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本郷三丁目「房家」の焼き肉 10点

とっておきの焼き肉が食べたくって選んだ店は、普段行く機会がない「本郷三丁目」。この「房家」は厳選された黒毛和牛を一頭買いしているらしい。つまり珍しい部位が食べれると言うこと。お腹を空かして向かいましたよ〜
この店がとっても良心的なのは、珍しい部位の三種盛りで5000円、五種盛りで8000円で、破格な値段を取られないこと。いつだったかおすすめされたサーロイン(かなり薄め)を値段も聞かずに頼んだら1枚5000円で、3人で15000円も取られた痛い経験があっただけに、こういうお財布の心配をしないで珍しい部位を食べられるのはうれしい。
今日の三種盛りは肩ロースの最上部位「はねした」、しっかりとした霜降りでとろける「トモ三角」、きめ細かい霜降りの「ささばら」。なんだかさっぱりわからないが、その日の仕入れ状態で違うものが用意されるらしい。写真を見て解るとおり、なんだかすごい霜降りで、もちろん生でも食べられる。
鮫皮でおろした本わさびも添えられている。
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本の一瞬だけ炙るように焼いて、本わさびをたっぷり付けていただく。なんだよこれ、、、幸せの肉汁が口の中でじゅわーっと広がり、幸せすぎる〜。このキメの細かい霜降りは一瞬にして口の中で溶けてしまう。また、本わさびがいい。たっぷりつけるぐらいがちょうど良く、ジューシーな脂を口の中で瞬時にさっぱりとさせてしまう。こんなうまい肉はほんの数枚食べるだけで十分で、バクバク食べるものじゃないな。
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私が今まで食べたタンの中で一番じゃないかと思ったタンは「厚切り大トロタン塩」1980円。かなり厚切りのタンなんだけれど、食べやすいように切り込みを入れてあるところが、前歯のかみ合わせが悪いわたしにはうれしい。
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見てよ、この分厚さ。適度にかかった塩胡椒がちょうどいいし、柔らかいながらもしっかりと歯ごたえがあり、ジューシーなところもすばらしい。
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サイドメニューもなかなかよくて、塩サラダはうちに帰ってさっそくまねしてみたよ。レバーはおいしかったけれど、角切りという割には小さくてインパクトに欠けたな。マッコリも種類が豊富で、酒飲みにはたまらない店だと思います。
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おいしい焼き肉屋はたくさんあるけれど、ひとり1万円以内で安心して食べられて、お店の雰囲気もいい店は意外と少ないです。常連ばかりでやりにくいこともないし、カメラを取り出してパシャパシャやってもしかられないし。久しぶりの10点店です!
4874352790「東京肉本―ゴキゲンな自腹肉はどこだ!?」って本でこの店を見つけたんですけれど、なかなかいい東京の焼き肉屋がそろっているんで重宝しています。肉にまつわることなら、メンチでもトンカツでも唐揚げでも載っています。肉付きには保存版ですよ〜。
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房家
文京区本郷2-26-8
03-5840-9889
11:30〜14:00
17:30〜23:30
無休

房家 (ボウヤ) (焼肉 / 本郷三丁目、水道橋)
★★★★★ 4.5

湯島「シンスケ」の酒の肴 9点

湯島の大喜にラーメンを食べに行ったら、かの有名なシンスケが目の前だったのでさっそく別の日に行ってきました。私の愛読書「東京の居酒屋」でも“東京の居酒屋の真髄”とまで書かれた名店です。
まずは刺身6点盛り2900円。これぞ王道と言えるまっとうなネタ。
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牡蠣の磯焼き・海苔がけ1050円。牡蠣は生も良いけれど、やっぱりほどよく火が通っているのがいい。特にぷるんとした焼き牡蠣なんてうっとりします。これは殻ごと妬いた牡蠣にたっぷりの海苔。お酒が進む〜。
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手作り五目さつま揚げ1250円。カニ爪、海老、蓮根、しいたけ、ゴボウの5種。蓮根のサクサク感と穴に詰め込まれた練り物の食感がスバラシイ。ゴボウも歯ごたえがいい。これだけずっと食べていたい。
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今回の訪問で一番美味しかったのは、このホタテ貝と冬キャベツのサラダ800円。作り方が想像できるんですよ〜。軽く湯がいた冬キャベツと缶詰のホタテを汁ごといれてマヨネーズと塩、たっぷりの粗挽き黒胡椒で和える。でもきっと家で作るとこの感じが出さないんだよな。ジャンキーじゃ味にしないでここまで美味しく作れるのはステキだなー。
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穴子とエビ芋の炊き合わせ1050円。穴子はふわふわ。でもこのくらいのおいしさならびっくりしない。美味しいのはその下のエビ芋。このねっとりした濃厚な芋は里芋じゃ無理。八頭が良い勝負かなー。これを箸で切れるほどに焚いてある。出汁の加減も絶妙です。
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ここはお酒、それも日本酒を飲む人じゃないとつまんないです。どの料理も日本酒にぴったりだし、お酒といっしょに食べることを想定している。
あ・・・、いわし岩石揚を食べるの忘れたよ・・・。
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シンスケ
文京区湯島3-31-5 YUSHIMA3315ビル
03-3832-0469
17:00〜21:30(L.O) [土] 17:00〜21:00(L.O)
定休日 日・祝

湯島「大喜」のとりそば 9.5点

今月発売の料理雑誌は、「dancyu」も「一個人」もラーメン特集。コレ見たら行きたくなっちゃいますよ。というわけで、ダイエットもかねて自転車で湯島まで行って来ました。着いたのはお昼12時頃、受験シーズンもあって湯島はごった返していましたが、「大喜」の前は100人以上の列。ここまで来て食べられないのはあり得ないと思い、1時間半も並んじゃいましたよ。
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この店は何を頼んでもおいしいらしいのですが、まずは定番の「とりそば」850円を注文。雑誌「一個人」での総合部門1位、塩部門1位がコレだったんです。澄んだスープは一口すすると、すごくシンプルで角がないのにうま味は深くて、胃にすーっと流れていく感じ。麺は繊細なスープに合う細麺。具はよく考えられていてなかなか複雑。スープには刻んだネギが入っているのに、上には白髪ネギ、スープにぴったりの蒸し鶏、鶏挽肉、食感を楽しめるメンマ、定番の半熟卵、貝割れ、それに刻んだ春菊かな?、これがなかなかニクイ。
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こっちは「うめしおらーめん」780円。スープを一口だけいただいたが、梅の感じは梅昆布茶みたいな柔らかい感じ。こんなラーメンもありなんだね。
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餃子はちょっといただけない。これ食べちゃうと、スープの繊細な味がよくわからなくなってしまうんだもん。
こんな寒い日だったから、寒さ対策もかねて30分も小刻みにスクワットしていたら、二〜三日も筋肉痛になりました。一緒に並んでも退屈じゃない相手をさがして、ぜひ行ってみてください。
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湯島天神で、TOEIC470点を祈願してきました。勉強してから祈願しろって感じですね。はーい、がんばります。あんなに食べたのに、甘酒に目を奪われましたが我慢しましたよ。
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大喜
文京区湯島3-47-1
03-3834-0348
11:30〜15:00 17:30〜22:00 祝日は昼のみ
日曜休日

鶯谷「パティシエ・イナムラショウゾウ」の秋限定モンブラン 9点

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本日発売の「dancyu」12月号の特集は「ガブ飲みワイン」!表紙は、私の大好きな八丁堀の「MARU」でした。1階は酒屋とふらっと入れる立ち飲み。2階はバル、3階はビストロ。ワインもつまみも何を頼んでもおいしいんです。そうそう、バルと言えば恵比寿の18番もいいですよね。席が空くまで外で飲むビール、そして突き出しの塊のパルメザンチーズ。それだけで十分幸せです。
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友達の誕生日だったので、鶯谷の「パティシエ・イナムラショウゾウ」へ。予約をしていったから良いものの、すごい列。軽く30分は並ぶらしい。おそるべし、青山でも自由が丘でもない、台東区のケーキ屋!バースデーケーキはやっぱりイチゴのロール。酸味の効いたイチゴの濃厚ソースに、しっとりとしていてきめが細かくぎっしり詰まったスポンジ、それに上質な生クリーム。何度食べてもぺろりです。
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そしていつも置いていない秋限定のモンブラン。なんとガーゼに包まれている。
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ガーゼを空けるとこんな感じ。
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なんかこれ、先日中津川出身の友達に買ってきてもらった栗きんとんみたい。昔のdancyuの記事に載っていたのとおんなじ!この「すや」の栗きんとんは栗そのもの。しっとりしていて、甘くて上品で、いくらでも食べられる。甘さが自然。お正月に食べるどろっとした栗きんとんも良いけれど、私はこの時期だからこそ食べられる栗そのものの栗きんとんがいいな。毎年思い出したように食べたくなる味。
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話はモンブランに戻って断面図。そのままの栗、生クリーム、栗きんとん的な栗のペーストが層になっている。これはうまい。きっと中津川の栗きんとんの影響を受けたんだろうな、上質な栗の味を活かしつつ、生クリームを補って洋菓子としている。スポンジのないモンブラン!
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秋は美味しい物がいっぱいあって、食事の数とお金がついていきませんね。
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以前の「パティシエ・イナムラショウゾウ」の記事はこちら。
パティシエイナムラショウゾウの「シュトレーン」 10点
鶯谷「パティシエイナムラショウゾウ」/自由が丘「自由が丘ロール」のロールケーキ 10点
「パティシエイナムラショウゾウ」のロールケーキ 10点
パティシェ イナムラショウゾウ
〒110-0002東京都台東区上野桜木2-19-8
AM10:00〜PM7:00 月曜定休日
山手線鶯谷駅から徒歩10分

パティシエイナムラショウゾウの「シュトレーン」 10点

新年あけましておめでとうございます。
私がこのブログを初めてもう2年以上。あと40年生きられるとしたら、食事ができる回数はなんと4万回足らず。多いように思うかもしれませんが、そのうちの何回を満足して食べられることか・・・。だから私はもう毎回食事に対して真剣勝負で行きます!値が張るものを食すとか手の込んだものを作るとかそういう意味じゃないです。毎日の食事を大事に手を抜かず、いつも真剣に食に向かうんです。それが私の使命なんだと最近思うようになりました(笑)
2006年の年初の挨拶をみると、1.本を50冊読むと3.自炊率を高めると5.文章を書くはそれなりに達成できたものの、英語の勉強なんてまたしてもチャレンジできませんでした。とは言え、転職もできたし結果的には久しぶりのいい年になりました。今年は
1.英語を勉強する。目標はまずはじめること。
2.5キロやせる。
3.本を75冊読む。まずは「鬼平犯科帳」読破。
の3つを目標とし、「がんばりすぎない」をテーマにそこそこがんばりまーす。
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今日の記事は、最愛のケーキ屋「パティシエイナムラショウゾウ」のクリスマスケーキ。こちらが今年買った「イチゴのロールケーキのクリスマスバージョン」なのですが、ほとんど一昨年と変化なし。食べるたびに、ここのケーキが日本一だと思うケーキです。
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今回はこのケーキと一緒に「シュトレーン」という焼き菓子も購入。これはドイツの伝統的なクリスマスのケーキで、小麦粉100に対してバターが50以上、乾物が60以上とケーキで、見た目はケーキというよりナッツや乾燥フルーツがたっぷり入った堅めのパンのよう。ドイツではケーキ屋ではなくパン屋においているそうです。このケーキ、「イチゴのロールケーキ」に負けずうまい!上等なバターたっぷり、甘すぎないフルーツに適度な量のナッツがいい食感。雪のようにかかった粉砂糖が優しい甘さ。10日ほど日持ちがするので、クリスマスシーズンにこのケーキを買っておいて毎年お正月に食べようかな。イナムラショウゾウファンの方、必食です。
というわけで、今年もよろしくお願いします。
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パティシェ イナムラショウゾウ
〒110-0002東京都台東区上野桜木2-19-8
AM10:00〜PM7:00 月曜定休日
山手線鶯谷駅から徒歩10分