Archive for 1月, 2007

【函館特集】「ラッキーピエロ」のチャイニーズチキンバーガー 7.5点

厚木の片田舎で育った幼少時代、ファーストフードと言えば当然マクドナルドかケンタッキーで、246沿いの店へ車で連れて行ってもらったときはそりゃぁうれしかったものです。私は断然ケンタッキー派で、そのころはサンド系はなかったものの、あのジューシーなチキンと棒付きのふにゃふにゃのとうもろこしは大好物。ジャンク系の食事をほとんどしない父でも「たまに食べるケンタッキーはうまい」と言っていたのを思い出します。
そうなんです、たまに食べるジャンク系はうまいんです。特にハンバーガーは急に食べたくなるんです。最近のハンバーガーは、ジャンクと呼べないくらいの代物も多く、小麦のいい香りがするバンズにジューシーなお肉を挟んでしゃりしゃりの新鮮な野菜と共にいただくいっぱしの店も現れました。だからこそ、この函館「ラッキーピエロ」のハンバーガーは、ジャンクの王道を行く味付けと店構えが最高なのです。
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「ラッキーピエロ」通称「ラッピ」は、函館の人は誰でも知っているハンバーガー屋で、市内に12店舗もある人気店。石川さゆりから鈴井貴之まで訪れる有名人御用達の店なんです。そこでの一番人気はこの「チャイニーズチキンバーガー」315円。甘辛く味付けされた鶏の唐揚げを挟んだもの。鶏肉を一口サイズになんて切ってはくれていないので、私は大事な唐揚げを床に落としました・・・。たっぷりのレタスとマヨネーズ。年間30万個を突破する人気ナンバーワンメニュー。こんなジャンキーな姿でも、冷凍の食材は使わず、注文が入ってから揚げ始めるとのこと。アツアツ、濃いめのお味はなかなかのものです。
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この店のメニューは異常なほど豊富。一風変わった具材とボリュームが自慢のようです。なぜか「ハワイの丼ロコモコ」とかあるし・・・。
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なんとなく「ドンキホーテ」を思わせるこの店の感じ・・・。「ドンキホーテ」同様、若者で店内はいつも混み合っていました。函館に行ったら一食は「ラッピ」で取るべき。五稜郭前でも、駅前でも、函館市内なら大抵どこにでもあるのでぜひ。
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ほらほら、この地図とってもわかりやすい。路面電車に乗ればラッピに当たるって感じですねー。
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ラッキーピエロ

函館駅前店
函館市若松町17-12(函館駅前棒二森屋本館1階)
営業時間(年中無休)AM10:00〜AM0:30

【函館特集】「海鮮食堂 いかいか亭」の朝ご飯 8.5点

今回の函館旅行は、HISの格安航空券にホテルをつけうプランで、ホテルなんてどうせ狭いビジネスホテルだろうと思っていたら、予想以上にちゃんとしたホテルでびっくりしました。HISの旅行は良くないと言う固定観念がちょっとなくなったやもしれません。朝食はホテルのバイキングか、この「いかいか亭」の朝定食が選べるんです。「いかいか亭」はホテルからタクシーで5分ほどのところにある赤煉瓦の倉庫内にあり、観光者向けのきれいな市場兼おみやげ所と併設されていて、海の幸いっぱいの朝ご飯を取ることができます。
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選べる定食は3つ。これはイクラ丼。かなりこんもり載せられていて朝から幸せ〜。特に私好みのほかほか白ご飯に載せられているのが最高。これにみそ汁と小鉢、漬け物がついている。値段はわからないが、一般客向けの朝定食を見る限り1000円もしなそう。
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こちらはイカ刺し定食。これにもみそ汁と小鉢がついている。イカはなんと二段載せ。イカそうめんにできるほどたっぷり。前日に食べたイカの握りのイカ並みに旨い。イカのシーズンに食べればもっとうまいのかなぁ。
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こちらは朝定食ではないがウニ丼。前日に食べたウニの握りが忘れられずに注文。あざやかなオレンジのウニがたっぷり。
朝は7:30からと早くから開いていますが、夜も19:30までと早いので朝ご飯におすすめです。特に函館朝市の客引きにうんざりしちゃう方にはおすすめ。
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海鮮食堂 いかいか亭
〒040-0065
北海道函館市豊川町12-12 はこだて海鮮市場本店内
0138-22-5656

【函館特集】梅乃寿司の寿司 10点

函館と言ったらやっぱり魚、そしてお寿司ということで、「エノテカ・ラ・リコルマ」の友達のお姉さんおすすめの「梅乃寿司」へ行ってきました。ここは函館、特に噴火湾のお魚を使った寿司をきちんと握ってくれる店。私たちはつまみを数品と好きなものをそれぞれ握ってもらいましたが、デザートも食べて1人7000円程度。決められたお任せのコースにすればもっとリーズナブルに食べられる店です。函館旅行でいちばん思い出に残る最高の時間を過ごせました。そのくらいうまい。
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まずはつまみの刺身。これで3人前4000円。手前右から明太子、まぐろ、ホタテ、ヒラメ、イカ、ボタンえび、つぶ貝。甲乙つけがたいが、やっぱりまぐろが飛び抜けてうまい。青森の大間で捕れるまぐろは有名ですが、函館側の「戸井で捕れるまぐろがうまいんだ!」と勧めてくれた。よく考えてみれば函館でとれたまぐろだって大間並みにうまいはず。口に入れるとすっと溶けて、イヤな食感が全くない。
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これは海鮮焼き。魚のすり身に海老や銀杏などを入れて焼いたものにとろとろの出汁とネギ。はんぺんのようなしんじょうのようなふわふわの食感の中にいろいろな具材が入って楽しい一品。これで確か600円とか700円とかそんなもの。まるで料亭の味。
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白子ポン酢。一目瞭然の新鮮さ。さっとお湯にくぐらせただけの白子にポン酢。口に入れると濃厚でねっとりとした白子が広がる。「やまだや」で食べた白子の上を行くかも。こういう白子を食べるとうっとりしてしまう。
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まずは赤身。私は寿司屋では、大抵赤身から注文する。刺身で食べておいしいとわかっていたまぐろだが、「寿司」になるとそのおいしさが一段とアップ。寿司屋は酢飯に刺身を載せているだけじゃないんだよね。芸術を感じる味。赤身なのにとろける。脂がのりすぎていないのにねっとりとしているのが私好み。赤身最高。
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ヤリイカ。函館と言えばイカ。ねっとりと柔らかくうまい。
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ホッキ貝。これも塩で。寿司って美しい。
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ウニ。ミョウバンを使っていないらしい。ミョウバンはウニの形が崩れないように使用しているが、ミョウバンを使わなくても崩れない新鮮さがウリとのこと。これ以上載せられないと言うところまでこんもりと載せ、岩塩で。幸せすぎる〜。
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ウニを盛る板前さん。イカめしの駅弁で有名な森出身とのこと。カウンターで板前さんと話しながら、あれこれ迷いながら注文するのは楽しい。カウンターで食べない寿司なんて考えられないよ。
写真も含めて10巻くらい握ってもらう。最期の締めはヒモキュウで。ここの寿司はシャリを少なく握ってくれるから何個でも食べられる。20時半頃入店し、22時の閉店ギリギリまで握ってもらったけれど、もっともっといろいろな種類を食べたかった。今このブログを書いていたら小腹が空いてしまったよ。この寿司屋だけ目指して函館に行ってもいいくらい。親兄弟に食べさせたいなぁ。
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【函館特集】エノテカ・ラ・リコルマのランチメニュー 8.5点

年始に函館と札幌に行って来ました。旅の目的は「食」。函館出身の友達も一緒だったので、朝・昼・夜ときっちり食べるところを計画。ついつい寝坊して抜きがちな旅の朝もしっかりと早起きして3食しっかり食べてきました。と言うわけで今すぐ函館に行きたくなる!飛びつきの名店をご紹介します。
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飛行機を降りて空港の自動ドアを開けると、東京と同じと行かないまでも冷える空気が気持ちよく日向はぽかぽかと暖かい冬の函館。五稜郭タワーから見える五稜郭と函館の町は私たちの旅の第一歩を大いに盛り上げてくれました。暖かいとは言っても池の水は氷、道端には雪。ただそれだけで東京とは違う風景に興奮気味!土方の最期の思いを分かち合おう・・・なんて言うセンチな気持ちにはなかなかなれませんでした。
今日のランチは函館出身の友達のお姉様と彼がやっているイタリアン「エノテカ・ラ・リコルマ」。ついつい北海道に来ると、寿司やジンギスカン、ラーメンに走り勝ちでイタリアンにまで手が回らないから、こうして北海道のおいしい食材を使ったイタリアンなんて夢のよう。お店は五稜郭から歩いて5分程度の静かな通りにある緑の壁のキュートなお店でした。
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まずは前菜「厚岸の天然ホタテとホッキ貝サラダ仕立てカラスミ添え」。厚岸と言えば牡蠣が有名だけれど、牡蠣がおいしければそりゃぁホタテもおいしいはずだよね。新鮮で身の引き締まったホタテとホッキ貝と上質のオリーブオイル。カラスミの塩辛さがちょうどいい。
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パスタは「函館穴間産エゾ鮑のクリームパスタ」。大きめの角切りにした鮑が柔らかいながらも歯ごたえを残し、味わい豊か。鮑ってこんなにおいしいんだっけ?と感動。
メインの「襟裳短角牛頬肉のステーキ」の写真を撮り忘れました(泣)。撮り忘れたのを帰宅して写真をチェックするまで気が付かないほど。おいしいものを目の前にしちゃうと写真なんてそっちのけになっちゃうんですよね。ほろほろと崩れる頬肉と濃厚なデミグラスソースが美味。もともとシェフはイタリアのピサで修行されたとのこと。ピサと言えばトスカーナですからお肉料理は得意なのかもしれないです。前菜と共に出される自家製の焼きたてパンに、お皿に残ったソースをつけたらおいしかっただろうな。
東京にはレベルの高いイタリアンがひしめいていて、どの店も食材のルートに気を遣っていたり、それを売りにしている。その点、この店は北海道の肉も魚も新鮮で上質なものが手にはいるからうらやましいよね。こういう店がもっともっと元気になって、地元のおいしいものを安価で気軽に食べれたらいいなって思います。がんばれ函館!
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築地年末の買い出しは「ヒゲダラ」でした

2006年最後の買い出しに築地へ。今年のお目当ては、昆布締めにするための白身の魚と伊達巻き、あとは目についたおいしそうなもの!白身の魚は真鱈をと思っていたのに、年末にしけたためどの場内の店にもなく、鯛やヒラメはいいものを求めれば1万円を超えそう。そんな時に場内のまぐろ店で「ヒゲダラ」を薦められ、そのおじさんが個人的に別の店で購入していたものを1匹譲っていただきました。2.1キロで5000円ちょっと、お正月価格だと言うことをさっ引いても高級魚。築地では「ヒゲダラ」と言われているけれど、本当の名前は「ヨロイイタチウオ」と言うらしいです。このグロテスクな見た目。鱈という魚を触ったことがある方はご存じだと思うのですが、ぶにょぶにょしてぬるぬるなんです。こんな見た目だけれど、味は驚くほどに繊細でした。
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築地での購入品はこのヒゲダラに加えキロ12,000円!のボタンエビ。どの店も冷凍だったところ、数少ない北海道産の生だったところが気に入って5つ購入。いつもはんぺんを購入する「丸玉水産」では、毎年恒例獨協大学ラグビー部の伊達巻き、それに「吹田」で昆布締め用の昆布。伊達巻きと昆布はいつもおきまりの店で。
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ヒゲダラは三枚におろして刺身サイズに切り、塩をして昆布に挟み一日おきます。そうするとまか不思議、昆布が水分を吸い、さらにうま味をヒゲダラに移し、繊細で奥深い味わいに。真鱈の昆布締めより魚の味が深く、まるで鯛のよう。
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すかしてみるとこんなにきれい。細胞のひとつひとつがよく見えます。Webで調べたところヒゲダラは刺身だとまずいのに、昆布締めにするとびっくりするほどうまくなるとのこと。また築地で働く人たちにおいしい食べ物を教えてもらえました。
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