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丸の内丸善「エムシーカフ」ェの早矢仕オムライス 8.5点

DSCF0052オムハヤシ、好きなんですよ〜。「たいめいけん」のも「煉瓦亭」のも大好きです。オム部分はどちらかというとふわふわタイプのが好きですが、卵が堅めで、中のチキンライスにきっちりと味が付いて手いるタイプも捨てがたいって思ってます。そこに濃厚なデミグラスソースがかかるなんてニクイですよね。
そんな私なのに、日本橋の「丸善」の屋上にあった「レストランマルゼン」のあの有名なハヤシライスは食べたことがなかったんです。閉店間際に行列ができている様子をテレビのニュースで見て、「並んでまで食べたくない」って思っていたのですが、実は移転したとも言えるoazo内の「丸善」の4Fで復活していました。
行き慣れない本屋ってどうも落ち着かないですよね。誰しも行きつけの本屋があるものです。私にとって今一番落ち着く本屋はここの「丸善」。その日に買う予定がないコーナーもぐるぐる回ってはぺらぺらめくって、時にはフロアの端におかれた椅子で座り読みしたりして、ゆっくり2時間は過ごします。
そんなここ「丸善」で、あのハヤシライスを見つけました。私のお目当てのオムハヤシももちろんあるのですが、ショーウインドウには「早矢仕オムライス」。早矢仕有的さんという人がこのハヤシライスを初めて作り、丸善の初代社長が名付けたそうです。そんな由緒ある食べ物だとは知りませんでした。
ここの「早矢仕オムライス」1,200円は、私が好みのふわふわ卵、濃厚デミグラス。「大倉陶園」のきれいな器に盛りつけられ、卵の黄色とデミグラスソースのチョコレート色が食欲をぐんぐん盛り上げます。本を読んでいて小腹が空いてきたら食べるのにも最適かも。この店、ワッフルもおいしいそうなので、買った本を真っ先に読みたいときにも利用できるなって思いました。
エムシーカフェ 〜丸の内オアゾ(oazo)〜
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-4 oazo4F
03-3214-1013
9:00〜21:00 年中無休

西麻布「三河屋」のミックスランチ 9点

DSCF0016六本木に勤めているとランチの値段の高さにびっくりさせられる。1,000円以内で満足行くランチが食べられることはそうない。東京で一番物価の高い街ってことは、世界一ってこと?
そんな六本木のランチで1,000円以内を守り、さらに食べきれないくらいの量、そしてご飯もお代わり自由というすばらしい店のひとつがこの西麻布の「三河屋」だ。六本木ヒルズまわりってこじゃれた店は多くても、一週間に一度はがっつり食べたくなる揚げ物の店が少ない。だからこの「三河屋」は歩いて10分以上あって、さらに15分くらい並んでも食べたい店なんです。
この店はもともと肉屋だったらしく、質のいい肉が手にはいることから揚げ物中心の洋食屋をはじめたらしい。卵形のメンチは、揚げたてを箸で割ると肉汁がジュワーっと出る。「おおおっ」と思わず声を上げてしまう。コロッケは小さめ。ホクホクしたジャガイモの味が伝わってくる。おいしいジャガイモじゃないとこうはならないはず。
DSCF0010真ん中はハムカツ。厚切りのハムをサクサクの衣で包んでくれる。コロッケばかり食べていると少し口が飽きるので、ハムカツの箸休めが楽しい。
メニューは「コロッケ」「メンチ」「ハムカツ」の単品でも、これらの「ミックス」でもOK。私が食べたのは「ミックス」950円。1,000円札を出しておつりが来るなんてうれしい限り。
並んでいる間、外から見える厨房の窓を盗撮。愛想のいいおばちゃんが、引き出しいっぱいに詰まったコロッケをひとつずつ取り出し、一番上の引き出しにこれまた山ほど詰まったパン粉をつけてどんどん揚げている。
この店はランチのみ。遅めのお昼に行くと並ばずに入れるけれど、ご飯がなくなると終了なので要注意。12時前に行くのがいいかも。
三河屋
港区西麻布1-13-15
西麻布交差点、六本木から来て権八を曲がって右側。
03-3408-1304
11:30〜14:30(ライス切れで終了)。昼の営業のみ。
土・日・祝休み
※2005年12月いっぱいはおやすみらしいです。これを見てお店に行ってしまった皆さんごめんなさい_(._.)_