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岡山日生「安良田お好み焼き店」のカキオコ 9.5点

直島に行ったついでに、岡山の日生(ひなせ)と言う町の名物B級グルメ「カキオコ」を食べに行きましたよ。岡山駅から赤穂線に乗って約1時間、日生は港町です。列車の間隔が1時間おきで、帰りの飛行機の時間もあったので、この日生にいられる時間は1時間。山のようにあるカキオコの店の中で、デイリーポータルZで取り上げていて一番おいしそうだった、安良田お好み焼き店をチョイス。そうそう、カキオコの存在を知ったのは、このデイリーポータルZでしたよ。
カキオコってなに?って方のために、完成図を先に披露〜。そうです、牡蠣のお好み焼きだから「カキオコ」なんです。でもこの完成図ではただのお好み焼きにしか見えないですねー。岡山の牡蠣って関東に住む私にはピンと来ないのですが、広島、宮城に次いでの漁獲高だそうです。
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ではでは、このカキオコが出来上がるまでの鉄板での様子をご覧ください。カキオコ一枚に、だいたい牡蠣が10個以上入ります。この牡蠣、1時間以内に剥かれたかなり新鮮なものだそうです。この季節しか食べられないこともあって、店内、外は待ち行列。一日に多い時では30キロ以上の牡蠣が消費されるそう。牡蠣は両面をヘラで押してしっかり焼きます。
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そんな牡蠣にも当たり、ハズレがあるそうで、右のふっくらしたものが当たりとのこと。こうやって焼いたものを見せてくれました。私が訪れた2月は一番当たりが多いらしく、牡蠣を食べるのには一番の季節とのこと。わざわざ東京から日生まで通って良かったよ、女将さん。
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牡蠣をお好み焼きの上にたっぷり載せた図。牡蠣好きにはたまらない光景。
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牡蠣がお好み焼きに挿入された図。ひとつのお好み焼きが牡蠣10コ以上のおかげでかなり大きいです。
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ソースやネギをトッピングすればカキオコの出来上がり。女将さんが、ルビー(紅しょうが)、サファイヤ(刻んだネギ)、真珠の涙(マヨネーズ)、サザエさん(鰹節)と、洒落たことを言いながらかけてくれます。甘めのお好み焼きにたっぷりの牡蠣。ふわふわの牡蠣がうまい!写真ではわかりにくいのですが、食べても食べても牡蠣が出てくる!これで900円。日生まで食べに行く価値あります。岡山から往復運賃はたしかカキオコ1.5枚分くらいありますが・・・。
34 ここの女将さんたちはすごく愛想がよく、優しくて、牡蠣のこともたくさん教えてくれます。この日は女将さんと姉さん(たぶん姉妹)が朝、ケンカをしてしまったらしく「今日はしゃべってくれないのよ〜」とのこと。どっちが姉さんだろう。写真も撮らせてくれましたよ。
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こちらは、牡蠣とネギを焼いたおっぱい焼き。シンプルな醤油の味付けがいいんです。牡蠣の味を楽しむならこっちのほうがいいです。ミルキーな牡蠣の味を堪能できる。こんなにたくさん牡蠣が入って600円。食べられるまで並んだお詫びに牡蠣が2つプラスだそうだ!
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店構えは怪しいですが、あの姉妹が作ったカキオコが元祖だそう。この店、駅からは10分くらい歩きます。私はデイリーポータルZの記事で決めちゃいましたが、いい店を選択したなって思いましたよ。そうそう、この時期は、カキオコとカキモダンとおっぱい焼きとカキよーけ(量が多い)の4つしかメニューないですよ。
安良田お好み焼店
岡山県備前市日生町日生825-2
0869-72-0851
10:00〜21:00
月曜定休

安良田お好み焼店 (お好み焼き / 日生)
★★★★ 4.0

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