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門前仲町「鮨あおき」のおまかせ 9点

ココログめ・・・。何度投稿しても途中の文章が消える・・・。
突然ですが「Japan Blog Award 2008」なるものに自薦して、一次審査に合格しました〜。こういうのにまったく興味はなかったのですが、後輩のゆみちゃんが写真のコンテストで入賞しているのを見て感化されたというか、何かやらないと始まらないなって思って応募してみました。一次審査なんて公序良俗に反していなければ通るのでしょうがそれでもうれしいものです。
さて、ビタローさんにおすすめされたこの店「鮨あおき」ですが、メールをもらったその週末に行ってきましたよ。路地裏のひっそりたたずむ人に教えたくない店って感じでしょうか(ビタ、教えてくれてサンキュー)。この日食べた料理は「おまかせ」5000円。コストパフォーマンスは最高、レベルも高い、きちんと使える店です。こういう店のリストを持っておける大人でいたいよね。
つまみは充実。
一品目は鳥羽産の牡蠣。申し分なし。もう一つ食べたいところを抑えるのが気持ちいい〜。
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刺身は7点盛り。左からサバ、ボタンエビ、キンメの昆布締め、蛸、サヨリ、中トロ、あおやぎ。「寿司大」でキンメの昆布締めには度肝を抜かれたけれど、ここのもなかなか。サヨリは季節を感じさせるよね。
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ブリ大根。うまいけれど、ここで特筆すべきほどではなし。あんまり寿司屋で食べたいと思わない。骨を出すのとか面倒。居酒屋で日本酒飲みながらちまちまって言うなら話は別。
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たいらぎ(平貝)と白子の炙り妬き。そうそう、こういうのを寿司屋のつまみで食べたかったの。たいらぎは水分がかなりなくなるまで炙ってあって、薫製っぽい。日本酒のわかる人とこういうのをつまみに飲みたいなぁ。白子はまわりに醤油だれをまとっていて固くしっかりしているのに、その皮が破けると中からは濃厚なソース。サイコー。
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ここから握り。
まずはスミイカ。歯先でもさくりと切れる。塩で食べるのがいいね。
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左はヒラメの昆布締め、右は寒鰤。脂ののった鰤とシャリってホントに合うよね。刺身よりずっといい。
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中トロ。うまいが印象には残らず。それほどまぐろに力を入れている感じも見られず。
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アジとトリガイ。アジは新鮮で歯ごたえもしっかりしていて、インパクトあり。
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ウニといくら。レベルが高いが、目の玉が飛び出るような感じでもない。こういう当たり前のように良いネタを出すのがすばらしいが。
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穴子。まわりはかりっと、中がふっくら。誰もが大好きと言ってしまうはず。ただうまい穴子を出す店が多すぎて、びっくりしなくなってきてしまった。
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最後にとろろ昆布がたっぷり入ったお椀とひもきゅう。ひもきゅうは大好きだけれど、もうおなか一杯で食べられない〜。
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カウンターの店主がほとんどひとりでやっているんだけれど手が回っていない感じ。日曜の混み合う夜はかなり待たされる。100点を求めて食べに行く店ではないが、気心知れた人と美味しいものを食べながら語り合うのにはうってつけです。
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鮨あおき
江東区富岡1-26-10 浮月ビル 1F
03-3643-2925
[火〜金] 11:30〜13:30 17:30〜22:30 [土] 17:30〜22:30 [日・祝] 16:30〜21:30
月曜定休

鮨あおき (寿司 / 門前仲町)
★★★★★ 4.5

森下「ベッラナポリ」のマルゲリータ 10点

ここでは2度目の紹介。もう10回以上足を運んだ「ベッラナポリ」にまたしても行ってきた!この店は、ファッション関係のライターであった店主が仕事でナポリに足を運ぶ内にナポリのピザに魅せられて、ナポリで2軒、4ヵ月修行してから日本に戻って始めた店。だから釜だって本格的な薪の釜。
まずはいつものマルゲリータ!トマトの赤、吉田牧場(夢の2連ちゃん)のモッツァレラの白、バジルの緑。まわりはカリカリでも中はもっちり。あーー何度食べてもこのピザは10点だよ。コルニチョーネと呼ばれる縁の部分が最高。ここを残すのはナポリでは鉄則。ご飯のおこげみたいなものでしょうか。
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このピザが焼き上がるのはぴったり1分。釜から出すまで1秒の狂いもないんです。動画でご覧あれ。

こちらは窯焼きポテト。ハートランドのビールに合うんだな。高温の釜でじっくり役からこんな風にうまい具合にこんがりするんだね。シンプルでおいしーい。
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これは4種のチーズのピザ。チーズと塩味の効いた生地がいいんですよ。シンプル。そばにネギみたいなシンプルな組み合わせ。アツアツのピザにはやっぱりビール。またハートランドのグラスが空いてしまう。
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これはマリナーラ。トマトとアンチョビのピザ。これがナポリでトマトを使った初めてのピザなんですって。マルゲリータが作られるようになったのは、このマリナーラが作られた1750年頃からさらに100年以上後らしいです。
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ナポリのうまいピザ屋をおしえてもらっちゃった!行ってきます(ホント)!
参考記事
「ナポリのピザの基礎知識」
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ベッラナポリ
東京都江東区高橋9-3
03-5600-8986
18時〜22時(L.O.)、日曜17時〜21時
定休日 月曜

門前仲町「パッソ・ア・パッソ」のランチ 9点

1カ月ほど前に訪れた、門前仲町のイタリアン「パッソ・ア・パッソ」。門前仲町のイタリアンと言うと、必ず出てくる店なので一度行きたかったんだ!さっそく日曜のランチを予約。平日と違って3,500円のコースしか頼めないのが難点だけれど、しっかりと食べたかったから大正解でした。料理の細かい部分は、だーいぶ忘れてしまいましたが、写真だけでもみて!
私の前菜は、ナスにモッツアレラチーズを載せて焼いたもの。素材がいい、そしてシンプルな味なのに、なぜか奥深い。前菜で一気に食欲アップ。
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こちらはグリンピースの冷製スープ。口に運ぶとさわやかな豆の味がぐわーっと広がり、目を見開くほどのうまさ。これは絶対にまねおいしさ。
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セコンドはレモンクリームのパスタ。
この「レモンクリームのパスタ」は南イタリアの絶景海岸で知られているアマルフィの名産のレモンを使った料理としてかなり有名。世界遺産に指定されている街だから、名産のレモンを崖の上からおろすのにも機械が使えないとのこと。レモンの重さと運んだ階段の数で運賃が決まるんですって。頭の上に50キロ以上のレモンを運んで山の上からおろすところを見てみたいです。
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メインは鮎のソテー。サクッとした食感と、鮎の身のほろ苦く濃厚な味もさることながら、頭や骨を使って作ったペーストが絶品!川魚らしいオトナの苦みがぐっと詰まったペーストと内臓のソースを身に添えると、鮎を頭からしっぽまで良いところ取りしているよう。鮎は捨てるところがまったくないとのこと。塩焼きもうまいが、この調理はすばらしいと思いました〜。
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料理は、ひとつひとつがアッと驚く部分を持ち合わせていて、味だけでなく盛り上がりも見せてくれるのがいいところ。さらに私の大好きな松本民芸家具がすべてのテーブルと椅子に使われているのに大興奮!白壁に、白いテーブルクロスを引けばイタリアンの店にもぴったり合うんですね。l
ここは夜も行かないと。お店の対応もすばらしく確実にリピートしたくなる店です。
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パッソ・ア・パッソ (Passo a Passo) 
江東区深川2-6-1 アワーズビル 1F
03-5245-8645
定休日 水曜・金曜
[月〜木・日] 11:30〜14:00 17:30〜21:30 [土] 17:30〜21:30

月島「岸田家」の酒のつまみ 10点

「美味しんぼ」第1巻の第5話「料理人のプライド」に掲載された東京の名居酒屋、月島の「岸田家」にやっと行くことができました〜。ずっとずっと行きたくて何度も足を運んだのですが、行列に圧倒されやむなく別の店へ行くこと数回。今回は1時間並びましたよ。
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ホントは「美味しんぼ」でも紹介された「牛煮込み」が食べたかったんですよ。太田和彦著の「新・東京の居酒屋」でも東京3大煮込みとのこと。注文しようと思っていたら、タッチの差で売り切れちゃいました。でも「肉とうふ」600円はちゃんとありましたよ。このツヤ、すてきでしょ?やわらかい牛肉、芯まで味がしみこんだふるふるの豆腐、まだしゃきしゃき感が残ったネギ。
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「アジのたたき」450円。ここのたたきは生姜だけでなくにんにくも使っていて、高知のカツオのたたきのよう。細かく刻んだ薬味が刺身に付いてさわやか。あー幸せ。
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「なす焼き」300円。ここのメニューに奇をてらったものはひとつもない。半分に切ったナスを油でよく焼いてたっぷりのしょうがを添えただけのもの。当たり前のものがでてくるんだけれど、おろしたての生姜ひとつとったって、手抜きがない。
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「いか焼き」がなかったので「げそ焼き」。こげたしょうゆのいい香り。コの字型のカウンターの向こうには厨房が良く見えるのだが、ふつうの家庭用のグリルで焼いているのが見える。ちょっといい食材をふつうの調理器で作っているだけなのにこんなにおいしい。
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「アナゴの煮付け」500円。やわらかいアナゴに山椒のいい香り。このまま真っ白のホカホカご飯に載せてかきこみたいところだが、ここは焼酎水割りでちびちびと。ホントは日本酒のほうがいいかも。
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「いわしの酢の物」。酢は利きすぎずちょうどいいあんばい。ここでもたっぷりの生姜、たっぷりの海苔、たっぷりの茗荷。あー酒がうまい、酒がうまい。
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ハマグリのお吸い物「浜つゆ」400円。大きいハマグリがふたつ、いつまでも飲んでいたい済んだ出汁。しゃきしゃきした三つ葉、香りよい柚子、こういうお吸い物が飲みたかったってみんな思っているんだろうなぁ。
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最後はおにぎり。数種類ある中か梅と鮭を注文。ほかほかの白ご飯、ちょうどいい塩加減、厚めのしっかりした海苔。コンビニのおにぎりもおいしくなってきたけれど、これこそ握りたてのうまいおにぎりの王道。
今にもつぶれてしまいそうな古い建物に、ひしめき合う椅子。そんな空間をみんなすごく楽しんでいられるのもここの女将さん、お姉さんの人柄が所以。烏龍茶を注文したって、「お茶はタダだからお茶にしておきなさい」なんて言っちゃう調子のはずれた女将さんには、何度注文を間違えても誰もガミガミ言ったりしない。こういう居酒屋が私は大好きです。お値段もステキです。
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岸田家
中央区月島3-15-12
03-3531-1974
17時〜23時 日・祝祭休日

門前仲町「こうかいぼう」のつけめん 9点

以前に大絶賛した「こうかいぼう」のラーメンですが、最近ではなんと「ラーメンデータベース」でも10位以内に入る人気っぷり。だってうまいですもの。
今日は「つけめん」700円にチャレンジ。この店はなんと言っても話題の魚系スープが自慢の店。口の中一杯にかつおぶしの風味が広がるあたりは、ラーメンと言うよりみそ汁みたいなんです。そのスープで「つけめん」をいただけるんです。「つけめん」にのせられている具は、「ラーメン」と同じ。チャーシューが一枚のせではなく、メンマのように太くカットされているくらいで麺も同じ。だから「つけめん」を食べたときの感覚とほぼ同じでした。がつんとくるスープではないのに、何度も何度も飲みたくなるやさしいスープ。卵がたっぷりの太い麺との相性も抜群です。ほろほろとくずれるチャーシューは、食感がコンビーフのよう。どうしてこんなに濃い味のチャーシューが出せるんだろう。肉そのものがおいしいんです。ここのスープを飲んでいるとご飯が食べたくなる。卵かけご飯がセットになったものもあるので今度はそれをチャレンジしてみようかな。おいしい野菜の漬け物があいそう。
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こちらは「水豚餃子(すいとんぎょうざ)」500円。小麦粉で練って作った水団に餃子の肉を入れて、このスープに入れたもの。スープは当然おいしいですが、餃子は普通のお味です。
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この店、すごく感じのいい夫婦がやっているんですよ。嫌みがなくて、サービスにやりすぎ感もなく適度。その上、店主がトニー・レオンに似ているんです♪「インファナルアフェア」の彼を思い出しちゃいました。あーステキ。写真撮ってくれば良かった。
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こうかいぼう
東京都江東区深川2-13-10
03-5620-4777
11:00〜15:00、17:30〜材料がなくなり次第終了(土・日曜、祝日は11:00〜材料がなくなり次第終了)
水曜、第1・第3日曜定休日