Archive for 4月, 2005

銀座「どれ味」のお好み焼き 9点

doremi
美味しいお好み焼きが食べたくなった。理由は、「チューボーですよ」で山芋を使ったお好み焼きを放送したからであり、「魂のワンスプーン」でスプーンにもられたお好み焼きを見たからであり、ある友人が「お好み焼きを食べたい」と突然言い出したからだ。お好み焼きなんてそんなに食べないのに、こうも偶然が重なるとすごく食べたくなって、まずは自分で作ってみた。山芋をすり、出汁を加え、おいしいバラ肉を使った。その作り方は「チューボーですよ」のお好み焼きの作り方そのもの。う、うまい。。。これは真剣に取り組まねばいけないかもと感じさせた。
ということで、「チューボーですよ」で街の巨匠に選ばれ、さらに「魂のワンスプーン」に登場した、銀座の「どれ味」を会社の飲み会で使うことにした!予約はもちろん2週間前から。4月の第一週目の金曜日にうまい飲み屋が簡単にとれるわけがない。部署内の飲み会の調整を自らかってでた。
4,000円のコースは、タンのネギ焼き、さいころステーキ、エビのバター焼き、もんじゃとどれもこれも激うま。特にエビはひとりひとりに焼く15センチはある大型のエビが出され、身もミソもすごくうまい。みんなでそのうまさに感動していたが、やはりお好み焼きはすごかった。「未来の巨匠」として店の壁を拭いていたお兄さんが、お好み焼きをいかにもプロというフライ返し裁き(?)で形にしていく。極めつけはマヨネーズがけ。頭の上くらいの高さから細くゆるやかなカーブを描いて鉄板にマヨネーズを描いていく。味は予想以上。お好み焼きなんてジャンクフードだと思っていたけれど、この味は芸術品。出汁の味も山芋の下地もきちんと効いている。できればもっとおなかぺこぺこで食べたかった!今度行くときは、コースメニューにしないで最初っからお好み焼きづくしでいくぞと誓った。やきそばもスパム焼きも食べれなかったし。
このブログを見ていきたくなった人、是非一緒に行きましょう。人形町店もあるらしいです。

築地場外「きつねや」のホルモン丼 9.5点

horumonまた築地ネタ。
今月に入ってすでに4回も築地に行っている。
ここ「きつねや」は築地場外の新大橋通り沿いにある店。隣にはラーメンやそば、まぐろ丼などを食べさせてくれる店が軒を並べている。いつも20人くらい並んでいるんだけれど、今日は9時前ということもあり並んでいる人もなくすんなり食べることができた。
注文したのは「ホルモン丼」。
直径50センチくらいはある鍋にぐつぐつ煮えたホルモンを、どんぶりにどかっと盛り、粗めに刻まれたネギもまたどかっとのる。ひとりひとりトレーに、麦茶とホルモン丼と漬け物を載せてくれ、立ち食い席に運ぶ。なんとも食欲をそそるにおいが立ち上る。多めの一口を口に運ぶと、適度なやわらかさのホルモンがこってり濃厚の煮汁に絡まってなんともうまい!しゃきしゃきの生ネギがまた濃い味のホルモンとぴったり。ご飯がいくらでも入ってしまいそう。
森下の「やまりき」で食べた煮込みを思い出した。目をつぶって食べればどこかフランス料理のような煮込み具合。これでイッパイ750円。こんなのが平日のお昼に食べられたらどんなにシアワセだろう。
築地に勤めたい。。。
きつねや
住所:中央区築地4-9-12
 (TEL)03-3545-3902
営業時間:07:00〜13:00
休:日祝、休市日

【お取り寄せ】富士宮の焼きそば 9.5点

デパ地下や築地、旅行に行っておいしいものを見つけて家に帰り、ネットで調べるとネットショップで買えることって結構ありますよね。そういった店を紹介する「おすすめお取り寄せ」のコラムを始めることにしました。
第一弾は、もう何人の人におすすめしただろう・・・「富士宮のやきそば」です。おすすめされ、実際に食べた人はおわかりかと思いますが、この焼きそばはちょっとちがいます。
富士の裾野の富士宮市は、これと言った観光がなかったので、町おこしとしてやきそばを始めました。おかげで町には50店以上のやきそば屋がたち、すでにテレビや雑誌等でひっぱりだこの観光名所になりました。私もご多分に漏れず、富士宮の「伊東」という有名な焼きそば屋に足を運び、そのうまさと安さにびっくりしたんです。
特徴は、しっかりと腰がある「蒸し麺」、ラードを取った際の「肉かす」、最後にかける「いわし粉」。この特徴は、富士宮の焼きそば全般に言えることらしいです。
yakisobaその富士宮の焼きそばをお取り寄せしました。
10食2,500円、送料無料。「蒸し麺」「肉かす」「ラード」「いわし粉」がすべて入っています。あとは野菜を買ってくるだけ。冷凍できますので、私はいつも何食か保存してあります。
焼きそばなんて・・・と思いがちですが、一度食べるとそのシコシコ麺はくせになるはず。あと体に悪そうな「肉かす」の食感もたまらないです。是非たべてみてください。楽天の「富士宮の焼きそばよねやま」で買えます。

築地場内「大和寿司」の寿司 10点(記事2回目)

tukuji_050402マグロの競り会場に行ったあとに、築地場内一番人気の「大和(だいわ)寿司」に行ってきました。この記事は二回目ですが、自分で写真を撮って載せるのは初めてです。何度でも載せたくなる10点満点の店です。
この店は朝の5時半開店なのですが、4時45分から並びました。でも2番。それくらいの人気店です。隣の「寿司大」は5時開店なので、列に並んでいる人がお店に入っているのをお腹を空かせて見ることになります。店は親子で二軒になっていて、左側がお父さん、右側が息子です。ラッキーなことにお父さんの目の前に座ることができました。築地の寿司はどこもびっくりするくらいおいしいですが、ここは別格。6人で行ったのですが、ひとつめの大トロを食べた瞬間に、全員が言葉を失い、お互いの顔をのぞき込んでしまいました。そして半泣き。生きていて良かったと思える瞬間です。
それではネタをご紹介。7貫と巻物で3,150円はお値打ちです。
◎大トロ
厚切りです(*^_^*)
口の中でとろけます。人肌のシャリと解け合います。
◎車エビ
生かゆでか選べます。これは生。活きたままさばくのでぷりぷり。頭は焼いてむいて出してくれます。
◎スミイカ
新鮮。厚切り。
◎天然はまち
はまちは養殖の名前なので、天然物の名前を忘れました。
とろとろ。
◎ウニ
たぶんバフンウニ。濃厚。
◎穴子
とろとろ。ほくほく。口の中でとろけます。一押し。
◎中トロ
ほどよい油が絶品。
2週間前に行ったので、そのとき「このネタについてはこう書こう・・・」と思っていたことも忘れてしまいました。こういう記事はすぐに書くに限りますね。
この店は、開店してから行くと、天気が良ければ2時間は並びます。開店と同時に入るのがおすすめです。そこまでして・・・と思う方でも、一度食べてしまうとこの味を忘れられなくなるはずです。
誰しも10点と言いたくなる店。すばらしいです。

築地場内のマグロの競り会場に行きました

tukiji_050402
日本人ならやっぱり魚はマグロ。あなたもマグロが好きですか?私は今まで何とも思わなかったのですが、おいしいマグロに出会ってからすごく好きです。特に赤身の漬けなんて大好きです。築地ではマグロの競りが有名ですが、このたび初めてその競り会場に行くことができました。それも夜中の3時、夜遊びの帰りに築地に行こうと誘ってくれた友達があったからこそ。普通怒るところですが、私は大感謝です。だって起きられっこないですもの。
築地の前に、マグロについて少しお勉強です。
マグロは年間160万トンの漁獲高があるそうで、そのうちキハダマグロが110万トン、メバチマグロが25万トン、クロマグロが3万トン・・・という内訳だそうです。大間の本マグロなんてよく言いますけれど、本マグロはクロマグロの一種です。つまり全体のマグロのほんの一部なんですね。
築地のマグロの競り会場は、築地場内の手前の海側。だいたい50メートルプールくらいの広さがあり、一面に大小のマグロが並べられています。この写真は5時ころですが、競りは6時からだそうです。すでに5時の時点でたくさんの男の人でにぎわっています。すのこに載せられたマグロは種類も大きさも随分違います。3枚目の写真のマグロはかなり大きかったので、クロマグロではないでしょうか。黄色い紙で重さが書かれています。向こう側は200キロ以上、手前のでも100キロはあります。
前にテレビで見たのですが、この時点でマグロのおおよその価値を数字でランク付けしてあります。3枚目の写真ですと奥側は「1」でしたのでかなり良いと判断されたものです。手前は「2」でした。あとはおなかの中を見たり、尾の部分を見たりして競りに備えるようです。尾はこんな風に調理されたのを先日食べました。こうやってみるとリアルです。
本当は6時の競りが見たかったのですが、5時半開店の「大和寿司」にいくために退散してしまいました。次回は競りレポートをしたいです。
このマグロが並ぶ光景を見て、しばし呆然としてしまいました。築地の市場の大きさにも圧巻なのですが、マグロだけでこれだけの量があり、それに対してこの朝方の時間にこれだけの人が集まるマーケットの規模。日本人のマグロ好きのレベル。真剣なマグロを見る男の目。ここはイヤな感じのしない男社会でした。
次回こそ、このマグロを食すレポートです。