映画「トスカーナの休日」を観たら、イタリアに行きたくなったよ〜。離婚で落ち込む彼女がふらりと訪れたトスカーナで家を衝動買いしてしまうの。そこでいろんな人に出会い、家を修復し、食事をし、オリーブを摘んで、恋もし、失恋もする、そんな話。去年訪れたポジターノの町(ナポリ南の海岸のリゾート地)のシーンもあったり、トスカーナ料理を食べるシーンがあったり、イタリア大好きの私にはプロモーションビデオのよう。私もトスカーナに住みたいなぁ。写真はそのポジターノの町です。
先日作った北インドカレーがいまいちだったので、ポークカレーでリベンジ。毎日食べたくなるカレーは、やっぱりイギリス経由でやってきたカレーなんです。だから、カレールーを利用しながらも、ポイント的に手を加えるひと味違うポークカレーにチャレンジしました。これもdancyu直伝。
前回同様、タマネギはショウガとにんにくのすり下ろしたものを入れて茶色くなるまで根気よく炒める。厚手の鍋で炒めるとすぐに焦げないからラクチン。
一口サイズに切った豚バラは、カレー粉とヨーグルト、醤油で下味を付けて、軽く焦げ目を漬ける程度に炒める。
タマネギに水を加えて、そこに豚バラを加えてひと煮立ち。火を止めてルーを加えて、最後にガラムマサラを加えたらできあがり。ルーで作るカレーとの違いは、タマネギをよく炒めることと、肉は別で炒めて鍋に加えること、ガラムマサラを加えることくらい。
これが完成のポークカレー。dancyuの言うとおり、「ひと味違う」。それにしてこのルーってヤツは優秀だよ。誰でも一定以上のカレーが作れるんだもの。コクもちゃんと閉じこめている。そこにプラスされたこのカレーは9.5点。次の日は、夏野菜を別で炒めたものを加えて、栄養もプラスしたよ。こういうカレーこそ、月に一度は食べたいカレーです。今までチキン派だったけれど、噛みしめると肉汁が出るこの豚肉の感じはすごくいい。
付け合わせに作ったポテトサラダ。リンゴ、ピーマン、グリンピース、にんじん、ロースハムも入っていて口の中で楽しいの。これもカレー同様、次の日の染みこんだものの方がおいしい。私は電子レンジでちょっとだけ温めて食べます。
自炊たのし!
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Archive for 8月, 2008
ポークカレーでリベンジです
築地「虎杖 表店」のカレーつけ麺 7.5点
もう数週間前のことなのですが、平日が会社の一斉休業で、こんな日だからこそ空いているはずのイベントをはしごしてきました。その時の早い夕飯が、おなじみ築地の虎杖。「カレーつけ麺」850円という新メニューに挑戦しました。麺はうどんではなく、中華麺で冷えていて、スープはカレーうどんのスープ熱々そのもの(ちょっと濃いかな)。麺には温泉卵とレタス、ちょっとだけ蒸し鶏。うーん、一回食べればいいかな。やっぱり熱々のスープにからむ太いうどんが恋しかった。スープちょっと足りないし。
この店の名物、「京風だし巻き玉子」700円。ふわふわ、つるつる、出汁たっぷり、熱々。大根おろしでちょっと冷やしながら食べるとうまい。
やっぱりこれが好き「豚肉カレーうどん」1,000円。クリーミーで、タマネギの甘さが残るこのカレースープがたまらないんだ。何度も食べたくなるよ。小エビ天ぷらも好きだけれど、豚バラも好き。
築地虎杖
東京都中央区築地4丁目9-7 中富水産ビル1F
電話:03-3541-1192
虎杖関連の記事は以下。
→築地「虎杖本店」の牡蠣うどん 9点
→築地「築地虎杖 魚河岸千両 」の海鮮ひつまぶし 9点
→秋川渓谷バーべーキュー「ダッチオーブンのローストチキン」 9点
→築地「虎杖」のカレーうどん 8点
イベントは、銀座で「THA/中村勇吾のインタラクティブデザイン」を見てきました。壁にはPCのモニタがあり、ものによってはキーボードやマウスがあって自分で操作できる。この記事でも書いたけれど、ユニクロのサイトのプロデュースで「プロフェッショナル仕事の流儀」でも取り上げられていましたよね。NECのエコトノハでも有名。「気持ちいい」デザインを基本に、PC上でインタラクティブに何かを伝えられるなんてステキ。Webの仕事を10年以上してきたけれど、こういう仕事にはまだまだ巡り会えていないなー。28日までなので、良かったら是非。
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西麻布「ダル・マット」のコース料理(再) 9.5点
人気イタリアン「ダル・マット」の記事は3回目。一度目の「西麻布」、二度目の「恵比寿」もご覧あれ。
この「ダル・マット」は、コース料理が4000円(西麻布の場合)、1500円でワインも飲み放題の店。コースはひとつしかないが、食べる量や嫌いな食べ物対応は事前にしてくれる。仲間でわいわいやるにはうってつけのイタリアンってところ。
前菜はまるでピンチョス。
谷中生姜を赤茶豚で巻いたもの。添えてあるのは紅玉リンゴのすりおろしたもの。食欲が一気にアップ。
ちょっとずつ盛り合わせ10品。覚えているものだけ。グラスに入っているのは冬瓜のジュレに、中には塩辛さがちょうどいいキャビア、表面にはとんぶり。畑のキャビアと海のキャビアが共存。右上は「ティンカーベル」というピーマン?シシトウ?だと思ったのだけれど、googleではトマトとヒット。う〜ん、記憶が。。。その下は新ごぼう、その下は中華で出てくる百合のつぼみ(忘れた)、左の黄色いのは赤ピーマンのムース、その上のピオーネ、左上は鰹、他は忘れた・・・・。ちゃんとメモをしなければ。
これは前回も食べた桃の冷製パスタ。ホワイトペッパーと桃が合うなんて。桃は白鳳だそう。
沖縄の白豚のハム。ハムの塩加減が絶妙。焼きたてのトーストにバターをたっぷり塗って、このハムでガブリと行きたいなぁ。添えてある野菜は、芥子菜とチコリ。
メイン写真をだいぶ食べるまで気がつかなかった・・・。さらにピンぼけ。フランスパンデ地方の鴨肉と米沢牛A5のイチボ肉。添えてあるのは、茶豆(だったかな・・・)とゴールドラッシュというコーンが入ったマッシュポテト。これがヒットで家でも作ってみたよ。今時の甘いコーンはこうやってジャガイモと一緒にマッシュポテトにするのはいいね。右のグリーンは、京都の新百合根と蓮芋、それに豆苗。蓮芋のすけすけ具合がちょっとおしゃれ。
最後のトリッパのオレキエッテ(だったかな)も写真を取り忘れ。オレンジピールの香りがするのがにくかったのに・・・・。
デザートは、ヨーグルトのシャーベットを岩塩とオリーブオイルで。これは家でもやってみよう。ヨーグルトでやってもいいいかも。
相変わらず使える店そうです。夜遅いのもグッド。予約が取りやすいと尚いいのにね。
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西麻布DAL-MATTO
〒106-0031 東京都港区西麻布1-10-8 第2大晃ビルB1F
Tel&Fax 03-3470-9899
18:00 – 28:00 (ラストオーダー 26:00)
月曜日定休
#最近、ディスプレイの文字は大きいのがいいと思い出した。歳なのだろうか。CSSを修正して文字を大きくしました。
真っ暗闇で飲んだワインは赤でした
グルメじゃないネタ。
ここ数日、残暑なき夏。買ったばかりのカッパがすぐに役に立つとは思わなかったよ。そんなぐずついた土曜日、2つのイベントに参加。一つ目は、神保町の学士会館で行われた参加型ワークショップ「Dialog in the Dark」。
すこしの光もない空間を作り、視覚のない世界で聴覚や嗅覚、触覚を頼りに日常のさまざまなものにふれるというもの。目の不自由な人が使う杖を使って、学士会館の擬似的に作られた一室に数人のグループで目の不自由な人にナビをしてもらいながら1時間くらい過ごす。真っ暗闇はいくら時間が経っても目は慣れてこない。空間には植物が生い茂り、水が流れ、干し草の広場にはブランコもある。真っ暗の中を案内されながら、緑にふれ、小鳥の声を聞き、丸太の橋を渡って(ドキドキだった)、干し草広場ではブランコに乗って遊んだりもした。最後にはバーで飲み物も飲んだよ。こんな空間だと、まったく知らない人とだってコミュニケーションを取らなくちゃいけない。「しゃがみますー」「ブランコはここですよー」「ここにいるのは○○です」みたいに。
このワークショップ、目の不自由な人の気持ちを解ろうなんて言う精神を押しつけたりしないところがまたいい。いろんなわかることは自らで知れと言った感じ。場は提供するが、この空間で感じることは押しつけたりしない。私には見えないものがよく見えた、わかった。例えば、グループのメンバーがどれくらいの距離にいるのかよくわかるし、人の声の特徴や、気遣いもよく見える。誰かが手に触れて案内してくれることがどんなに心強いかもよくわかる。最後に訪れたバーで頼んだワインは、注文したときには赤か白か教えてくれなかった。手にはねてしまった赤ワインをぺろっとなめただけで見なくても赤だ!とわかった。安物のうまみの薄いワインだったけれど、渋みと舌の痺れは赤独特のもの。いつも聴覚に頼って食事ばかりしていたけれど、目を閉じて嗅覚と食感で楽しんでみようと思う。
午後からは阿波踊りを観に高円寺へ。朝から場所取りをしてくれたちづるちゃん、ホント楽しかったよ、ありがとう。あいにくの雨だったけれど、「踊る阿呆」も「観る阿呆」もサイコー。踊っている女性は美しく、踊り狂う男性はかっこよかった。
私のお気に入りは、このひょっとこのおじさん。高円寺の町は、彼にとって年に一度の大舞台なんだろうな。ここまでやるとかっこよすぎる。ちょっとうるっときてしまったのは「希望連」と言う、障害者たちの連。まわりの人が支えながら、自分なりの踊りをして通りをすぎていく姿はこの祭りの意味深さを感じたなー。
来年は晴れるといいな。
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北インドのチキンカレー作り
夏は辛くて熱いものが食べたくなるのはなんでだろう。せかっくの三連休だったのでdancyuのカレー特集を数年分引っ張り出してカレーを作ることにしました。私が食べたいのはコレじゃないとか、こういうのが食べたいけれどこんなスパイス手に入らないとあーだこーだ言って、ごろごろしながら数時間。最終的に決めたのは北インドのヨーグルトが入ったチキンカレーです。今回は写真もちょっとステキに撮ってもらいました。おかげで本物よりおいしそう。
まずはマサラ作り。マサラとはさまざまなスパイスで作られたベースのようなもの。面倒でもこのマサラを自分で作ることがおいしさの秘訣らしいです。
サラダ油に、ベイリーフ、クローブ、シナモンスティック、ブラックペッパー、カルダモンを入れて、油に香りを移す。そこに繊維に垂直に切ったたまねぎを投入。茶色くなるまでじわじわ炒める。油の量は多いので、後半になると炒めるというより揚げるといったほうが適切かも。今の季節のたまねぎは甘くておいしい。刻んだだけの生たまねぎだけで十分幸せ。
20分ほど炒めるとこんな風に茶色くなる。意外と根気がいる作業なのだが、根気とは炒める手間ではなく、ビールなしでたまねぎを炒めること。この香りには負けちゃうよ。甘いたまねぎの香りをつまみにビールを一杯。そこに小口切りのシシトウとたっぷりのニンニク、ショウガのすり下ろしたものを投入。
ヨーグルトにスパイス投入。スパイスはカイエンペッパー、クミン、ターメリック、塩。
ぶつ切りの鶏肉を投入したらひたひたになるまで水を数回に分けて入れる。
しばらく煮込んでできあがりー。味はというと7点かな。油が多すぎたから、最後に浮いた分は除いたほうかよかったかも。あと、なんというかうまみが足りない。たまねぎを十分炒めたから、深みのある甘みは十分だし、スパイスもインスタントじゃない新鮮さがあるのだけれど、コクがない。水を加えるところを、鶏の出汁にしたほうがよかったかなぁ。
沖縄のお皿にあう!
作るのに時間は余りかからないから、また挑戦してみよう〜。
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