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おいしいよ、五反田「おにやんま」のうどん30連発

五反田に「おにやんま」と言う立ち食いのさぬきうどん屋があります。このうどん屋が好きで、2年間毎週金曜日に「おにやんま定例」と称してだいたい80回くらい通ったかな。今日はそのおにやんまのあれこれを綴ります。

oniyanma↑ほんの一部をご紹介

コスパ抜群、おすすめは「とり天うどん」

うどん県出身の人にも認められる東京の有名うどん屋で、(好みではあるけれど)「丸亀製麺」よりうまく、「丸香」より大衆的。価格は東京にしては安いのでコスパ抜群。お店の人の接客もほどよく丁寧で、慣れてしまえば女性でも一人で気軽に入れるそんな立ち食いうどん店です。おすすめは「とり天うどん420円」で、「かけ」または冷たい「ぶっかけ」うどん300円にプラス120円で大きめの鳥の天ぷらが3つのります。他のメニューに浮気をしてもみんな必ずここに戻ってくる定番メニューなのです。とり天はうどんの上にのせないでとお願いすれば皿にのせてくれます。

IMG_4263↑これが「温かいとり天うどん」420円

二階で打っている自家製うどんがおいしい

なんといってもおいしいのはうどんそのもの。二階で打っているようではしごが調理場のど真ん中に降ろされて、うどんが運ばれたりします。日によって若干のブレはあるものの、硬すぎずやわらかすぎず、確実にいつも食べているうどんより「うまい」と感じられます。それでいて毎日食べ飽きない味。香川の人が毎日食べる気持ち、わかるなぁ。夏は、冷たい「ぶっかけ」、冬は温かい出汁をかけた「かけ」が売れているけれど、私は「かけ」におろし生姜をたっぷりいれるのが好みです。

IMG_7991↑入って右のカウンターなら目の前でゆでているのが見られます。

リピート回数No.1は「とり天ちくわ天うどん」

「とり天うどん」はコスパがいいんだけれど、鳥の天ぷら3つはちょっと重い。それに他のトッピングものせようものならお腹がはちきれんばかりになって、午後は仕事にならないし。こんな私にはとり天2つとちくわ天がのった「とり天ちくわ天うどん490円」がちょうどいい。とり天はやっぱり食べたいけれど、ちくわ天の長細くて少し甘いちくわもたまらない。最初は揚げたてのサクッと感を楽しみ、そのあとは出汁にしみさせる。どんぶりをはみ出るほどのちくわ天はテンション上がるよ。

IMG_4764↑冷たいとり天ちくわ天うどん

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↑揚げたてをのせてくれるけれど、揚げたてだとやけどするので私は粗熱がとれたほうが好み。

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↑ネギは言えば多めにしてくれます。これは普通量。

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↑七味をたっぷりかけるのもおいしい。

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↑冷やしは天かすをプラスするときも。

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↑なんだかんだ一番食べた「とり天ちくわ天うどん490円」

肉うどんはごちそう気分

ごちそう気分で 肉を食べたいなって時はちょっと豪華に「肉うどん530円」。ここ2年の間に、小麦の高騰と増税の影響で値上がりしたせいでワンコインでは食べられなくなってしまったがそれでも定期的に食べたくなる。ふわっと柔らかく煮こまれた牛肉は口に運んだ瞬間に幸せ気分。

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↑温かい肉うどん。肉の量も十分。

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↑温かい肉うどんに天かすと七味とおろし生姜をたっぷり。

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↑冷たいうどんにも温かい肉をトッピングできる。

IMG_0064 (1) ↑おろし醤油に肉とごぼう天をトッピング。ごぼう天は週替りの天ぷら。

 月替りメニューは余裕があればチャレンジ

月替りメニューはついついチャレンジしてしまうけれどあんまりおすすめしないです。やっぱり定番が美味しいから。でもお店の人のチャレンジ精神はいいなって思うよ。

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↑冷たいうどんに、アボカド、えび、トマト、レタス、明太子ソースにすだちを絞って。

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↑ちゃんちゃん焼き風のうどんだったかな。鮭とキャベツときのこがたっぷり、味噌スープ。

 

券売機がわかりにくいので注意

券売機でチケットを購入してから、列があれば並んで呼ばれたら店内に入るシステム。その券売機のUI(ユーザーインターフェース)がひどく悪い。メニューを決めたら最後に右下の「決定ボタン」を押さないと発券されないので、初めての人はたいてい商品を押しても何もおきないもんだからオタオタしてしまう。そんな人を見かけたら後ろから教えてあげよう。私もそんな人を5回ほど救いました。また、券売機で発見されたチケット順に作っているので違う順番で並ぶのをお店の人は嫌います。店内に入ってもチケットはテーブルにおいておけば良くて、店員に渡す必要はなし。オーダーはきちんと入っています。ま、おたおたしてもお店の人はやさしいけどね。順調に進んでいれば1分くらいでうどんは出てくるよ。麦茶をコップに注いでいる間にできちゃうかも。

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↑夏になると券売機の上の方のおすすめエリアに登場するおろしぶっかけ。券売機の位置はできれば変えないでほしい。

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↑さらにげそ天をプラスして。食べきれなかったよ。

揚げものは中東系の彼が一番うまい

お店の人は、センターで盛り付けをする人、うどんを茹でる人、揚げ物をする人、洗い物をする人の4人体制(プラス2階でうどんを打つ人)。新人は洗い物からスタートし、慣れてくると盛り付けにステップアップする。茹でと揚げもこなせる人はたいていベテランで、私の好みを出してくれるのは、平日昼間にはたいていいる中東系の彼だった。彼の揚げは衣がカラリとしている。その理由は例えばちくわ天ならば、一度たっぷりつけた衣を菜箸ではさみながら衣をしごきとって薄くする。その一手間がベタッとしないカラリと揚がったちくわ天にする。  盛り付けでも海老天は立てて立体的にする一手間を惜しまない。彼の日本語は日本人のそれより日本人らしく、例えば、普通盛りのうどんが3つ、大盛りのうどんが2つ入っているときは「都合5つ」なんて言う日本語を使う。どこで覚えたんだろう。顔を覚えてもらったのか「こんにちは」と声をかけてもらった時はうれしかったな。

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↑立体的に盛られた美しい盛り付け。

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↑横に寝てしまっているイマイチな盛り付け。ネギの掛け方も量もイマイチ。

その他のメニューを紹介

いろいろ組み合わせて自分好みのうどんに仕上げるのが楽しい。男性は100円増しで大盛りにする人が多いよ。

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↑「デラックスうどん650円」肉うどんに刻みきつね、天ぷらが別添え。デラックスのさらに上のヒデコデラックスという謎メニューもあります。

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↑大きなお揚げが入ったきつねうどん。

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↑とろろ昆布がのったとろろうどん。お腹の調子が悪い時はいつもこれ。

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↑釜揚げ卵のメニューはないのだけれど、半熟玉子天があるよ。

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↑きつねうどんに、週替りの野菜天のズッキーニをトッピング。

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↑なんだかんだよく食べた天ぷらうどん。海老天1本とその日の野菜天1つととり天が1つのる。この日の野菜天はにんじん。

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↑この日の野菜天はさつまいも。

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↑この日の野菜天はにんじんとなす。あれ、海老天のっていないけど食べちゃったのか?

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↑この日の野菜天はかぼちゃ。

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↑この日の野菜天もなす。

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 ↑これなんだったかなぁ、珍しく週替りの野菜天にかき揚げがのっていたんだけど、なんのかき揚げだっただろう。

こんなかんじで食べ飽きずに毎週食べていたのですが、会社が移転し五反田のおにやんまとはさよならしました。しかし!、移転先には東品川店があり、これからもおにやんまを食べ続けることができそうです。

おにやんま
東京都品川区西五反田1-6-3
[月~土]7:00~翌4:00 [日・祝]7:00~24:00

五反田「おにやんま」の冷並ぶっかけ鶏天うどん 9点

最近、香川県元気ですよね。うどん県とか言っちゃう意気込みかっこいい。そんな私は香川県うどんの旅は未訪で、うどんの食べ歩きはちょっとあこがれです。ただ小食なのでどうしたらよいものか・・・。

東京で食べる讃岐うどんもずいぶんとレベルが上がってきたようでうどん県の人も許せる範囲になってきたみたい?にしても、値段はいつも課題。この店は、味と値段のバランスがなかなか良く、毎週金曜日の昼に会社のある大崎から一駅電車を乗り継いで食べに行っています。

定番は、「冷並ぶっかけ鶏天うどん」390円。ゆでたてのうどんを冷やし、冷たい出汁をかける冷やしぶっかけ。そこに名物の鶏天が3~4個入っている。鶏天が入っていない状態だと290円。鶏天はこれだけボリュームがあって100円。お腹すきすきで、かき込みたい時はいつもこれ。お客さんの1/3くらいはこれを頼んでいます。出汁におろし生姜をたっぷりいれるのが好き。のどごしつるっとうまいんです。

 

 

いつも季節の天ぷらが数種類あって、この日は丑の日だったので「うなぎ」180円。いやいやなかなかうまかったです。高い鰻丼食べるよりずっとよかった。

 

 

「きつねぶっかけうどん」360円。きつねがとってもでかいです。

 

 

「冷並ぶっかけ」290円に「げそ天」げそ天150円。歯のかみ合わせが悪い私は前歯で切れず苦戦するのですが、柔らかくてサクサクでおいしいのです。

 

 

「冷並ぶっかけ」290円に「ちくわ天」100円。ちくわは細めで縦に半分。さくっとしていてとてもうまい。鶏天の量が多いので最近はこれにはまっています。

ここはコの字型のカウンターのみの立ち食いうどん屋です。まずは食券を買って、人が多い時はメニューの看板の前に並びます。昼時は少し並びますが、回転がとても速いので10分以上待ったことはありません。日差しがきつい夏でもここは12:15まではビルの日陰なので耐えられます。券売機のインターフェースが若干悪いのですが、もたもたしているとお店の人がアドバイスをくれますので大丈夫。券売機で買った時に注文が入っているので、カウンターにたって1分以内にはうどんがでてきます。すばらしい。お茶はセルフ。下の篭に鞄を入れられますので、女性でも問題なし。朝は7時からやっていますので、朝食を食べてから出勤するのもいいんですよね。帰りは腹ごなしに大崎の我がオフィスまで目黒川沿いを散歩するのがこれまたいいんですよ。

 

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神田錦町「野らぼー錦町本店」の釜玉醤油うどん 9点

讃岐うどんをおみやげにいただいてから、おいしいうどんが無性に食べたくなり、神保町の丸香に行ったのは先月の事。続けて、評判の良い同じく神保町、神田界隈の野らぼーに行ってきました。運動不足の解消とダイエットを兼ねて、東銀座で終わった打ち合わせから徒歩で店へ。涼しくなったこの季節、いくらでも歩けるような気がしてしまいます。お腹が空かなければ。。。

店は夜は飲み屋にもなるようで、つまみの種類も豊富なよう。カウンターは私のような一人客が昼同様、うどん目当てにやってくる様子。女性一人でも入りやすいですよ。注文したのは「釜玉醤油うどん」570円。あっつあつのうどん、ネギ、かつおぶしはたっぷり。生醤油を適量かけてずずずーっとすする。うどんの小麦粉の香りが蒸気と共にふわーっとやってきて、なんとも幸せな気分に。

こちらは生醤油も入れて混ぜた状態。量は結構多いので、天ぷら屋つまみを頼んだら、私は食べきれないかもしれないです。こんなおいしいうどんやが会社の近所にあったら毎日行ってしまうのに。

天ぷらは、定番の野菜天から、かしわ(鶏肉)やたまご赤ちくわなど種類は豊富。私はごぼう天120円を注文。揚げたてなのでサクサク、ごぼうの太さも丁度良く、うまい。こういう当たり前の天ぷら、もちろん天ぷら屋さんに行けば食べられるけれど、ちょっとしたうどん屋ではなかなか食べられません。べちゃっとしていたり、野菜の切り方が適当じゃなかったり。天ぷらは丸香よりこっちのほうがずっとうまいです。


私の大好きなハッピーアワー!早く帰れた上に安く飲めるなんてうれしすぎです。19時までなら、中ジョッキ500円が350円、小グラス370円が190円。さらにサワーは全品280円。ついついここのところお酒を飲まなくなっていたのに、小ビールを注文しちゃいました。お通しもついてお得。

うどんメニューは、かけうどん、釜上げを中心に、変わったうどんも多数。「釜チーズカレーうどん」ってなんだかよくわからないですけれど、今度いつか食べてみよう。

個人的には、食べたらすぐにでていけ的な丸香より、ゆっくりできるこっちの店のほうが好きかな。夜はリーズナブルに飲める宴会メニューもあるみたいだから、会社の歓送迎会にでも使ってみよう。私が最初に務めた会社から100メートルと離れていないのに、一度も行ったことがなかった。その頃はなかったのかなぁ。リピート率高くなりそうです。

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神保町「丸香」の讃岐うどん 9.5点

今日は英会話の日で、私の得意分野であるおいしいものを安く食べて、英語も楽しんじゃおう企画を立てたんだけれど、第一候補の神保町のカレー屋共栄堂って気分に、胃が突然なってくれなかっったので軽めのうどんってことで、同じく神保町の「丸香」へ。ずっとこの店行きたかったんだ。讃岐うどんビギナーなので、うまいこと説明できないんだけれど、とりあえず釜玉が食べたくて注文。写真を撮る気まんまんで一眼レフ持参したのに撮影禁止の文字が・・・。でもあとでよくよく調べたら自分のうどんを撮影する分にはよかった様子。失敗した、隠れながらiPhoneで撮影したらぼけてるよ。くー。もう一度撮影に行かなくては。

というわけで、最近はまっている釜玉を注文。この釜玉、なんと480円。かけは380円だし、つけも420円と安い。そりゃ、讃岐で食べるよりかは高いんだろうけれど東京でこの味をこの値段で食べられるのはたまんない。何と言っても麺がうまい。小麦粉がうまいのかなぁ。どうしてこううまくできるのか、こしの具合もありすぎるわけではなし、この程良さはどうやってうまれているんだろう。だし醤油は思いのほかしょっぱい。たくさんかけたつもりはないんだけれど、だし醤油を掛ける前から、実は塩分があったりするのかなぁ。詳しい人教えて欲しいです。でもこのしょっぱさがちょうどよい。刻みネギの多さも魅力的。

こっちは月見山530円。私は食べていないので写真だけ。先程の釜玉に山芋を載せたバージョンもあるらしい。卵をかき混ぜているかそうでないかの違いだろうか。

ちなみにもうひとりは、かけ380円に野菜天をつけたのだが、この野菜天、たったの200円で、玉ねぎ、カボチャなど数種のかなり大きな天ぷらがつくみたい。かなりボリュームがあるけれど、お得としか言いようがない。こんな店、家の近所にあったら毎日通ってもいいな。

私は19時ころにすんなり入れたけれど、昼間は並ぶらしい。また閉店は早く19時半。でもあのうどんのためなら、早く仕事を切り上げて行ってもいいなぁ。また行きたいです。

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おみやげに頂いた讃岐うどんがあまりにも美味しかったので二日連続で釜玉にしたよ。

本場の讃岐うどんを食べてみたいとは思いながらも、未だ実現していません。でも讃岐うどんは大好き。ぶっかけも、ざるうどんも、生醤油も、釜上げも、釜玉も、もちろんかけうどんも大好き。冗長でたいしておもしろくなかったけれど、ユースケ・サンタマリアのうどんの映画は、めちゃくちゃそそられた。

今回たまたま、讃岐に行かれた方に「おか泉」って言うところのうどんを頂いたんですけれど、なかなか有名な店なんですね。このお土産、讃岐うどんのいろいろな食べ方ができるセットなんですよ(自分でも買おうかとしらべちゃいました。頂いた方すみません)。生醤油とか、ぶっかけ用のタレとか、すだちの液体とか付いているんです。

頂いたその日、わくわくしちゃって、会社の帰りに小田急デパート地下の天一に寄って、天ぷらを買ったのに、やっぱり釜玉が食べたくて路線変更。それがこれ。茹でたての熱々のうどんに卵をぐるんとかき混ぜ、刻みネギ、ミョウガ、おろしたてのしょうがをたっぷり、そこに甘めのぶっかけのタレ。これがびっくりするくらいうまい。釜上げならではの麺のぬめり感と、少し固まった卵、それにあましょっぱいタレと薬味。食欲が落ちていた私には絶好の食事でした。

一袋で3人前なので、早く食べないといけないというのはこじつけで、翌日も釜玉に。生姜はギリギリまで待ってからおろしたのが正解。チューブの生姜じゃこうはいかないもんな。今回はオクラを載せてみたよ。

あと6万回しかない食事はこういう食事じゃないとな。一袋のあと一人前分残っているので、明日も讃岐うどんにしようかなぁ。こんな時、茅場町みかわでただで貰える天かすがあれば最高なんだけれど、まだタダで配っているのだろうか。

そうそう、家のお皿はとてもひとり暮らしとは思えないほど、一間の大きさの食器棚に入るだけ所有しているのですが、大好きな民芸のお皿ばかり。上の写真のうどんが盛られた椀は、祖父母の形見の瀬戸のもの。左も同じく瀬戸で水野半次郎さんのもので叔父から昔頂いたものかな。筋の入った右上のものは、兵庫の丹波焼。下の写真は、大分の小鹿田(おんた)焼。小鹿田焼は飛び鉋の目がきれいでしょう。一度行って釜に行ってみたいなぁ。