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青山「ローブリュー」でバスク旅行の予習 8点

震災の影響なのかなんとなくブログを書く気持ちになれなかったのですが、ようやくいつもの私に戻ってきました。この50日でよくわかったことは、おいしい食べ物が心を安らげてくれること。

夏にバスク旅行に行くので、その予習にと思って久しぶりに青山の「ローブリュー」へ。訪れたのは4月の上旬、ちょうど東京が桜で満開の頃だったのですが、余震の影響なのか、金曜の夜だというのに2組しかお客が入っていませんでした。あれだけ予約がなかなか取れない店だったのに(でもあとで考えると震災の影響じゃない気がしてきた)。バスクの勉強になるかなと思って行ってみたのですがバスク料理は実は少なく、絶対に食べようと思っていた炭火でグリルした豚肉もなく、がっかりでした。でもバスク気分は盛り上がって、今まさにどの街に行こうか、何を食べようか、どの街に泊まろうか検討中です。

前菜は「田舎風パテ」。最近、パテ・ド・カンパーニュ作りにハマっているのですが私。やっぱりプロが作ったものはおいしいけれど、ここまで薄切りだと物足りないかな。バスクマークのお皿だったので上機嫌でしたけど。新鮮な生のマシュルーム大好き。ブラウンマシュルーム、サラダにするのはいいよね、私も真似しよ。

ホワイトアスパラガスをオランジェリーソースで。ここまで太くて立派なホワイトアスパラガスはなかなか食べれないですし、旬のホワイトアスパラガスはやっぱりオランジェリーソースだよね。数年前にVIRONでみんなでランチしたホワイトアスパラガスが懐かしいな。フランスで春にオランジェリーソースでホワイトアスパラガスを食べる感覚は、日本人が春にたけのこご飯食べるようなものなのかな。

バスクの料理ということで、「バスク風血のソーセージ」を注文。ねっとりとした舌にまとわりつくような感じ、これが血の味なのかな、うまみが濃く、マッシュポテトと一緒に食べるのがうまい。ただし、ひとりで2本は多いよ。量も多いし、しつこいし。

すっかり少食の私ですが、こんなにたくさんの量を食べれないよと思いながら、絶対に「ガトー・バスク」は食べなくちゃということで友達と半分こ。ガトー・バスク発祥の「サール」という町には本当は行きたいんだけれどなー、そこまで日程に余裕はなさそう。素朴なアーモンドの味がおいしいのだー。バスクに行ったら3回は食べるぞ。

びっくりするほどガラガラの店内だったので、パシャパシャと写真を撮らせてもらいました。このテーブルクロス、バスク織りというのですが、7つの県でなるバスクにちなんで必ず7本線なんです。丈夫でシンプルなデザインが美しいんですよ。フランス側バスクのサン・ジャン・ドゥ・リュズという町が本場なのですが、その町で大量購入して一生分のリネンを買ってくる気まんまんです。興奮するー。

同じく、サン・ジャン・ドゥ・リュズの町が発祥のベレー帽。つばの部分の長さを選べて買えるんですってー。ベレー帽屋に行けるんなんてこれも興奮中。

ひさしぶりに行ったら、震災のせいじゃないと思うんだけれど、なんだか残念な感じになっていました。骨董通りのはじっことは言え青山の一等地だからか、値段はどれも高めの設定だし、サービス料もしっかり10%取られるので、軽く食べたつもりだったんだけれど、そこそこなお値段でした。今この値段を出すならいくらでもおいしいビストロ食べられるしなぁ。いろいろな豚料理が食べられる、それもその場で炭火でグリルしてくれるロース肉が売りだったのに、食べられないんだったら予約の時に言って欲しかったな。10点だったけれど、8点に格下げです。

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