Archive for 12月, 2009

目黒「立飲ビストロshin」のお酒と料理 10点

さてさて、2009年もあとわずかですが、今年は10点の店が少なかったかもしれません。でも今年最後の店は、今年5度も行きながら記事にしていなかった、目黒の「立飲ビストロshin」。満を持してのお届けです。
この数年で立ち飲み屋は急増しましたよね。気軽に、それも安くお酒が飲めるから行くのですが、すごくおいしいものを期待しているわけではない。でもこの店は、お酒も料理もおいしくて安いからステキ。それも料理はビストロ。定番料理はもちろん、新メニューも多く、いつ行っても決して飽きないんです。
まずは定番メニューの紹介。ここの鶏肉は大山鶏で、この「合い盛り」750円は人気メニューの「レバッチョ」と「タタキ」の二つが一皿になっているもの。特に私はこの「レバッチョ」を食べると、毎度うまさにうなってしまう。新鮮なのはもちろんのこと、レバーの部位もいろいろで、コリコリしているところもあれば、ネットリしている部分もあり、そこに岩塩、赤いタマネギとニンニクのスライスをアクセントにすると、うまさが引き立つ。この店に行ったら是非食べて欲しいです。
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定番の二皿目は、アンチョビキャベツ500円。お皿いっぱいに盛られてやってくるとそれだけでテンションがあがるのに、予想以上のうまさにびっくりするんです。そのうまさを再現しようと思ったけれど、あのうまさが引き出せないでいたら、dancyuの12月号にたまたまレシピが載っていたんです。そのうまさはバターと火力の強さ。大きめに切ったキャベツを熱したフライパンで焦げ目がつくくらいに炒め、そこにニンニク、アンチョビ、パセリとバターを入れ、ささっと仕上げる。ニンニクとパセリまでは想像ついたんだけれど、ただオリーブオイルで炒めていました。バターで仕上げるからこくが出て、お酒のつまみによく合うんだね。
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定番メニューの「メリメロ焼き」は今回は食べなかったけれど、これもボリュームあるからおすすめ。
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黒板(黒板じゃないけれど)メニューはその季節のおいしいものがかかれていることが多いので、定番とこの黒板から頼むがいいと思いますよ。
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というわけで、黒板メニューからは魚介をチョイス。「柳ダコ、有頭エビ、ツブ貝の三点盛り」950円。ビルトロなだけに、ワインに合うような味付け。基本はカルパッチョだよね。柳ダコって水ダコのことかな。スダチとオリーブオイルに岩塩、それに香味野菜がよく合う。家でもこういうメニューはまねしたいな。
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ここのお通しは、なかなかうまいんだ。今日は塩味が聞いたサラミに、蕗の水煮、それに水菜のサラダ。この蕗の水煮がビストロには新鮮だったんだけれど、意外なうまさ。お通しも毎度違っていて、シェフが趣向を凝らしているのがよくわかる。
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この店の良さは、料理はもちろんだけれど、やっぱり安くてうまい酒ががぶがぶ飲めること。グラスで飲めるスパークリングも豊富で、グラスにはたっぷり注がれていて、それだけでうれしくなっちゃう。
一杯目に頼んだスパークリングは、チリの「ウンドラーガ・ブリュット」でグラスなんと600円。
楽天で探したら、最安値は一本1000円でした。
正直、どのスパークリングがすごくおいしくて、どのスパークリングが何万もする味なのかわからない私。一本1000円のスパークリングで酔えたら本当に幸せです。
写真は二杯目に頼んだお店でも一押しの「モンサン・ガヴァ・ブリュット」750円。なみなみついでくれる感じが伝わっているでしょう?あまりにもおいしかったのでこれまた楽天で探していたら1260円でした。近所の信濃屋には売っていなかったのが残念。今度これは箱買いしよう。
こんな調子で、ワインはどれもこれも安くてうまい。赤のグラスは450円からで、私は十分おいしいと感じられたよ。安くておいしいワインをお値段以上の感覚で飲めるのが気持ちいいのかもしれないです。
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脇役のオリーブも、大きくてふにゃふにゃしていなくて、普通においしい。
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メインは、「大山鶏のロースト」1450円。
この店のメニューの中では高めの設定だけれどそれも頷ける。半羽使ってローストにしているんだもの。ぱりっと仕上がった香ばしい皮、柔らかい身、ハーブの効いたうまみ、一般的なフレンチに行けば3000円くらいとられてもおかしくないかもしれないな。あーー、満足。
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私は今年、この店に出会えたことが一番の感動だったかもしれないな。教えてくれた元上司とはまだ一度も行けていないけれど、近いうちに一緒に行けたらなぁと思う。こういう店に一緒に行ってくれる人が私のそばにはたくさんいることがうれしいです。
そうそう、この店はサービスも悪くないです。こういう安くてうまい店は、サービスがいまいちなことが多々あるけれど、距離感もいいかんじ。トイレもきれいです。かなり食べても4,5000円かな。軽く食べれば2000円ってところ。おいしい料理に押されて飲み過ぎるのが注意です。目黒駅から行きはちょっと距離があるかなと思うんだけれど、酔った帰りはいつも近いんだよねー。毎回いい気分になってしまうからだろうか。
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あー、今年も私のそばで「おいしい!」とか「うまい!」とか「生きてるね〜!」とかたくさん聞けて幸せだったな。食べ物を通じて、誰かを幸せにしたり、一緒に幸せになったりできたら、それこそが私の幸せだな。来年も私と一緒に「おいしい〜」と言ってくれる人、よろしくおねがいします!
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立飲Bistro-SHIN
03-3491-3663
目黒区目黒1-5-19 目黒第一ビル1階
[月〜金]17:00〜翌01:00(LO00:30)
[土]17:00〜23:00(LO22:30)

立飲Bistro-SHIN (ダイニングバー / 目黒、不動前)
★★★★ 4.5

ボーナス出たし衝動買い。大好きな武内さんのお皿。

趣味は食べることとに、ここ数年は写真撮影、そしてこの1年は釣りなんて思っていたけれど、もうずいぶん前から民藝のお皿集めにははまっていて、相当数のお皿を持っている。一枚一枚は決して高価なものではないし、ましてや飾るだけなんてなくて、使ってこそ民藝、その精神は祖父から父へそして私へ受け継がれている。そう、家にあるお皿は祖父から代々受け継がれてきたものが約半数。祖父自身から貰ったものもあれば、両親からもらったもの、父の兄弟からもらったものといろいろ。自分で買ったものも相当数あり、一人暮らしの私の家には横幅一間もある食器棚がでんと構えている。
作家物は本当に好きな人じゃないと手に入れないのと、益子の濱田さんとか京都の河井寛次郎さんとかは好きに決まっているけれど、そうそう手に入るお値段ではない。美術館で見るのが関の山。今回ヤフオクで、ラッキーにも手に入れられた武内晴二郎さんの作品は、ホントにいいものだとかなり高くなっちゃうけれど、まぁなんとかなる値段。落とせたときは興奮したよ!ボーナス直後だったから気持ちが大きくなっていたのかも。
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それが手前のお皿。いかにも武内さんらしい色合い。ひと目で武内さんのものだと分かる。奥のものが、親戚のおばさんより訳あって譲ってもらったもの。サイズも全く同じで、このサイズのお皿をいろいろ作ったことが伺える。私の持っている武内さんの写真集にもこのサイズの皿のバリエーションが豊富。
ここにどんな料理を盛ろうか。このワクワク感がたまらない。
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こっちはもともと持っているもの。なんだかもったいなくてとっておきの料理ぐらいしか載せていなかったんだけれど、もっと普段使いしよう。
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お皿を買いに行く度に出かけたいなあ。大分の小鹿田焼きか、島根の出西窯は一度は行きたいなぁ。
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ベランダ二十日大根日誌 vol.3

ベランダに植えた二十日大根が初収穫です。植えてから約一ヶ月半です。20日とは言い過ぎですが、早い収穫ですよね。
植えて13日の二十日大根
植えて20日の二十日大根
そして今日の二十日大根は、もさもさです。大根らしい葉っぱもワサワサと伸びています。
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今日食べる分を収穫してみました。艶のある赤色が美しいこと。葉っぱも元気が良いので一緒に食べてみようと思います。ここまでちゃんと育つと満足です!
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恵比寿「鐵玄」のラムつくね 9.5点

釣りメンバーで焼肉へ。このメンバーといえばなぜか焼肉になることが多い。魚釣っている反動からか?
以前にジンギスカンで感動した、中目黒の「鐵玄」をチョイスしたのだが、予約されていたのは恵比寿の「鐵玄」だった。姉妹店らしい。会社からは恵比寿の方が断然アクセスがいいので逆に良かった。
仕事でちょっと遅れて行ったら、すでにみんなは一通り満足したあとだったので、「おすすめの肉だけのコース」2500円を言われるがままに頼んでみる。ラムロース、ラムつくね、和牛カルビ・ロース・ハラミ・MIXホルモン、それに本日のおすすめ肉。この店はジンギスカン屋だとばかり思っていたが、いつの間に他の肉も充実している。恵比寿店だからなのか?
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肉は店員さんが焼いてくれるのだが、そのペースがかなり早く飲む暇も話す暇もない。できればもう少し空気を読んで欲しいな。これでふたり分。
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あまりにもMYMちゃんが楽しそうだったので載せちゃった。マッコリ片手にホントに幸せそう。
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ラムロースはまさに中目黒の鐵玄で食べた味そのもの。赤身の旨さがうまい。和牛食べているとどれだけサシが入っているかになりがちだけれど、ホントの肉の旨さは赤身の旨さだよ。
そして私が感動したラムつくね。中が少し赤いくらいで食べる。割ってみるとこんな感じ。周りはこんがり、中は柔らかく、先程のロースのうまさをそのままにしながら柔らかくジューシーになっている。塩のみで食べるのがうまい。あまりにもうまくてあとでもう一度単品で頼んでしまった。これだけだったら10点だな。まさに悶えフード。
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これはMIXホルモン。これも十分うまい。
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やっぱりこの店はラム肉が飛び抜けてうまい。他の肉は他の店でも食べることができるので、この店に来たらラム肉中心で食べるべき。普通の野菜たっぷりのジンギスカンも食べておけばよかった。最後にラム肉をリピート。
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次回はジンギスカンを食べにもう一度この店に行こう。マッコリを飲み尽くさないように注意。
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鐵玄 恵比寿
03-5768-5537
渋谷区恵比寿南1-2-8 雨宮ビル 1F
ランチタイム
〔月〜金〕11:30〜14:30*土、日、祝は休み
ディナータイム
〔月〜木〕17:00〜24:00
〔金、土、祝前日〕17:00〜28:00
〔日、祝日〕17:00〜23:00
無休

鐵玄 恵比寿 (ジンギスカン / 恵比寿、代官山、中目黒)
★★★☆☆ 3.5

えびす講煙火大会にて。冬の花火はめずらしいんです。

Windowsにおさらばして、9年ぶりにMacに戻りました!モニタも26インチ。
今日もグルメネタじゃないです。あしからず。あー、ドキドキするくらいのおいしいもの食べたいなぁ。
11月の三連休前半は修善寺に、そしてその足でそのまま長野へ。100年以上続く歴史がある「えびす講花火大会」を見るために行ってきました。冬の花火大会は珍しいんですよ。日が暮れるのも早い11月下旬、花火の打ち上げは18時から。夏の花火大会ですとうっすら明るい19:15スタートが定番ですよね。
写真は夕焼けが美しい千曲川。屋台の明かりがずっと先まで続きます。冷えないようにしっかり着込んで、おいしい食べ物をたくさん買って土手へと向かうわくわく感がなんだか伝わってきます。
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4000円の指定席はお茶とお弁当がついて、テーブルも椅子もあり、各地の花火大会の指定席より立派。この花火大会はいわゆるスポンサーがつく典型的な寒いけれど「納涼」花火大会だけれど、地元の人にとっては毎年楽しみにしている自慢の花火大会のようです。10号玉も連発をあまりしないので写真も撮りやすく満足。これは典型的な変化菊。
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芯入りの千輪菊。芯だけが赤や緑、青になっているので、ぐっと引き立つ。本当は線輪の部分がさまざまな色の千輪菊を撮りたかったんだけれど、いつもうまく撮れないんだよね。上げる前に千輪菊だよって言って欲しいよーー。
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これは新作花火競技の中のひとつで、みかん畑をイメージしたものらしい。オレンジがきれい。
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ここからは比較的うまく撮影できたものをご紹介。この夏の花火大会、長岡は大雨、板橋は電線が引っかかる、東京湾は遠すぎといろいろ問題は多かったけれど、今回は寒いということ以外はベストコンディションだったのかもな。
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長野まで行ったけれど、おいしいものを食べる暇はまったくなく、長野からそのまま出勤。駅前のおやきぐらい食べておけばよかったよ。それでもいい写真が撮れた時の満足感は、おいしいものを食べた時の満足感に匹敵するかも。
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