたが、食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。空腹時においしいものを目の前にすると写真を撮るとか、blogに書こうという気持ちはすっかり消えてしまいます。二口くらい食べて、このおいしさをどう伝えようかという段階になって「はっ(..;)」と気がつきます。
半身の一部は昆布締めにしました。築地の乾物屋に行って、昆布締め用の昆布がほしいというと、大抵は奥から平らで幅広の昆布を出してくれます。写真にあるのが1枚です。大きいでしょ。これで1,200円くらいです。
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乾いた昆布にお酢を塗り、そこに鱈を並べ半日すると、鱈の水分を昆布が吸い、昆布のうまみを鱈が吸います。あのぶよぶよだった身がきゅっとしまって、昆布の風味をまとい上品な味。ヒラメの昆布締めも絶品ですが、鱈の昆布締めもそれに匹敵するくらいのうまさがあります。ヒラメと違って、半身でこの量がありますから、たらふく食えるのが良いところです。添えるのは築地で買ったわさび。最近のチューブのわさびはおいしいですが、本物のわさびは擦っているときから幸せな気持ちになれ、さらにその辛さに涙が出ても、うれし涙なんですよね。
昆布締めに使った昆布は、昆布巻きにしてみました。初チャレンジなので見た目は良くないですが、白いご飯と一緒に明日食べようと思います。中に巻いたのは鮭です。
私にとって、この真鱈は高級魚。ぜひ一度チャレンジしてください。


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