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六本木「四川飯店」の黒胡麻汁無し担々麺 10点

DSCF0003仕事が忙しくても、お昼ご飯は会社の外で食べるようにしている。会社にいれば電話はばんばん鳴るし、人には話しかけられるし、ぼけっと雑誌を読みながらって言う雰囲気もない。
職場はタダでさえ東京一物価が高い六本木。1000円以上は当たり前のランチ。外で食べれるからって、まずいものなんて絶対イヤ。
だから私が行く店は大抵決まっていて、その両手ほどの店をローテーションするだけ。それも新規開拓はあまりしない。外に出ているランチメニューの看板で「おいしいかもしれない」なんて思って入った店は大抵まずくてがっかりする。六本木ははずれ率が結構高い。
そんな私の両手ほどのおすすめランチの最高峰を極めるのが、この六本木「四川飯店」の黒胡麻汁無し担々麺。(ちなみに下の写真は白胡麻汁無し担々麺)「汁がないんだ〜」って思うかもしれませんが、もともと中国では担々麺に汁がなかったらしい。
日本に担々麺を伝えたのは、あの有名な四川省出身の料理人の陳建民で、この四川飯店を開いた人。(息子はテレビにもよく出てくる中華の鉄人陳健一)担々麺だけでなく、あの有名な麻婆豆腐も日本に伝えました。(ちなみに麻婆豆腐は、麻婆さんの作る豆腐料理だから麻婆豆腐です)
DSCF0005そもそも担々麺の歴史は浅く、1800年代の食べ物。それも汁なんてない。日本人の口に合うようにラーメン風に仕立てたのが今で言う担々麺。だから汁がない中国では一般的な担々麺が汁無しなんて呼ばれるようになったんです。
この四川飯店の汁無し担々麺の魅力は、ラー油の香ばしさと胡麻の甘み、そして山椒のぴりぴりと来る痺れ。口に入れた瞬間に来る辛みではなく、じわじわと来る唐辛子の辛さと下に残るしびれがたまらない。口直しの青菜がないとかなりきつい。額に汗をにじませながら、毎回毎回ふーふー言いながら食べる。
ちなみにここの汁無し麺は、ゆでた後に水で洗わずそのまま、バットに広げてうちわで扇いでさますらしい。麺が水分でびしゃびしゃになるのを防ぐためらしい。だから麺はほんのり温かい。
さらに言うと、黒ゴマに含まれているカルシウムは美肌効果があるんですって。ランチに出てくるメニューには載っていないので、ご注意あれ。1155円で至福のランチがいただけます。麻婆かけご飯もおすすめ。
四川飯店六本木店
港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル4F
03-3402-3465

六本木グランドハイアットの「フィオレンティーナ」の特注ケーキ

2六本木ヒルズを極上のデートに使うのならやっぱりグランドハイアット。ヒルズは迷うし、びっくりするほどおいしいわけでもないのに、びっくりするほど高いし。グランドハイアットは食事もバーもなかなかいいのでおすすめです。ここ「フィオレンティーナ」は1Fにある軽いイタリアンの店。味はまぁまぁも雰囲気ばっちりデート向きです。でもなんといってもこの「フィオレンティーナ」はやっぱりスイーツ!東京で5本の指に入るケーキ屋さんかなって思います。
その「フィオレンティーナ」に特注でこんなケーキをうちの会社が作ったらしいんです(会社バレバレですがIBM社員ではありません)。このケーキを注文した女の子曰く、「IBM様のロゴも、ビルダーの文字も、アイコンのデザインも全てチョコレートや砂糖菓子の手作りで、細かーくできていました」とのこと。ベースはショートケーキとのことで、ここのショートケーキの生クリームは極上なので、きっと味も抜群なはずです。いやー、うらやましいです。
この他、この店のおすすめは「プチフール」という、小さいケーキが5種類入ったセット。少しずついろんなあじが食べられるのがうれしいです。生菓子と、保存が利く焼き菓子の2種類があります。あとは「ベリープティング」という、パンのような生地にベリーの果汁を強い混ませ、サバラン風に仕上げたプリンも有名。見た目もベリーいっぱいで女の子は絶対に目をきらきらさせちゃいます。
ぜひ、おためしあれ。一度は食べるべきケーキ屋さんです。
グランドハイアット「フィオレンティーナ」
港区六本木6-10-3
グランドハイアット東京1F
03-4333-1234

西麻布「三河屋」のミックスランチ 9点

DSCF0016六本木に勤めているとランチの値段の高さにびっくりさせられる。1,000円以内で満足行くランチが食べられることはそうない。東京で一番物価の高い街ってことは、世界一ってこと?
そんな六本木のランチで1,000円以内を守り、さらに食べきれないくらいの量、そしてご飯もお代わり自由というすばらしい店のひとつがこの西麻布の「三河屋」だ。六本木ヒルズまわりってこじゃれた店は多くても、一週間に一度はがっつり食べたくなる揚げ物の店が少ない。だからこの「三河屋」は歩いて10分以上あって、さらに15分くらい並んでも食べたい店なんです。
この店はもともと肉屋だったらしく、質のいい肉が手にはいることから揚げ物中心の洋食屋をはじめたらしい。卵形のメンチは、揚げたてを箸で割ると肉汁がジュワーっと出る。「おおおっ」と思わず声を上げてしまう。コロッケは小さめ。ホクホクしたジャガイモの味が伝わってくる。おいしいジャガイモじゃないとこうはならないはず。
DSCF0010真ん中はハムカツ。厚切りのハムをサクサクの衣で包んでくれる。コロッケばかり食べていると少し口が飽きるので、ハムカツの箸休めが楽しい。
メニューは「コロッケ」「メンチ」「ハムカツ」の単品でも、これらの「ミックス」でもOK。私が食べたのは「ミックス」950円。1,000円札を出しておつりが来るなんてうれしい限り。
並んでいる間、外から見える厨房の窓を盗撮。愛想のいいおばちゃんが、引き出しいっぱいに詰まったコロッケをひとつずつ取り出し、一番上の引き出しにこれまた山ほど詰まったパン粉をつけてどんどん揚げている。
この店はランチのみ。遅めのお昼に行くと並ばずに入れるけれど、ご飯がなくなると終了なので要注意。12時前に行くのがいいかも。
三河屋
港区西麻布1-13-15
西麻布交差点、六本木から来て権八を曲がって右側。
03-3408-1304
11:30〜14:30(ライス切れで終了)。昼の営業のみ。
土・日・祝休み
※2005年12月いっぱいはおやすみらしいです。これを見てお店に行ってしまった皆さんごめんなさい_(._.)_

青山「ローブリュー」のやんばる豚のグリル 10点

1最近このブログ、とんと更新していませんでした。だからといっておいしいものを食べていなかったわけではなく、むしろおいしいものを食べてばかりいたような気がします。さらに「最近10点が多いっす」ってよく言われます。しょうがないんです、10点ねらいで食事に行くのに、10点をさしおいて、7点とか8点の記事を書く元気なんてありません。
というわけで、この店も何度も訪れている、青山の「ローブリュー」。実はこの写真を撮ったのは8月なのですが味を鮮明に記憶しているのでやっぱり書くことにしました。
最近の豚ブームで、私の書いた「青山「ローブリュー」のイベリコ豚のグリル 10点」の記事はこのブログのアクセスナンバーワン。ですが、先日訪れたときに噂の「イベリコ豚」はありませんでした。楽天の三木谷さん似の男前定員曰く、最近いいイベリコ豚が手に入らないとのこと。なるほど、話題のイベリコ豚だからといって便乗してどんな素材のものでも料理するというわけではないんですね。
2というわけで勧められたのがこの沖縄のやんばる豚。どうしてもグリルが食べたかったのでこれにしました。確か3,000円くらい。
そして、やっぱりおいしい。温かいうちは脂がするすると肉の表面を流れ、口の中に入れてもしゅわーって溶けていく。こんなに厚切りの肉なのに信じられない舌触り。さらにしばらくしてさめてくるとその溶ける感じはなくなるものの、肉そのもののうまみがずっしりと感じられるんです。見てください、この厚さ。「私肉を食べています、それも最高においしい豚肉です」という気分が味わえます。
塩胡椒はきっちりと表面にしてあるので、味が薄いという感じはないです。ソースはもらえますが、むしろ塩胡椒だけで食べる方が、肉の味がよくわかるかも。
3
お店は気軽に入れる雰囲気なのに適度な騒々しさなので、デートにも気のおけない仲間たちとの食事にも最適。黒板に書かれた毎日のメニューや、店の至る所におかれた豚のオブジェにも胸がわくわくします。トイレに行って座った目の前のちょっとしたメッセージや、バスク地方の旗など、まるでバスク地方に訪れたよう。
ちなみにバスク地方とは、スペインとフランスの国境近く、ピレネー山脈にある地域。どちらかといえばスペインの領地の方が広いのだが、この店はフランスのバスク地方って言っていた気がします。まぁ独立しているような地方だから。
そうそう、先日のウルルン大紀行のソニンの綱引きはバスク地方でしたね。
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ローブリュー
東京都港区南青山6-8-18
TEL 03-3498-1314
営業時間 18:00〜22:00
定休日  日曜日

白金高輪「アルチェッポ」のおまかせ小皿多彩コース 9.5点

aru誕生日に前の会社の先輩にごちそうしてもらった白金のイタリアン。すごく行きたかった店であったことと、すごく大好きな先輩との食事だったこともあって、食事がすごく美味しかったことも、いい店だったことは覚えているんだけれど、何を食べてどう感じたのかとかすっかり忘れてしまった。。。
あとあと調べてみるとこの店はシチリアの料理を食べさせるらしくって、後々思い出してみると、厨房?にむいたテレビではゴットファーザーが流れていたなって思います。
私たちが頼んだのは「おまかせ小皿多彩コース」6,500円。前菜とお魚料理、パスタとお肉のメイン料理とドルチェ。料理を注文する前に、生ハムとメロンが出される。たぶんスパークリングワインに合うつまみと言うことで出してくれたんだと思う。でも注文する前だっただけに、ふたりで「まちがえちゃったのかな?」とまどいながら食べる。普通にうまい。魚料理はいろいろな魚介類のフリット。この海老が殻ごとあがっていて、適度な塩加減でうまい。一歩間違えるとジャンキーな感じなのに、ここで食べると繊細な料理に。
パスタは左の写真のものなんだけれど、正直覚えていない・・・。手打ち麺であったことと、ニンニクがきいた基本の塩味のパスタであったことは覚えているんだけれど、その他はいまいち覚えていない。なんか楽しくて浮かれていた記憶がある。。。
メインの肉料理もあんまり覚えていない。。まわりがかりっとしていて塩胡椒がちょうど良かったこともよく覚えている。ドルチェは、パッションフルーツの酸っぱいソースがかかっていたことは断片的に覚えているんだけれど、これまたそのときの会話ばっかり覚えていてデザートにまで気が回っていない。
結論としては、美味しかったことはよくわかったから、もう一度行ってちゃんと食べなくちゃ行けないこと。お店の雰囲気もすごくよかったので、何度も行きたい店って感じです。
アルチェッポ
東京都港区白金2-3-19
白金アネックス1階
TEL:03-3280-5005