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青山「ローブリュー」のやんばる豚のグリル 10点

1最近このブログ、とんと更新していませんでした。だからといっておいしいものを食べていなかったわけではなく、むしろおいしいものを食べてばかりいたような気がします。さらに「最近10点が多いっす」ってよく言われます。しょうがないんです、10点ねらいで食事に行くのに、10点をさしおいて、7点とか8点の記事を書く元気なんてありません。
というわけで、この店も何度も訪れている、青山の「ローブリュー」。実はこの写真を撮ったのは8月なのですが味を鮮明に記憶しているのでやっぱり書くことにしました。
最近の豚ブームで、私の書いた「青山「ローブリュー」のイベリコ豚のグリル 10点」の記事はこのブログのアクセスナンバーワン。ですが、先日訪れたときに噂の「イベリコ豚」はありませんでした。楽天の三木谷さん似の男前定員曰く、最近いいイベリコ豚が手に入らないとのこと。なるほど、話題のイベリコ豚だからといって便乗してどんな素材のものでも料理するというわけではないんですね。
2というわけで勧められたのがこの沖縄のやんばる豚。どうしてもグリルが食べたかったのでこれにしました。確か3,000円くらい。
そして、やっぱりおいしい。温かいうちは脂がするすると肉の表面を流れ、口の中に入れてもしゅわーって溶けていく。こんなに厚切りの肉なのに信じられない舌触り。さらにしばらくしてさめてくるとその溶ける感じはなくなるものの、肉そのもののうまみがずっしりと感じられるんです。見てください、この厚さ。「私肉を食べています、それも最高においしい豚肉です」という気分が味わえます。
塩胡椒はきっちりと表面にしてあるので、味が薄いという感じはないです。ソースはもらえますが、むしろ塩胡椒だけで食べる方が、肉の味がよくわかるかも。
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お店は気軽に入れる雰囲気なのに適度な騒々しさなので、デートにも気のおけない仲間たちとの食事にも最適。黒板に書かれた毎日のメニューや、店の至る所におかれた豚のオブジェにも胸がわくわくします。トイレに行って座った目の前のちょっとしたメッセージや、バスク地方の旗など、まるでバスク地方に訪れたよう。
ちなみにバスク地方とは、スペインとフランスの国境近く、ピレネー山脈にある地域。どちらかといえばスペインの領地の方が広いのだが、この店はフランスのバスク地方って言っていた気がします。まぁ独立しているような地方だから。
そうそう、先日のウルルン大紀行のソニンの綱引きはバスク地方でしたね。
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ローブリュー
東京都港区南青山6-8-18
TEL 03-3498-1314
営業時間 18:00〜22:00
定休日  日曜日

青山「ローブリュー」のイベリコ豚のグリル 10点

ローブリュー東京で一番豚をおいしくたべさせてくれる(と私は思っている)店「ローブリュー」。ここはフランスとスペインの国境近くのバスク地方の料理を食べることができる。気軽に入れるビストロで、まるこめ坊主の感じのいい男性がついてくれる。
メニューは黒板にかかれた30品ほど。前菜、主菜、それにスープやおつまみ、デザート等。前菜は、いろいろな部位のパテが数種。たとえば豚の血のパテや、のど肉と皮のパテなど。血のパテは濃厚でやみつきになる味。その他、厚岸産の牡蠣やムール貝の酒蒸し、生ハムなど。
メインはお店の人おすすめの「イベリコ豚のグリル」(写真)にした。3990円と結構値が張るが、骨付きの7人前分を目の前にされたら、迷わず「これください」と言ってしまった。1人前はちょうどあばら骨1本分。「塩はかなりしっかりしていますが、足りないようなら塩とオリーブオイルをどうぞ」と言われる。
ナイフでじょきじょききって、口に運ぶと周りのかりかり部分から塩辛い肉汁がジュワジュワと出て、しかも肉質はやわらかい。豚ってなんてうまいんだ!周りの焼けた部分でなくても塩は適度にしみこんでいて、いただいた塩とオリーブオイルは必要ない。
このイベリコ豚ってうまいぞとおもって調べてみる。
スペイン産の黒豚で、長い間スペイン産の豚は輸入禁止だったがここ数年で輸入できるようになった品薄の豚。ドングリで太らせたものが美味らしい。
デザートはおすすめされた「ガドーバスク」というこの店自慢のタルトに。アーモンドパウダーとカスタードのタルトで、さほど甘くなくておなかが一杯でもぺろっと食べれてしまう。