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築地で買った真鱈 9点

新年あけましておめでとうございます。
もう気がついたら5日。9連休なのになーんにもしない年末年始でした。2007年は今まで以上においしいものをいろんな人と食べれた年だったな。一緒に食事してくれたみんなありがとうございます。今年もおいしいものを一緒に食べに行こうね。この写真は、元旦に実家のある神奈川県秦野からまっすぐ南下した大磯の海。往復22キロの自転車走行は冷たい風とにじむ汗が気持ちよかったです。目の前に見えるのは大島ですよ。
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2006年の目標は、
 1.本を50冊読む。
 2.映画を50本見る。
 3.自炊率を高める。
 4.英語を勉強する。
 5.文章を書く。
でキーワードは「厚みのある30代」。裏目標は「転職」でした。2と4は全然ダメでしたが、そこそこやれた年でした。
 
2007年の目標は、
 1.英語を勉強する。目標はまずはじめること。
 2.5キロやせる。
 3.本を75冊読む。まずは「鬼平犯科帳」読破。
でキーワードは「がんばりすぎない」でしたがまったくダメでした。本も50冊止まりだったし、鬼平も止まったまま。強いて言えばジムに通い始めたことくらいかな。痩せていないけれど。。。
で、2008年の目標です。
1.英語を勉強。TOEIC470点。(低!)
会社で半ば強制的って言うのもあるけれど、これを機会に旅行では困らないようになるぞ!
2.3キロやせる。
5キロなんて高い目標じゃなくて3キロでいい。3キロ痩せたらご褒美ももらえることになりました。がんばろ。5年前からはけなくなってしまった革パンをはけるようになりたいな。
3.本を75冊読む。
去年はいいペースだったのに、うかうかしていたら50冊しか読めなかったよ。でも良い本にもたくさん出会えたな。
4.いい仕事をする。
転職して1年たち、仕事の仕方もようやくわかってきたので、ここからは私らしい仕事をドンドンしていきたいなって思っています。
キーワードは「もう一歩踏み出す」。何をするのにもいつもよりもう一歩がんばって結果を残したいです。
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年末最後の築地に行って、真鱈を買ってきましたよ。年末価格で1キロ2500円とかなり高額でしたが、半身約3キロを買ってきました。白子もたっぷりです!鱈の顔、ちょっとグロテスクだね。
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白子はやっぱり軽く湯がいてポン酢で食べるのがうまい。どんなフレンチのソースも真似できない濃厚なソースが、ぷちっとはじけて飛び出し、さっぱりとした大根おろしとポン酢に出会うとうっとりした味に。
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鱈のおいしさに気がついたのはここ数年で、鍋にするとぷりぷりの身と品の良い出汁がたまらなくおいしいんです。あんなにぷよぷよのメタボ腹も火が入るとぷるんとした食感に。雑炊もたまらないです。
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鍋よりもバター焼きよりも一番好きなのは昆布締め。ぷるぷるの身も昆布が水分を吸って締まり、鱈の繊細なうまみが昆布でさらに深まり、高級料亭の一品のように。ヒラメも鯛もびっくりなんですよ。ただ昆布締めにするとどの魚も同じような味になりがちだけれどね。
2008年もいい年にしたいな。今年もよろしくおねがいいたします!
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築地年末の買い出しは「ヒゲダラ」でした

2006年最後の買い出しに築地へ。今年のお目当ては、昆布締めにするための白身の魚と伊達巻き、あとは目についたおいしそうなもの!白身の魚は真鱈をと思っていたのに、年末にしけたためどの場内の店にもなく、鯛やヒラメはいいものを求めれば1万円を超えそう。そんな時に場内のまぐろ店で「ヒゲダラ」を薦められ、そのおじさんが個人的に別の店で購入していたものを1匹譲っていただきました。2.1キロで5000円ちょっと、お正月価格だと言うことをさっ引いても高級魚。築地では「ヒゲダラ」と言われているけれど、本当の名前は「ヨロイイタチウオ」と言うらしいです。このグロテスクな見た目。鱈という魚を触ったことがある方はご存じだと思うのですが、ぶにょぶにょしてぬるぬるなんです。こんな見た目だけれど、味は驚くほどに繊細でした。
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築地での購入品はこのヒゲダラに加えキロ12,000円!のボタンエビ。どの店も冷凍だったところ、数少ない北海道産の生だったところが気に入って5つ購入。いつもはんぺんを購入する「丸玉水産」では、毎年恒例獨協大学ラグビー部の伊達巻き、それに「吹田」で昆布締め用の昆布。伊達巻きと昆布はいつもおきまりの店で。
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ヒゲダラは三枚におろして刺身サイズに切り、塩をして昆布に挟み一日おきます。そうするとまか不思議、昆布が水分を吸い、さらにうま味をヒゲダラに移し、繊細で奥深い味わいに。真鱈の昆布締めより魚の味が深く、まるで鯛のよう。
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すかしてみるとこんなにきれい。細胞のひとつひとつがよく見えます。Webで調べたところヒゲダラは刺身だとまずいのに、昆布締めにするとびっくりするほどうまくなるとのこと。また築地で働く人たちにおいしい食べ物を教えてもらえました。
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厚岸の牡蠣・あさりとぶりしゃぶ 9.5点

正直、東京のオイスターバーで「すっげーうめー」って言うのに出会ったことがない。たぶん運が悪いんだと思う。ここ最近で飛び抜けてうまかったのは、築地「やまだや」で出された厚岸の牡蠣だった。私が小さい頃は、牡蠣と言えば広島だったのに、今では全国各地の牡蠣を食べ比べることができる。その中でも私が好んでいるのが厚岸の牡蠣。ここの漁師である中嶋さんが作る牡蠣はびっくりするほどうまい。当たり前だが自分で注文するとはるかに安い。「やまだや」は決して高くないけれどそれでも2こ945円。ここでは12こ1656円。
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これがその中嶋さんが作った牡蠣とあさり。厚岸の牡蠣は、厚岸湾に隣接する厚岸湖で2〜3年育て、産卵後に餌の豊富な湾で身を太らせたあと、塩を抜くために再び湖に戻すという作り方をしている。ここの牡蠣はシングルシードと呼ばれる種類で「カキえもん」とも名付けられ、知る人ぞ知るブランドとなっている。
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サイズは比較的小さく、80〜120グラム。牡蠣向きナイフでむいてさっそく生でそのまま食べてみる。味は濃厚。柔らかくて香りがすばらしい。ここの牡蠣は他の牡蠣よりも圧倒的に濃厚と言える。
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殻をむかずに電子レンジで1分、焼き牡蠣ができると案内書に書かれていたので早速チャレンジ。これがその電子レンジ版焼き牡蠣。半生で身がいっそう引き締まりプリプリ。火を通すとよりいっそう牡蠣の味が際立ち、ミルキーに。塩分濃度もちょうどいい。ついつい日本料理屋とかで牡蠣を頼んで、大きいのが出てくると声を上げて興奮してしまうけれど、こちらの方が小さくてもうまさは抜群。夏に食べられる岩牡蠣の1/5のサイズでもわざわざ「厚岸の牡蠣」を食べたくなるのは納得。
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同じく中嶋さんが作ったアサリで作ったボンゴレ。おかげで土曜の昼がごちそうに。
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こちらは我が家に友達がたくさん来たときに食べたブリのしゃぶしゃぶ。皿一杯に並べられた切り身があっという間になくなった図。このブリは築地場外で購入。さすがに1本は大きかったので半身にしてもらったんだけれど、こんなに一瞬でなくなるんだったら1本にしておけば良かった。
厚岸の中嶋さんの牡蠣を購入される方はこちらでどうぞ。2005年のdancyu牡蠣特集で、厚岸の牡蠣の紹介の時に中嶋さんの話が出ていて、探し当てた店です。
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【番外編】手作り餃子 8.5点

餃子づいている今日のこの頃なのですが、いても立ってもいられず手作り餃子にチャレンジしてしまいました。ちゃんと皮から作る餃子です。餃子、カレー、うどんと一緒にチャレンジしてきた水天宮在住の友達と今回は餃子リベンジです。前回の餃子は水分が足りず、少しぱさぱさした感があったものの、市販の皮とは比べものにならないくらいのもちもち感でかなり満足。とは言っても伸びしろはまだたっぷりだったので、2年ぶりのチャレンジでは前回の上を行きたいというのがふたりの思いでした。
まずは具作りから。豚肉はハーブ豚の挽肉、キャベツ、ニラ。ハーブ豚とは、オレガノ、シナモン、ジンジャー、ナツメグを飼料の一部としている豚で、さっぱりしていてこくがあり、ジューシーな風味が持ち味の豚とのこと。ハーブ豚挽肉に醤油や生姜のおろし汁、オイスターソースなどを混ぜ合わせたスープを少しずつ練り込み、餃子を割ったときのジューシーさをブラスしていきます。
皮は、強力粉と薄力粉の割合を7対1にし、そこに熱湯を注いでそぼろ状にしてからまとめ上げていきます。しばらくこねていくと耳たぶのようななめらかさに。ここで数十分ねかせてから、長い棒状にし、手でぶちぶちとちぎって皮ひとつぶんのサイズにしていきます。ここで待望の具を詰める作業〜。ここからは動画でお楽しみください。テレビの音がうるさくてスミマセン!

いやー、地味ですね。本人たちはかなり興奮しているんですけれどね。粉ものってプロの域という感が強いんですよ。そこにチャレンジしていくときの興奮ですね。
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これが詰め終わった後の写真。これは2皿あるうちの半分です。右の男らしくて無骨なのが友達ので、左の繊細でかわいらしいのがぽち作です。
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焼き方は、フライパンに並べて三分の一くらいお湯を注ぎ、フタをして6分。お湯がなくなったらごま油をかけて焦げ目をつけます。このフライパン、決して小さいフライパンじゃないですよ。餃子がでかいんです。
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焼き上がりの図〜。手前のなんて横幅8センチはありますよ。皮はむちむち、かぶりつけばジューシーと、確実に前回の上を行きました。この皮のむちむち感はやっぱり手作りならでは。面倒くさい思いをしてもやる価値がありますね。今回の点数は85点。私の餃子はもう少し皮をのばして薄くすべきだったし、友達の餃子は逆に皮をのばしすぎてせっかくのむちむち感が2割減でした。たぶん皮に使用する生地の量を7割の量にして、ちょうど真ん中ぐらいの皮の厚さにすれば92点にまではいけるんじゃないかと思っています。
いやー、うまかったです。満足満足。
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餃子リベンジとWBC優勝

WBCでなんと日本が優勝した。韓国には2回負け、アメリカには疑惑のタッチアップ判定となにかと話題が多い大会だった。日本人の半分以上がテレビで見守る試合で、結果を出せる精神力は尊敬に値する。それでも試合中は、いつもでは考えられないようなエラーや凡ミスもあった。その後このまま相手のペースになるのではと思いきや、見事ファインプレイやヒットで立て直すあたりが、やっぱりあの舞台に立てる人たちなのかもしれない。私がソフトボールをやっていたときは、ここぞという時にバントでランナーを送れず、相当へこんで、その後エラーなんてしたもんな・・・。
まぁ私は凡人で十分で、凡人なりにゆっくり立て直しています。
そんな私が「あ、これはダメだな・・・」と思うときは、
DSCF01721.おいしいものを食べる
2.愛情を受ける
3.くだらない会話と酒
4.ひたすら運動
この4つが効果的で、特に「4」は最近になって気がついてはまっている。鏡の自分に向かってパンチやキックするのは無心になれて気持ちがいい。実家にかえっておいしいものを食べて家族の愛情を受けると元気が出たりするのもこれかな。
そんな理由で実家に帰ったわけではないんだけど、結果的に元気を補充してきました。
DSCF0175前回の餃子のblogでかなり不完全燃焼だったので、実家でリベンジ。小さい頃は母が具を作り、私がなぜか包む担当だったので十何年ぶりに再現して餃子を作ってみました。いわゆる家庭の餃子なんだけれど、「上海朝市」の餃子よりずっとうまい!よく考えてみれば、「上海朝市」の餃子は、ハフハフしちゃうほど熱くなかったし、肉汁もジュワッとしなかったし、皮もパリッとしていなかった!お世辞抜きでずっとこっちの方がおいしい。
おいしい物を食べるっていいよね。あと、おいしい物を一緒に食べる人がいるのって幸せだよね。私はそういう幸せを今更ながら感じます。