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町田「いくどん 町田駅前店」のホルモン焼き9点

私にとって町田といえば、高校時代の通学路で、洋服は渋カジではなく町カジだったし、浪人時代の予備校だって町田だった。だから「まほろ駅前多田便利軒」なんて映画で町田の街中が出てくるとワクワクしちゃう。「まほろで育った人は一度まほろを出ていってもまた戻ってくる」「まほろは天気予報が当たらない」「まほろは流行りものは最後にやってくる」この映画の冒頭のナレーションがどれもすんなり入ってくる。でも私はまほろ(町田)出身じゃない。どちらかというと憧れてるのかなぁ。

ちょっと町田に行かない間に、はやりのホルモン焼き屋ができたらしい。いつもは3人だとなかなか入りにくい店内も余震真っ只中だったためかすんなりはいれたよ。町田は兄弟三人が集まれる真ん中の街。ビールたらふく飲んで、ホルモンでワイワイやるなんて幸せ。

ホルモン(シロ)400円と牛カルビ630円。厚木出身の私たちはやっぱりシロだよね!なんて話していたら、この店は厚木の酔心苑の出身らしい。なーんだ、キャベツタダとか、七輪の感じとか、この異様に安い値段設定も、どうもなじみがあると思ったらそういうことね。いいことだ、いいことだ。

質のよいシロの脂はうまい。これにビール、たまんない。とりあえず乾いた喉をビールで癒し、シロを頬張る、ビールで流し込む、キャベツで休憩、ビールで流し込む、シロを頬張る、ビールで流し込むの一連の流れがうまいんだ。しあわせなんだ。

カルビはどこでも食べられる味だけれど、弟はホルモンよりカルビ派らしく、とりあえずカルビをたべさせておくことにした。

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ナンナンコツに豚タン、どちらも400円。肉を見ると新鮮な感じがすぐわかる。一皿の量も多くて、ビール、肉、ビール、肉、たまにキャベツ、ビール、肉と止まらない。

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上がカシラ400円かなぁ、コリコリとした食感がいい。下はハラミ、牛か豚かわすれてしまったよ。

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いくどんは町田に数店舗あるんだけれど、この北口公園からすぐの駅前本店が一番いいらしい。震災の余震で店はガラガラでした。三人でビールを四杯くらいのんで1万円行かないんだから良心的。フランチャイズ系の店が美味しいかどうかはわからないけれど、まずは新宿や渋谷の店にも行ってみようかなと思う。

さて、最後の写真は話題の「まほろ駅前多田便利軒」の実際の写真。看板出しておいてくれるとうれしいんですけれど、さりげなくポスター貼ってありました。行天のトイレもすぐに見つかりましたよ。

関連ランキング:ホルモン | 町田駅

三鷹「めお」のホルモン焼き 9.5点

中央線沿線にお住まいの方必見焼肉情報です。三鷹の駅そばにある安くてうまいホルモン焼き屋ですよー。店はウナギの寝床のようにながーくてカウンタのみなので、二人で行くのがおすすめ。4人以上だと、結局ふたり、ふたりのグループになっちゃうでしょう。

まずは、ビール。お通しの韓国のりとキムチでぐいっと。この組み合わせ、完璧です。キムチは適度な辛さと、甘みもあり、日本人好みの味。

ユッケ700円。白髪ネギときゅうりを自分で混ぜていただく。生肉に卵の黄身をあえて食べるってエロいですよね。

塩キャベツ300円。作りおきをしているわけではないのは食べてみるとすぐに分かる。キャベツはパリパリ、もやしときゅうり、それにたっぷりのごま油。見た目ほど唐辛子は辛くなく、ちょうどいい。これがあればビールがいくらでも飲めちゃう。と言うか、この店のメニューはお酒がいくらでも飲めてしまうものばかり。


豚タンの塩味500円。厚く切ってあるので歯ごたえがあり、ネギがたっぷり入っているのでこれがまたうまい。

コプチャン500円。もー、これがうまいんですよ。焼くと脂がジュージューいって、ボタボタと垂れていくんですよ。ふうふわした脂身が柔らかくて甘く、極上の味。これだけのために三鷹まで行ってもいい。

テグタン600円。ジャガイモがたくさん入った野菜たっぷりの卵スープ。見た目ほど辛くなく、じゃがいものホクホク感と卵のとろとろ感がいい。これとごはんと漬物だけでも十分ごちそう。

その他、肉はワインバラやマルチョウ、ハラミなどいくつもあるけれど、ふたりではこのくらいしか食べられなく残念。お酒はビールの後はやかんででてくるマッコリが安くておいしくておすすめ。ふたりで、ビール二杯とマッコリ飲んで3000円ちょっと。体は煙臭くなるけれど、もー言うこと無し。三鷹に行くことなんてなかなかないけれど、吉祥寺まで行くことがあったら、隣駅まで足を運んで行ってみよう。予約したほうがよさそうですよ。

関連ランキング:韓国料理 | 三鷹駅

篠崎「焼肉ジャンボ」の焼肉 10点

ずっと前から行きたかった、江戸川区篠崎の「焼肉ジャンボ」。私は昔、隣駅の瑞江に住んでいたこともあってあのあたりの地理に比較的詳しいんだけれど、この店のある場所は、駅からも遠く、江戸川沿いで川を越えればもうそこは千葉と言う場所。でもザガットで最高得点をつけるなど、知る人ぞ知る郊外の焼肉店なんです。
私が訪問したのは正月3日。まずはビールにレバ刺しでも摘もうと思ったら、正月で新鮮なレバーはないと・・・。ついでにタンも売り切れたと・・・。おおお、しょっぱなから残念なお知らせ。それでも「焼きレバーのかわりならハツ焼きですよ」と進めてくれたので「ハツ」892円から。
ハツのイメージを覆される、まるでカルビのような美しい朱色。片面8秒ずつ焼くんだと、最初に手本を見せてくれる。焼けたハツはレモンで。おおお、柔らかくて肉汁がうまい。これはハツなんだと思ってしまうくらい、ホルモンらしからぬ上品な味わい。最初の一口から、衝撃的なうまさはもちろん、ハツにここまでウマさを感じられることに感動。
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ナムル三点盛り。野菜もたっぷり食べたかったしね。
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続いて、ロース(奥)とカルビ(手前)、それぞれ1050円。特筆すべきなのは、これがすべて「上」ではないこと。一番安いロースやカルビなんです。色合いを見て、食べる前から、これが一皿1050円であることがかなりお得度が高いことがわかるはず。
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こちらは片面4秒ずつ。写真はロース(ピンずれてゴメンナサイ)、赤いままでも構わないと言うこと。タレでいただく。肉自体の甘みが強く、とろけるようでうまい。なんてうまいんだ・・・。生でも食べれると言うことなのでいただくと、あぁまさにユッケの肉だね。生肉のうまさもたまらない。
カルビは肉がほろほろと崩れるような感じ。より脂身が強く、これももちろんうまい。
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この日は、この店初訪問だったので、メニュー設定はお店の人におまかせしてみた。まずは定番のロース、カルビ、それにハツの3品を食べ、裏メニューも3品でどうかと。この店は表メニューもさることながら、裏メニューの充実具合も素晴らしい。見せてくれた裏メニューから、みすじ、さがり、しんしんを注文。裏メニューと言っても、誰でも注文できるし、最初から見せて欲しいといえば見せてくれるはず。少ない部位だから毎日同じメニューとは限らないってことね。
こちらはさがり。ハラミの一部分らしい。ハラミはハラミであるのでその違いはよくわからなかった。たしかお値段は2000円台だったと思う。個人的にはカルビよりも好物。肉らしいハラハラと崩れる食感と噛みごたえ、肉汁のうまさ、当然うまいです。
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そしてこちらはシンシン。ロース系だよとお店の人には言われたけれど、調べたら後ろ足の付け根の部分らしい。シンシンはシンタマの中の中心部で、貴重な部位みたい。
キメが細かくて、サシが細かく入り、さっと焼くだけで甘みのある上質の脂がジュワッと溢れる。やらなかったけれど、この肉でほかほかのまっしろごはんを巻いたらどんなにうまいだろう。今度は御飯と一緒に食べるのも忘れなきよう。
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最後はみすじ。みすじは肩甲骨のあたりの筋の部分らしく、肉の真ん中に筋が入っている。でも筋だからと言って固いわけではなく、ふわふわの柔らかさ、サシが多く、むしろ脂身の中に赤みが入っているかのよう。口の中で瞬間的にとろけてしまうし、嫌な脂を食べてしまった時のズッシリ感もまったくない。「こんな肉を親に食べさせたい~」と思ったけれど、こんな神奈川の西から東京の東の果てまでくるだろうか。。。
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正月の来店と言うこともあり、お年賀をもらってしまった!これがなかなかかわいくて、虎の携帯ストラップになっている。残念ながら、私のiPhoneもAndroidも携帯ストラップを刺す場所がないので、どこにつけようか思案中。こういうちょっとした気遣いもうれしい。
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サイドメニューも豊富で、カレーとかオムライスもおいしいらしいよ。当然そこまで行き着くお腹の余裕はまったくなし。
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これに、ビールやマッコリを飲み、サラダも頼んで、二人で13000円くらいかな。裏メニューは一皿2000円台だから、そこに手を出さずに、ロースやカルビなど、通常メニューを頼んでいれば、ひとり4000円くらいで収まるんじゃないかな。食べているときはこのくらいのうまい焼肉屋なら、都内には数件はあるなぁと思いながら食べているんだけれど、お会計の時にその安さにびっくりし、どうしてこの店が支持されるのかを実感するんです。すごくうまくてすごく安いから。感覚的には6掛けくらいかなぁ。
お店の人が面倒だと言う声もよく聞くけれど、決しておせっかいなことはなく、おいしくお肉を食べるための的確なアドバイスをくれるだけ。郊外の店だけあって家族連れが多く、子どもが騒いでも嫌な顔一つしないし、写真をパシャパシャ撮っても、嫌な顔をするどころか、焼きだすのを待ってくれたりする。私はこの店の着かず離れずの距離感が好きだな。
唯一面倒なのは、この場所。篠崎駅だけでも十分離れているのに、そこからバス。ただ、バス停は目の前だし、バスの本数も充実しているので、この味とこの安さ、それにまだまだ食べていないメニューが山ほどあることを考えると、面倒でも行ってしまうだろうな。
だから誰か一緒に行きませんか?ふたりで行くより、4人で行く方が種類もたくさん食べれるので楽しいこと間違いなし。と言うわけで、10点です。予約状況はwebで確認できるよ。
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焼肉ジャンボ ←webは音がでるので注意
03-3679-8929
江戸川区篠崎町4-13-19
17:00〜24:00
火曜定休

焼肉ジャンボ (焼肉 / 篠崎、瑞江、妙典)
★★★★ 4.5

大崎「焼肉ホルモン市場 池上線ガード下物語」の幻のホルモン 8点

「○○」の店に先に行っているよ〜なんて言う時に、至極困る店名です。私は「池上線なんちゃらなんちゃら(だっけ?)」って言われて、それがホルモン焼き屋なのかもよくわからず聞き返した記憶があります。この店は我が勤務地である大崎にあるのですが、大崎に池上線は走っていません(笑)。昔はそういう場所に店があったとか。移転してきた割には昔からあるような掘っ立て小屋です。でも飲み場が少ない大崎にこういう店があるのは重宝しますよ。
まずはビールで乾杯。つまみは「レバ刺し」800円。まー、普通にウマイ。最近、レバ刺しがうまくない焼き肉屋を探す方が難しくなった。チェーン店の焼き肉屋のレバーも今ではレベルが高くなったのだろうか。
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店内はモクモクとしており、テーブルの炭火コンロの煙を換気扇が7割方しか吸い込んでいない様子。間違ってもおしゃれな服で来ては行けないです。一応、ロッカーぽいものもあります。
看板メニューの「幻のホルモン」950円と「幻のミノ」950円。右がホルモンで左がミノね。これを食べるためにこの店に来る人が多いらしい。モーニングに連載されていた「悶々ホルモン」で著者の佐藤和歌子なる人がこの店を絶賛して話題になったんだって。20代でひとり焼き肉ってすごいな・・・。私は食べたもののおいしさを誰かに伝えないと、おいしさを味わった気分になれないのに。
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「幻のミノ」は焼くとこんな感じ。写真だとわからないんだけれど、適当に切り込みが入っていて、歯ごたえがありながらも食べやすく、甘い脂がしみ出しながらも、気持ちの良い歯ごたえ。これだけ延々食べていてもいいぞ。
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食べることに集中し始めてしまい、この後ほとんど写真を撮るのをやめてしまったのだけれど、実は「幻のホルモン」もすばらしくウマイ。これは上質の脂がたっぷり染みこんだふわふわのマットのような感じ。こっちを一口目に食べることをおすすめする。
正直、記憶の中のホルモンとミノがこんがらかっているので、もう一度来店してどっちがどっちだか確かめてみよう。
そして、これはみそ味のシビレ。シビレって胸腺と膵臓のことらしい。ふわふわっとしていて、これも脂がたっぷり。甘めのみそ味がたっぷりなので、ホルモン自身の味はよくわからない。
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すでに二回来店しているんだけれど、おいしいホルモンを楽しむのがメインと言うより、みんなでわいわいとホルモンを食べながら会話を楽しむのがメインになっていて、きちんとレビューできない!次回は記事を更新するつもりでちゃんと写真を撮ってこよう。
そうそう、お店のおばちゃんは無愛想です。そこは期待できません。なのでどんなにがんばっても9点止まりだな。
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焼肉ホルモン市場 池上線ガード下物語
品川区大崎2-12-2 大山ビル
17:00〜23:30
無休

焼肉ホルモン市場 池上線ガード下物語 (焼肉 / 大崎、大崎広小路、下神明)
★★★☆☆ 3.0

本郷三丁目「房家」の焼き肉 10点

とっておきの焼き肉が食べたくって選んだ店は、普段行く機会がない「本郷三丁目」。この「房家」は厳選された黒毛和牛を一頭買いしているらしい。つまり珍しい部位が食べれると言うこと。お腹を空かして向かいましたよ〜
この店がとっても良心的なのは、珍しい部位の三種盛りで5000円、五種盛りで8000円で、破格な値段を取られないこと。いつだったかおすすめされたサーロイン(かなり薄め)を値段も聞かずに頼んだら1枚5000円で、3人で15000円も取られた痛い経験があっただけに、こういうお財布の心配をしないで珍しい部位を食べられるのはうれしい。
今日の三種盛りは肩ロースの最上部位「はねした」、しっかりとした霜降りでとろける「トモ三角」、きめ細かい霜降りの「ささばら」。なんだかさっぱりわからないが、その日の仕入れ状態で違うものが用意されるらしい。写真を見て解るとおり、なんだかすごい霜降りで、もちろん生でも食べられる。
鮫皮でおろした本わさびも添えられている。
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本の一瞬だけ炙るように焼いて、本わさびをたっぷり付けていただく。なんだよこれ、、、幸せの肉汁が口の中でじゅわーっと広がり、幸せすぎる〜。このキメの細かい霜降りは一瞬にして口の中で溶けてしまう。また、本わさびがいい。たっぷりつけるぐらいがちょうど良く、ジューシーな脂を口の中で瞬時にさっぱりとさせてしまう。こんなうまい肉はほんの数枚食べるだけで十分で、バクバク食べるものじゃないな。
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私が今まで食べたタンの中で一番じゃないかと思ったタンは「厚切り大トロタン塩」1980円。かなり厚切りのタンなんだけれど、食べやすいように切り込みを入れてあるところが、前歯のかみ合わせが悪いわたしにはうれしい。
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見てよ、この分厚さ。適度にかかった塩胡椒がちょうどいいし、柔らかいながらもしっかりと歯ごたえがあり、ジューシーなところもすばらしい。
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サイドメニューもなかなかよくて、塩サラダはうちに帰ってさっそくまねしてみたよ。レバーはおいしかったけれど、角切りという割には小さくてインパクトに欠けたな。マッコリも種類が豊富で、酒飲みにはたまらない店だと思います。
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おいしい焼き肉屋はたくさんあるけれど、ひとり1万円以内で安心して食べられて、お店の雰囲気もいい店は意外と少ないです。常連ばかりでやりにくいこともないし、カメラを取り出してパシャパシャやってもしかられないし。久しぶりの10点店です!
4874352790「東京肉本―ゴキゲンな自腹肉はどこだ!?」って本でこの店を見つけたんですけれど、なかなかいい東京の焼き肉屋がそろっているんで重宝しています。肉にまつわることなら、メンチでもトンカツでも唐揚げでも載っています。肉付きには保存版ですよ〜。
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房家
文京区本郷2-26-8
03-5840-9889
11:30〜14:00
17:30〜23:30
無休

房家 (ボウヤ) (焼肉 / 本郷三丁目、水道橋)
★★★★★ 4.5