Archive for 1月, 2010

池尻大橋「イブローニュ」のビストロ 8.5点

新年あけましておめでとうございます。年明けはいつも抱負を書くのですが、それは次の記事で。
12月の週末は、池尻大橋のビストロ「イブローニュ」へ。赤いギンガムチェックのテーブルクロスに、素朴な木のいす、少しのカウンターとテーブル席、典型的なビストロです。
メニューは少なく、あとは黒板の季節メニューのよう。「おすすめは?」と聞くと「どれもおすすめです」と、笑顔一つない無愛想な態度。もう少しほかに言い方あるだろうに。でもおいしいお酒が飲めるなら気にしない、気にしない。
遅くに来店したせいか、食べたいメニューのいくつかは売り切れだったのが残念。一皿目は「下仁田ネギのマリネ」。ネギが主役でマリネですよ。これは真似したい。グリルで焼いた下仁田ネギは甘くてねっとり。渇いたのどにスパークリングがじんわりしみ、そこにマリネ。うーん、幸せだ。
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「白インゲン豆煮込み」。フランスの家庭料理ってこんな感じなのかなぁ。こういう温かい豆の料理はなんだかビストロなのになつかしくておいしい。赤土の陶器の色と、白インゲン豆、それに少し降りかかったパプリカかな?が、色味もいい。
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「にんじんのサラダ」。これ、私の実家でも定番でよく作るんだよね。にんじんをフードカッターで千切りにするだけ。ニンニクが少し入ったフレンチドレッシングがにんじんの甘みをよく引き出しておいしいんだ。こういうのがあるとお酒が進む、進む。
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「バスク風小ヤリイカの墨煮」。墨煮とは聞いていたけれど、ここまで真っ黒とは思わなかったよ。刻んだ小ヤリイカは、自身の墨の塩辛さで煮込んであり、添えられたライスと一緒に食べると、リゾットのよう。口当たりは墨ならではのマイルド。
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ひなどりのローストを食べたかったけれど売り切れだったので、「ホロホロ鶏のクリーム煮」?だったかな、を注文。スプーンでも崩れるほど柔らかくなった鶏肉がアツアツでおいしいー。大きめの野菜も存在感があって野菜のうまみを感じられなかなか。体が温まります。
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デザートとともにコーヒー。お酒飲んでちょっと酔っぱらって、最後のコーヒーがうまいんだ。素朴な料理がおいしく、満足のディナー。強いて言えば、カウンター内のシェフがうるさい。客に不快感を与えるあの態度に自分は気がつかないのかなぁ。あーいうシェフなら見えないところで仕事してくれ。
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二人で満足行くだけ食べて、スパークリングに赤ワイン一本、で11000円くらいだったかな。リーズナブルだよね。
私は家が近いからいいけれど、池尻大橋までつきあってくれる人がいれば行こう、行こう。
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イブローニュ
世田谷区池尻2-27-7
17:30〜翌1:00
(って書いてあったけれど、23時くらいにラストオーダー言われたような気がする)
火曜定休

イブローニュ (フレンチ / 池尻大橋)
★★★☆☆ 3.5