Archive for 11月, 2005

丸の内TOKIA「つるとんたん」の鍋焼きうどん 9点

DSCF0052丸の内に新しくTOKIAというビルが11月11日にオープン。たまたま自転車で通りかかったので寄ってみることにしました。地下には飲食店街があり、店によっては行列ができるほど。私は大阪では有名らしい「つるとんたん」といううどん屋に入りました。このうどん屋、ショーウインドウに直径30センチほどの器に入れられたうどんのサンプルが並んでいるのですが、これはサンプルだから倍以上の大きさの器にしていると思いきや、実際に自分の元に来た器も直径30センチほど!かなりの重さです。
シンプルなきつねうどんにもそそられたのですが、寒い中自転車をこいでいたので心まで温まりそうな鍋焼きうどんを注文。すると、0.5玉間隔で3玉まで玉数を増やしても無料とのこと。なんて良心的な!
巨大な鍋焼きうどんには、エビ天が2本、しいたけ、水菜、ねぎ、白菜、卵など具がたっぷり。見た目にも美しいんです。でもまず最初にびっくりしたのがその出汁。関西っぽいしみわたる鰹だしは麺に手をつけるのを遅らせるほど。甘みのきいた澄んだ味で、東京の人間にとっては新鮮な味です。私の好きな「夢吟坊」のうどんに近いんですけれど、もう少し甘くて最初の一口目は衝撃的。その分、「夢吟坊」より飽きは来やすいですがそれでも毎日食べたいくらいのおいしさ。
ってわけで、六本木にもあるこの「つるとんたん」、さっそく翌々日に行ってきました。サービスはいまいちだけれど、味はおなじ。きつねうどん680円を1.5玉にしても料金変わらず。私のランチメニューの定番になりそうです。
つるとんたん 六本木店
港区六本木3-14-12
03-5786-2626
TOKIA店はホームページに載っていませんでした。

六本木グランドハイアットの「フィオレンティーナ」の特注ケーキ

2六本木ヒルズを極上のデートに使うのならやっぱりグランドハイアット。ヒルズは迷うし、びっくりするほどおいしいわけでもないのに、びっくりするほど高いし。グランドハイアットは食事もバーもなかなかいいのでおすすめです。ここ「フィオレンティーナ」は1Fにある軽いイタリアンの店。味はまぁまぁも雰囲気ばっちりデート向きです。でもなんといってもこの「フィオレンティーナ」はやっぱりスイーツ!東京で5本の指に入るケーキ屋さんかなって思います。
その「フィオレンティーナ」に特注でこんなケーキをうちの会社が作ったらしいんです(会社バレバレですがIBM社員ではありません)。このケーキを注文した女の子曰く、「IBM様のロゴも、ビルダーの文字も、アイコンのデザインも全てチョコレートや砂糖菓子の手作りで、細かーくできていました」とのこと。ベースはショートケーキとのことで、ここのショートケーキの生クリームは極上なので、きっと味も抜群なはずです。いやー、うらやましいです。
この他、この店のおすすめは「プチフール」という、小さいケーキが5種類入ったセット。少しずついろんなあじが食べられるのがうれしいです。生菓子と、保存が利く焼き菓子の2種類があります。あとは「ベリープティング」という、パンのような生地にベリーの果汁を強い混ませ、サバラン風に仕上げたプリンも有名。見た目もベリーいっぱいで女の子は絶対に目をきらきらさせちゃいます。
ぜひ、おためしあれ。一度は食べるべきケーキ屋さんです。
グランドハイアット「フィオレンティーナ」
港区六本木6-10-3
グランドハイアット東京1F
03-4333-1234

森下「山利喜」のいろいろ 10点

cover10月1日に発売された「BRUTUS」を読みましたか?
ワイン特集なのにも、表紙はなんと最愛の居酒屋「山利喜」!前回、この店の煮込みを紹介したんですけれど、写真もたくさん撮ったのでまた書いちゃいます。
ちなみになんでワイン特集なのに表紙なのかというと、この店はおいしいワインを置いていることでも有名なのです。2代目(3代目?)の板さんは確かフランス料理の修業もつんだとかで、和食のメニューだけじゃなく、もろフレンチっていうメニューもあります。
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今回は会社の女友達4人で行きました。土曜日にわざわざ集まって行きたいくらいの店なんですよね〜。それも17時の開店と同時に行ったのにすでにお店には長蛇の列。お店に入れるまで1時間半も並んでしまいました。
「ブルータス効果?」なんて話すものの、並んでいるのはおじちゃん、おばちゃんが大半。ブルータス世代じゃないこと間違いなしなので、如何にこの店の地元での人気が高いかがよくわかります。
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まずは煮込みを2人前、ガーリックトースト付で注文。これはメニューも見ずにビールと一緒に注文です。乾杯してやっと落ち着いた私たちはさっそくメニューとにらめっこ。刺身は「本マグロの中落ち」と「あおりイカ」にしたのに時すでに遅し。もうなくなってしまったとのこと。やはりこの店で満足行く注文をするには開店と同時の入店が大事だと実感しました。
ということで刺身は「本マグロ」(中落ちではない)を注文。隣の人が食べていておいしそうだった「鶏レバーテリーヌ」とからだが温まりそうな「鱈入り湯豆腐」、「カキフライタルタルソース」を注文。どれも安くてうまい。私はいつも同じ注文ばかりしてしまうので、初めてこの店に来る人と一緒に注文すると食べたことがないメニューを食べられてうれしい。湯豆腐はいつも「カキ入り」を選択していたが、「鱈入り」もかなりうまい。
ビールを2杯飲んだところで噂のワインに。威勢のいいお兄ちゃんにおすすめのワインを聞くと、現物を持ってきてあんちょこを見ながら説明してくれる。知ったかぶりをしないで素直に説明するところが好感度大。4本持ってきた白ワインの中で、一番おすすめで飲みやすい「Pinot Blanc Reserve」の2003年ものを注文。4,200円とさほど高くなく、さらに癖もないのであっというまに飲み干す。
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さらに「キャベツの一夜干し」「するめいか丸干し焼き」「生野菜の焼き味噌添え」「こはだ酢」「潮汁」などなどを注文。なんと「キャベツの一夜干し」「潮汁」は250円。「煮込み卵入り」「キャベツの一夜干し」「潮汁」「ビール」で約1,500円。これなら毎晩来たい。
この「こはだ酢」のきれいな模様を見てください。食欲そそりますよね。
幸せな気持ちで閉店まで過ごしました。17時にきて23時まで。こういう店をもっと大事にしたいです。
なんと「山利喜」にホームページがありました。今週のメニューやなぜか壁紙まであります。予約は開店と同時でないとできないですが、この混みようを考えればやむを得ないのかも。
ぜひ一度訪れてください。
酒場 山利喜
 03-3633-1638
 江東区森下2-18-8

西麻布「三河屋」のミックスランチ 9点

DSCF0016六本木に勤めているとランチの値段の高さにびっくりさせられる。1,000円以内で満足行くランチが食べられることはそうない。東京で一番物価の高い街ってことは、世界一ってこと?
そんな六本木のランチで1,000円以内を守り、さらに食べきれないくらいの量、そしてご飯もお代わり自由というすばらしい店のひとつがこの西麻布の「三河屋」だ。六本木ヒルズまわりってこじゃれた店は多くても、一週間に一度はがっつり食べたくなる揚げ物の店が少ない。だからこの「三河屋」は歩いて10分以上あって、さらに15分くらい並んでも食べたい店なんです。
この店はもともと肉屋だったらしく、質のいい肉が手にはいることから揚げ物中心の洋食屋をはじめたらしい。卵形のメンチは、揚げたてを箸で割ると肉汁がジュワーっと出る。「おおおっ」と思わず声を上げてしまう。コロッケは小さめ。ホクホクしたジャガイモの味が伝わってくる。おいしいジャガイモじゃないとこうはならないはず。
DSCF0010真ん中はハムカツ。厚切りのハムをサクサクの衣で包んでくれる。コロッケばかり食べていると少し口が飽きるので、ハムカツの箸休めが楽しい。
メニューは「コロッケ」「メンチ」「ハムカツ」の単品でも、これらの「ミックス」でもOK。私が食べたのは「ミックス」950円。1,000円札を出しておつりが来るなんてうれしい限り。
並んでいる間、外から見える厨房の窓を盗撮。愛想のいいおばちゃんが、引き出しいっぱいに詰まったコロッケをひとつずつ取り出し、一番上の引き出しにこれまた山ほど詰まったパン粉をつけてどんどん揚げている。
この店はランチのみ。遅めのお昼に行くと並ばずに入れるけれど、ご飯がなくなると終了なので要注意。12時前に行くのがいいかも。
三河屋
港区西麻布1-13-15
西麻布交差点、六本木から来て権八を曲がって右側。
03-3408-1304
11:30〜14:30(ライス切れで終了)。昼の営業のみ。
土・日・祝休み
※2005年12月いっぱいはおやすみらしいです。これを見てお店に行ってしまった皆さんごめんなさい_(._.)_

鶯谷「パティシエイナムラショウゾウ」/自由が丘「自由が丘ロール」のロールケーキ 10点

DSCF0002「パティシエイナムラショウゾウ」のロールケーキを紹介するのは3度目。でも何度でも書きたい店なんです。
実は、私の勤める六本木ヒルズが今週よりクリスマス仕様になりまして、まだ秋気分なのにもかかわらず無理矢理クリスマス気分にさせられています。まだ紅葉だってまともに見ていないし、秋刀魚だって銚子に南下していないのに。。。
そんなときに、「あっ!去年買ったイナムラショウゾウのクリスマスケーキを紹介していない!」って思い出して写真を載せることにしました。普段はこんな風にブッシュドノエル風になっていないのでわくわくしちゃいます。味は、私が東京で食べたケーキの中で一番。もちろんカットしてある物もあるので単品でも買えます。場所は鶯谷駅から徒歩10分ほどの墓地の前です。
パティシェ イナムラショウゾウ
〒110-0002東京都台東区上野桜木2-19-8
AM10:00〜PM7:00 月曜定休日
山手線鶯谷駅から徒歩10分
DSCF0065最近ロールケーキがはやっているじゃないですか。あの「モンサンクレール」「ショコラドアッシュ」の辻口さんも自由が丘に「自由が丘ロール」なるロールケーキ屋を始めましたよね。この写真はその定番のロール、その名も「自由が丘ロール」です。ふわふわの生地もちょうどいい甘さの質のいいクリームも絶妙。一昔前のロールケーキとは見た目は似ていても味は全くの別物です。
私がここのロールケーキを初めて食べたのは「黒糖のロール」。黒糖の甘さのスポンジに黒糖のカスタード、それに黒蜜。この秋色のロールは甘さも優しくてやみつきになる味です。初めて食べたときの感動は忘れられません。私は「自由が丘ロール」より好きかな。ここのロールは超人気なので、前日までにご予約を。
自由が丘ロール屋
〒152-0035 東京都 目黒区 自由ヶ丘1-23-2
TEL 03-3725-3055 FAX 03-3725-3031
定休日 毎水曜/第3火曜 営業時間 11時〜19時