Archive for 1月, 2006

秋葉原「CHELSEA MARKET」のフィッシュバーガー 9点

DSCF0005きれいになった秋葉原駅構内のアトレの中にできた、店名はチェルシーだけれど、ニューヨークスタイルのカフェへ。この店、去年の8月に放送された「どっちの料理ショー」の、「フィッシュバーガー対ベーグルサンド」の対決で、見事勝利へ導いたフィッシュバーガーの名店。昨年末に、人形町のBROZER’Sに行ってから、ハンバーガー熱がぐっと上がっているんです。
私はテレビにも登場した、フィッシュバーガーをとビールを注文。家から秋葉原まで、自転車で約20分。きめ細かいおいしいビールが、渇いたのどを癒してくれる。土曜日の昼のビールは、お酒の席を楽しむためのビールと違って、なんだかキラキラ輝いて見えるんだよね。
DSCF0010ビールを半分ほど飲んだ頃にハンバーガー到着。私は顎関節症なので、ハンバーガーをがっぷりほおばることができないため、不本意ながらもナイフでコキコキ切って、バンズの上に、スズキのフライ、アボガド、タルタルソースをのせて口へ運ぶ。フライがまだアツアツ、アボガドはちょうどいいやわらかさ、タルタルは思ったより酸味が効いていてインパクトがあって私好み。バンズはもうちょっとまわりカリカリタイプが好きだけれど、バターをたっぷり塗ってくれたところは好き。魚のフライって自分では作らないけれど、実はすごくおいしいんだなって見直しました。スズキ自体も味が予想以上に濃くておいしいんだけれど、その衣と揚げ方がいいのかも。カリカリ感とちょっとスパイシーな感じがハンバーガーにぴったりです。
秋葉原もこんなかなりおしゃれなカフェができるなんて、変わったよな〜。
CHELSEA MARKET
所在地 東京都千代田区神田花岡町1-9 アトレヴィ 秋葉原 2F
最寄駅 JR秋葉原駅から1分 / 日比谷線 秋葉原駅から1分
TEL / FAX 03-5256-7155 / 03-5256-7156

表参道「カフェ クレープリー ル ブルターニュ」のコンプレット 9点

DSCF0161あなたのクレープのイメージってどんなものですか?高校生の頃、原宿で食べたクリームとバナナがたっぷりのクレープ?それとも、たっぷりのソースにつかった温かいクレープシュゼット?
私は小さい頃に母や弟とやいのやいの言いながら作った手作りクレープです。私はクッキーでもパウンドケーキでもなんでもそこそこ作れたのに、このクレープだけはうまくできなかった。なぜって、熱いクレープを自分一人でひっくり返すことができなかったんです。母は竹串を使ってクレープの端のカリカリしてきた部分をうまくひっかけて、こともなげにひっくり返す。「熱くない」と言う母を信じられなかったものですが、確かに今となると「熱くない」んです。沸騰したお湯にほうれん草を放り込むとき、熱湯に指が触れても笑いながら「あちあち」なんて言えるし、揚げ物をしていて油が飛んでいても、飛び跳ねなくなりました。大人って皮膚が強いんでしょうか。
話は戻って、こんなにおいしい甘くないクレープを食べたのは初めてでした。もう10年近く通っている美容師さんが、今は表参道の「まい泉」の近くにお店を出していて、そのまわりのおしゃれカフェでお茶をすることがよくあるんですけれど、ここは私には珍しく、前調べもせずにふと入った大正解のお店でした。
この店はフランスの田舎町を訪れたことがない私でも、まるでフランスという気分になれるステキなお店。おばあちゃんの時代からずっとあるようなテーブルや椅子、食器に囲まれていると幸せな気持ちになれます。「コンプレット」とはそば粉をふんだんに使ったクレープで、ハムと卵とチーズという基本の具のみを入れ、四角くきれいにかたどったクレープのこと。そばだからぼそぼそとしているのかと思いきや、アツアツのチーズや上質のハム、ちょうど良く固まった卵とぴったり。塩こしょうのみの味付けがシンプルで一番いいです。
もちろん甘いクレープも、もっと豪華な素材のクレープもありますが、最初に食べるクレープはこれにしてみてください。デートにおすすめの店です。食後のカプチーノがたまらないです。
Cafe-Creperie Le Bretagne(カフェ クレープリー ル ブルターニュ)
東京都渋谷区神宮前5-11-1
Tel. 03-5766-4084
Open 11:30〜23:00 無休

丸の内丸善「エムシーカフ」ェの早矢仕オムライス 8.5点

DSCF0052オムハヤシ、好きなんですよ〜。「たいめいけん」のも「煉瓦亭」のも大好きです。オム部分はどちらかというとふわふわタイプのが好きですが、卵が堅めで、中のチキンライスにきっちりと味が付いて手いるタイプも捨てがたいって思ってます。そこに濃厚なデミグラスソースがかかるなんてニクイですよね。
そんな私なのに、日本橋の「丸善」の屋上にあった「レストランマルゼン」のあの有名なハヤシライスは食べたことがなかったんです。閉店間際に行列ができている様子をテレビのニュースで見て、「並んでまで食べたくない」って思っていたのですが、実は移転したとも言えるoazo内の「丸善」の4Fで復活していました。
行き慣れない本屋ってどうも落ち着かないですよね。誰しも行きつけの本屋があるものです。私にとって今一番落ち着く本屋はここの「丸善」。その日に買う予定がないコーナーもぐるぐる回ってはぺらぺらめくって、時にはフロアの端におかれた椅子で座り読みしたりして、ゆっくり2時間は過ごします。
そんなここ「丸善」で、あのハヤシライスを見つけました。私のお目当てのオムハヤシももちろんあるのですが、ショーウインドウには「早矢仕オムライス」。早矢仕有的さんという人がこのハヤシライスを初めて作り、丸善の初代社長が名付けたそうです。そんな由緒ある食べ物だとは知りませんでした。
ここの「早矢仕オムライス」1,200円は、私が好みのふわふわ卵、濃厚デミグラス。「大倉陶園」のきれいな器に盛りつけられ、卵の黄色とデミグラスソースのチョコレート色が食欲をぐんぐん盛り上げます。本を読んでいて小腹が空いてきたら食べるのにも最適かも。この店、ワッフルもおいしいそうなので、買った本を真っ先に読みたいときにも利用できるなって思いました。
エムシーカフェ 〜丸の内オアゾ(oazo)〜
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-4 oazo4F
03-3214-1013
9:00〜21:00 年中無休

2006年今年もどうぞよろしくお願いします

DSCF0048今更なのですが、あけましておめでとうございます。ご挨拶がすっかり遅れてしまいましたが、今年もどうぞよろしくおねがいします。
2005年は、さぼりつつもなんとかこのブログを通じて、おいしいものを食べる喜びやおいしい物に関する知識をお伝えできた年でした。忙しかった割に定期的に書けたのも、一緒においしいものを食べに行ってくれた人や、読んでコメントをくれたり、トラバしてくれた人のおかげです。
左の写真は、2005年12月29日、日の出前に起きて正月の食材を築地に買いに行くために起きたときの窓の外の風景です。去年は築地に30回は行き、食材を買い、おいしいものを食べました。そんな築地も2012年には豊洲へ移転。ターレが走り回るでこぼこのアスファルトや狭い通路も、小綺麗な市場になってしまうなんてなんとなくさみしいです。
話は変わって、今年の抱負をたててみました。
1.本を50冊読む。
ここでも紹介していこうと思ってます。とりあえず左のメニューに載せてみました。
話題の本はもちろん、歴史本や名作と呼ばれる本など人が薦める物には何でも手を出そうと思っています。
2.映画を50本見る。
映画館に月に1回は通い、いろんな映画を観て感受性を高めたいです。
3.自炊率を高める。
昨年は焼肉を食べることが多く、どうも体脂肪という上着をもう1枚羽織ってしまったようです。
今年はまずは自炊率を高め、野菜比率を増やそうと思っています。目指せ、平日も自炊!
4.英語を勉強する。
私が去年実行した唯一の英語の勉強は「英語でしゃべらナイト」を欠かさず観ること。苦手で嫌いだった英語に一歩近づけた気がしました。今年は英語のために時間を作って、まずは旅行で困らないようにしたいです。1本くらい字幕なしで観ることができる映画もほしいな。
5.文章を書く。
仕事柄、文章を書くことに抵抗はないのですが、どうもブログとなると適当にすませなくなって、後回しにしたあげくなかなか書かないことが多かった気がします。
いろんなことを記録に残さないと忘れちゃうんです。だからもっと気軽にブログを書こうと思います。
食べに行った記録以外にも、もっと自炊記録も載せようと思います。
全体的にまとめると、「厚みのある30代」を目指そうと思っています。
今年も皆さん、よろしくおねがいしま〜す。
きさらぎぽち