帰宅が遅いので、もっぱらテレビは録画なんです。最近のHD録画は大変便利なので、毎週決まったテレビ番組を簡単に録画できます。毎週必ず見ている番組は、衛星でやっているアメリカもののドラマ数種と、「チューボーですよ」「どっちの料理ショー」「アド街ック天国」「世界ウルルン滞在記」などなど。気がつけば同じ制作会社の番組が多いですね・・・。
これらの番組に感化されて、おいしいものを食べに行くことはとても多いです。今回は、「チューボーですよ」のチーズバーガー特集を見て、こんな近くに話題のハンバーガー屋さんがあるなんて!と思って早速行くことにしました。
ところがこの日は12月にはめずらしい大寒波。風も強く、人形町までの自転車での道のりは、晴天なのに地獄でした。まぁ私が悪いんですけれど、Tシャツに買ったばかりのSaint Jamesの長袖シャツ、それにお気に入りのフリースのみ。この日の気温は最高気温5度で冷蔵庫並み。さらに強風で自転車は煽られる、煽られる・・・。コンビニで覆面が売っていたら買うな〜なんて思いながら到着。場所は人形町の甘酒横丁を浜町方面に向かい、横長にある公園の交差点を左に曲がってしばらく行った場所、人形町、浜町の駅から歩けば5分程度のこの和風な町にいきなりアメリカンテイストだけれど、ビートルズが流れる真っ赤な店が現れる。
中途半端な時間に行ったつもりが結構混んでいて、帰る頃には外で待つ人も。日曜日の人形町はほとんどのお店が閉まっているから、この店を真っ先にめざす人が多いのだろう。
メニューは30種以上。「チューボーですよ」で見たチーズバーガーは絶対食べるつもりだったので、ダブルチーズにするか、それとも他の物を入れるか迷ったが、ヘルシーに(なのか?)アボガドチーズバーガー1,150円を注文。日曜日の昼なんて迷わずビールなんだけれど、私は昔からハンバーガーにはコーラと決めている。
しばらくすると大皿に、たて幅15センチほどの巨大ハンバーガー到着。見てくださいよ、この厚み。顎関節症の私には到底ムリっす!机においてあったハンバーガー用の袋に入れ、いざかぶりつく。どう考えても上下一気に食べることができない。しばらく下、下と行き続けたため、バンズとレタスしか食べられない。向きを変えて上、上。「チューボーですよ」で街の巨匠も言っていたが、ハンバーガーの肉はハンバーグと違って練らずに、肉のひき方も極粗め。うまく説明できないが、肉をハンバーガー用に整形しているだけといった感じなので、肉そのものの味と食感が伝わってくる。多めに振ってある粗挽きの胡椒がたまらない。
バンズが予想以上にうまい。まわりカリカリで最後までこのカリカリ感をきちんと維持できるところがすばらしい。バターと香ばしいパンの香り、ほのかに甘い味ががたまらない。今までいろいろなハンバーガー屋で食べてきて、どこもおいしいと思ったが、ここのバンズは一番。
ハンバーガー屋と言えば、五反田の「フランクリンアベニュー」と思っていたけれど、ここもすばらしい。最近こういったハンバーガー屋が東京に増えているようなので、もうちょっとつっこんで食べ歩いてもいいかもしれない。
BROZER’S(ブラザーズ)
中央区日本橋人形町2-28-5
03-3639-5201
10:00〜22:00 日・祝 11:00〜17:00
定休:なし
Archive for 12月, 2005
人形町「BROZER’S(ブラザーズ)」のアボガドチーズバーガー 10点
【京都特集】「ふうせん堂」のネギ焼き 9点
京都一日目の夜は、二条城近く御池通沿いの「ふうせん堂」というネギ焼きの有名な店へ。
ネギ焼きって大阪の食べ物ですよね。そのネギ焼きのネギを、京野菜の九条葱で食べられるというので行くことにしました。メニューはネギ焼きが中心かと思いきや、鉄板焼きが中心。左の写真はお豆腐を焼いて甘辛いソースと九条葱、それに山ほどの鰹節を載せた物。
すべてのメニューは、カウンター席のご主人が作り、各テーブルへはアルミホイルにのせた形で運ばれてくる。だから鉄板がアツアツのままで食べることができる仕組み。
もう一品、豚の軟骨の焼いた物に、生のキャベツを添えた物。軟骨はコリコリして脂ものっていて、味付けも甘辛く、ビールがすすむ。しばらくするとキャベツもしんなりしてきて、シャキシャキのキャベツとしなっとしたキャベツの両方を楽しめます。
今日のメインはなんと言ってもネギ焼き。なんとこの1枚に九条葱を8本も使っているらしい。8本というとスーパーで売っている九条葱一束より多いってこと。白い関東のネギとは違って、青い部分も全部食べるので8本のネギの量って言ったら、こんもり山盛り。ご主人がその山盛りのネギを少ないつなぎでみるみるうちにまん丸の小さいネギ焼きにしていく。
焼き上がったネギ焼きの上にもさらに刻んだネギ。その上にレモンを添えて出される。
食べると口いっぱいネギ。ふわふわと柔らかく、とろとろ。もっとまわりカリカリのイメージを想像していたのでちょっとちがった。京野菜とか言うと、どうも料亭のイメージが強いけれど、庶民が食べる京野菜ってこんなかんじなんだろうか。これでたったの500円。
お好み焼きも予想以上においしいので、ぜひ京都に行って京野菜をたべたかったらどうぞ。二条城の駅から3分くらい。御池通沿いです。
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ふうせん堂
京都府京都市中京区堀川御池西大文字
075-841-0853
【京都特集】「京都和久傳」の昼のコース 9点
「高台寺和久傳(わくでん)」と言えば、京都では大変有名な料亭。一人3万はくだらないので自腹を切って行けるような店ではないのですが、その「和久傳」の味わいをリーズナブルに食べることができる「京都和久傳」がJR京都駅に直結している伊勢丹の11Fにあります。リーズナブルって言っても・・・ですが。
デパートの上のレストラン街なので、予約しないでふらっと入れる店なのですが、予約しないと大変な混雑ぶり。しかも京都の町を一望できる窓側のカウンターはすべて予約席。並ぶのは大嫌いだし、せっかく京都についてわくわくする思いをこのカウンターからの眺めでまずは癒そうと思い、きちんと予約。お昼からあまりにも贅沢なのですが8000円のコースにしました。
この眺めすごいでしょ!?すぐ左手には修復中の西本願寺、写真の左手の方は愛宕山です。西本願寺の後ろの山は嵐山方面。こうやって眺めると京都が山に囲まれた盆地であることがよくわかります。
まずは渇いたのどに泡立ちがきめ細かいビールを一杯。真っ青な京都の空を眺めながら飲むビールは格別です。
一品目は、「車エビと芹の白和え」。
あとあと思い出してみると、この店の料理で一番おいしかったのはこの白和えかもしれないです。きめの細かい和え物で口の中でねっとり。セリがなんだか京都に足を踏み入れたことを感じさせてくれました。
二品目は、「白子の天ぷらの蕪蒸し」。
白子を食べると何とも言えない幸せな気持ちになるのですが、そのシアワセ感を辛みのある蕪がいっそう盛り上げてくれます。欲を言えば、蕪がもう少し少なくて、白子感を満喫したかったかも。
三品目は、「ヒラメのお造り」。
水にさらしただけの輪切りのネギがどっさり。その上に薄切りのヒラメ。ここまでネギは多くなくていいだろう・・・と思ったけれど、残すのがイヤで全部巻いて食べてしまった。柚子の風味だけで十分かも。
ここで、いわゆる懐石って言うスタイルのコースじゃないんだなぁと気がつく。
四品目は、「ローストビーフ」。
霜降りのいいお肉だったのですがどこの肉なのか忘れました。水菜(壬生菜?)で巻くとこれまたおいしい。
五品目は、「一口蕎麦辛み大根添え」。
どこの大根なのかちゃんと聞いたのに忘れました。。ぴりっと効いた大根を食べるために蕎麦をすするって感じ。
六品目は、「大根の焚き物、芥子菜添え」。
箸ですっときれる大根。丸大根だったかなぁ。
京都の黒七味がほどよくかかっていて風味豊か。出汁のお味が最高。
七品目の前に、急に曇り空になり空に大きな虹が二本架かる。京都ってこんなに短時間で急に天気が変わるんだ。
七品目は、名物「鯛のお寿司」。
まぁおいしいって言えばおいしいけれど、他の料理も十分おいしいのでひときわおいしいって言う感じじゃなかったです。
八品目は水菓子、「代白柿(ダイシロガキ)」。
これがこの店で一番びっくりした品だと言ったらたぶんお店の人は怒るだろうな・・・。のちのち調べたら、京都では松茸に並んで忘れられぬ存在らしい。「江戸柿」と言われる柿をじっくり熟させた物。ゼリー状にとろとろとして、加熱したような感じ。
あまりにも感動したので、その後「錦市場」で1個250円で購入。ただいま熟成中。
九品目は、「西湖(セイコ)」。
レンコンを使ったお菓子。レンコンの味はまったくせず、和三盆のやわらかい甘みともちもちした食感、笹の香りがとても良い。レンコンを擦って、でんぷんをとりだして使っているそう。味と言うよりそのもちもち感はここから来ているみたい。デパ地下でも買えます。すごくおいしい。
休止してくれた若い男性の対応もすばらしかったし、料理の出るタイミングも絶妙。味も対応もなかなかでした。8000円の価値は十分あります。残念なのは予約しないで来たお客。赤ちゃんが泣いていたり、子供がはしゃいでいたり。大人が来る店に子供を連れてくるのはルール違反だよね。高台寺のお店には一度は行きたいです。
京都和久傳
京都市下京区東塩小路町901 JR京都伊勢丹 11F
075-365-1000
不定休(伊勢丹に準ずる)
11:00〜15:30
17:00〜22:00
【京都特集】駅弁「宮城ろまん街道」 8点
1年に1度は行かないと気が済まない京都へ行って来ました〜。今回の京都のテーマは以下3つ。念入りにスケジュールを立てました。
1.新撰組をたどる
2.あこがれの「草喰なかひがし」の食事
3.京都ポタリング(ポタリングは自転車でフラフラすること)
行きの新幹線も気合いはばっちり。「宮城ろまん街道」なる駅弁を購入。この駅弁の購入ポイントは、まず第一に量が少なそう、第二にわくわくするような盛りつけ。そうです、着いてすぐにおいしいお昼が待っているのでここでお腹がいっぱいになってしまっては行けないのです。
◎宮城ろまん街道(800円)
・焼き物
笹かまぼこ ソーセージ 若鶏香味焼
・揚物
舞茸吉野揚げ 田舎しそ巻
・煮物
ボチャ含め煮 玉こんにゃく含め煮 ふな甘露煮
・香の物
紅大根甘酢漬
・御飯
白飯(宮城県産ひとめぼれ米を使用しております)
くるみおこわ(銀杏添え)
くるみおこわがちょっと固くて、箸が折れそうだったことをのぞけば味はなかなか。800円で竹のかごに入って、これだけ雰囲気を盛り上げてくれるのですからなかなかです。
東京駅、八重洲口の各地の駅弁を取り扱うコーナーで買えますよ。
秋川渓谷バーべーキュー「ダッチオーブンのローストチキン」 9点
東京の西、秋川渓谷にバーベキューに行って来ました。もう寒くてバーベキューに向かない季節かと思いきや、荷物を運んだり、火を熾したり動いているとちょっと汗ばむくらい。河原から見える山々は紅葉し、風が吹くと舞って川面に落ち、川の流れはさらさらと落ちた葉を川下に流す・・・そんな当たり前の風景を体いっぱい吸い込むことが幸せな一日でした。
さてさて、バーベキューは主催者の綿密な計画の元にすばらしい献立が用意されていました。冷え冷えのエビスビールでスタート。お取り寄せしたおいしいソーセージと霜降りたっぷりのカルビ肉を鉄板で焼く。こんな極上の肉のバーベキューなんて私たちはなんて大人なんだ!
私の担当はダッチオーブン。去年みんなで河口湖のロッジに泊まった際にロッジでレンタルして作ったローストチキンにあまりにも感動して、そのあと私の誕生日に大型のダッチオーブンをみんなからもらったっけ。だから私の担当はダッチオーブンなんだけれど、やることなんてなんにもなくて、築地で買った丸の大山地鶏と皮もむかないタマネギやジャガイモ、ニンニクを入れてふたをするだけ。火はガンガンの炭火。10キロはある鉄の鍋は蓋も重くて、その重さから中に圧力がかかるらしい。鉄は厚いのでかなりの火力にかけても焦げすぎるわけではなく、中からふわっとした仕上がりになると言うわけ。鶏肉はふわふわ、タマネギはとろとろに。
このダッチオーブンの欠点があるとすれば、手入れの面倒さと重さ。こう重くちゃ早々簡単に電車で移動っていうわけにもいかないし、洗うのも小一時間かかるし、洗った後に油を塗るのも面倒。でもさ、バーベキューなんていうイベントのためにこうして手間暇かけるのが楽しいんだよね。
もうひとつ、このバーベキューで感動したのが焼き芋。ぬれた新聞紙でくるんで、アルミホイルに包み、火の中に入れるだけ。まわりは真っ黒焦げなんだけれど、中はきれいな黄色。甘くてねっとりしていて秋の豊かな味でした。
その後、うわさの飯盒でまっしろな炊きたてのご飯にほっけの焼いた物、幻の?みそ汁、富士宮の焼きそば。食べても食べてもおいしい物はどんどん胃に入ってしまうから不思議。
お腹いっぱい満喫したところでちょうど夕暮れ。片づけを済ませて、日ノ出町の「つるつる温泉」へ。生涯青春の湯らしい(謎)。早起きと平日の疲れがどっと出たのか、座敷で7人全員一瞬で眠る。1時間半後、閉館のため起床。
帰り小腹が空いて築地へ。私おすすめの「虎杖」でカレーうどんを食す。あー何度食べてもうまい。
感動の一日。運転手さん、いつも企画してくれるよっちゃん、遊んでくれたみんなありがとう。