Archive for 1月, 2010

話題の桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を納豆と食べる

食生活が豊かじゃないと、なんだか生きている感じがしない。贅沢は必要ないの、適切な量でいいの。一昨日仕事で遅くなって、帰りが11時半を過ぎてしまったのに、お昼から何も食べてなかったのね。帰りの電車で考えることは「この時間に手間をかけずに何を食べよう」ってことばかり。だから大好きな納豆をまっしろなご飯にたっぷりかけてやる〜ってことにしました。
本当は、私が実家にいた頃から大好きだった「納豆丼」にしたかったんだよ。「納豆丼」は、野沢菜の刻んだのと、卵の黄身が載っているだけのシンプルな丼で、料理と呼べるようなものではないんだけれど、野沢菜の塩気と卵の黄身の濃厚さがうまく絡まって、私は大好きでした。ただその材料は私の冷蔵庫にその日はなく。
と言うことで、先日ゆみちゃんよりいただいた、いま巷では手に入らないと話題の「桃屋の辛そうで辛くない少し辛くないラー油」と合わせることにしたよ。ラー油の話はあとにして、その丼がこちら。
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先日の築地で、1パック(つまり10セット)で100円と言う脅威のお値段の大葉をたっぷり刻んでネギとこのラー油と和え、熱々白ごはんの上にもたっぷり大葉。そこに贅沢にもふたパック分の納豆と、この大葉ネギラー油和えを納豆が見えなくなるほどに載せる。
ネギのツンと来る辛味、ネギやラー油や納豆に負けないほどたっぷり入れた大葉の香り、ラー油のちょいピリ、そしてニンニクチップのサクサク感。ここに納豆。あーーうまい。われながら5分で作ったにしては満足すぎる。大根の浅漬でも添えてあればサイコーなんだろうけれど、いかんせん時間は0時前。早く食べることが先決だもんねー。
このなんちゃらラー油、ネーミングがなんだかすごいんだけれど、石垣島ラー油に感化されていることは間違いないよ。色は真っ赤ですごく辛そうなんだけれど、ネーミング通り意外と辛くない。ウマさの秘訣はフライドガーリックとフライドオニオンのサクサク感。餃子はもちろん、ひややっこやサラダにもあいそう。売れる理由もわかるなぁ。
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こんなパッケージなので、スーパーで見かけたら買ってみて。桃屋の瓶詰めが並ぶようなコーナーにあるそう。ちなみに私の近所のスーパーでは見かけたことはありません。
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おいしいもの食べて元気出さなくちゃなー。
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築地場内「天房」の天丼 9点

八丁堀から世田谷に引っ越した関係で、築地にも足が遠のいていました。もうすぐ世田谷に引っ越して2年、久しぶりに築地に向かうと昔通っていた頃のわくわくした気持ちが舞い戻ってきてはしゃぎ気味。いっしょにはしゃいでいたゆみちゃんは携帯を落としたくらい(笑)。
さてさてお昼はお昼をどこにしようか悩んだ挙句、定番で外さない天ぷら屋「天房」に。3人で15分くらい並んだかな(以前の訪問はこちら)。店内に入るとごま油の匂い、この香りだけでビールが飲める〜と思ったがぐっと我慢して、私は天丼1100円を注文。天ぷらは、キス、メゴチ、エビ、いわし、ナス、かぼちゃ、ししとう、イカ。最初に手を伸ばしたのは、キス。サクサクしていてふわっとしていてうまい。あー、キス釣りに行きたくなったよ。あったりまえだけれど「てんや」の脂っこくて最後まで食べられない天丼とはワケが違うよ。ちょっとめずらしいのが写真右の方に縦に長く横たわっているイワシ。私はイワシを天ぷらで食べたことあったかなぁ。そうそう、じゅわっとしたナス天うまかったよ。
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となりのお兄さんは、私よりランク上の上天丼1600円。ちょっとスケールが違うでしょ。エビは二尾に、そして芝海老天。うまーく三角の山を築いているし、エビの赤い部分のアクセントも素敵。
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となりのお姉さんは、芝海老穴子天丼1400円。芝海老の季節だと、この芝海老のみの芝海老天丼もあるはず。エビだけで何尾いるんだろう。
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壁を見上げると単品メニュー。「下仁田ねぎ天」ってどんなのなんだろう。多分この季節しか食べられないんだろうなぁ。200円って安いなぁ。
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この日は、築地で買出しだったんだけれど、漬物屋が楽しかったよ。漬物って本当に種類が豊富。カラフルで、まるでイタリアの八百屋みたいだよ。冬だけあって大根の種類が豊富だなぁ。
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その中でも私たちが購入したのは、この写真手前の玉葱の赤酢漬けとソフトザーサイ。食べた感じは漬物と言うよりピクルス。生の辛味も残っていて酒の摘みに最適でしたよ。
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右がソフトザーサイ。これでずっとビールのみ続けられる。ザーサイってしょっぱいイメージがあるけれど、これは最初から程よく塩味に、シャクシャクとした生の食感を残してあります。こっちのほうが好きかな。国産っていってました。
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お店は吉岡屋本店っていうみたいです。波除神社のほうですー。
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天房
東京都中央区築地5-2-1 中央卸売市場内6号棟(地図)
03-3547-6766
定休日 日祝、市場休業日(主に水曜)
06:00 – 14:00

天房 (天ぷら / 築地市場、築地、東銀座)
★★★★ 4.0

二日がかりのdancyuのビーフシチュ

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週末くらいはおいしいものを食べたくて、でもあんまり出かけたくないからほとんど自炊。今月のdancyuは「シチュー、野菜スープ、ビストロ煮込み」特集だったから、巻頭のビーフシチュをつくってみたよ。なんと二日がかり。手間がかかっただけ満足の味になりました。
 
 
いきなり完成品を披露。このビーフシチュはまっしろのご飯とあうんですって。色も映えますよね。叔母からいただいた瀬戸の菊皿にこのビーフシチュがよく合う。この瀬戸、最初はぼんやりしたうぐいす色なのに、使えば使うほど柔らかなベージュへと変わってくるんだよね。この皿は叔母の結婚式の引出物だったから30年以上のキャリアなのだろうか。
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さてさて、作る課程をざっくりと。ここからはiPhone撮影なので、画像はイマイチだけれどお許しを。レシピはdancyuを見るか、Twitterで連絡してくれ。コピーを上げよう。
一日目の材料は、牛肉かたまり、たまねぎ、人参、セロリ、赤ワイン。今回近所のスーパーにこの程度の大きさの塊肉しかなかったんだけれど、拳ほどお大きさの方がいいよ。煮込むと崩れていって塊ではなくなってしまう・・・。
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肉にはしっかり塩コショウ。野菜は適当にザクザク切る。
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肉はじっくり焼く。その肉汁で野菜を焼く。
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それをあわせて、アルコールを飛ばした赤ワイン、ローリエ、パセリを入れて、ことこと4時間。パセリはベランダの自家製だよ。赤ワインもボトル2/3ほどたっぷり入れるよ。水分が飛ばないように蓋はきっちり、そしてごく弱火。煮込んだら、冷蔵庫で一晩寝かす。この大きな鍋がうちの冷蔵庫に入らなかったので、ベランダで。
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ここから写真がないのはすっかり写真のことを忘れていたから。早く食べたい食べたいと言う私のエゴが出まくった結果です。
翌日、上に固まった脂を取り除き、漉し器でこす。漉し器なんてないので、粗めのザルで。ここでギュギュと押して、野菜からエキスをたっぷり出す。つまりあれだけの野菜はこのビーフシチュでは形はなくなってしまうのだー。そのエキスもほんの僅か。
なんとここで、取り出そうと思った肉が予想以上にほろほろとくずれてしまう。そーーっとうまく取り出しておく。
弱火で煮込みながら、アクを丁寧に取り除き、別鍋でワイン、ベルモット、ブランデーあわせて300cc以上を煮立て、アルコールが飛んだらソースに入れる。煮詰めて仕上げ。コーンスターチでとろみを付け、バターでコクを出し、肉をあわせて完成。
ソースの旨味はハンパない。コクがあって一言で表現できる味ではなく、深い。まるで洋食屋のビーフシチュ。手間はかかるけれど、裏切らない味。ぜひ作ってみて!
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篠崎「焼肉ジャンボ」の焼肉 10点

ずっと前から行きたかった、江戸川区篠崎の「焼肉ジャンボ」。私は昔、隣駅の瑞江に住んでいたこともあってあのあたりの地理に比較的詳しいんだけれど、この店のある場所は、駅からも遠く、江戸川沿いで川を越えればもうそこは千葉と言う場所。でもザガットで最高得点をつけるなど、知る人ぞ知る郊外の焼肉店なんです。
私が訪問したのは正月3日。まずはビールにレバ刺しでも摘もうと思ったら、正月で新鮮なレバーはないと・・・。ついでにタンも売り切れたと・・・。おおお、しょっぱなから残念なお知らせ。それでも「焼きレバーのかわりならハツ焼きですよ」と進めてくれたので「ハツ」892円から。
ハツのイメージを覆される、まるでカルビのような美しい朱色。片面8秒ずつ焼くんだと、最初に手本を見せてくれる。焼けたハツはレモンで。おおお、柔らかくて肉汁がうまい。これはハツなんだと思ってしまうくらい、ホルモンらしからぬ上品な味わい。最初の一口から、衝撃的なうまさはもちろん、ハツにここまでウマさを感じられることに感動。
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ナムル三点盛り。野菜もたっぷり食べたかったしね。
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続いて、ロース(奥)とカルビ(手前)、それぞれ1050円。特筆すべきなのは、これがすべて「上」ではないこと。一番安いロースやカルビなんです。色合いを見て、食べる前から、これが一皿1050円であることがかなりお得度が高いことがわかるはず。
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こちらは片面4秒ずつ。写真はロース(ピンずれてゴメンナサイ)、赤いままでも構わないと言うこと。タレでいただく。肉自体の甘みが強く、とろけるようでうまい。なんてうまいんだ・・・。生でも食べれると言うことなのでいただくと、あぁまさにユッケの肉だね。生肉のうまさもたまらない。
カルビは肉がほろほろと崩れるような感じ。より脂身が強く、これももちろんうまい。
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この日は、この店初訪問だったので、メニュー設定はお店の人におまかせしてみた。まずは定番のロース、カルビ、それにハツの3品を食べ、裏メニューも3品でどうかと。この店は表メニューもさることながら、裏メニューの充実具合も素晴らしい。見せてくれた裏メニューから、みすじ、さがり、しんしんを注文。裏メニューと言っても、誰でも注文できるし、最初から見せて欲しいといえば見せてくれるはず。少ない部位だから毎日同じメニューとは限らないってことね。
こちらはさがり。ハラミの一部分らしい。ハラミはハラミであるのでその違いはよくわからなかった。たしかお値段は2000円台だったと思う。個人的にはカルビよりも好物。肉らしいハラハラと崩れる食感と噛みごたえ、肉汁のうまさ、当然うまいです。
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そしてこちらはシンシン。ロース系だよとお店の人には言われたけれど、調べたら後ろ足の付け根の部分らしい。シンシンはシンタマの中の中心部で、貴重な部位みたい。
キメが細かくて、サシが細かく入り、さっと焼くだけで甘みのある上質の脂がジュワッと溢れる。やらなかったけれど、この肉でほかほかのまっしろごはんを巻いたらどんなにうまいだろう。今度は御飯と一緒に食べるのも忘れなきよう。
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最後はみすじ。みすじは肩甲骨のあたりの筋の部分らしく、肉の真ん中に筋が入っている。でも筋だからと言って固いわけではなく、ふわふわの柔らかさ、サシが多く、むしろ脂身の中に赤みが入っているかのよう。口の中で瞬間的にとろけてしまうし、嫌な脂を食べてしまった時のズッシリ感もまったくない。「こんな肉を親に食べさせたい~」と思ったけれど、こんな神奈川の西から東京の東の果てまでくるだろうか。。。
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正月の来店と言うこともあり、お年賀をもらってしまった!これがなかなかかわいくて、虎の携帯ストラップになっている。残念ながら、私のiPhoneもAndroidも携帯ストラップを刺す場所がないので、どこにつけようか思案中。こういうちょっとした気遣いもうれしい。
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サイドメニューも豊富で、カレーとかオムライスもおいしいらしいよ。当然そこまで行き着くお腹の余裕はまったくなし。
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これに、ビールやマッコリを飲み、サラダも頼んで、二人で13000円くらいかな。裏メニューは一皿2000円台だから、そこに手を出さずに、ロースやカルビなど、通常メニューを頼んでいれば、ひとり4000円くらいで収まるんじゃないかな。食べているときはこのくらいのうまい焼肉屋なら、都内には数件はあるなぁと思いながら食べているんだけれど、お会計の時にその安さにびっくりし、どうしてこの店が支持されるのかを実感するんです。すごくうまくてすごく安いから。感覚的には6掛けくらいかなぁ。
お店の人が面倒だと言う声もよく聞くけれど、決しておせっかいなことはなく、おいしくお肉を食べるための的確なアドバイスをくれるだけ。郊外の店だけあって家族連れが多く、子どもが騒いでも嫌な顔一つしないし、写真をパシャパシャ撮っても、嫌な顔をするどころか、焼きだすのを待ってくれたりする。私はこの店の着かず離れずの距離感が好きだな。
唯一面倒なのは、この場所。篠崎駅だけでも十分離れているのに、そこからバス。ただ、バス停は目の前だし、バスの本数も充実しているので、この味とこの安さ、それにまだまだ食べていないメニューが山ほどあることを考えると、面倒でも行ってしまうだろうな。
だから誰か一緒に行きませんか?ふたりで行くより、4人で行く方が種類もたくさん食べれるので楽しいこと間違いなし。と言うわけで、10点です。予約状況はwebで確認できるよ。
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焼肉ジャンボ ←webは音がでるので注意
03-3679-8929
江戸川区篠崎町4-13-19
17:00〜24:00
火曜定休

焼肉ジャンボ (焼肉 / 篠崎、瑞江、妙典)
★★★★ 4.5

東北沢「パティスリー・ル・ポミエ」の虎エクレア

1月もいつの間に10日になってしまった。年初は今年の抱負って決めているんだけれど、せめて三ヶ日のうちに抱負は決めておきたいもんだ。
写真は、東北沢「パティスリー・ル・ポミエ」の虎のエクレア。去年も干支にちなんで牛のエクレアを出していましたが、今年はなんと虎のエクレアだよ~。正式名称はエクレール・ティーグルだそうです。ひとつ441円。フランス人パティシエなのにセンスいいなぁ。何味なんだろう。実はまだ食べていなくて夜のデザートとして待機中なのだよー。
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この正月といえば、ちょっとした連休って感じで、仕事モードもなかなか抜けてくれないまま仕事始めになってしまったな。まったくテレビはつまらんし、貯めておいた映画でも観ようとチョイスしたのが、フェリーニの「道」。そのチョイスが良かったのか、悪かったのか、元旦に観るような映画ではないものの、なんだか映画を観たり、本を読んだりしたいカルチャーモードがオンになりました。良い映画ってそういうものなのかもしれないな。
毎年、毎年このブログでは今年の抱負を宣言して、忘れないようにするのですが、2009年の抱負と結果はこんな感じでした。
1.英語の勉強。TOEIC500点(低!) →達成!英語の勉強はがんばった。
2.公的資格を二つ取得 →未達成。
3.百名山二つ制覇 →未達成。
4.週二回はお弁当を作る →まぁまぁ達成。
5.真鯛を釣り上げる →未達成。
1は達成したし、4も概ね達成できたし、5は真鯛はダメだったものの、満足できる釣りはできたので良しとします。毎年あんまり抱負は変わらないんだけれど、今年はこんな感じで行くぞ。
1.公的資格二つ取得
去年未達なので引き続き。
2.真鯛を釣り上げる
道具も買ったので今年もこの目標は継続。
でも今年初の釣りは「カワハギ」です。
3.凹まない自分を作る
大学の先輩に「打たれ弱いハードパンチャー」と言われてもう18年。
「ケセラセラ」となれる自分作りね。
4.仕事ちょっと本気モード
今の仕事、ちょっと面白くなってきたので、自分の力で会社を変えていきたいなと。
周りの機運も高まっているし、いざ出陣と行ったところ。
5.ベストショット5枚
影響を受けて始めたデジタル一眼レフ。
奥深さがわかってきてますます楽しくなってきたので、これぞと思えるベストショットを5枚は撮りたいな。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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パティスリー・ル・ポミエ
03-3466-3730
世田谷区北沢4-25-11
10:00〜20:00