All posts in 新潟

長岡「フロリダ・キッチン」のビーフシチュー 9点

tenbearsさんおすすめの長岡の店、三軒目。長岡で洋食屋?と思いきや、創業30年以上のとってもおしゃれでステキなお店でした。私が案内された席は数組が入れる個室で、窓の外には緑がいっぱい。家族連れや再会した友人とのランチを楽しむ人で満席でしたよ。
私が注文したのは、ビーフシチューのコース、確か2,500円くらい。これが最初に出たコーンポタージュスープ。tenbearsさんのおすすめどおり、おいしい!この時期だからなのか、それともいつもなのかはわかりませんが、とうもろこしがたっぷり、まさにとうもろこしそのもののスープで、生クリームなどは抑え気味。とうもろこしのやさしい甘みが贅沢です。
P1080661
これがビーフシチュー。ビーフはタンとテールとブリスケの部位です。私の好きなタンは二切れ程度と少なめでしたが、テールの骨の周りのほろほろしたお肉がなかなかでした。このお値段でこれだけたっぷりのビーフシチューがいただけるのはびっくりです。かなり濃厚なので、もう少し野菜が添えてあると良かったのになぁ。
P1080662
長岡まで行って、洋食を食べる余裕のある人がそんなにいるとは思えませんが(笑)、もし機会があればどうぞ。ちゃんとした洋食屋メニューがここにはあります。お店はゆったりと作られていて、清潔感もあり、高い天井や、板の感じが和みますよ。
長岡駅のニュー・オータニ側に出て、徒歩15分程度かな。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
フロリダ・キッチン
新潟県長岡市干場2-1-24
0258-39-6755
ランチ11時30分〜14時、ティータイム14時〜16時、ディナー17時30分〜21時
水曜定休

長岡「新天街 大鮨」の寿司 9点

tenbearsさんおすすめの長岡の店、二軒目。この店は、なんとtenbearsさんの従兄弟が握っている寿司屋なんです。実はこの1年で通過も含めて新潟は4回目。昨年の秋に訪れた新潟の寿司屋のここここで、ノドグロや南蛮エビなど基礎知識はあったので、さらに新潟のお魚にちょっと詳しくなりましたよ。
この店に訪れた時は、柏崎の花火の後で、くたくたの喉がからから状態だったのでビールがホントにおいしかった。お通しのつぶ貝で元気を取り戻しました。
P1080634
お通し二品目は、マンボウの腸の部分を酢みそで。マンボウは数年前に岩手県釜石に行ったときに同じようにお通しで出てきましたが、もっとふるふるのゆるい身でした。それに比べて、この腸の部分は歯ごたえもあり、美味。マンボウそのものにあまり味はないので、酢みそがよく合います。
P1080636
夏の名物、岩牡蠣。冬の小さくて磯のうま味がギュッと閉じこめられた牡蠣もおいしいけれど、レモンをたっぷり搾って思い切りかぶりつく大きい岩牡蠣もすばらしい。思ったよりクリーミーで冬の牡蠣に負けてなかったですよ。
P1080637_2
以前に新潟で食べた寿司のベストは軽く炙ったのどぐろでした。その焼き物。透き通った白身がホロホロと崩れ、これ以上ないと言うくらいの上品な魚の脂。今までであった魚の中でベスト3に入るおいしさです。骨までしゃぶりたくなるうまさ。残った骨でスープにしてもおいしいだろうな。
P1080640
新潟と言えば日本酒。おすすめされた冷や酒を飲んでいたら、自家製のイカの塩辛が出てきました。新鮮なイカはコリコリと歯ごたえがあり、市販のふにゃっとした食感はまったくなし。添えられた生のきゅうりと合う、合う。
P1080642
梨ナスの浅漬け。この梨ナスは長岡ならではだそうです。長岡、奥深いなぁ。小さくて身がギュッと詰まって、浅漬けにぴったり。きちんと漬かっているのに身は漬ける前のような硬さ。
P1080644
南蛮エビの握り。南蛮エビとは佐渡で獲れる甘エビのこと。言わずもがな、東京で食べる甘エビとは大違い。小さいけれど、ボタン海老並のコクを持っています。
P1080646
あわびは二種、煮あわびと生のあわび。私の好みは煮あわび。
P1080653
この店は料理もおいしいけれど、お店の方々の心遣いと笑顔がすばらしい店です。きっと一人でふらっと訪れても、カウンターに座れば楽しくお酒が飲めるはず。いろいろサービスしていただき、ありがとうございました!次回は長岡の花火でお伺いします!
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
新天街 大鮨
長岡市大手通2-1-16
0258-33-3215
17:00〜23:00
日曜定休

長岡「青島食堂 曲新町店」の青島ラーメン 9点

柏崎の花火見物で長岡に宿泊。長岡出身のtenbearsさんにおすすめ長岡飲食店を紹介いただきました。紹介いただいた5店舗のうち、3店舗を制覇!その1軒目は、山形県酒田の「味龍」のラーメンの記事を書いた際に、地元の「青島食堂」を思い出しましたとコメントをくれた「青島食堂」です。この青島食堂は、長岡市内に数店舗ある代表的な長岡ラーメンの店で、いわゆるシナそばと呼ばれるようなさっぱり豚骨の醤油味ラーメンなんです。
これがその青島ラーメン。お腹がかなりすいていたので、「青島チャーシュー」700円にネギトッピングしました。あとあとtenbearsさんのメールをちゃんと見ると、シンプルな青島ラーメンを麺かためと言われていたのにすべて無視。それでもさっぱりとしながらも奥深い澄んだスープ、ちょっと太めのスープが絡む自家製麺、ゆで具合がぴったりのほうれん草、箸休めのナルト、それに風味豊かな海苔、大盛りにしたネギ、そして一口大にそぎぎりにしたチャーシューが、かなり私好みの味でしたよ。店が近所だったら1カ月に一度は行きたいようなリピートしたくなる味です。
P1080521
これがその麺。ちょっとふとめの軽く縮れたタイプです。言われてみれば麺かための方がおいしかったかも。
P1080523
この赤い三角屋根が目印です、、、と書こうと思っていたら、私がtenbearsさんに行ってほしいと言われた店は、宮内駅前店で、私がタクシーに連れて行かれたのはそこから数百メートルの別の店でした。とほほ。それでも大満足のおいしさだったのですが、おすすめの宮内駅前店はもっとおいしかったのかと思うと残念でなりません。
P1080513
長岡にお越しの際は、一駅移動して宮内駅まで行き、是非この「青島ラーメン」を食べてみてください。ご当地ラーメンならではのシンプルなおいしさがそこにはあります。私は遅めのお昼として行ったのですが少し並びましたよ。それだけ地元の人に愛されているんですね。私の行った曲新町店は、カウンターだけでなく、テーブル席もまるで家族ゲームのように片側しか座れません。テーブル席なのにカウンター仕様なのが笑えます。愛想のないおばちゃんが動きやすいようにでしょうか。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
青島食堂 曲新町店
新潟県長岡市曲新町3-12-22
0258-36-1253
11:00〜20:00
定休日 第3木曜日

柏崎の花火を観に行きました

新潟三大花火をご存じですか?川の長岡、海の柏崎、山の片貝と東京では考えられない規模の花火大会が毎年開催されているんです。FujiRockの興奮そのままに苗場から北上し、長岡で宿を取って柏崎まで行って来ましたよ。柏崎は中越地震で昨年は開催できなかったこともあって、復興の意味も強かったようです。花火打ち上げ会場近くの海岸線付近には仮設住宅が並び、まだまだ地震の影響は強いんだなと感じました。
北の海では当たり前ですが、太陽は海に沈みます。太平洋側に住む私たちはいつも山に沈む夕日しか見ていないので新鮮でした。
P1080540_2
夕日の手間の埠頭に並ぶ筒は、まさに花火を揚げる筒。この筒から上がった尺玉100連発がこちら。横一列に一斉に上がる色とりどりの花火は、息をのむ美しさです。ここまできっちりそろえて上げ、さらに大きさも同じで、キレイに円を描いて開くのは難しいんだろうな。

こちらはニコちゃんマークの連発。花火が斜めに飛んで、半円の花火が上がるのが、ここ柏崎の名物「海中スターマイン」です。

これが長岡の花火で一番大きい三尺玉の筒。まさしく大砲です。これは大正15年のものだと言うから、戦争の鉄を必要とした時期にもこの筒は持って行かれなかったんですね。
P1080655
その三尺の内部はこんなかんじ。これが空中で爆発してあんなきれいな花火になるんですね。
P1080658
次回は長岡のおいしいものを紹介します。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

【新潟特集】本町「とんかつ太郎」のカツ丼 10点

翌日、市場で再び南蛮エビ、いくら、そしてビール。ビニールのコップに注いでくれたただの生ビールなのに、注ぎ方がうまいのか、市場の雰囲気が良いからなのか、なんだかとってもおいしい。市場の端に並べられたチープなビニールの椅子、魚を捕るカモメ、そして青い空!あーなんて幸せ。
P1060648
ここは軽めにして退散し、不思議なカツ丼屋へ。とにかく見て、このカツ丼。
P1060655
卵がない!タマネギがない!三つ葉がない!なんだこれ、なんだこれ!
昨日町を歩いていて、たまたまこの店を通りかかって店の外に飾ってあるカツ丼の写真を見て、狐につままれたような気持ちに。何かが足りない・・・。その後ガイドブックを買ってみると、新潟でカツ丼って言ったら、卵で綴じないカツ丼なんですって。気になってしょうがなかった翌日来てみました。
P1060652
薄いもも肉を細かいパン粉でサクサクに揚げ、甘い醤油ダレにくぐらせて真っ白のご飯に載せるだけ。980円。このカツがね、ありそうで今まで食べたことがない味なの。パン粉が細かいからタレにくぐらせてもふにゃっとしない。肉は赤身なんだけれど、薄く揚げているから適度に油が染みこんで、柔らかいのにサシが入っているみたい。なんて言うんだろう、マグロの赤身に適度な油を感じるような感覚。これはうまい。こういう店がオフィスの近くにあればいいのになぁ。
P1060658
あとあと調べてみたら、新潟って豚の消費量が日本一なんだって。もち豚もうまかったしな。
新潟ってちかくて、おいしくて、異人の香りもし、コンパクトにまとまった良い街だね。万代橋もきれいでした。またこよう。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
とんかつ太郎
新潟市中央区古町通6番町973
11:30〜15:30 17:00〜20:30
木曜定休