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【ドイツ特集】ベルリンのアイスバイン 9点

ドイツ旅行の最終地点、ベルリンをまだ書いていませんでした。ベルリンでは、あの「アイスバイン」をいただいたので絶対に書かなくちゃ行けないんです。
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このベルリンに来るまでに、フランクフルト→ツェルマット(スイス)→ミュンヘン→プラハ(チェコ)と来ていて、お肉とジャガイモ、パンの生活には食傷気味に。唯一飽きなかったのはビール。どこの町にも、それぞれ自慢のビールがあってどれもすごくおいしい。きっとその町に住む人は自分の町のビールを愛するんだろうな。ベルリンで出会ったのは「ベルリン・ピルスナー」というビール。このビールもおいしかったけれど、この旅行で一番おいしかったのはプラハのビールでした。またプラハに行きたいな・・・。
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この日、ドイツの3位決定戦があるので、この店にもテレビがたくさん設置してあり、まだキックオフの1時間以上前だというのに、テレビ前の席をちゃっかり取っているおじちゃんたちでいっぱい。
私はドイツのお目当ての「アイスバイン」を注文。見て、この大きさ。この皿は直径25センチはありますから・・・。アイスバインは伝統的なドイツの家庭料理のひとつで、塩漬けした豚のすね肉を野菜や香辛料と一緒に長い時間煮込んだもの。大量のザワークラウと、ジャガイモ料理2種が添えられている。この塩漬け、冷蔵庫で10日間くらい重石をしてつけ込むらしいんです。Webで探したら、アイスバインの作り方がたくさん出てきたので、豚のすね肉が手には入ったら作ってみようと思います。
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ベルリンは、今回訪れたフランクフルトやミュンヘンよりもかなり大きな町。Uバーン、Sバーンが張り巡らされ、交通の便は良く、東京くらいの規模の町。ご存じ、ベルリンの壁で分断されていたんだけれど、もうその壁も数キロしか残っていないんです。
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ベルリンの町で一目で気に入ってしまったのが、旧東ドイツ時代からある歩行者用信号機のマーク「アンペルマン」。この男の子のマーク、キュートでしょ?女の子は「アンペルフロイ」と呼ばれ、これまたかわいい。(ここ参照
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この「アンペルマン」のグッズショップが、ハーケッシャー・ホーフと呼ばれる巨大アパートの一角にある。どこか昔の表参道ヒルズっぽい作りで、中庭にはトチノキが植えてあり、小さな噴水があったりとステキな場所。
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そしていよいよワールドカップの決勝戦。日本に帰ってきて「生の頭ツキを見たの?」なんて言われるんだけれど、スタジアムの人間は、ボールを追って試合を観戦しているし、ファールのリプレイもないので、どうしてジダンが退場になったのかもわからず。ホテルに帰ってニュースを見てジダンの行為に頭を抱えちゃいました。気持ちはわかるけれど、キレないでほしかった。
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今回の「ドイツで行われた」ワールドカップは大成功だったと思います。4年前の日韓共催の時、日本各地そして韓国までも訪れたけれど、ここまでその国の人たちがこのお祭りを盛り上げるためにがんばっている姿はなかったですよ。こんなお手本があれば、日韓ももう少しうまくやれたかもしれないのに。時期尚早だった気がします。経験値が少なすぎる。
次回の南アフリカ大会もぜひ行きたいので、治安を4年以内に改善してほしいです。
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【ドイツ特集】ミュンヘンの「シュヴァイネハクセ」 9.5点

フランクフルト→スイス・ツェルマット→ミュンヘン→チェコ・プラハ→ベルリンの旅の、ミュンヘンにて。
ミュンヘンは、ドイツの南、スイスとオーストリアの国境を接するバイエルン州の州都。800年にわたってババリア王国の首都として栄えてきたビールの町らしい。このワールドカップの旅、今のところスタジアムをのぞいてビールは最高。特に乾いた気候の成果、日本で飲むビールより一口目がおいしい気がする。
スイス・ツェルマットから列車と飛行機を乗り継いで、ミュンヘンに到着したのはすでに夕方。と言っても22時まで明るいこちらでは、夕方でもまだまだお日様は上の方。日本で言う午後2時といった感じ。
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のどが渇いたので、まずはおいしいビールを飲ませてくれそうなビヤホールを探す。本当は違うビヤホールに行きたかったんだけれど、疲れ果てて近所で選んだ店が大正解。写真にあるような「シュヴァイネハクセ」を食べさせてくれる名店に行き当たったと気がついたのはミュンヘンを出てからだった。「シュヴァイン」とは豚のことで、この「シュヴァイネハクセ」とは、豚の骨付き肉をグリル下料理。なんと言ってもボリュームがすごい。
まだ早い時間だったので、夕食らしいものを食べている人はなかなかいなかったし、英語のメニューを見てもさっぱりだったので、ウエイターにお勧めを聞いたところ、自分の太股を差しながら、「この部分のグリルがうまいんだぜ」みたいなことを言うから頼んだ一品。やっぱりおすすめはお店の人に聞くに限ります。肉のサイズはこぶし二個分くらい、肉はほろほろと崩れ、脂身がうまい。ただこのジャガイモと上新粉を混ぜたような団子はいただけなかった。
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この店は「アウグスティナー・グロースガストシュテッテン」というビール醸造所直営の店だからビールがうまいのは当たり前。ドイツはその町に必ず有名なうまいビールが何種類もあって、こういう醸造所直営の店が必ずあるんです。
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次の日、町の中心にある野外マーケットへ。そこでは野菜、加工食品、はちみつ、ハーブなどなどさまざまな食べ物を売るマーケットが平日の昼間に開かれている。その中心の大きな木の下では、ミュンヘンの各ビール会社のビールが飲め、町中の人がビールを片手に大騒ぎをしている。
八百屋にて。パプリカの色もさまざま、白もある。6月まで旬の白アスパラガスはもう遅かったみたい。その他、コールラビやアーティチョークなど日本ではなかなか見かけない野菜もあった。
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木陰でドイツ人のおじさんたちと乾杯。全く英語をしゃべってくれなかったが、お酒という共通点があれば心は一緒。おいしいビールをやいのやいの頂いた。まっぴるまのビール最高!
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夜は、フランス対ポルトガルのセミファイナルの一戦を見に「アリアンツ・アリーナ」へ。このスタジアムはあの表参道のプラダを作ったことでも有名な建築家が作った物。スポンサーの関係で「アリアンツ」のロゴは撤去されていたものの、外観を見ただけでも声を上げずにはいられなかった。
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ジダンはやっぱり宇宙人だった(^_^; マルセイユルーレットを見るたびに涙が出そうになった。本気のジダン、そして本気のフィーゴを見ることができただけで、生きていて良かったと思えたよ。
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【ドイツ特集】フランクフルトのリンゴ酒と茹で豚 9.5点

P1000256試合前に腹ごしらえするためにリンゴ酒の有名なザウセンハウゼン地区へ。日韓共催の前大会の時もそうだったけれど、スタジアムの食事は高くてまずい。
ザウセンハウゼン地区りは旧市街地からUバーンで数駅、マイン川の南に位置する。昼間から飲んだくれるおいちゃんたちで賑わっている。席に着くと気のいいおにいちゃんが、「エッベルヴァイかい?」と近づいてきたので「もちろん!」と答えて注文。グラスに並々注がれたリンゴ酒ことエッベルヴァイ(アップルワインがなまっている)がやってきた。味はと言うと、ちょっとすっぱめの年数が浅い白ワインのような感じ。でも味はリンゴ。アルコール度数も5.5度と、そんなに低いわけではないのでがぶ飲みすると酔いそう。とにかく安くて、昼間から飲んだくれたい人にはうってつけの安酒といったところ。
二人で食べて飲んで、3,000円行かないくらいの金額。日本で行ったら、有楽町のガード下の居酒屋ってところかな。またフランクフルトに行くことがあったら絶対に行こうと思う。本当は10点をつけたい所なんだけれど、なんだかこの旅、10点ばっかりになってしまいそうなので控えめに・・・。
夜はメインイベントである準々決勝、フランスvsブラジルの試合を見にトラムに乗ってスタジアムへ。スタジアムは町の中心からトラムでもSバーン(地上を走る鉄道)でもどちらでも20分程度の好立地。なのに周りは広大な森だけ。
P100027517時キックオフのイングランドvsポルトガルをスタジアムで見ようと早めに出発したのに開門は18時。やむを得ず入り口付近でビール片手にブラブラしていたのだけれど、ブラジルサポのお祭り騒ぎに便乗できたのでそれはそれでラッキー!こんな巨大トロフィーをわざわざブラジルから持ってくる心意気が凄い。このトロフィーをめぐって、優勝はドイツだ、フランスだと言い合っているから、私も負けずと「ブラジルだよ!」と言ってみたら、「そうだよね〜」って返された。ワールドカップの醍醐味はやっぱりスタジアムにあるのかもしれない。
開門後、スタジアムに入ってビールを頼むとなんとバドワイザー。うわっ、薄くてまずい!というのが第一印象。ドイツに来て濃くのある美味しいビールばかり飲んでいたのでアメリカのビールなんて受け付けられない。
試合前のスタンドにて前の試合を観戦。このスタジアムは真ん中に大型ビジョンがあり、開閉式の屋根が付いている。
おおお、PKでイングランドが負けてしまった・・・。悪夢を思い起こさせるルーニー事件もあったが、PKでジェラードもランパードも枠に行きながらも入らなかったのは運が良くなかったとしか言いようがない。
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ブラジルとフランスの練習が始まった。フランスは隣の国なのに圧倒的にブラジルサポ。周りのどの人を見ても、ブラジル人が心から自国のサッカーを愛していることがわかる。試合はアンリの1点でフランスが勝利。大方の予想を裏切ってフランスが復活した。ロナウジーニョのユニフォームを着てこのスタジアムに来たものの、フランスのここまでの戦い方とジダンのコメント、そして目の前のジダンのプレイを見ていたら、フランス勝利を心から祝いたくなった。
というわけで、次の試合はミュンヘンでフランスvsポルトガルです。
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【ドイツ特集】フランクフルトをはさんだホットドッグ 9.5点

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フランクフルト2日目。
今日はいよいよ準々決勝ブラジルvsフランスのの試合の日。
どうも時差ボケが直らず、朝は6時から目が覚めてしまう。出発前の予習によると通り、朝食はかなり豪華。パンにチーズ、ハムにサラミ、それぞれかなりの数をそろえている。バイキング形式だが、種類が豊富なので毎朝食べても飽きない。私はひまわりの種がまわりに付いた硬めの黒パンがお気に入り。薄く切ってチーズとハムをたっぷり載せるととてもおいしい。
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昼過ぎまでは市内観光。Uバーンと言う地下鉄と徒歩で移動。フランクフルトと言えば旧市街のレーマー広場が有名で、ワールドカップ期間中は何度もここから中継をしていた。街はこの旧市街地と100メートル以上のビルが立ち並ぶ新市街地がある。新市街地に巨大なadidasの広告を発見。バラック、カカ、メッシがしぶい・・・。
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レーマー広場から北方向の繁華街を歩くとグローセボッケンハイマー通りと言うカフェや軽食を食べさせる歩行者天国がある。
ここですっごくうまそうなホットドッグを食べている人を発見!これは絶対に食べなくてはと思い、頼み方も値段もわからないまま注文。注文と言うか、食べている人を指して「あれ、食べたい」って言ってみた。するといろいろな種類のいわゆるフランクフルトが鉄板で焼かれている。「どれにする?」的なことを言っているようなので、とりあえず一番太いのを注文。前の人に倣って、ケチャップとマスタードをたっぷりつける。口をめいっぱい開けてがぶりつくと、アツアツのフランクフルトがパチッと音を立ててはじける。うまい!ケルンで食べたものとはまた違う味で、同じソーセージでもこうも味が違うものかと感じた。それって例えば、日本中のどこに言っても饅頭のようなものはたくさんあるけれど、どれも味が違うようなものなのかもしれない。ちなみにドイツではフランクフルトでは通じなく、フランクフルターらしい。
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【ドイツ特集】ケルシュビールと巨大ソーセージ 10点

ぽち@フランクフルトです。いよいよやって来ましたワールドカップサッカー。日本は敗退したけれど、ベスト8はどの国も見逃せない最高の国ばかり。約2週間の決勝トーナメントから目が離せませんよね!もちろん私のことですから、各地の美味しいもののお話もしようと思います。
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フランクフルトに到着した日はさっそくチケットを引き換えにフランクフルトのスタジアムへ。空港から乗ったバスでは乗り方がわからずいきなりタダ乗り。。。スタジアムから町中央に行くトラム(路面電車)では切符の買い方がわからず苦戦。。。何をするにもいつもの倍以上時間はかかるものの、これが自由旅行の醍醐味。何をしても、何を見てもたのしいものです。2日目は、フランクフルト中央駅からICEというドイツの新幹線クラスの乗り物で、世界遺産で有名なケルンへ。ケルンはフランクフルトから1時間ちょっと、小麦畑の広がる車窓を眺めていればあっという間です。
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ライン川を越えケルン駅を降りると目の前には巨大な大聖堂。ゴシック建築の壮大な姿に口をあんぐり。この大聖堂、今の状態になるまでに600年以上かかったらしいです。
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ドイツと言えばビール、そしてこの街にはケルシュビールなるものがあるとのこと。なるほど、街のレストランはどこもケルシュビールを飲ませる看板がかかっています。その中でも1511年創業のジオンビールの直営店である「ブラウハウス・ジオン」へ。
さっそく一杯1.45ユーロのジオンビールをいただく。う、うまい。よく考えたらドイツ上陸初ビール。ドイツビールにしては癖がなく、かといって味もしっかりしていておそらく日本人好み。加えてビールが新鮮。生きている感じがする。グラスは小さめで、専用のグラスを入れるトレーで運んできます。この街ではこういう飲み方をするらしいです。この店の名物は長さ50センチのソーセージ!付合せのジャガイモと豆もたっぷりついて1人前25センチで約9ユーロ。ビールは水より安いし、食べ物も安くてうまいしもう最高。
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ケルンを離れ、フランクフルトへ。今日と言う日はドイツが強豪アルゼンチンとの対戦する運命の日。どこの町も国旗を片手にユニフォームを来た老若男女でいっぱい。私もこのドイツの雰囲気を味わおうと、2万人以上が収容できるマイン川のパブリックビューイングへ。試合は延長PKでドイツが勝利!頭にドイツの国旗を彩ったかぶりもの!?をしていたので、ホテルまでの帰り道みんなに声をかけられ、一緒に喜びを味わえたのがうれしかったです。日本が勝ってもここまで街は盛り上がらないよな・・・。町中がクラクションの音でいっぱいな夜でした。
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