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【バスクへの旅その6】バスクでのお買い物〜リネンやベレー帽〜

バスクへの旅の目的は「食」と「買い物」。今回は私が訪れた「サン・セバスチャン」「サン・ジャン・ド・リュズ」「ビアリッツ」でのお買い物事情について書こうと思う。今回は食以外について。

  • リネン
    バスクと言ったらリネンと言われるくらい、町の至る所でバスクリネンが使われている(主にフランス側バスク)。テーブルクロスはもちろん、ナプキン、ランチョンマット、ミトン、エプロン、トートバッグ、カーテン、シーツとあらゆるところで使われていて、その柄もさまざま。伝統的な柄は、バスクの7つの県を表した7本線のもので、ラインの太さや色の組み合わせはいろいろあり、シンプルな1色のものも、複数の色を使ったものもどれも魅力的。 現代風の柄もあって、7本線にこだわらず、自由なデザインのものもある。私はやっぱり伝統的な白ベースの7本ラインのものが好きで、スーツケースの空いているところを埋めるかのように大量購入してしまった。と言うのも、ここのリネンはなかなか日本では手に入らないし、手に入っても値段が張る。ここバスクで買ったって安くないのだ、日本で買えばもっと高いのは当然。そして大事に使えば一生使えるらしい。くたっと柔らかくなって色が薄くなったリネンはアンティークとして高い値も付くそうで、そういう良いものを一生使うスタイルに惚れ込んでしまった。リネン専門店は、サン・ジャン・ド・リュズ、ビアリッツのどちらにもあるので両方紹介しますね。

    「ONATISS」
    定番柄のサイズ違いがたくさんあります。ビアリッツに直営店があり、斜め前は「Artiga」なのでリネン好きはやっぱりサン・ジャン・ド・リュズを訪れるべき。「Tisse on France.au Pays Basque」ノラベル、つまりバスクで作られたものよと書かれてあるのにちょっと興奮。「Saint-Palais」と言う町に工場があるそうで見学もできるそう。絶対に次回は行くぞ!と心に決めたが車がないと行けなさそう。

     


    私が買ったものはこちら。右のピンクの入ったものはエプロン。


    「Artiga」
    定番柄やタオルの種類も豊富。「Aramits」という7本線ではない定番柄はここで購入。あとは現代風の柄のものを。エスパドリーユの柄物もここは安くていいデザインのものがありますよ。ビアリッツのマルシェ前の店(上の写真)でも取り扱いはあるけれど、サン・ジャン・ド・リュズの方(下の写真)が商品が豊富です。

     


    私が買ったものはこちら。右上の伝統的な柄以外はおみやげ用。


    「MENDIBURUTEGIA」
    サン・ジャン・ド・リュズにて量り売りが充実してる店。カーテンなどの注文品も受け付けているようで、店の女の子たちはせっせとカーテンを手縫いしていた!




    私が購入した上の写真内の水色や青が入った柄は1m32ユーロ。この生地を使って他の店ではこんなふうに商品にしていましたよ。何をつくろう。


    「Hellena」
    ビアリッツのメイン通りにあるリネン屋で、私はタオルを2枚購入。旧作のものはセットになって安く買えたりします。

  • ベレー帽
    ベレー帽と言ったら、バスクが発祥。サン・ジャン・ド・リュズの「chapellerie」と言う帽子屋でたくさんのサイズの中から選んで買うことができます。残念ながらサイズを選べるのは黒だけ。頭のサイズを測ってくれて自分にぴったりのものを選んでくれます。若干きつ目だったのでもうひとつ上のサイズをと言ったら、あなたにはこれがベストと。緩めにかぶるのではなく、きっちりかぶるのがバスク流のよう。後ろを持って前を引っ張るのがかぶり方みたい。縁には皮が巻いてあるので適度に自分のサイズに伸びて、さらにそれ以上は伸びなさそう。写真はかぶってうきうきの私と、サイズ違いの黒のベレーが山積みされた店内。
  • エスパドリーユ
    バスクといえばこのエスパドリーユも有名。バスク織りでできたこの靴は現地の人はサンダルと呼んでいるそう。サン・ジャン・ド・リュズには「Bayona」と言う専門店もあるほど。私はエスパドリーユは買うつもりはなかったんだけれど、スーパーで無地のエスパドリーユが5.8ユーロで売られているのを発見して、シンプルな白を即買いしました。大事に履こう〜。

【バスクへの旅その5】となり街のビアリッツはいきなりフランス色のバスクでした。ステキ!

バスクでも主要な都市であるスペイン側のサン・セバスティアンから、フランス側の主要な都市であるビアリッツ(Biaritz)への移動はバスで。高速を使わず、間にあるイルンやサン・ジャン・ド・リュズを経由していくから距離の割に時間はかかる。だいたい1時間くらい。サン・セバスティアンのAMARA PLAZA前から午前と午後に1本ずつバスが出ていて6ユーロで行くことができる。バスは街の繁華街からちょっと東のインフォメーション前に到着する。バイヨンヌ行きだから寝過ごすことまずないけれど、たくさん人が降りるのでわかりやすいよ。

ビアリッツも屈指のリゾート地のようで砂浜には色とりどりのパラソルを立ててバカンスを楽しむ人でいっぱい。ただトップレス率はサン・セバスティアンの方が高かったかなw。先に見える灯台がこの街のシンボルみたい。やまぴーの買ったスノードームもこの灯台のデザインだったな。

サン・セバスティアンからちょっとしか離れていないのに、急にフランス語が飛び交い街もおフランス、いちいちオシャレに見えるから不思議。永遠のオリーブ少女(永遠のオリーブ少女に出会うのは二人目)のやまぴーは常に興奮状態。私と興奮ポイントが若干ズレているところが旅が楽しくなるポイントだなぁと実感したよ。ストライプのマリン柄とエスパドリーユ、それに街には随所にバティセリー。

いちいちオシャレに見えてしまうフランス人その1。

潮の引いた碧い海で遊ぶ人たち。

パラソルがいかにもバスク。

でも天気が悪いといっきにこんな!

海に沈む美しい夕焼け。でもマジックアワーは来なかった。飛行機雲がたくさん見えたので天気が悪くなるのかなと思ったら予想通り、次の日は一日しとしと降ったり、ザーーっと降ったり、晴れ間が覗いたり。ここバスクの地は雨が多いんだけれど、その分緑豊か。町の人達は雨が振っても傘なんてささない。やむまで軒下で待つか、濡れてもへっちゃら。乾燥しているからあっさり乾くんだけれど、みんなあんまり急いだりしない。

サン・セバスティアンの街は旧市街以外は道が広くて歩道も広く、自転車道があるくらいだったけれど、このビアリッツは道が狭くてくねくねしていて、坂も一通も多い。慣れないと方角が分からなくなってしまうけれど、北側は海だとわかれば最終的に迷うことはない。

サン・セバスティアンではどのバルもおいしかったのに、パッとピンチョスが目についたバルに入ったら全くのハズレだった。見た目にはオシャレだけれど、彩りだけ。私でも作れそうなものばかり。でも久しぶりのビールがうまかったよ。

ピンチョスは適当にカウンターから6品選んでみた。

もう一度言うけれど、彩りはキレイだけれど普通。組み合わせただけ。サン・セバスティアンとレベルが違う。ちゃんと探せばおいしいバルはあったんだろうけれど。

街にはいくつもステキなパティセリーがあって、どこでも名物のガトーバスクを売っている。名物のさくらんぼが入ったものやクリームが入ったもの、ひとくちサイズから大きなものまでバリエーションは豊か。この写真は「Paries」というパティセリー。この街に行ったらかならず歩く繁華街からちょっと海岸側に入ったところにある店で、キャラメルのような「カヌガ」とアーモンドがベースの「トゥーロン」が有名みたい。他の物価から考えるとガトーバスクのような大衆お菓子以外はちょっとお値段も張る。

こっちが「トゥーロン」。いろんな色のものがあって美しい。

ここは海が見渡せるカフェを併設した「MIREMONT」。持ち帰りもできる。ここではカプチーノを頼んでみたが(たぶん)、いきなり大きなコップにクリームこんもりの冷たそうな飲み物が出てきたから間違えちゃったかと思いきや、ストローで吸うとホットだったからびっくり。ストローで熱いものを飲むとは知らなかった。

となりの定年後の旅行を楽しむ夫婦はオーストラリア人で、あまりにも苺のタルトがでかくてウマそうだったから写真を撮らせてもらった。ドヤ顔の極み。ツアーのようで、この街にはちょっと寄っただけだそう。泊まるべきなのに!

泊まったホテル「Le Saphir」はバス停からは10分ちょっと歩くけれど、メイン通りに面していて便利。ただ部屋は4階(表記上は3階)なのにエレベーターがなくてかなり苦労した。この7月に20度前後と涼しいはずのこのバスクで久しぶりに汗をかきました。エレベーターがあるかないかはホテル選びの重要なポイントだな。でもふたりで2泊で180ユーロ、ベッドもきれいでトイレもシャワーもついているからそこ以外は快適だったな。

SNCFの駅はビアリッツの街から離れているので、街まではタクシー移動が必要なよう。バイヨンヌやサン・ジャン・ド・リュズから来るならバスのほうが便利かもしれないけれど、本数は圧倒的に多いよ。ビアリッツからサン・ジャン・ド・リュズへ向かうバスは、インフォメーション前のバス停から一つ目は先ほど紹介したパティセリー「MIREMONT」の前に止まるのでそこから乗るほうが便利。

マルシェの話は別記事で。

【バスクへの旅その3】サン・セバスティアン(San Sebastian)の食以外についてつらつら

バスクへ行こうと決めて、いったいバスクがどんな地で、どうやっていけばいいのか調べるのにはちょっと一苦労した。行きたいと本気で思ったのは、2008年の雑誌「旅」のバスク特集、決め手は去年NHKが直木賞作家が食べるヨーロッパの田舎旅特集の「角田光代のバスク」だった。ネット上にも情報はあるけれど、まだまだ情報が少ないので記憶があるうちに書き留めておきたいと思う。今回はサン・セバスティアンの食以外について。

ちょうど私が訪れた7月の第二週はスペイン三大祭のひとつパンプローナの牛追い祭りが開かれていた。パンプローナは南に50キロほどの街なので、このサン・セバスティアンにも牛追い祭りの衣装を着た若者で溢れかえっていた(写真で見えるかな)。衣装は白の上下、首には赤いバンダナ、腰には赤いスカーフのような物。イッテQで見た記憶が強かったけれど、こんなに街が盛り上がっているとは思わなかった。パンプローナにはAMARA PLAZAの高速バスから行けるみたい。私たちはAMARA PLAZAのホテルだったから、ビルバオからのバスも、ビアリッツ行のバスでも便利だった。AMARA PLAZAからは旧市街へ向かうバスが頻繁に走っていて、確か28番、26番は行けた。28番はなぜか帰りは7番だったけれど、たくさんの人が乗るからすぐわかる。

街には二つの高台で囲むようにコンチャ湾があって、スペイン屈指のリゾート地。アチラコチラにトップレスのキレイなお姉さんが目に付く。うつぶせレベルじゃない、そのまま歩いているからびっくり。この写真はUrumea川を超えた向こう側の湾で、サーファー達がいっぱい。

西の高台はケーブルカーで行ける。旧市街地前の大通り16番のバスから行ける。不安だったらバスの運転手に「フニクラに行く?」って聞けばOK。バスは一律1.4ユーロ。ケーブルカーは片道か往復か選べて、往復は2.6ユーロ。

眺めは素晴らしい。夕焼けの時間に行きたいが、私たちが訪れた7月の日の入りは21:45。ケーブルカーは確かその時間までやっていないので帰りは歩きで降りる必要あり。でも大したことない距離だと思うよ。

このあとフランス側のバスクに行ってよくわかるんだけれど、スペイン側のバスクの街は道がとっても広い。いつも車の運転に慣れていない人でもあんまり苦労しないかも。その分、フランス側のビアリッツやサン・ジャン・ド・リュズは狭くて路駐だらけでしかも一通が多く、道は曲がりくねっているので、地図を読むのが得意ではない人は苦労するかも。その点、サン・セバスティアンはわかりやすい地形だし、人が集まるのはバルのある旧市街だから買い物だって食事だってわかりやすい。

お菓子屋はどこで買っても絶品、カフェも併設されていて遅くまでやっている。ガトーバスクはもちろん、クラシックなタルトの種類は多く、チョコレートの種類も半端ない。ひとくちサイズのものから大きなものまで、フルーツやナッツの使い方も見事。ホテルの高い朝ごはんを食べずにこういうお菓子を買ってすましていたけれど、安くてうまくておすすめです。

旧市街のマクドナルドの隣では規模はそんなに大きくないけれど朝市が出る。魚や肉は地下らしい。お花からはちみつ、野菜、加工品まで豊富。この豆とトマトと唐辛子のセットは何の料理のためにあったのだろう。

塩だらを使った料理は多く、旧市街には塩だら専門店があり、一本買いから部位別まで干して塩をしたタラだけでさまざまな種類がある。有名なピルピルは機会がなくて食べることができなかったけれど、次回は絶対食べると決めた。塩だらは持ち帰ろうとしたが、女店主にあっさり止められた。残念。日本で手に入る場所はないかなぁ。

こっちのバルは夜だけの営業ではなく、昼間もやっている。行きたかったBorda Berriはタイミング悪く行けずじまいだった。。。残念、次回の課題にしようと思う。

以上、サン・セバスティアン3日間の滞在でわかったことでした。これから行く人のための参考になればいいなぁ。

2011年もおいしいものにこだわって行きます!

このブログでは年初に今年の抱負を語ることにしていますが、この恒例行事は悪くないなと思いました。数年、何考えながら年を始めようと思っていたか、結局どう終わったかよくわかるからです。

2010年は、仕事も一変し新規事業に参加。しかしもともと良くなかったお腹の具合がさらに悪くなり、腹膜炎で3度入院。お酒はもちろん、おいしい食べ物もなかなか食べられない日々が続きました。そういった不運続きでまったく弱っちゃうなと言うわけでもなく、その不運をきっかけに、家族や友達、仕事仲間、さまざまな関わる人の大事さを痛感したり、豊かな暮らしとは何かに気付かされた年でした。だからここ数年の中で実は一番いい年だったんじゃないかと思っています。

このブログに関して言うと、外食の件数は少し減り、自炊の回数が増えたこともあり、記事数は減ってしまいました。今年は外食ばかりでなく、自炊含め食についてももっと書いてみようと思っています。

さてさて、2010年は「おいしい物ばかり食べる会」なるものをうちでなんども開催し、年末にはクリスマス会を、30日にはおせち作りにもしました。おいしいものにこだわって、一緒に作ってくれた仲間に感謝です。

下の写真はみんなでわいわいやりながら作ったおせち。ごめん、リーダー。一眼レフで伊達巻き取り忘れていたよ。左上から、セロリが入った松前漬け(ちーちゃん)、レバーペースト(私)、紅白なます(くまもとさん)、左下で、安納芋で作った栗きんとん(ゆみちゃん)、身欠きにしんから作ったけれど課題も多かった昆布巻き(私)、豚肉ごぼう巻き(リーダー)。

2011年の抱負の前に、2010年の抱負の振り返り。

1.公的資格二つ取得
→未達。そのまま継続。
2.真鯛を釣り上げる
→未達。平日に休んでまで行ったので満足。その時はメダイ釣れたし。
3.凹まない自分を作る
→未達。こういう抱負を作ったことが間違い。自分はそうそう変われない。
4.仕事ちょっと本気モード
→本気ではやったけれどやり方が悪かった。もっと構えず、先を見据えて、柔軟に、みんなで。
5.ベストショット5枚
→どの5枚かと言われると困るけれど満足。
———–

2011年の抱負。

1.健康に暮らす
きちんと食べ、よく眠り、運動する。規則正しい生活。

2.公的資格二つ取得
→2009年からずっと継続。いい加減やれ、私。

3.写真入賞
たくさんの写真を撮って、コンテストにたくさん応募してひとつは入賞したいなぁ。ただ入賞は写真撮影のきっかけであって目的ではないです。

4.食にこだわる
食に関する本を読みきちんと理解し、その地に赴き、旬の食べ物を食べる、そんなことをしたいです。3年以内にバスクに行きたい。まずは3月の庄内から。
また、料理の基礎をもう一度勉強し、時間のかかる料理にもトライしたいです。お弁当も週に2度持っていくのは継続したいなぁ。

——

2011年もきさらぎぽちをどうぞよろしくお願いいたします。

きさらぎぽちのツイッター @kisaragi_pochi

きさらぎぽちのおいしいbot @K_Pochi_bot

ハナレグミ「TOURうたう」 Zepp Tokyo にて思うままメモとして

食べ物のことしか基本的には書かないんだけれど、今日のハナレグミのライブには心を動かされたので自分のメモとしてもここに残しておきたい。だからグルメネタ目当ての人、ごめんなさい。ぜんぜん関係ないです。

私がハナレグミに出会ったのは、ハナレグミにえらく大騒ぎしている前の会社で一緒だった友だちだった。その時はまったくスルーしていたんだけれど、私がその会社を辞めるときにその友だちがくれたMIX CDの9曲目がハナレグミの「あした天気になれ」で(ちなみに14曲目はNujabesの「Reflection Eternal」)、そこからハナレグミを聴き始め、たまたまテレビでやっていたハナレグミのライブの「家族の風景」に心打たれ、私のハナレグミ好きが始まった。「家族の風景」は私が自分の家族に感じていたモヤモヤとした違和感とそこにある愛を見つめ直させてくれた。「友達のようでいて 他人のように遠い 愛しい距離が ここにはいつもあるよ」

それからSUPER BUTTER DOGの「さよならCOLOR」に出会い、その曲に感動しながらも葛藤しているそばにいる人を見ながら、なにもできない自分にイライラしていたような気がする。

それから何度も通ったハナレグミのライブに、今回のツアーはひとりで行くことになってしまった。そばにいたはずの人はいなくなってしまったからだ。ライブでハナレグミの声を生で聴きたい、でもどんな気持ちで聴いたらいいんだろうと思いながら今日を迎え、ひとりライブ会場のいちばんうしろの壁に寄りかかって聴くことにした。

ライブは私のために歌ってくれるかのように、私が歌って欲しい歌ばかり。まわりの誰かとリズムやペースを合わせることなく、その歌声を聴き、自然に体が動き、涙があふれた。今まで何度も何度も聴いて、歌詞だって端から端まで全部歌えるはずなのに、私はその歌詞をちゃんと聴いてこなかったのかもしれない。音楽を、彼の声を、体で感じていなかったのかもしれないと思うばかりだった。

彼の曲は立ち止まっている人を一歩前にすすめる歌ばかりである。そんな彼の歌声がじんじんと私に伝わってきて、立ち止まっては振り返り、前に進めない自分を励ましてくれているように聞こえた。

こんなに行ってよかったと思えるライブは初めてかもしれない。

「変わらない ここで待ってても
行かなくちゃ 一人ぼっちでも
何処かで 僕を呼ぶ声
届くかなぁ 明日天気になれ」

いっつも聴いていた曲なのに、こんなに自分の体の芯に響いてくるとは。

ハナレグミ「TOUR うたう」Zepp Tokyo 2010.11.5

<バンドメンバー>
曽我大穂/ハーモニカetc.
ガンジー西垣/Ba.
中村 亮/Dr.
おおはた雄一/Gt. Vo

01. 音タイム
02. あいのわ
03. 踊る人たち
04. 愛にメロディ
05. レター
06. ヒライテル~Three little birds
07. Don’t Think Twice It’s All Right
08. あいのこども
09. PEOPLE GET READY
10. 360°
11. Jamaica Song
12. …がしかしの女
13. あいまいにあまい愛のまにまに
14. 大安
15. 明日天気になれ
<アンコール>
16. サヨナラCOLOR
17. 塀の上で
18. SPARK
19. ボク・モード キミ・モード
20. 心空
21. 家族の風景
22. ハンキーパンキー
23. 光と影

1. 音タイム
2. あいのわ
3. 踊る人たち
4. 愛にメロディ
5. レター
6. ヒライテル
7. Don’t Think Twice, It’s All Right(Bob Dylan/座り込んだってどうにもならないじゃないVer.)
8. あいのこども
9. PEOPLE GET READY
10. 360°
11. Jamaica song
12. …がしかしの女 feat.マダムギター
13. あいまいにあまい愛のまにまに
14. 大安
15. 明日天気になれ
16. 心空
17. ハンキーパンキー

アンコール
18. さよならCOLOR
19. 塀の上で
20. スパーク
21. 家族の風景
22. 光と影

順番は微妙に違うような気がする。このセットリスト、間違っていたらごめんなさい(正式にセットリストが公開されたので直しました)。
Bob Dylanの「Don’t Think Twice, It’s All Right」を「座り込んだってどうにもならないじゃない」って歌詞にしたおおはた雄一さん、今度聴いてみよう。他の会場で歌っていたクラムボンの「おだやかな暮らし」聴きたかったな。クラムボンも良いけれど、ハナレグミとおおはたさんの声で聴きたかった。