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築地場内「天房」の上天丼 9点

お盆前の一番暑い時期に築地に行ったら、あまりにも暑かったからか意外と空いていました。となりのとなりの寿司大やあの大和寿司も20人くらいしか並んでいなかったです。
何度も言っていますけれど、築地って寿司だけがおいしいわけじゃない。野菜の市場もあるので、魚&野菜が一緒にいただければ最高。というわけでお気に入りの場内の天ぷらや「天房」に行って参りました。魚&野菜を食べるぞ!
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4〜5人座れるカウンターと4人席が2つしかない狭い店内。クーラーが効いているのかいないのかわからないくらい暑くって汗だらだら。それでも出されるのは熱い緑茶。よっぽど「ビール」って言おうかと思いましたが、珍しく我慢しました。
天ぷら定食、天丼、穴子丼と天ぷら屋のランチメニューは一通り用意されていて、季節によっては名物の芝エビ丼もいただける。これでもか(たぶん15尾くらい)というくらいの芝エビの天ぷらが載っているが、途中飽きてしまうのが否めないんです。
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本日は、上天丼1200円を注文。芝エビ、車エビ、穴子、めごち、アスパラ、シシトウの天ぷらに、冷や奴、漬け物。みそ汁は別途100円でつけてくれる。築地で働く人たちのための築地場内食堂だけあって、味は濃いめ。タレは甘めでしっかりと付いている。ただ揚げ油は、ごま油と大豆油のブレンドらしく意外としつこくなく、サクッと揚がっている。全部芝エビだとイヤだ、穴子2本は多いなんて人にはぴったり。ご飯をがつがつとかきこむのが天丼の魅力だよね。ここの天丼の器は、すごく軽くて口が開いているのでかきこむのに適しています。最後の汁だくだくのご飯をかきこむときが幸せですよね。
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ちなみにこちらは上天ぷら定食。サクッとした感をもっと味わいたい人にはこちらがおすすめ。最近の流行の天ぷら屋では塩で食べるところも多いですが、ここは昔ながらの大根おろしでいただくのがいいと思いますよ。こちらは定食なのでみそ汁は最初から付いていました。丼でもデフォルトでつけてもいいと思いますけれどね。本日は大根のみそ汁。出汁がきちっときいていてなかなか。こういう出汁がちゃんときいたみそ汁、意外と飲めなくなりました。背伸びした赤だしとか、うまくやらないと味が濃いばっかりですからね。
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この日は築地で購入した物で、カツオのタタキや、ホタテのバター焼き、チキンのハーブ炒めなどを作りました。そして最後に私の誕生日を祝ってもらいました。みんないつもありがとう〜。
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天房
東京都中央区築地5-2-1 中央卸売市場内6号棟(地図)
03-3547-6766
定休日 日祝、市場休業日(主に水曜)
06:00 – 14:00

晴海「晴海basara」の月懐石 8点

土日にしか行った事がないので、ぱっとしないイメージしかない「晴海トリトンスクエア」。でもこの閑散ぶりが好きでよく自転車で行くんです。このトリトン、石鍋シェフの「クイーンアリス」や脇屋さんの「トゥーランドット」があるんですけれど、シェフが来なそうですよね。。。私が行った「青柳」で有名な小山さんの「basara」もそんな店のひとつですが、あの「basara」の料理がリーズナブルにいただけると言うので行ってみました。
夜のコースは4,800円〜と「basara」にしてはリーズナブル。私がもう3年以上前に訪れた赤坂アークヒルズの「basara」は、店の雰囲気、味、サービスのどれをとっても最高でしたが、値段も一流でした。それを考えると半額以下のお値段。
私が頼んだのは月懐石6,800円。コースの中でも真ん中くらいのレベルです。いやー、でも失敗したな。こういうコースを頼む時は、一番高いコースか、一番安いコースって決まっているんですよ。一番高いコースはシェフが一番力を入れるからおいしいはずですし、一番安いコースはシェフの腕が試されるんです。真ん中を選んでしまったあたりが庶民ですね。
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前菜は、車えびをゆでたものにたっぷりの若芽を添えて出汁のゼリーを寄せたもの。この手の懐石ってちまちまと量が少ない事が多いのに、大きめの車えびが3尾も載っているのは優秀。お皿に残った出汁もきれいにすくって食べてしまいました。ちょっと車えびに火を通し過ぎた感じが気になりました。
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お刺身は3点盛り。ホタテ、カツオ、スズキ。どれもなかなか。刺し盛りで一番ホタテが好きなんて事は今までなかったのに、このホタテは甘くて大きくて適度な堅さがサロマ湖で食べたホタテを彷佛とさせてヒット!真ん中のはスズキ。レモンに挟まれている細工がにくい。どの刺身もすごく厚めに切ってあるのが特徴。この位の厚さだと食べごたえがある。
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揚げ物は、スズキのフライと加茂茄子の田楽。スズキと言えば、おいしいフィッシュバーガーには欠かせないくらい火を通す事に向いているらしい。衣に一工夫してあって非常に細かい衣がサクッとしている。おそらくだけれど、刺身で使ったスズキの端の部分をこのフライにしている。そう言う風にとれてしまった事、量が多い事、それに小さな皿に盛り過ぎていることが残念。盛り付けに美的感覚が感じられない。味はおいしいのに。加茂茄子はスプーンですくえるほどにトロトロしていて素材の良さと絶妙な火の通し加減にちょっとうっとりした。
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焼き物は、どこ産だか忘れてしまったのだけれど、地鶏の焼いたもの。パリッとした皮がおいしい。この時点でもう相当おなかいっぱい。たぶんスズキの揚げたものが3つもあったからだ・・・。
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ご飯は、鮭茶漬け。よく考えたら汁物がこれしか出てこなかった。懐石ってこんなんでいいんだっけ?とちょっと疑問になる。どちらにしてももう食べれないけれど。
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デザートは、スイカにアイスクリーム。特にすごく美味しかった訳ではないけれど、スイカがとってもきれいなので合格。
総評としては、味はどれも安定しておいしく裏切りはなし。残念なのは店のロケーション。トリトンの館内放送が流れると興ざめする。外の景色は最悪。テラスがきれいになっていればよかったのだろうけれど、椅子を積み上げてあったり、とても足を踏み入れられるような雰囲気はなし。一流の懐石料理屋なら景色に気を使うのは当たり前。グリーンやお花くらいきちんと活けて欲しい。サービスはホテル的サービスで感じは悪くないが、きちんと料理の説明くらいしてくれないとサービス料10%は払えないなぁ。ランチなら行っても良いけれど、味以外の部分を改善してくれないと夜はもういい。たぶんそれが店の名前に対して客足が遠のいている原因なのでは?あと昼にかけた予約の電話に30コールくらいでないのはありえない。
今回ちょっと厳しいかな。。。もう一度言いますが、味はおいしいです。
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晴海basara
〒104-0053 東京都中央区晴海1-8-16 晴海トリトン3F
03-5144-8282
11:00〜23:00(L.O.22:00)
不定休

麻布十番「もち玉」のランチ 10点

DSCF0087#また10点です。今度一緒に行こう>Mゆみちゃん
この店は、六本木周辺の数少ない10点ランチの店。ヒルズからだと10分はかかる麻布十番のボエムの隣り。ランチでしか行ったことがないんだけれど、ここは京都っぽいだし巻き卵や、出汁を使ったおかずを出してくれる。おいしい白いご飯に、出汁の味がしっかりするおみそ汁、薄味のおかずに漬け物なんて言う、母親のあじが食べたくなったときに訪れる店。
一押しは、「だし巻き卵の定食」確か1250円。その場で作り始めるだし巻き卵は、ひとりまるまる一本。大根おろしでアツアツをいただくのが幸せ。箸を入れるとジュワッと出汁がしみ出て、ご飯と一緒に食べてもおいしい。それにおかずとつけもの、みそ汁、柚子胡椒のきいた明太子。この店の白いご飯は何とも言えない炊きたてのご飯のにおいがして何杯でも食べられる。日本人はやっぱりこんな定食が好き。
DSCF0088ランチは、「だし巻き卵の定食」か、日替わりの肉料理か魚料理がある。この日は唐揚げが肉料理の定食だった。唐揚げってサクッと揚がって、にじみ出る油ににおいがうつらず、最後までサクッと感を保つのが難しい。ここの唐揚げはそこまで完璧な上に、味も濃すぎず、冷めてもおいしいことがすばらしい。これで998円。
最後は芋ようかんに番茶。
こんな定食屋がヒルズ内にあればいいのに。できれば1000円以内で。
麻布十番 もち玉
03-5442-7480
11:30〜23:00(日 〜21:00)
東京都港区麻布十番2-2-8

銀座「ざくろ」のしゃぶしゃぶ 10点

DSCF0019#まず最初に、「10点が多いよー」と言ってくれるMゆみちゃん、いつも読んでくれてありがとう。今日も10点です。いつか三州屋も書きます。
高いけれど、後悔させない大好きなしゃぶしゃぶ屋。
特に民芸大好きな私とその家系にとって、ここの食器での食事は実家で食事しているよう。今日も私の席の上には、大好きな竹内さんのお皿が飾ってあった。無骨で、普段使いに向いていて、色あせないデザイン。とても毎日のおかずを載せる勇気はないけれど。
ここのしゃぶしゃぶを食べるととても食べ放題のなんて食べれなくなる。当たり前だよね、値段がヒトケタ違う。この一皿で5000円くらい。この店はどうも刺身はおいしくない。大きな氷の張ったお皿にちょこっと載せてあるんだけれど、身がふにゃふにゃしていて味も薄い。築地で買ってきて、自分でさばいた方がよっぽどうまい。
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さいごの中華麺がいける。お肉をしゃぶしゃぶした出汁の出たスープを塩で味付けして中華麺をいただく。塩とアサツキ、黒胡椒だけでスープを飲み、二度目はザーサイを加える。ザーサイの塩辛さと中華麺が絶妙。
この店のホスピタリティもなかなか。若い人から年配のおばちゃんまでどの女性もきびきびとして教育が行き届いている。
でもこんなおいしくて大好きなしゃぶしゃぶやに1.5時間しかいなかった。一緒に食事した人にダメだしされて、すっかりしょげてしまったから。
「キミの年齢じゃあとワンチャンス」
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ワンチャンスにならないようにしたいけれど、それよりなにより毎日を楽しもうと思う。あとがんばらないようにします。やっと厄年抜けたし。
ざくろ
中央区銀座4丁目6番1号銀座三和ビル地階
03-3535-4421
年中無休

京都「草喰なかひがし」の夜メニュー 10点

DSCF0119最近好きな言葉は「hospitality」。
「思いやり」とか「気遣い」という意味で私はとらえている。自分に余裕がなくても、「hospitality」は忘れたくない。「hospitality」があるなと感じられる場所は癒されるし、リピートしたくなる。会いたい人も、食べたいものも、行きたいところも、「hospitality」次第なのかな。
私がこの店を愛するのは単に食事がおいしいだけでなく、「hospitality」を感じられるから。居心地が良くて、ふわふわするようないろんな香り、きびきびしているけれど無駄のないお店の人の軽い動き、食器や箸がふれる音、店主の私への思い、それが私を包んでくれるんです。素材がおいしいとか、調理法がうまいだけじゃなくて。
DSCF0123前置きが長くなった。。。。
この店は、今京都で一番話題の日本料理店「草喰(そうじき)なかひがし」。山野草や野菜を主な食材とし、お竈(くど)さんを使った料理を提供する。
私が訪れたのは紅葉が東山に訪れる12月の初旬。もう正直細かいところは忘れてしまった・・・。
八寸は、京都の晩秋がいっぱい。紅葉もクヌギも稲穂も、お店の人が拾ってきてこうして料理に色を添えている。なんてことない落ち葉に心奪われる。うっとりと葉っぱを眺めながら箸の近くにおいて眺めていると、店主のなかひがしさんがその落ち葉を水を張った器に入れてくれた。「水を張った方がよりきれいに見えるんですよ」。八寸だけで、この店が大好きになった。そしてずっとその葉っぱを手で返しては眺めているとガーゼに包んでお持ち帰りにしてくれた。
DSCF0135白みそのナメコ汁。カレイ。鯉のお作り。野菜の炊き合わせ。などなど。。。。
そして最後は、鶏のすき焼き。放し飼いにされた、無農薬の野菜や飼料で育てられた鶏をすき焼きにする。内臓を含む鶏の部位が入っているので、ひとつの鍋でいろいろな鶏肉を味わえる。バサッと入った九条葱が新鮮でいい。ここの野菜はなんとなく土の味がする。小さい頃に家の隣にあった畑でとれた野菜のよう。
といた生卵のソースでいただく。さっぱりした鶏なのにすごく味が濃い。卵までズズッとすすって飲んでしまったら、実はその後に炊きたてのご飯を載せてくれるという演出があったらしい。。隣の人がご飯を載せてくれるのを横目に、ボソッと「飲んじゃいました・・・」と涙目で言ったら、にっこり笑って卵だけ追加してくれました。
最後はめざしに、白いご飯、漬け物におから。朝定食みたい。めざしってこんなにおいしかったっけ。
DSCF0139結局、2005年で一番感動した店でした。半年後なら予約できると言うことで、またゴールデンウィークにでも行こうと思います。
草喰なかひがし
京都府京都市左京区浄土寺石橋町32-3
075-752-3500
翌月分の予約を1日から。一度行くと、その場で半年先から予約できる。