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湯島「大喜」のとりそば 9.5点

今月発売の料理雑誌は、「dancyu」も「一個人」もラーメン特集。コレ見たら行きたくなっちゃいますよ。というわけで、ダイエットもかねて自転車で湯島まで行って来ました。着いたのはお昼12時頃、受験シーズンもあって湯島はごった返していましたが、「大喜」の前は100人以上の列。ここまで来て食べられないのはあり得ないと思い、1時間半も並んじゃいましたよ。
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この店は何を頼んでもおいしいらしいのですが、まずは定番の「とりそば」850円を注文。雑誌「一個人」での総合部門1位、塩部門1位がコレだったんです。澄んだスープは一口すすると、すごくシンプルで角がないのにうま味は深くて、胃にすーっと流れていく感じ。麺は繊細なスープに合う細麺。具はよく考えられていてなかなか複雑。スープには刻んだネギが入っているのに、上には白髪ネギ、スープにぴったりの蒸し鶏、鶏挽肉、食感を楽しめるメンマ、定番の半熟卵、貝割れ、それに刻んだ春菊かな?、これがなかなかニクイ。
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こっちは「うめしおらーめん」780円。スープを一口だけいただいたが、梅の感じは梅昆布茶みたいな柔らかい感じ。こんなラーメンもありなんだね。
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餃子はちょっといただけない。これ食べちゃうと、スープの繊細な味がよくわからなくなってしまうんだもん。
こんな寒い日だったから、寒さ対策もかねて30分も小刻みにスクワットしていたら、二〜三日も筋肉痛になりました。一緒に並んでも退屈じゃない相手をさがして、ぜひ行ってみてください。
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湯島天神で、TOEIC470点を祈願してきました。勉強してから祈願しろって感じですね。はーい、がんばります。あんなに食べたのに、甘酒に目を奪われましたが我慢しましたよ。
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大喜
文京区湯島3-47-1
03-3834-0348
11:30〜15:00 17:30〜22:00 祝日は昼のみ
日曜休日

【山形特集】酒田「満月」のワンタンメン 8.5点

出羽三山の羽黒山から再び鶴岡駅へ戻り、羽越本線を北上して約30分酒田へ。私にとってほとんどなじみのなかった山形だけれど、酒田と言えば歴史で習った「北前船」で有名な貿易の港として記憶の片隅に残っていました。江戸時代は、最上川から運ばれてきた紅花やお米が西回り航路で大阪へ行き、「西の堺、東の酒田」と呼ばれるくらい栄えたそうだとさ。歴史はこうやって学ぶとすんなり入ってくるね〜。
(もしそれでも酒田にぴんと来ないのであれば、「おしん」が奉公に出た町と言えばぴんと来る?ちなみに父である伊東四朗といかだで別れるシーンは最上川です)
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北前船時代の名残は街の至る所に見られ、お米の倉庫である「山居倉庫」は未だに現役。写真のケヤキ並木と二重の屋根で湿気のない低温の倉庫を実現できるらしいんです。紅葉の頃だったらもっとキレイだったろうに。
この酒田は、海が近いこともあって魚介系のスープで作る「酒田ラーメン」が有名。タクシーの運転手さん曰く、有名店はいくつかあれど観光客が多く、週末の昼時には行列ができることもあるとか。私も一番の人気店「満月」へ行ってみることに。
店内は座敷もあるかなり広い店で、家族連れからカップルまで幅広い年齢層でにぎわう街のラーメン屋。ラーメンを作るのも普通のおばちゃんで、東京のラーメン戦争なんて何処吹く風?と言った感じ。ゆるくていいよ、ラーメンはやっぱりこうでなくっちゃ。一番人気のワンタンメン650円を注文。
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これはラーメンなのか?っていうほどの魚介系スープ。そばやうどんと言われても異論ないスープに、中華麺、それにシナチクにチャーシュー、主役のワンタン。脂が浮いたスープだと熱くて猫舌の私はなかなか飲めないんだけれど、ここはそばつゆのようだからか、スープがぬるいからか、最初からぐんぐん飲める。ちょっとしょっぱいのが気になるが、こんなのも悪くないかも。
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メニューを見ると、予想通りそばやうどんも扱っていた!商店街の八百屋でも思ったけれど、やっぱり物価は安いなぁ。
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主役のワンタンはヒラヒラした部分が大きくて、肉はほんの一口サイズだけれど、予想以上の数がスープに隠れている。ワンタンは薄くて箸でつかむと確実に切れて、レンゲですくって食べないと無駄なく食べることができない。でもこのふわふわ、ヒラヒラのワンタンも悪くないかも。もし酒田に行くことがあれば、話のネタに酒田ラーメンでもいかがですか?山居倉庫から徒歩10分くらいです。
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最終日、鶴岡駅から家路につこうと待合所にいると、運良く「きらきらうえつ」がホームに。この「きらきらうえつ」その時にはよくわからなかったものの、あとから父に聞いたりネットで調べたりしたところ、人気のある臨時列車だそう。地酒を飲みながらくつろげる車内と、沿線の観光地と連結した観光案内がウリだとか。新潟から鶴岡までコレに乗れば良かったな。でも、旅は少しくらいやり残しがあった方が良いよね。
話は変わりますが、鶴岡と言うことで東京駅で藤沢周平の「蝉しぐれ」を購入。あまりにもすばらしい作品で未だにすがすがしい気持ちが残っています。主人公の青年が最初の試練を迎えたとき、私は羽黒山行きのバスの中。涙が止まりませんでした。きっとこの本は、自分とそこに生きる人を照らし合わせてしまうんでしょうね。鶴岡は藤沢周平の物語の世界が詰まった場所なんですね。
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満月
〒998-0855 山形県酒田市東中ノ口町2-1
0234-22-0166
11:00〜16:30

渋谷「すずらん」の味噌角煮つけそば 8.5点

大好きなグルメブログ「あなさんの美しき日々」で、何度も登場する渋谷のつけ麺屋「すずらん」に行ってきました〜。(>あなさん 記事がたくさんありすぎてトラバに困るくらいでした〜)
私が注文したのは、一番人気「味噌角煮つけそば」1,150円。ぱっと見た瞬間「おおお〜」と声を上げてしまうボリューム。無料の大盛りにしていたら大変なことになっていたに違いない。もやしたっぷりの漬け汁はかなり濃くしょっぱいが、麺をつけるとちょうどいい感じ。つけ麺は甘目が好きだが、ここの味噌たっぷりのしょっぱさも悪くない。
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これが麺の上に載った角煮。煮汁が麺にしみこんでいい感じ。麺は、太麺、ひもかわ麺、平打麺、乱切麺の4種類。これは太麺。かなり太く、コシも強い。個人的にはもう少し柔らか目が好きだけれど、これはこれで悪くない。
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こちらは、「野菜つけそば」850円。麺は平打麺。なんだこの麺!ここまで幅広くても麺なのか!正直食べにくく、プラス100円で食べるのは良くわからず。どちらの具も、にらの火の通り方はすばらしかった。ほとんど火が通っていなく、根元がしゃきっとしている感じ、にらのうまさを十分に引き出している。
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これは、テーブルにあったメニューなのですが、店の壁には季節限定の特別メニューがたくさん貼ってあり、そそるメニューばかりだった。いつも渋谷のお昼に困るので、今度からはここに来るとしよう。
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この店、営業で渋谷に通っていた時代に気が付いていればよかった。。ランチに最適なのに。
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すずらん
渋谷区渋谷3-7-5 大石ビル1階
03-3499-0434
定休: 日曜・祝日
平日: 11:30 – 15:30 / 17:30 – 23:00
土曜: 11:30 – 15:30 / 17:30 – 23:00

【石垣特集】「川平公園茶屋」の八重山そば 7.5点

真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海、美しい珊瑚礁!石垣島北部にある川平湾は誰もが声を上げてしまうほどの美しい浜で、ボートの床のガラス窓から珊瑚が見えるグラスボートが有名なんです。天気が良ければ誰でも絵はがきのような写真が撮れるはず。石垣島の象徴のような場所なんですよ。
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この写真、私のお気に入り。
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こちらはグラスボートからの写真。ホント砂浜からすぐのところに様々な珊瑚で埋め尽くされた海と、ニモの世界が広がっているんですよ。
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こっちはクマノミ。この旅行中に島の東の白保の海でシュノーケリングもしたのですが、この何十倍のクマノミが浜珊瑚に群がっていてびっくり。その海を空港にしようとしていたんですからけしからんことです。
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この「川平公園茶屋」はこの川平公園にあるちょっとした軽食を食べさせる店。これが八重山そば500円。島中のどこに行っても食べることができるそば。スープは沖縄本島で食べられる沖縄そば同じだが、麺の断面が丸いんです。具も沖縄そばより質素で同じ細さに切られた豚肉とかまぼこ、それに刻んだネギ。沖縄そばにはよく見られる紅ショウガはなし。島唐辛子を泡盛に漬けたコーレグスもテーブルに必ずあって、私はコレが大好き。スープに泡盛の香りと喉の奥で熱くなる感じがいいんだよね。「そば」とは言っても小麦粉100%で、伝統的な麺ではかんすいではなく、ガジュマルなどの樹木の灰の上澄みを使うそう。
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ちなみにサイズ小というのもあって400円。十分お腹に貯まります。沖縄のそばって何杯食べても飽きないんだよね。私もこの旅行で2杯食べましたよ。
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川平公園茶屋
石垣市川平934-37
09808-8-2210
11:00〜16:00(ダシがなくなり次第終わり)

門前仲町「こうかいぼう」のつけめん 9点

以前に大絶賛した「こうかいぼう」のラーメンですが、最近ではなんと「ラーメンデータベース」でも10位以内に入る人気っぷり。だってうまいですもの。
今日は「つけめん」700円にチャレンジ。この店はなんと言っても話題の魚系スープが自慢の店。口の中一杯にかつおぶしの風味が広がるあたりは、ラーメンと言うよりみそ汁みたいなんです。そのスープで「つけめん」をいただけるんです。「つけめん」にのせられている具は、「ラーメン」と同じ。チャーシューが一枚のせではなく、メンマのように太くカットされているくらいで麺も同じ。だから「つけめん」を食べたときの感覚とほぼ同じでした。がつんとくるスープではないのに、何度も何度も飲みたくなるやさしいスープ。卵がたっぷりの太い麺との相性も抜群です。ほろほろとくずれるチャーシューは、食感がコンビーフのよう。どうしてこんなに濃い味のチャーシューが出せるんだろう。肉そのものがおいしいんです。ここのスープを飲んでいるとご飯が食べたくなる。卵かけご飯がセットになったものもあるので今度はそれをチャレンジしてみようかな。おいしい野菜の漬け物があいそう。
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こちらは「水豚餃子(すいとんぎょうざ)」500円。小麦粉で練って作った水団に餃子の肉を入れて、このスープに入れたもの。スープは当然おいしいですが、餃子は普通のお味です。
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この店、すごく感じのいい夫婦がやっているんですよ。嫌みがなくて、サービスにやりすぎ感もなく適度。その上、店主がトニー・レオンに似ているんです♪「インファナルアフェア」の彼を思い出しちゃいました。あーステキ。写真撮ってくれば良かった。
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こうかいぼう
東京都江東区深川2-13-10
03-5620-4777
11:00〜15:00、17:30〜材料がなくなり次第終了(土・日曜、祝日は11:00〜材料がなくなり次第終了)
水曜、第1・第3日曜定休日