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秋川渓谷バーべーキュー「ダッチオーブンのローストチキン」 9点

DSCF0023東京の西、秋川渓谷にバーベキューに行って来ました。もう寒くてバーベキューに向かない季節かと思いきや、荷物を運んだり、火を熾したり動いているとちょっと汗ばむくらい。河原から見える山々は紅葉し、風が吹くと舞って川面に落ち、川の流れはさらさらと落ちた葉を川下に流す・・・そんな当たり前の風景を体いっぱい吸い込むことが幸せな一日でした。
さてさて、バーベキューは主催者の綿密な計画の元にすばらしい献立が用意されていました。冷え冷えのエビスビールでスタート。お取り寄せしたおいしいソーセージと霜降りたっぷりのカルビ肉を鉄板で焼く。こんな極上の肉のバーベキューなんて私たちはなんて大人なんだ!
私の担当はダッチオーブン。去年みんなで河口湖のロッジに泊まった際にロッジでレンタルして作ったローストチキンにあまりにも感動して、そのあと私の誕生日に大型のダッチオーブンをみんなからもらったっけ。だから私の担当はダッチオーブンなんだけれど、やることなんてなんにもなくて、築地で買った丸の大山地鶏と皮もむかないタマネギやジャガイモ、ニンニクを入れてふたをするだけ。火はガンガンの炭火。10キロはある鉄の鍋は蓋も重くて、その重さから中に圧力がかかるらしい。鉄は厚いのでかなりの火力にかけても焦げすぎるわけではなく、中からふわっとした仕上がりになると言うわけ。鶏肉はふわふわ、タマネギはとろとろに。
DSCF0026このダッチオーブンの欠点があるとすれば、手入れの面倒さと重さ。こう重くちゃ早々簡単に電車で移動っていうわけにもいかないし、洗うのも小一時間かかるし、洗った後に油を塗るのも面倒。でもさ、バーベキューなんていうイベントのためにこうして手間暇かけるのが楽しいんだよね。
もうひとつ、このバーベキューで感動したのが焼き芋。ぬれた新聞紙でくるんで、アルミホイルに包み、火の中に入れるだけ。まわりは真っ黒焦げなんだけれど、中はきれいな黄色。甘くてねっとりしていて秋の豊かな味でした。
その後、うわさの飯盒でまっしろな炊きたてのご飯にほっけの焼いた物、幻の?みそ汁、富士宮の焼きそば。食べても食べてもおいしい物はどんどん胃に入ってしまうから不思議。
お腹いっぱい満喫したところでちょうど夕暮れ。片づけを済ませて、日ノ出町の「つるつる温泉」へ。生涯青春の湯らしい(謎)。早起きと平日の疲れがどっと出たのか、座敷で7人全員一瞬で眠る。1時間半後、閉館のため起床。
DSCF0045帰り小腹が空いて築地へ。私おすすめの「虎杖」でカレーうどんを食す。あー何度食べてもうまい。
感動の一日。運転手さん、いつも企画してくれるよっちゃん、遊んでくれたみんなありがとう。

築地で買った天然物の鯛 9点

DSCF0001お盆以来ひさしぶりに実家に帰ることにしました。実家と言っても神奈川県秦野市。電車で1時間半もあれば帰れてしまう距離だけれど、北は丹沢、南は大磯と山にも海にも近い住みやすい町として結構気に入っているんです。
実家に帰るときはほぼ毎回、両親を築地に呼び寄せて「築地祭り」なるものを実施します。「築地祭り」とは1万円のお駄賃をあげて、好きな買い物してもらうというもの。おごる私もおいしい料理を母に作ってもらえるのでたのしい一日だし、両親にしてみれば築地までの交通費がかかっても1万円で好きに買い物できる醍醐味を楽しめ、さらに見ているだけでも楽しい築地の市場を堪能できるんです。
今回、我が家の在庫補充の買い物は、1.どんこ 2.桜エビ 3.昆布。特に2.桜エビはいろいろな店を今まで試してみた物の、しらすで有名な「コニシ」の桜エビが一番と言うことでその日もそこで無着色の桜エビを購入。桜エビって小さいながらもしっかり海老の味がしておいしいですよね。
魚は、おなじみの「斉藤水産」へ。1尾2,000円の天然の鯛を購入。3枚におろしてもらいました。同じ店でまだ透き通っているスルメイカも購入。これが写真の品。鯛は半身は昆布締めに、もう半身は松皮作りで。お店の人曰く「鯛なんてそのまま刺身で食ってもちっともうまくない。昆布締めか湯引きが一番」とのこと。私もそう思う。ひと仕事するとぐっと味が際だつが、そのままの刺身って意外に味がない。写真奥が昆布締め、手前左が松皮作り(湯引き)。松皮作りとは、皮をはがないでそのままの身に熱湯をかけ、その松皮のような鯛の皮をピンピンと立ち上がらせて身を引き締めるもの。昆布締めは水分が抜けて身が引き締まっているのに対し、松皮作りは皮のおいしさも堪能できるんです。
ちなみに鯛は、捨てるところなし。「美味しんぼ26巻」でも紹介されていましたが、鯛には「鯛の鯛」があるんですよ。気になる方はまんがをチェックです!

築地でお買い物。あー魚はうまい。

DSCF0013昨晩、会社のさわちゃんが泊まりに来まして、今朝は築地へ。虎杖で、さわちゃんは定番の穴子カレーうどん、私は冷製エビ天のせうどんをいただきました。
別れて、私はひとり夕飯の買い物。もう12時半と時間も遅かったので、行きたかった「山伝」という八百屋はもう店じまい。ふらふらといつも場外でお魚を買う「斉藤水産」へ。ここでは今まで生きた真鯛をはじめ、いろーんなお魚を買ってきたおなじみの店。軒先で魚を見ていると「よっ、いらっしゃい。最近さぼっていたんじゃないのー?」なんて声をかけられる。確かに最近この店に来ていない・・・。よく覚えてんなぁ。さすが。
特にこれというお目当てのものがある訳じゃなかったし、先週築地に来たときに出始めの秋刀魚はたべちゃったしなぁなんて思っていたら、
 ・いなだ
  それも生きていて1本500円
 ・めだい
  切り身で1切400円
をおすすめされた。いなだは鰤の小さいもの。出生魚なので、「わかし」→「いなだ」→「わらさ」と変化するらしい。また地方によっては「はず」とか「めじろ」ってよんだりする時期もあるらしい。「いなだ」は40センチ前後のものらしいがこれはもう少し小さくて30センチくらいだった。
これに、あさり1.5キロくらいを加えて2000円。最初はいなだとめだいで1500円だったのだけれど、500円のおつりが面倒くさかったようで、1000円のあさりをいれてくれた。
それを今日は調理。めだいは甘辛く煮付け、タケノコを添えた。いなだは3枚におろして皮をはぎ刺身。あさりはみそ汁に。
まずいなだのうまさにびっくり。味は鰤そのもの。赤い身がとてもきれい。さばいているときはそんな風に感じなかったのだが、口に運ぶと身が引き締まって素材の良さがよくわかる。生きたものを買ったその場で活き締めにしてくれたからだろう。
煮付けにしためだいは身が柔らかくてほろほろ。箸を入れると大きく身が割れ、魚の大きさがよくわかる。こんなうまい煮付け、我ながらなかなか食べられないなぁと感じた。(まぁ素材がうまいんだけれど)
やっぱり築地は最高です。平成12年に豊洲に移っても通い続けたいです。

鷹架沼のしじみ 8点

DSCF0030青森がしじみの名産地だって知ってましたか?私は愛すべき雑誌「dancyu07月号」の巻頭特集で知りました。ここでは青森の二つある半島の左側、津軽半島の十三湖のしじみの特集でした。ペットボトルのふたくらいあるしじみなんて見たことがないと思い、築地に行ったときに場内で散策。いくつかのお店を回ってようやく十三湖のしじみを発見しました。私が思っているしじみとは全く別物。ふっくらしていて粒が大きく、茶色がかったつやっぽい黒色。お値段も他のしじみとは格が違いました。その隣に鷹架沼のしじみというのがあり、お店の人に聞くとこちらの方が粒も大きく高級品と言うこと。最後で半端な800グラムを、1,000円で譲っていただきました。大きさは十三湖のものより一回り大きいものの、色つやはいっしょ。自宅へ持ち帰りました。
そもそも同じ青森とは言え、鷹架沼ってどこ?という話になりネットで調べることに。お店の人曰く、「下北半島だよ〜」ってことでしたが、どの辺かというと、下の地図の通り。場所は原発で有名な六ヶ所村。
六ヶ所村の鷹架沼ってここ。
http://maps.google.co.jp/maps?ll=40.936794,141.331775&spn=0.669193,0.966728&hl=ja
↑googleマップって便利です。
※こんなところに、こんな沼があったんだと言う感じ。かなり大きいけれど、沼と湖の違いってなんなんだ?
料理は母にしてもらいました。しじみと言ったらやっぱりお吸い物。粒の大きさの違いが写真でわかりますか?アサリじゃないですよ。しじみ汁は、貝の出汁がよく出て濃厚美味。もちろん身も十分食べ応えがあるほど大きいです。海のもののお吸い物とは違った出汁がこれまたシンプルでいいんです。
今度は、渋谷の麗郷風にしじみの酒蒸しにしてみたいです。

築地「きつねや」の牛丼 10点 など週末について 

050529この週末は充実した食生活を送れて大満足。やっぱり毎日忙しいからこそ美味しいものを食べたいよね〜。そんな週末の食生活をご紹介。
土曜日は私をいつも満足させてくれる「築地市場」へ出かける。もう午後1時をすぎているというのに朝から何も食べていなかったのでがっついて何か食べたかった。ということでがっつり食べれる「きつねや」へ。先日ホルモン丼を食べてすごく感動したので、今回は牛丼を食べたかったのだ。それが上の写真、550円。あつあつのご飯に汁たっぷりの牛の煮込みを載せる。肉は軟らかくて食べながら崩れていく。なんておいしいんだろう。あっという間に食べきる。ホルモン丼は9.5点だったのに牛丼が10点の理由は、お店のカウンターで食べれたから。たくさん並んでいる人を夫婦(たぶん)でうまくさばき、でもお客様に対するおもいやりも大切にしているのに感動したから。目が二人とも優しいんですよ。「写真撮っていいですか?」という言葉にも「いいよ、いいよ〜、どうぞどうぞ」ととっても好意的。一目で好きになってしまった。丸いおおきな鍋には大量のホルモンを煮込んでいる。そのホルモンに対するおじさんの愛情ったら、まるで赤子をなでているよう。愛情を注いでいるからこそ、あんなに美味しくなるんだなぁと実感。
築地のスタートは疲れた心を一気に癒してくれた。築地はこれでなくちゃ。
今日の買い物は、1.いわがき 2.ウニ 3.一夜干しのイカ 4.木村家のあんパン 5.わさび。
イワガキを見ると夏だなぁって感じる。私の手のひらサイズの大きなカキは、そのまま殻ごと火にかけて軽く火を通してスダチを一絞り。贅沢すぎ。サイズはまだまだこぶり。超特大のイワガキはもう少し先か!?
ウニは木の台に載って900円。築地で買ったウニをたっぷり載せたウニ丼にチャレンジしたかったんだ!擦りたてのわさびを載せて完成。新鮮でとろとろのウニはこれまた贅沢すぎ。でも私は軍艦一つでいいかもって思いました。ちょっとこってりしすぎなんだよね。
イカは一夜干しと言うけれどほとんど生でやわらかいもの。網で焼いてマヨネーズを添えて。2枚で500円は激安。ビールがいくらでも進んでしまいます。
こんな感じで土曜日はとっても贅沢な一日に。でも食べ過ぎで体重が心配でした・・・。
日が変わって日曜日。昨日買った木村家のあんパンで朝食。昨日の食べ過ぎを回復するべく、ジムへ向かったが土曜日に見た「アド街ック天国」の月島特集が気になって、月島を自転車で巡回。ぐるぐるまわるとほとんどの特集された店を発見できた。こんなに近くに住んでいながら私は月島を見落としすぎていたと実感。もんじゃよりお好み焼き派だったのでどうも近づかなかったのだ。うまい焼き肉屋も魚屋もbarもたくさんあるのに。そう思いながら自転車でフラフラしていたら、突然「このままお台場まで行ってしまおうかな」と思い、豊洲、有明を抜けお台場へ。デックスあたりで少し休憩して、さらにお台場一周。船の科学館をまわり、大江戸温泉、ビッグサイト、そして東雲。できたばかりのホームセンターを見たくて潮見へ行き、もう一度月島へ。そのあと地図を買ってペンでなぞってみたら約20キロの道のり。そりゃ、お腹も空くはず。家まで待てなくなって、月島の「キムの家」で焼肉。「アド街ック天国」ででてきた、袋ネギタンが食べたくて・・・。味はなかなか。また友達を誘って絶対行こうと誓う。そして帰りにこれまた「アド街ック天国」ででてきた「タンプルタン」でショートケーキを購入。
結局ジムには行かず。3時間自転車で走ったことで満足してしまった。でもその後焼肉食べてれば、20キロ走ったって痩せないわけですよ。
来週から真剣に考えます。まずは胃袋を小さくすることから。