Archive for 11月, 2010

三宿「香港麺 新記 三宿本店」の牛バラつゆなし麺 9.5点

ふらりと香港に出かけている友達をTwitterで見て、うらやましくてたまらなかったぽちです。きっと食べるものは何でもおいしかったんだろうなぁ。悔しかったから香港料理を食べに行ったんじゃないですよ!いや、心のどこかでいいなぁと思っていたからかも・・・。

池尻大橋のギャラリーまでぶらぶら歩いて出かけたついでに、前回も成城学園前の「成城風月堂」を教えてもらった雑誌「世田谷ライフ」に載っていたこの店に行ってきました。お店に入ったのはお昼過ぎ14時ということもあってお客様はまばら。雑誌にも載っていた「牛バラつゆなし麺」830円を迷わず注文しました。それがこれ。うまそうでしょ!うまいんです。

香港麺とは、日本のモチモチした麺と違って、とても細くてしっかり歯ごたえがあり、時間がたっても伸びないクセになる麺。雑誌によると、塩漬けしたあひるの卵の白身を練りこんであるそうです。だから独特の香りがしたのかなぁ。牛バラはホロホロと柔らかく、味付けはかなり濃い醤油味。パッと見ると焼きそばのように見えますが、炒めてあるわけではなく、麺にタレを和えて具を載せてあるんです。私にはなんだか新鮮でした。

麺は、香港麺ではなく、日本麺も扱っていて、どちらかを選べるそう。複数で行ったら、いろんな料理を香港麺と日本麺でいろいろと組み合わせてみたらいいかも。

出されるときに、ラー油をかけて食べるといいって言われたんだけれど、すっかりそのままで食べてもおいしくってその言葉を思い出したのは最後の最後だった!それでもラー油をたっぷりかけていただくと、ピリっとした深みのある辛さが加わってこれはうまい!このラー油、お店でも売っているみたいなので、今度行ったら買ってみよう。流行りのラー油と違って、ラー油そのものの旨さを感じられます。

麺はスープ入りの麺もかなり充実しているよう。つゆなし麺もまだまだ種類があるようなので、今度また食べたいな。300円台から500円台で手軽に食べられる小皿料理も、かなりおいしそうだし、黒板に書かれた季節野菜の炒め物も魅力的。今日は、空芯菜や黄ニラがあって頼もうか迷ってしまうくらいでした。夜も遅くまでやっているようなので、ふらりと会社帰りに田園都市線方面の人とご飯が食べられたらいいなぁと思いました。また行こうって強く思える店でしたよ。

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ハナレグミ「TOURうたう」 Zepp Tokyo にて思うままメモとして

食べ物のことしか基本的には書かないんだけれど、今日のハナレグミのライブには心を動かされたので自分のメモとしてもここに残しておきたい。だからグルメネタ目当ての人、ごめんなさい。ぜんぜん関係ないです。

私がハナレグミに出会ったのは、ハナレグミにえらく大騒ぎしている前の会社で一緒だった友だちだった。その時はまったくスルーしていたんだけれど、私がその会社を辞めるときにその友だちがくれたMIX CDの9曲目がハナレグミの「あした天気になれ」で(ちなみに14曲目はNujabesの「Reflection Eternal」)、そこからハナレグミを聴き始め、たまたまテレビでやっていたハナレグミのライブの「家族の風景」に心打たれ、私のハナレグミ好きが始まった。「家族の風景」は私が自分の家族に感じていたモヤモヤとした違和感とそこにある愛を見つめ直させてくれた。「友達のようでいて 他人のように遠い 愛しい距離が ここにはいつもあるよ」

それからSUPER BUTTER DOGの「さよならCOLOR」に出会い、その曲に感動しながらも葛藤しているそばにいる人を見ながら、なにもできない自分にイライラしていたような気がする。

それから何度も通ったハナレグミのライブに、今回のツアーはひとりで行くことになってしまった。そばにいたはずの人はいなくなってしまったからだ。ライブでハナレグミの声を生で聴きたい、でもどんな気持ちで聴いたらいいんだろうと思いながら今日を迎え、ひとりライブ会場のいちばんうしろの壁に寄りかかって聴くことにした。

ライブは私のために歌ってくれるかのように、私が歌って欲しい歌ばかり。まわりの誰かとリズムやペースを合わせることなく、その歌声を聴き、自然に体が動き、涙があふれた。今まで何度も何度も聴いて、歌詞だって端から端まで全部歌えるはずなのに、私はその歌詞をちゃんと聴いてこなかったのかもしれない。音楽を、彼の声を、体で感じていなかったのかもしれないと思うばかりだった。

彼の曲は立ち止まっている人を一歩前にすすめる歌ばかりである。そんな彼の歌声がじんじんと私に伝わってきて、立ち止まっては振り返り、前に進めない自分を励ましてくれているように聞こえた。

こんなに行ってよかったと思えるライブは初めてかもしれない。

「変わらない ここで待ってても
行かなくちゃ 一人ぼっちでも
何処かで 僕を呼ぶ声
届くかなぁ 明日天気になれ」

いっつも聴いていた曲なのに、こんなに自分の体の芯に響いてくるとは。

ハナレグミ「TOUR うたう」Zepp Tokyo 2010.11.5

<バンドメンバー>
曽我大穂/ハーモニカetc.
ガンジー西垣/Ba.
中村 亮/Dr.
おおはた雄一/Gt. Vo

01. 音タイム
02. あいのわ
03. 踊る人たち
04. 愛にメロディ
05. レター
06. ヒライテル~Three little birds
07. Don’t Think Twice It’s All Right
08. あいのこども
09. PEOPLE GET READY
10. 360°
11. Jamaica Song
12. …がしかしの女
13. あいまいにあまい愛のまにまに
14. 大安
15. 明日天気になれ
<アンコール>
16. サヨナラCOLOR
17. 塀の上で
18. SPARK
19. ボク・モード キミ・モード
20. 心空
21. 家族の風景
22. ハンキーパンキー
23. 光と影

1. 音タイム
2. あいのわ
3. 踊る人たち
4. 愛にメロディ
5. レター
6. ヒライテル
7. Don’t Think Twice, It’s All Right(Bob Dylan/座り込んだってどうにもならないじゃないVer.)
8. あいのこども
9. PEOPLE GET READY
10. 360°
11. Jamaica song
12. …がしかしの女 feat.マダムギター
13. あいまいにあまい愛のまにまに
14. 大安
15. 明日天気になれ
16. 心空
17. ハンキーパンキー

アンコール
18. さよならCOLOR
19. 塀の上で
20. スパーク
21. 家族の風景
22. 光と影

順番は微妙に違うような気がする。このセットリスト、間違っていたらごめんなさい(正式にセットリストが公開されたので直しました)。
Bob Dylanの「Don’t Think Twice, It’s All Right」を「座り込んだってどうにもならないじゃない」って歌詞にしたおおはた雄一さん、今度聴いてみよう。他の会場で歌っていたクラムボンの「おだやかな暮らし」聴きたかったな。クラムボンも良いけれど、ハナレグミとおおはたさんの声で聴きたかった。

神楽坂「芝蘭(チーラン)」の酸辣湯麺 9点

先週の「チューボーですよ」が酸辣湯麺(サンラータンメン)だったんですよ。巨匠の店のひとつが芝蘭(チーラン)で、銀座ですごくおいしかった思い出があったので行ってみることにしました。すると、私が前回銀座のお店を訪れたときは、ビルの改装工事で閉店間際。「最後のコース」を食べて、四川料理のおいしさに感動したはずだったのに、その銀座のお店も先月なくなり、今は神楽坂とLou Ronと言う店になったとのこと。銀座での感動を追い求めて、神楽坂に行ってきました。

ランチの予約はコースの注文が必須なのは最初はどうかなぁと思ったのですが、どうもサービスランチが大盛況のようで店はごったがえしてました。広い個室に案内されてお店の人との会話も楽しみながらゆっくり食事もできたので結果的には予約してよかったです。コースは3900円の「神楽坂 芝蘭ランチコース」。「チューボーですよ」で取り上げられた酸辣湯麺がどうしても食べたかったので相談したら、最後の坦々麺は快く変更してくれました。

前菜は中華くらげの酢の物。くらげは普段中華料理屋で食べるものより太くて歯ごたえはやさしくしっかりあり美味。

海老とエリンギ、金針菜の塩炒め。葱と生姜が効いていてふつうにうまい。こういう普通の塩炒めがうまいことは中華の大前提。金針菜は大好きなのでもっとたくさん食べたかったな。


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