台湾旅行2日目。前日は、シャングリラホテルのふかふかの4つの枕を使い切れず、3つは床において就寝。あれを4つ使い切れる人っているのだろうか・・・。
台南での朝ごはんは、やっぱり虱目魚(以下「サバヒー」)のお粥!ということで、駅から徒歩10分ほどの「阿憨鹹粥」と言う名店に行ってきました。店名は「あはん」って読むみたい。写真は目的のサバヒーの粥「虱目魚肚粥(スーモーユートゥーチョー)」90元。サバヒーのVライン、スープのつかり具合、パクチーのバランス、椀の紅白。B級ながらも完璧な作りで美しい。
阿憨鹹粥
北區公園路169號
06-2218699
6:30~22:30
サバヒーの身は上品で脂が多く、ぷるぷる、ほろほろと崩れて粥となじみとてもとてもうまい。さらりとした粥だけれど、パワーがつきそうだ。サバヒーは鮮度が落ちやすい魚で、朝とれたものを使用しているらしい。背開きにしている。粥の中を探ると、小さいけれどぷるんとした牡蠣が現れる。これはさらりとしていて朝の粥にふさわしいながらも、淡白であり上品な魚のコクや牡蠣の出汁がでた粥が極上の旨さ。これはこの粥のためだけに台南に足を運ぶ価値あり。
お店は結構広くて、屋台のようなラフなテーブルと、いすが割とゆったり目に置かれていて、全面の扉は風が通るように開け放している。1/5ほどのスペース(写真手前)が厨房となっていて、別部屋になっているわけでもなく、せっせと下ごしらえをしている。となりの地元っぽいおじさんは、サバヒーの頭ばかりの湯がいたもの(3頭くらい)と、内臓の湯がいたものを食べていた。テーブルには豆板醤ベースのタレがおかれていて、この薄味のサバヒーにはよく合う。内臓はいろいろな部位が入っていて、腸のくるくるしたところが隣の席からも見える。とってもうまそうだ・・・・。(そして次の店でこの内臓をいただくことになります)頭と内臓を注文する方が、粥に開いた身をのせて食べるより割安で、なるほどこうしてうまいこと朝ご飯を食べているのだなと思った。
朝ご飯も食べたので、近くの市場をぶらぶらとしてみる。大きな屋内と、露店があり、魚介類、野菜、加工品を扱っている。
みるからにうまそうな蒸し鶏。豪快にネギが添えられていて食欲がそそる~。
小さいイカや乾物を取り扱う店。
パイナップル専門店。さすが南国です。
アサリらしきモノを発見。日本のアサリとガラが違う。そして大きい。
まるまる太った鮎。
まるのままの鶏肉はこの状態で売られている。黒いのが烏骨鶏だろうか。
スープはどこもビニール袋に入れて売られている。破裂事故はないのだろうか・・・。にしてもこのサンラータンかな、うまそうだなぁ。
ホテルに戻って少し休憩し、そしてほんの少しだけ市内観光。海の方まで行けば良かったのだけれど、台湾っぽい建物をみてもあまりピンとこない私たち。すでに次の店のことで頭がいっぱい。
そして早めの昼ご飯。台南はチマキも有名で、「再發號肉粽」と言う100年も続く名店に行ってみた。日本と同じく、端午の節句にはチマキを食べるようで、節句が近くなると1万個も売れるらしい!そしてこれがそのチマキで豪華食材がたくさん入った「八寶肉粽」と言うもの。ひとつ150元だからだいたい450円くらい。ルーロー飯が50元くらいだからなかなか高価なモノ。台湾のビールでいただきます!
台南市民権路二段71号
(06)222-3577
9:00~20:30
年中無休
チマキを割ってみると、丸のままの卵、干し椎茸、煮豚、貝柱、干しエビ、魚のすり身を揚げたもの、栗、イカ、アワビなどがゴロゴロ入っていて巨大。これは豪華。ひとつ150元も頷ける。甘い醤油タレがたっぷりかかり、パクチーでいただく。とてもおいしい。
一緒に頼んだのは牡蠣のスープ30元。小さな牡蠣がゴロゴロと入っている。シンプルな牡蠣の味がしみたスープが胃にやさしい。そしてこの日の朝に粥を食べに行ったら隣のおじさんが食していて気になっていたサバヒーの内臓30元。そもそも臭みもなくとっても新鮮な内臓だけれど、ショウガやパクチーがとてもよく合う。内臓はいろいろな部位があり、シコシコした食感の部分もあれば、レバーのようなねっとりした部分もあり、酒好きにはたまらない。
台湾ではお馴染みの、自分で伝票に記入してお店の人に渡すパターン。だいぶ、メニューの漢字がわかるようになってきた。人気のメニューは、大小とサイズ違いがあるのが台湾のいいところだよなー。
台南から台北に向けて旅立つ前に、軽めのスイーツで休憩。豆花は奥があずきの煮たもの載せ、手前は竹炭の豆花に甘いシロップのみ。豆花は台湾旅行ではまってしまったスイーツ。甘すぎず、のどごしもよく、胃の負担もかからないから大好き。
そして、台南から新幹線で台北に向かって夕飯は台北で頂きます。この日もよく食べているなぁ。