Archive for 10月, 2005

【信州・甲斐路酒の旅】勝沼のぶどう「甲斐路」 9点

soba信州・甲斐路酒の旅のつづき。
上諏訪で日本酒を堪能したあと、八ヶ岳のコテージで一泊。バーベキューと露天風呂、人生ゲームを堪能。買ったお酒を飲み干す。そして次の日予定通り、小淵沢近くの白州という町にあるサントリーの工場へ。ここでは町の名前である「白州」というシングルモルトウイスキーと「南アルプス天然水」の工場。広大な敷地は、森やきれいなせせらぎにとけ込んで工場とは思えない。バードウォッチングもできるらしい。30分のみ放題のウイスキー試飲も、お目当ての「白州」は3杯目でしか出されない。かなりいい気持ちになってしまったが、スモーキーな香りが樽の中で眠っていた月日を感じさせた。「白州」は高価だが、「北斗」なら安価だし飲みやすいから、私の定番アルコールに入れていいかも。おすすめはハーフロックらしい。
気持ちよくよったところでおひる。サントリーの工場から車で20分ほどのところにそばの名店「翁」はあった。森を切り開かずに、森をそのままにして家を建てたと言った方が正しいこのそば屋の駐車場には、県外ナンバーの車がずらり。私は人から聞いて来たが、この店はかなり有名な店らしい。
そばは「ざる」と「田舎」のみ。写真は「ざる」。きれいでしょ。4人で6枚注文。ひとり1.5枚を7分でいただく。そばはたらたら食べる食べ物ではないとしても、おいしいそばは人を黙らせるらしい。
4また中央高速に乗って勝沼へ移動。お目当ては、ぶどう狩りとワイン。勝沼インターを降りるとあたりはぶどう畑一色。私たちはあるぶどう園に車を止めた。そこでは5種類ほどのぶどうを試食させてくれる。巨峰やピオーネ、デラウェアなどを食べるが、一口食べて気に入ったのが「甲斐路」という薄い紫のぶどう。このあたりでは有名な品種らしい。
さっそくこの「甲斐路」の畑へ向かいぶどう狩りに出発。ぶどう狩りは、好きなぶどうを切ってかごに入れるだけのもの。1キロ1,000円でお持ち帰りができる仕組み。ぶどう畑はちょうど私ほどの背丈の棚になっていて、下から見るとたわわに実ったぶどうが至る所にブル下がっている。なんてステキな光景なんだ!普段あんまりぶどうを食べない私も、たわわに実ったぶどうを見るやいなや興奮して、いいぶどう探しに奮闘した。
5その甲斐あって、4人中一番大きいぶどうをゲット。写真みてみて。すごくきれいでしょ。重さは1キロを超えていました。
大満足でぶどう畑をあとにし、勝沼町が運営する「ぶどうの丘」へ。ここは勝沼町にあるワイナリーのワインを購入できるほか、それらを試飲できるカーヴが地下にある。試飲できるワインは約170銘柄。専用の試飲容器タートヴァンを1,100円で購入すると、制限時間もなく片っ端から飲むことができる。気に入ればそのまま購入もできるので、お気に入りの一本を決めるのが楽しい。
2日に渡った信州・甲斐路酒の旅も終了。運転手さん、ホントにおつかれさまでした。また連れて行ってください!

【信州・甲斐路酒の旅】「舞姫」の翠露 9点

onaka9月の連休を使って、「信州・甲斐路酒の旅」に行って参りました。上諏訪で日本酒を飲み、八ヶ岳の宿で温泉につかり、白州のサントリー工場でウイスキーを飲み、勝沼でワインに浸る一泊二日の旅です。
会社の仲間4人で80年代のヒットソングを歌いながら向かう中央高速も、乗るまでが大渋滞。ユーミンの中央フリーウェイを歌いながら左手にビール工場をすぎる頃にはすでに2時。出鼻をくじかれた感がありましたが、4人でわいわいやっていればそんな旅も楽しいもの・・・・と思いきや、秋の交通安全週間のど真ん中、105キロで運転手が捕まります(笑)
気の毒に思いながらも同乗者みんなでそんなかわいそうな運転手を劇写。いい写真が撮れました(*^_^*)
maihime夕方、上諏訪到着。お目当ての日本酒の蔵元は、以前東京の飲み屋でよく飲んだ「舞姫」。ここの「翠露」という青い瓶の日本酒がおいしいんです。こういうのフルーティーっていうんだっていう感じの軽い口当たり。飲みやすくてくっくくっくいっちゃいそうです。いろんな日本酒を試飲しまくって、数本購入。
さらにもう少し南に行ったところに、長野の有名な蔵本「真澄」。ここは300円でおちょこを買うと、5種類の日本酒を試飲し放題。もうこの時点でだいぶへろへろです。ここで買ったわずか2センチくらいの小さいワカサギの揚げたものをあとでつまみで食べたのですが、これがお酒にあってとってもおいしかったです。
舞姫翠露 中取り袋しずく生酒(雄町) 1,800ml舞姫翠露 中取り袋しずく生酒(雄町)
私が買った「舞姫」の「翠露」、Webでも買えるみたいです。おいしい日本酒を探している方、一度飲んでください。ひとりで720ml、するりといけちゃいます。

青山「ローブリュー」のやんばる豚のグリル 10点

1最近このブログ、とんと更新していませんでした。だからといっておいしいものを食べていなかったわけではなく、むしろおいしいものを食べてばかりいたような気がします。さらに「最近10点が多いっす」ってよく言われます。しょうがないんです、10点ねらいで食事に行くのに、10点をさしおいて、7点とか8点の記事を書く元気なんてありません。
というわけで、この店も何度も訪れている、青山の「ローブリュー」。実はこの写真を撮ったのは8月なのですが味を鮮明に記憶しているのでやっぱり書くことにしました。
最近の豚ブームで、私の書いた「青山「ローブリュー」のイベリコ豚のグリル 10点」の記事はこのブログのアクセスナンバーワン。ですが、先日訪れたときに噂の「イベリコ豚」はありませんでした。楽天の三木谷さん似の男前定員曰く、最近いいイベリコ豚が手に入らないとのこと。なるほど、話題のイベリコ豚だからといって便乗してどんな素材のものでも料理するというわけではないんですね。
2というわけで勧められたのがこの沖縄のやんばる豚。どうしてもグリルが食べたかったのでこれにしました。確か3,000円くらい。
そして、やっぱりおいしい。温かいうちは脂がするすると肉の表面を流れ、口の中に入れてもしゅわーって溶けていく。こんなに厚切りの肉なのに信じられない舌触り。さらにしばらくしてさめてくるとその溶ける感じはなくなるものの、肉そのもののうまみがずっしりと感じられるんです。見てください、この厚さ。「私肉を食べています、それも最高においしい豚肉です」という気分が味わえます。
塩胡椒はきっちりと表面にしてあるので、味が薄いという感じはないです。ソースはもらえますが、むしろ塩胡椒だけで食べる方が、肉の味がよくわかるかも。
3
お店は気軽に入れる雰囲気なのに適度な騒々しさなので、デートにも気のおけない仲間たちとの食事にも最適。黒板に書かれた毎日のメニューや、店の至る所におかれた豚のオブジェにも胸がわくわくします。トイレに行って座った目の前のちょっとしたメッセージや、バスク地方の旗など、まるでバスク地方に訪れたよう。
ちなみにバスク地方とは、スペインとフランスの国境近く、ピレネー山脈にある地域。どちらかといえばスペインの領地の方が広いのだが、この店はフランスのバスク地方って言っていた気がします。まぁ独立しているような地方だから。
そうそう、先日のウルルン大紀行のソニンの綱引きはバスク地方でしたね。
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ローブリュー
東京都港区南青山6-8-18
TEL 03-3498-1314
営業時間 18:00〜22:00
定休日  日曜日

築地場内「磯寿司」の秋刀魚の握り 10点

sanmaこの店の紹介は2度目。土曜日に築地に行く私にとって、「おいしさ」と「店の混み具合」のバランスは大事。というもの、おいしくて乗りのいい板前さんがいる店は大抵1時間以上ならばなければ食べられない。そんな中で、結構おいしくて並んでも15分程度のちょうどいい店がこの「磯寿司」。築地場内の一番はしっこにある。
このお店はちょくちょく行っているんだけれど、9月の頭に食べたこの秋刀魚の握りには度肝を抜かれた。大きさは、秋刀魚の半身の半分、つまり1/4を使った超ビッグ。脂の乗り方はハンパじゃなく、軽く炙られた表面はギラギラ。でもしつこい脂ではなく、口の中でさらりと溶ける。この秋刀魚は釧路のものらしい。9月の頭、釧路沖にいる秋刀魚は、だんだんと南下し、気仙沼、銚子と順々にいい感じで太ったものが食べられる。さらに今年は当たり年。釧路の時点で脂はたっぷり。
その後日は10月の上旬にもう一度この店を訪れた。当然秋刀魚の握りを注文。産地を聞くと気仙沼。味も極上。いい感じで南下している。
akagaiせっかくなので、もう一枚、赤貝のにぎり。赤貝は3月がおいしいと言われているけれど、新鮮なものはこの時期だって十分うまい。
この日も幸せな築地ライフでした。