All posts in 居酒屋

福岡薬院「もつ料理 幸 本店」のもつ鍋 10点

今年の夏休みは、福岡3泊と屋久島5泊の九州旅行。福岡は、サンセットライブと言う海辺での音楽イベントが目的です。だって今年の夏は一度も海に行っていないんだもん〜。サンセットライブが行われた糸島郡の志摩町は、福岡の湘南らしい。それがこの志摩町芥屋の海(初日の昼だけに人がいないなぁ)。当たり前だけれど湘南よりずっとずっとキレイで白い砂浜!このイベント、メインのライブ会場は2カ所なんだけれど、3分くらいしか離れていなくて、ライブが始まる5分前にライブ会場に行っても十分見れると言うすばらしさ。Fuji Rockじゃぁこうはいかないもんね。
P1080935
ライブは3日間なんだけれど、1日目と3日目だけ参加。大好きなbonobosの「Thank you for the music」で痛くなるほど手を叩き、電撃ネットワークの熱・痛パフォーマンスに釘付けになり、F.P.M.の流す曲を聴きながら砂浜でごろごろし、PUSHIMの歌声にしびれた夏の日でした。
P1080953
福岡はやっぱりいいね。ライブ会場の屋台だって、豚骨ラーメンや芋けんぴ、地鶏の炭焼きなんて言うご当地メニューがあるし、お酒だって芋焼酎が絶対ある。レッドブル焼酎割りはおいしかったな。家でも試してみよう。
夜は選択肢に迷いながらも、内富さんおすすめの薬院の六角そばのもつ料理屋「幸(さち)」へ。よく分からなかったのでお店の人に勧められるまま、さがり刺を注文。さがりとは横隔膜のことらしく、いわゆるハラミのことなのかな。食べた感覚は馬刺しのよう。新鮮で臭みも全くなく、赤身がうまい。
P1080960
こちらはタンテキ。肉厚にカットしてあるから、食べ応えばっちり。噛みしめるとジュワリとしみ出る肉汁がたまんないっす。
P1080967
もつ鍋は2人前注文、1人前は950円。私もたいしてもつ鍋を食べたことがあるわけではないけれど、醤油味だけでなく、味噌やポン酢なんて言うのもあって、上に載せる具もさまざま。私が見た感じでは、ここは元祖もつ鍋と言う感じの(博多の人、違ったらごめんなさい)あっさり醤油味、でもコクはしっかり。スープも澄んでいて、煮込んでも濁らない。モツは宮崎産で、湯通しをしてあるらしく、いくら食べても胃がもたれない。もふるふるの脂身たっぷりの大きめで食べ応えがあるのもうれしい。口に入れると脂身がじゅわーっと溶け出してこの上なくうまい。私が今まで食べたもつ鍋の中でも一番うまいかも。私は何度も食べたくなる味ってことで10点を付けちゃいましたが、これって好みなんだろうな。おすすめしてくれたのにまだ食べれていない内富さん、行った方がいいよ、うまいって。
P1080969
締めはちゃんぽん。スープをたっぷりすったちゃんぽん、うまいよね。
P1080973
隣のいかにも地元の人といった感じのカップルは、店のテレビを見ながら、もつ鍋3人前、ちゃんぽん2人前を軽く平らげ、その後雑炊で締めていた。。。。私たちが「もう食べられないよ〜」なんて言いながらふくれたお腹を叩いている横で、そんなそぶりもまったく見せずに、食べる、食べる、食べる。まるで自分の家のお茶の間で、デートを楽しむようなうきうき感もなく、ぼそぼそっとたまに会話しながら、もつ鍋をひたすら食べる。なんて幸せなデートなんだろう。当たり前のように雑炊も追加してしまう息のぴったり感もステキでした。
なんと秋には東京に出店するらしい!行く人募集中!
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
もつ料理 幸
福岡市中央区薬院1-12-12
092-739-3678
17:00〜23:00
水曜定休

中目黒「根室食堂」の酒の肴 8.5点

雑誌「東京生活」の先月号は、目黒・中目黒特集。世田谷に引っ越して、さらに会社とのちょうど真ん中に位置する目黒近辺を開拓したかったんだよね〜。私の目に留まったのは74ページの「コンセプト系個性派 立ち飲み増殖中」。中目黒GTタワー裏の立ち飲み屋を特集していて、今回は根室の魚を食べることができる、その名も「根室食堂」に行って来ました。立ち飲み屋と言いながらも、奥には狭い座敷も。立ち飲みは混んでいるのに、座敷はすいていたから、さくっと飲んでさくっと帰る人に人気なのかもね。その座敷のテーブルはなんとみかん箱。程よく(笑)やわらかいテーブルは肘なんてついちゃいけません。皿がひっくりかえります。
P1080263_2
店先には発泡スチロールに入った魚介中心の食材が山のように積んであり、「今日はどんな根室の魚が食べられるのかなぁ」とわくわくしてしまう。奥の座敷は壁一面にメニュー。このメニューの貼り方が興味深くて、同じメニューをすぐ近くに貼るんです。これってセブンイレブンの店舗計画と同じ!?確かに目が留まってついつい注文したくなっちゃうんだよね。
P1080261
最初に注文したのは、ボタンえび 3本で750円を4本にしてもらって1000円。ほっぺが落ちるほどうまいって言うわけではないけれど、この値段でボタンえびが食べられるのは貴重。
P1080268
雑誌にも写真が掲載されていた、つめ酒。焼いたカニに熱い日本酒が注がれる。コップからこぼれて小皿からもこぼれんばかりに注がれるのはお決まりのアクションなのかもしれないけれど、それでもなんとなくサービスされたような気がしてうれしいんだよね。この店はお店の人の対応も心温まる。ノリもいいんだよね。
P1080273
大好きなホヤ、それも赤ホヤ。ホヤが好きって言ってくれる人は、たいてい私と魚の趣味が合うもの。なかなかホヤが好きって言う人にはめぐり合えないなぁ。ここ最近の大好物は赤ホヤの塩辛です。
P1080276_2
隣の4人組みが頼んで、あまりにもおいしそうだったので「それ、すんごくおいしそうですね」って声をかけてしまった鮭のハラス。狭い店は知らない人とのコミュニケーションを楽しむ場にもなっていいよね。このハラスでお茶付けしたらうまいだろうな。
P1080279
この後、じゃがバター塩辛を注文。たぶんじゃがいもはキタアカリ。もっとほくほくのジャガイモのほうが塩辛にはあうんだけれどなぁ。
気持ちよく食べて飲んで一人5000円程度。もうちょっとうまく飲み食いすれば4000円以内には抑えられるかな。残念なことにこの店、2008年6月11日をもって渋谷に移転のため閉店。渋谷での開店は7月とのこと。場所はマークシティ近くの居酒屋街。私にとっては渋谷の立地のほうが使い勝手がよさそうです。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
根室食堂
目黒区上目黒2-6-4
HHQビル1F
03-3794-1933
16:00〜23:30L.O.
定休日なし

梅ヶ丘「黒板キッチンcui dou laku(くいどうらく)」のおかず 8.5点

せっかく世田谷に引っ越してきたんですから家の近くの店をご紹介。この店は美容院でたまたま見た「BRUTUS」の定食特集で紹介された店で、家から歩いて行けて土日もやっているのでもうすでに2回も行っているお気に入りの店です。
メニューはこんな風に黒板に書かれていて、ワインを飲んだら合うようなおかずがいっぱい。おつまみからお肉を中心としたメイン、おなかにたまるような炭水化物ものまで、調理方法もさまざまなものが所狭しと書かれています。
P1080072
これは「甲いかのあみ焼きゆずこしょう風味」630円。甲いかって普通のイカより見た目が気持ちが悪くて、さばくのが嫌になってしまうけれど、がんばって裁いてナイフのような甲羅を取り出せたときはちょっとうれしいです。あのグロテスクな見た目と裏腹に、やわらかくてもっちり甘くておいしいよね。これをゆずこしょうとおしょうゆでいただくとは、さっそくうちでもやってみよう。
P1080065
「ロールキャベツのトマト煮込」1500円。野球ボールくらいの大きさのどでかいロールキャベツ!私の家では決まってコンソメ風でベーコン巻きだったけれどトマト煮込みもおいしいね。春キャベツはふわっとしてお肉に良く合います。
P1080069
「チャーシューねぎそば」840円。以前に訪れたときに「どうらくめん」と言うのも食べたんだけれど、どっちも普通に食べるラーメン屋のようにおいしい。と言うか、今時のラーメン屋はスープに力を入れすぎで本当にシンプルな家で食べるような味付けって出会えないんですもの。こういう味が食べたくなるとき、よくあります。
P1080070
この日は食べなかったけれど「鯵のカルパッチョワサビ風味」1100円は私はすごく好き。鯵をこんな風にイタリアン風にオリーブオイルで調理するのに、ワサビで味付けって言うのがにくい。
どれもすごくおいしいのですが、そんなにお値段が安くないのがネック。軽く食べてひとり3000円くらいかかるので、気軽な定食屋ではないかも。やっぱり定食ならお酒なしで1500円くらいで抑えたいし。そもそも定食特集で見つけた店だけれど、お店側はそういうつもりじゃないのかもね。お店もおしゃれな白を基調としたさりげないライティングが素敵な店。お店の人の対応のそっけなさがちょっときになるが・・・。お近くにお越しの際はぜひ一緒に行きませんか?
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
黒板キッチンcui dou laku(くいどうらく)
世田谷区梅丘1-9-11梅ヶ丘コーポ1F
03-3426-5277
17:00〜23:00
水曜定休

月島「ほていさん」のアンコウ鍋 9点

ずっと行きたかった月島の有名なアンコウ鍋や「ほていさん」に行ってきました〜。うちの会社の出入りの広告代理店の軽〜い営業マンに「月島ならやっぱりほていでしょ、あそこでいっぱいやりたいッスね〜」なんて言われたのが不覚にもきっかけ。何度も予約いっぱいだったから、予約が取れたときはうれしかったです。冬だけだしね。
それなのに一緒に行こうとしていた八丁堀飲み仲間が風邪でダウン。予約をキャンセルには異常にうるさいこの店だけに、焦って友達を捜して一緒に来てくれたのが、ジャスミンとmifoちゃんでした。来てくれてうれしかったよ>ジャスミン、mifoちゃん。
この店は私が知らないだけかも知れないがメニューってのがなくて、自動的に食べ物が出てくる。これは刺し盛り3人前。ある一定以上のレベルではあるが指してびっくりするほどの内容ではなし。しゃこなんてふにゃふにゃ。
P1070648
突き出しは2種類。メカブと胡麻豆腐。これも量が多い。
P1070652
本命登場。目を離せないステキなインターフェースでしょ?
上に乗っているのはアンキモ。軽く火が通っていて、まず最初にそのままで食べさせてくれる。濃厚でうまーい。これだけえ延々とお酒が飲めるよ。いろな部位に分かれていて一口サイズになっている。早く煮立ってくれ・・・。
P1070650
ちょっと煮えてきたところで、一口だけスープを飲ませてくれる。うー、しみるー、ふかいー、たまらないー。
P1070654
煮立ったところで、ちゃっちゃと取り分ける女将。仕切屋でちょっと怖い。この鍋の大きさの量を3人女で食べろって無理でしょ。ビールも飲みたいのにー。
P1070657
これが盛られたアンコウ鍋。まずスープにアンキモがとけ込んでいてたまらないうまさ。ずっとこれだけ飲んでいたい感じ。アンコウは部位によって食感も味も違っていて、ゼラチン質の皮の部分も、ほこほこの身も、つぶつぶでねっとりした卵巣部分もどれもたまらなくうまい。もちろん、お豆腐も春菊も白菜もおいしくて、鍋の最高峰と言ってもいいくらい。
P1070659
こんなこと言っている間にもう春だね。来年の冬、だれかまた一緒に行こう。「いせ源」のアンコウ鍋とはまったく違うところがまたいいね。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
ほていさん
中央区月島3-9-7
03-3531-5200
11:00〜14:00 18:00〜22:00
日曜・祝日定休

湯島「シンスケ」の酒の肴 9点

湯島の大喜にラーメンを食べに行ったら、かの有名なシンスケが目の前だったのでさっそく別の日に行ってきました。私の愛読書「東京の居酒屋」でも“東京の居酒屋の真髄”とまで書かれた名店です。
まずは刺身6点盛り2900円。これぞ王道と言えるまっとうなネタ。
P1070486
牡蠣の磯焼き・海苔がけ1050円。牡蠣は生も良いけれど、やっぱりほどよく火が通っているのがいい。特にぷるんとした焼き牡蠣なんてうっとりします。これは殻ごと妬いた牡蠣にたっぷりの海苔。お酒が進む〜。
P1070488
手作り五目さつま揚げ1250円。カニ爪、海老、蓮根、しいたけ、ゴボウの5種。蓮根のサクサク感と穴に詰め込まれた練り物の食感がスバラシイ。ゴボウも歯ごたえがいい。これだけずっと食べていたい。
P1070490
今回の訪問で一番美味しかったのは、このホタテ貝と冬キャベツのサラダ800円。作り方が想像できるんですよ〜。軽く湯がいた冬キャベツと缶詰のホタテを汁ごといれてマヨネーズと塩、たっぷりの粗挽き黒胡椒で和える。でもきっと家で作るとこの感じが出さないんだよな。ジャンキーじゃ味にしないでここまで美味しく作れるのはステキだなー。
P1070494
穴子とエビ芋の炊き合わせ1050円。穴子はふわふわ。でもこのくらいのおいしさならびっくりしない。美味しいのはその下のエビ芋。このねっとりした濃厚な芋は里芋じゃ無理。八頭が良い勝負かなー。これを箸で切れるほどに焚いてある。出汁の加減も絶妙です。
P1070499
ここはお酒、それも日本酒を飲む人じゃないとつまんないです。どの料理も日本酒にぴったりだし、お酒といっしょに食べることを想定している。
あ・・・、いわし岩石揚を食べるの忘れたよ・・・。
▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ
シンスケ
文京区湯島3-31-5 YUSHIMA3315ビル
03-3832-0469
17:00〜21:30(L.O) [土] 17:00〜21:00(L.O)
定休日 日・祝