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新川「デリー」のインドカレー 10点

辛いカレーの紹介なんですが、点数甘めの10点です。私の家のすぐ近く、永代橋から数百メートルの住友ツインビルとダイヤビルの間にあるカレーの名店「デリー」です。この店は上野にある「デリー」ののれん分け。この「デリー」という店はマニアがいるほどの名店らしいんです。カレーって好みがあるから私が10点だからと言って、誰でも10点とは限らないかも。と言うのも、私が初めてこの店を訪れたとき、「これはうまい!」と思ったものの9点くらいかなという評価だったのですが、なんだかこの味を忘れられなくて何度も足を運ぶうちにこの店の魅力に取り憑かれたのか、10点評価になりました。そんなやみつきになるカレーです。
この店の定番は「カシミールカレー」だけれど、いろいろ食べてみて私のお気に入りは「インドカレー」800円。さらさらで色は割と薄く、具は大きめのチキンとホクホクのジャガイモのみ。辛さは「カシミールカレー」ほどではないがかなり辛く、食べ終わる頃には鼻水びーびーになる。でもこの辛さがやめられない。さらさらのカレーはご飯にかけると、スープにとけ込んだ細かーいタマネギがご飯にうっすらとつく。辛さがつらくなってきたら、チーズのせにチャレンジ。これをのせると辛さが半減するので楽にはなるが、カレーそのものの味も半減しちゃうので、そういう味もあるなと楽しむ程度がいいかも。スパイスばっかりのカレーと違って、味わい深さとスパイス加減がいいバランスなのがこのカレーのいいところ。日本人好みのインドカレーって感じかな。
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こちらは「コルマカレー」900円。辛さは「インドカレー」より若干マイルド。とろりとしていてフルーティ。
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「タンドリーチキンティッカ」400円。タンドリーチキンとは、ヨーグルトにカレーのスパイスを混ぜてチキンを漬け込み焼いたもの。チキンも美味しいが、添えてあるポテトサラダが独特のスパイスが効いていておいしい。
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テーブルに添えてあるピクルスは2種類。「アチャール」と呼ばれるタマネギのパプリカ漬けときゅうりのピクルス。
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カレー好きの方はぜひ。何回か通うこの店の魅力がいっそうわかります。
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デリー
東京都中央区新川1-28-35
03-3297-8922
日曜・祝日休日
11:00〜22:00

八重洲「ダバ インディア」のベジタリアン・ミールス 10点

P1000054今、私の中でカレーブーム。その理由が、「dancyu 7月号」の1特がカレーだったことと、先々週たまたま週に3回もカレーを食べたことがきっかけ。私の中で一番好きなカレーは、去年閉店してしまった麻布十番の欧風カレーだったが、今回出会ったこの南インドカレーで、インドカレーに目が覚めた!
この店は「dancyu 7月号」の29ページ、カレー特集の1ページ目で、見開き2ページ分を割いて大きく取り扱われている。インドのカレーってバナナの葉の上にご飯がこんもり置かれ、手でカレーとご飯を混ぜながら食べるというイメージですが、まさにそういうインドのカレーを食べられる。
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「dancyu 7月号」には、南インド料理を楽しむ3カ条がこのように書かれている。
・南インドカレーは、ナンよりも“ご飯”で食べるべし。
・地元の人気カレー定食“ミールス“にチャレンジしたい。
・辛口スパイシー派は、黒胡椒をきかせたカレーをぜひ。
この頭の3カ条のすべてをこの南インドカレー定食「ベジタリアン・ミールス」は楽しめる。
最初に食べ方を説明してくれた。左の二つはスープ、他のカレーや豆と一緒に混ぜて食べるように勧められ、このスープとご飯はお代わり自由。上の赤い方のスープが若干辛いが、全体的にびっくりするような辛さではない。下のスープは3カ条にもある、黒胡椒の効いたスープ。どのカレーと混ぜ合わせてもよくあう。とにかくよく混ぜて食べるように勧められた。カレー2種はジャガイモのカレーとほうれん草のカレー。ご飯はインド米で、長さ1センチほどある日本ではなかなか見られないタイプ。スープと混ぜ合わせてもベシャっとせず、とても食べやすい。
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カレー屋ってあまりまずい店はないんだけれど、店の多さに対して「うまい!」っていう店にもなかなか出会えない。ただ、お腹いっぱい食べられるのでランチに食べる機会は多い。でもこの店は、一口目で「うまい!」と思えた。どうしてそう思えたのかを今こうしてじっくり考えてみると、私はまずご飯に合うカレーが好きなこと、スパイシーさがただ辛いのではなく深みがあること、そして見た目が楽しいからなのではないかなと思う。それに加えて、添えられたパンのようなものや、他のテーブルで食べていた「ドーサ」とか言う不思議なクレープのような物も魅惑的で、まだまだこの店に通わなくちゃいけない興奮いっぱいで店を出たことも大きいのかもしれない。
最後に、唇がピリピリして甘い物を求めたくなるところで、「チャイ」を注文した。私の中で「チャイ」と言えば、沢木 耕太郎の「深夜特急」。本の中でも何度も何度も出てくるチャイが、ここでは楽しめる。チャイは、薄い専用のステンレスのカップとソーサーを何度も何度も滝のように流して、飲みやすい温度に下げながら泡立てる。ちょっと甘くて、食後には最適。ぜひぜひ、この店に行ったら最後にチャイを頼んでほしい。
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ダバ インディア
東京都中央区八重洲2-7-9 相模ビル1F
03-3272-7160
定休なし
ダバ インディア

神宮前「ハレルヤ」の韓国料理 9.5点

P1000019いよいよドイツワールドカップが始まりました。初戦のドイツ対コスタリカは、点数がバシバシ入る開幕戦にふさわしい試合でしたね。ディフェンスに問題を抱えているものの、やっぱりドイツは優勝候補だなと思える決定力でした。それもバラックなしで・・・。サッカーの話はたくさんしたいのですが、食べ物ブログですのでおいておいて・・・。
月に一度、私の勤める部署は社外で会議を開くのですが、その日ばかりは17時で仕事を終え、明るい時間から飲みに行きます。人気店でも、17:30の予約はさすがに取りやすいので、いつもここぞとばかりに話題のおいしい店に行きます。とは言っても、若い人たちも多いのでそうそう高いものも食べに行けないので、店選びは一苦労。ですが、今月は大成功でした。
今月の店は、雑誌やテレビでも話題の韓国料理屋「ハレルヤ」。新宿にあるお店が有名ですが、今回訪れたのは青山店。青山通りから外苑西通りを右に曲がると、しばらく歩いて神宮前三丁目の交差点を右に行って200メートルほどのところ。ちょっと駅からは歩きますが、おしゃれな雑貨屋をぶらぶらすればあっという間です。17:30という早い時間に行ったせいか、お店の人が1階の席ですごーくおいしそうな豆腐チゲのまかないを食べていました。
P1000021店内に一歩入れば、韓国料理屋ならではの何とも言えない香りが漂い、それだけで食欲倍増。突き出しの豆もやしのナムルと白菜キムチでビールのグラスが一気に空になりました。白菜キムチはかなり私好みの味で、しょっぱくなく、甘みのある辛みと、おそらくアミの塩辛が効いているのかかなり濃厚でした。
今日のメンツは13人、3テーブルだったので、それぞれ違う鍋を頼むことに。
ケーチゲ(わたりがにの辛味鍋)(大)¥3990 写真真ん中
カムジャタン(骨付き豚肉とジャガイモの鍋)(大)¥3675  写真下
ダットリタン(鶏の辛味鍋)(大)¥3990
この3つをセレクトしました。私のテーブルは「ケーチゲ(わたりがにの辛み鍋)」。火の通ったわたりがにに辛いスープが吸い込み、蟹肉をしゃぶるとそこからスープがじゅわーっと出てきて美味。またその蟹のうまみが出たスープを豆腐と一緒に食べるとこれまたうまい。豆腐チゲが好きな人はたまらないはず。
P1000022私好みだったのはとなりのテーブルの「カムジャタン(骨付き豚肉とジャガイモの鍋)」。骨付き豚肉はほとんど食べるところがなく、いわゆる豚骨。だからスープはかなり濃厚。ただ、この身の付いていない骨にわずかについた肉が最高。ほろほろと崩れ、脂身とすじ肉が辛みスープと混じり合い絶妙。スープをたっぷり吸ったジャガイモにぴったり。
その他、チヂミもサラダも何を頼んでも期待を裏切りません。そして一番裏切らないのは価格。13人であれだけ食べて飲んで5万円行きませんでした。超おすすめ。
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ハレルヤ
東京都渋谷区神宮前3-42-18
03-3478-7848
日曜定休
月〜金 午前11:30〜午後2:00
月〜土 午後5:00〜午前0:00
(ラストオーダー午後11:00)
ハレルヤ

六本木「バンコク」のタイ料理 10点

Dscf0001_1この店は味もお店の人も「まるでタイ」っていう店。たまにタイ料理って無性に食べたくなるじゃないですか。辛くて酸っぱくて甘くてっていう独特の味。そういうときに中途半端なタイ料理を食べると「こういうんじゃないんだよな」って不完全燃焼になるんです。そうすると下手なタイ料理を食べるくらいなら、裏切らない中華ってことになってタイ料理から足が遠のくんです。だから「六本木に東京で一番うまいタイ料理屋がある」って紹介されても、「東京で一番うまい焼き肉屋がある」って言われたときくらいの興奮度合いはなかったんです。
その思いが連れて行ってくれた人に対して失礼なことは、食べてすぐにわかりました。どれを食べてもちゃんとタイ料理してるんです。手を抜いていない。私が想像する大好きなタイ料理のサラダも、自分の想像以上の味。イカが新鮮で、タマネギのシャキシャキ度合いも、食べれば食べるほど辛くてひーひー言う感じも完璧。
Dscf0003_1だからすぐにランチで行ってみました。ランチは、そのサラダとスープ、メイン料理にデザートが付いて980円。毎日3メニューの日替わりです。この写真の日、私が訪れたのは火曜日。「グリーンカレー」「鶏肉のビーフンスープ」「チャーハン」の3種。とにかく量が多い。100円増しの大盛りなんてご飯だけで800グラムはありそう。
私のお気に入りはやっぱり「グリーンカレー」。揚げた卵の黄身をつぶしながら、たっぷりのカレーをご飯にしめらせてほおばるのが最高。野菜もたくさん入っていてヘルシー。「鶏肉のビーフンスープ」は食欲がわく色合い、艶、量。スープを口にするといろんな香草とナムプラーの味。
疲れたときにはおいしいものを食べるのが一番ですよね。どんなストレス解消より効果的。だからランチの時間は大事にしておいしいものを食べに行くようにしています。この店はその厳選の店の一件。六本木のランチに困っている人は是非行ってみて。
バンコク
東京都港区六本木3-8-8Wooビル2F 
03-3408-7353
11:30〜23:00(22:00ラストオーダー/15:00〜17:00クローズ)
ランチタイムは11:30〜15:00(ラストオーダー14:00)
日曜は12:00〜21:30
※土・日はランチセットメニューなし
バンコク