Archive for 9月, 2006

築地場内「洋食禄明軒」のホタテバター焼きライス 8点

今月に入って3回目の築地。築地は何回行ってもサプライズの連続。見たことがないお魚や野菜に出会える市場なんです。最近築地によく行っていることから築地に対して余裕が出てきたので、前々から気になっていた店「洋食禄明軒」へ。気になっていたなら行けばいいじゃんって思うでしょうが、すごく気になる店やリピートしたい店への情熱の方が高いことが多くて・・・(^_^;。季節によって出すメニューも変わるので、同じ店だから飽きてしまうと言うことが少ないんです。
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この店は、13時には閉まることで有名な「吉野家」と何度も紹介している「トミーナ」の間の店。築地には珍しく、店内は小綺麗で絵が飾られていたりする。メニューは600円〜800円を中心とした洋食屋メニュー。黒板に色とりどりのチョークできれいに書かれている。そうそう、この前も少しふれたけれど、始めてきた店での私の流儀は、
(1)コースなら一番安いのか一番高いのを選ぶ
(2)店内で一番露出度が高いメニュー
(3)お店の人に「これ食っとけ」メニューを聞く
という当たり前のことなんだけれど、振り返ると意外とできていない。だから私は初心に返ってこの店では(2)に当てはまる「ホタテバター焼きライス」を選択。店の前にも店内にも「ホタテ」連発。
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その「ホタテバター焼きライス」が到着。ホタテが6つ、それも貝柱だけじゃない!ホタテは築地で見かけるにしてはそれほど大きくないけれど、食べ応えは十分。ちょっと酸っぱめのバターソースをたっぷりつけていただく。うん、うまい。貝柱に歯を立てて噛みきるときに貝柱がさけていく感じがいい。マスタードをたっぷりつけていただく。あまり辛いマスタードではないらしく、たっぷりつけてもびっくりなことにはならず、ソースと絡んでおいしい。キャベツは塩もソースもかけずに、このバターソースをびしゃびしゃとつけてご飯に載せていただく。ちょっとお行儀が悪いが、このソースをご飯と一緒に食べるのがおいしくないわけがない。ご飯は小盛りにしてもらったのにファミレス並みあって十分。ただ残念なのは、ご飯のおかずが少ないので少し飽きてしまうこと。漬け物とか、ピクルスなどのしょっぱい野菜があってもいいのに。みそ汁の具もわかめだけという築地ではかなり残念なことに。
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こちらは「イカバター焼きライス」600円。600円でこれだけ食べられれば幸せだよね。ソースはこちらも同じ。どうもちょっと酸っぱいんだけれど、普通のバター味でもいいんだけれどな・・・とも思うがこの店の特徴なのかな。今度機会があったら、ハヤシライスやカツカレー系を食べてみようと思う。
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洋食禄明軒
中央区築地5-2-1 築地卸売市場内1号館
03-3541-9910
定休: 日曜・祝日、市場の休みの日
08:00 – 14:00
#追伸
今日は9月11日ですね。5年前、家で生中継のニュースステーションを見ながら震えたのを思い出しました。YouTubeで当時の生々しい現場とその後の復興の写真を集めた動画を見ると、またこみ上げてきてしまいました。私も平和を祈ります。

海老名「パティスリー タダシヤナギ」の抹茶ケーキとプリン 9.5点

私の実家エリアの、有名ケーキ屋に行って参りました。数ヶ月前の「dancyu6月号」の第2特集「スイーツの頂点」でも紹介されたこの店、掲載は八雲店でしたが、本店は神奈川県海老名市。海老名駅前の丸井にもお店を出しているのですが、せっかくだったので車で国分寺町にある本店に行ってきました。
店は、海老名駅から車なら5分程度。ただ歩くと20〜30分はかかる距離。そんな場所なのに、9月から駐車場がなくなってしまったらしく、ちょっと不便なのが難点。
ここのシェフ、ムースが得意らしい。dancyuには「ダムブランシュ」というホワイトチョコを使った純白のムースが掲載されていたが、すでに売り切れ。どちらにしても知り合いへのおみやげ目的が第一で、さらにその後でかけなければ行けなかったので、自分用のケーキは買えないことから、その場ですぐに食べられるプリンと焼き菓子を購入することにした。
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はっと気がつけば、私にケーキの説明をしてくれていたのはまさにシェフ柳正司さんだった!ショーウインドウを眺めながら「この店でこれ食っておけっていう焼き菓子はどれですかね〜」なんていう質問に、これ以上ないくらいに丁寧に答えてくれていたのは柳さんだった。おすすめは柳さんの実家である、群馬県尾瀬片品産の花豆が入った「ル・キイチ」という抹茶味のパウンドケーキ。Webで調べてみると、まさにこの「ル・キイチ」を購入できるサイトがあり(今は終了している)、このケーキについて細かく説明されていた。なんとこの花豆、3日間かけて煮込んであるらしい。大きな花豆が柔らかく、でも柔らかすぎず、適度な甘さで煮込んである。日持ちもするので1本をゆっくり食べるといいと思う。
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お店は辺鄙なところにあるにもかかわらずいつもお客さんが入っていて、さすが人気店。それなのに「シェフの写真を撮りたいんです」という私のお願いにも「写真写りが良くないんです〜」なんて言いながら気軽にOKしてくれた。
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そしてプリンを持って、相模川の河川敷へ。スプーンを入れると、固まっているのに固まっていない、ソースみたいにふるふる。そんなに甘くなくて、下のキャラメルソースとかき混ぜると甘さがぐっとしまってすごくおいしい。20秒で完食。
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今度は評判のムースを食べたいので、都立大学にある八雲店に行ってみようと思います。
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パティスリー タダシ・ヤナギ
〒243-0413 神奈川県海老名市国分寺台1-5-2
TEL/FAX 046-234-3777
定休日 毎週水曜日、第1・第3木曜日(祭日と重なる場合は営業)
10:00〜18:00

築地場内「天房」の上天丼 9点

お盆前の一番暑い時期に築地に行ったら、あまりにも暑かったからか意外と空いていました。となりのとなりの寿司大やあの大和寿司も20人くらいしか並んでいなかったです。
何度も言っていますけれど、築地って寿司だけがおいしいわけじゃない。野菜の市場もあるので、魚&野菜が一緒にいただければ最高。というわけでお気に入りの場内の天ぷらや「天房」に行って参りました。魚&野菜を食べるぞ!
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4〜5人座れるカウンターと4人席が2つしかない狭い店内。クーラーが効いているのかいないのかわからないくらい暑くって汗だらだら。それでも出されるのは熱い緑茶。よっぽど「ビール」って言おうかと思いましたが、珍しく我慢しました。
天ぷら定食、天丼、穴子丼と天ぷら屋のランチメニューは一通り用意されていて、季節によっては名物の芝エビ丼もいただける。これでもか(たぶん15尾くらい)というくらいの芝エビの天ぷらが載っているが、途中飽きてしまうのが否めないんです。
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本日は、上天丼1200円を注文。芝エビ、車エビ、穴子、めごち、アスパラ、シシトウの天ぷらに、冷や奴、漬け物。みそ汁は別途100円でつけてくれる。築地で働く人たちのための築地場内食堂だけあって、味は濃いめ。タレは甘めでしっかりと付いている。ただ揚げ油は、ごま油と大豆油のブレンドらしく意外としつこくなく、サクッと揚がっている。全部芝エビだとイヤだ、穴子2本は多いなんて人にはぴったり。ご飯をがつがつとかきこむのが天丼の魅力だよね。ここの天丼の器は、すごく軽くて口が開いているのでかきこむのに適しています。最後の汁だくだくのご飯をかきこむときが幸せですよね。
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ちなみにこちらは上天ぷら定食。サクッとした感をもっと味わいたい人にはこちらがおすすめ。最近の流行の天ぷら屋では塩で食べるところも多いですが、ここは昔ながらの大根おろしでいただくのがいいと思いますよ。こちらは定食なのでみそ汁は最初から付いていました。丼でもデフォルトでつけてもいいと思いますけれどね。本日は大根のみそ汁。出汁がきちっときいていてなかなか。こういう出汁がちゃんときいたみそ汁、意外と飲めなくなりました。背伸びした赤だしとか、うまくやらないと味が濃いばっかりですからね。
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この日は築地で購入した物で、カツオのタタキや、ホタテのバター焼き、チキンのハーブ炒めなどを作りました。そして最後に私の誕生日を祝ってもらいました。みんないつもありがとう〜。
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天房
東京都中央区築地5-2-1 中央卸売市場内6号棟(地図)
03-3547-6766
定休日 日祝、市場休業日(主に水曜)
06:00 – 14:00

渋谷「さくら」での黒豚しゃぶしゃぶなどいろいろ 9.5点

会社を辞めてはやいものでもうすぐ2週間。のんびり過ごす一日も忙しい一日も同じように時は流れているんですね。この数週間にたくさんの方々に送別会を開いていただきました。みなさまありがとうございます。
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その中でも、某N社さんに連れて行っていただいた黒豚しゃぶしゃぶ、食べ放題でもないのに食べ放題バリに食べてしまってスミマセンでした。豆乳でしゃぶしゃぶするっていいですね〜。
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ロースやバラの肉自体もすごく味が濃くておいしかったのですが、野菜を巻いて食べるとまたおいしかったです。
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そうそう、mixiの写真でもアップして反響を呼んだのですが、会社でいただいた花束がちょっとすごかったんです。これこれ。プロのフラワーアレンジメント出身、SE経験もある、シーちゃんが作ってくれました。ハンパじゃなく重いんですよ。花がぎっしり詰まっていて、たぶん1.5キロくらいはあったと思います。こんなすごい花束、きっともう一生もらえないと思う。シーちゃん、ホントにありがとう。みんなも結婚式とかのお花はシーちゃんに頼めば、自分の希望を叶えてくれると思いますよ。
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あと、思いがけず世界バスケのチケットをくれたごうちゃん、どうもありがとう。さいたまスーパーアリーナで、片手にビールと片手にKFCをほおばって見てきました。私が見た試合は、準決勝の2試合。優勝したスペインを見れたのはラッキーでした。今までスポーツ観戦と言えば「サッカー」だったので、こんなに展開が早くて、息をのむ瞬間も多く、そしてかっこいいスポーツは初めてかもしれないです。
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そしてt父上、母上、畑でとれた野菜をふんだんに使った食事をありがとうございます。小さい頃は畑でとれた野菜を当たり前のように、おいしく頂いていたけれど、この当たり前が今では相当のお金を積まないと食べられない時代になってしまいました。
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こんな風にカボチャを丸ごと使ってオーブンで焼くなんて贅沢ですよね。またごちそうに伺います。
というわけで私はとても元気です。
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さくら
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町25-17
富士ビルB1F
03-3477-1178
月曜日〜土曜日
6:00pm―4:00am
日曜日 PM6:00〜AM0:00

高円寺「ドッグベリー」のカフェランチ 8点

カフェランチってあこがれ。テラスで日差しを浴びながら、ビールに読書。ゆったりとした時間が過ぎる午後。そんな時を過ごしたのっていつのことだろう。きっとその頃はカフェで時間を過ごすなんて言う発想も生まれていなかったかもしれないな。
そして西東京もあこがれ。深夜のタクシーで西東京組が連れ立って帰るのがちょっとうらやましかったっけ。特にこの高円寺と言う街は、良く耳にするんだけれどほとんど足を踏み入れた事がない未開の地。そんな高円寺に住むSHiおすすめのカフェに平日に訪れた!平日のランチと言うのがみそ!
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ただ、私が想像するカフェじゃなく、SHiっぽい(ってわかる人はわかると思うが)カフェで心の中でププッて感じ。いかにも高円寺、そしてダラダラ系カフェ。ユーズドの家具を集め、椅子もそろえず、チープにまとめあげている。何時間いても起こられなさそうな空間。暗い店内に光が差し込んで気持ちがいい。
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まずはビール。ハートランドの大瓶600円。ヒルズのハートランドの小瓶が500円と考えれば良心的。それにSHiおすすめのドライカレー。オクラやタケノコが入っていて家で作ったランチっぽく、結構おいしい。でもきっとSHiが作った方が旨いんだろうなぁと思いながら食べる。シェフが作った劇ウマのカフェなんて聞いた事し。
そうそう、劇ウマのカフェなんて聞いたことないよ。ちょっと料理がうまいバイトでも作れて、家にあるような調理器具でも料理が可能なカフェじゃなくて、もうちょっとちゃんとした料理を出すカフェがあってもいいのに。「私、カフェをやりたいわ」的な人がはじめたカフェじゃなくて、「きちんと学んだ料理をカフェで活かしたい」的な人が圧倒的に少ないのかも。「カフェを開こう」っぽい本がいっぱいでているもんね。
どちらにしても、平日の昼間っからビールを飲める事に9点。小さな虫がブンブン飛んでいて、私だけで5匹も殺したのでマイナス1点。
せっかくなので、高円寺探索。「高円寺ルック」なる通りや、
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いかにも高円寺と言う古着屋めぐり。東東京にはない町並みが落ち着きます。八百屋とか魚屋とか、商店街ががんばっているところは他の街も見習いたいね。
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ドッグベリー (Dogberry) 
杉並区高円寺北3−24−6 フォーラム高円寺 2F
03-3337-1651 
無休 
11:30〜翌5:00