【トスカーナの旅その9】モンテプルチアーノにワインを買いに行く


トスカーナと言えばワインですよね。日本人に一番馴染みのあるのは「キャンティ・クラシコ」なのかなぁ。もう少し南には、ここモンテプルチアーノや、モンタルチーノと言った一大ワインの産地が広がります。と言うわけで、宿から車で30分ほどの場所にあるモンテプルチアーノに行って来ました。北側の街の入口に駐車場があるのですが、せまい駐車場が嫌だったので、バスターミナル近くの広い駐車場に車を止めて街の中心に向かいます。こんな小さな町、ガイドブックにもないのですが、だいたい「centre」という中心地、つまり教会に向かおうとすれば目抜き通りを知らぬ間に歩いて、街を一周できます。

 

ここもやっぱらいこんな風に街は城壁に囲まれていて、目抜き通りは1本ある程度。その通りのほとんどがワインを売るエノテカか革製品の店です。

 

 

目抜き通りからふと街の外が見えます。暖かく感じるうす赤や黄色の壁と乾燥した気候にあった植物たちが飾られた窓辺。こんな景色だけで癒されるんです。

 

 

町の外はぶどう畑がずっとつながっている。トスカーナの景色も一見同じようで同じではなく、オルチャ渓谷は一面の牧草地だったのに、一山超えるだけでこんな風にぶどうだらけになるんです。

 

 

この町には「Vino Nobile di Montepulciano」と言うDOCGの格付けワインがあって、どのエノテカもこのワインを生産者違いでたくさん売っています。日本で買うと5,000円くらいからなのですが、こっちだと半額以下。私たちはこの店で購入。ここはCONTUCCIという生産者の直売所。もちろん試飲もさせてもらえます。

 

リゼルバの2007年買っちゃいました。20ユーロくらいだったかなぁ。ヴィンテージの違いでもっと高いのはあったけど、ここ数年のものでは一番高かった。でも香りを嗅いだ瞬間に、ふわーーっと目が覚める。いつ飲もうか、ワクワクしています。このフルボディにあう料理をつくるほうが大変だぁ。

 

 

街は質の良い安い革製品屋がとっても多いです。フィレンツェやローマだとどこで何を買ったらいいかわからなかったのですが、こういうふうに街が小さいと、ふらっとのぞいて、お店の人と話をして、買い物を楽しむなんてあたりまえのことができます。無理に買わせようとしたり、ヘンな日本語使ったりしないし、英語はちゃんと使えるし。さんざん悩んだんだけれど、お店のお姉さんにのせられて、このショーウインドウの革ジャンを購入。ずっと革ジャン欲しかったし、250ユーロと安かったし。このあとトスカーナは冷え込んで10度以下になるんだけれど、この革ジャンがとっても役に立ちました。

 

 

これがその革ジャン。早く着たいなぁ。テンションあがるなぁ。

 

 

モンテプルチアーノの街を向かいの道路から撮影。こんな風に小高い小さな町で、そのまわりにはぶどう畑が広がっています。観光客もそんなに多くなく、トスカーナに行って、ワイン廻りをするなら、この街とモンタルチーノはかなりお勧めです!

 

 

そうそう、「神の雫」でも話題になっていて、私もよく飲む「モンテプルチアーノ ダブルッツォ」はモンテプルチアーノというぶどうの種類ではあるけれど、モンテプルチアーノで生産しているわけではありません。でもこのヴィノ・ノヴィレはサンジョベーゼですよね。よくわからん。イタリアはぶどうの種類が多くてわからん!

ってわけで、近所の信頼しているワインショップで「モンテプルチアーノ ダブルッツォ」買って来ました。1700円くらいだからリーズナブルだよね〜。いつも「神の雫」で話題になっていた「カサーレ・ヴェッキオ」のしか飲んだことなかったので、ここ「チレッリ」のも楽しみです。


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