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【函館特集】エノテカ・ラ・リコルマのランチメニュー 8.5点

年始に函館と札幌に行って来ました。旅の目的は「食」。函館出身の友達も一緒だったので、朝・昼・夜ときっちり食べるところを計画。ついつい寝坊して抜きがちな旅の朝もしっかりと早起きして3食しっかり食べてきました。と言うわけで今すぐ函館に行きたくなる!飛びつきの名店をご紹介します。
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飛行機を降りて空港の自動ドアを開けると、東京と同じと行かないまでも冷える空気が気持ちよく日向はぽかぽかと暖かい冬の函館。五稜郭タワーから見える五稜郭と函館の町は私たちの旅の第一歩を大いに盛り上げてくれました。暖かいとは言っても池の水は氷、道端には雪。ただそれだけで東京とは違う風景に興奮気味!土方の最期の思いを分かち合おう・・・なんて言うセンチな気持ちにはなかなかなれませんでした。
今日のランチは函館出身の友達のお姉様と彼がやっているイタリアン「エノテカ・ラ・リコルマ」。ついつい北海道に来ると、寿司やジンギスカン、ラーメンに走り勝ちでイタリアンにまで手が回らないから、こうして北海道のおいしい食材を使ったイタリアンなんて夢のよう。お店は五稜郭から歩いて5分程度の静かな通りにある緑の壁のキュートなお店でした。
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まずは前菜「厚岸の天然ホタテとホッキ貝サラダ仕立てカラスミ添え」。厚岸と言えば牡蠣が有名だけれど、牡蠣がおいしければそりゃぁホタテもおいしいはずだよね。新鮮で身の引き締まったホタテとホッキ貝と上質のオリーブオイル。カラスミの塩辛さがちょうどいい。
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パスタは「函館穴間産エゾ鮑のクリームパスタ」。大きめの角切りにした鮑が柔らかいながらも歯ごたえを残し、味わい豊か。鮑ってこんなにおいしいんだっけ?と感動。
メインの「襟裳短角牛頬肉のステーキ」の写真を撮り忘れました(泣)。撮り忘れたのを帰宅して写真をチェックするまで気が付かないほど。おいしいものを目の前にしちゃうと写真なんてそっちのけになっちゃうんですよね。ほろほろと崩れる頬肉と濃厚なデミグラスソースが美味。もともとシェフはイタリアのピサで修行されたとのこと。ピサと言えばトスカーナですからお肉料理は得意なのかもしれないです。前菜と共に出される自家製の焼きたてパンに、お皿に残ったソースをつけたらおいしかっただろうな。
東京にはレベルの高いイタリアンがひしめいていて、どの店も食材のルートに気を遣っていたり、それを売りにしている。その点、この店は北海道の肉も魚も新鮮で上質なものが手にはいるからうらやましいよね。こういう店がもっともっと元気になって、地元のおいしいものを安価で気軽に食べれたらいいなって思います。がんばれ函館!
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半蔵門「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」のランチ 9点

半蔵門にあるイタリアン「エリオ・ロカンダ・イタリアーノ」へ。14:15がラストオーダーなので遅めのランチでも対応してくれる店なんです。南イタリアのちょうどブーツのつま先に当たるカラブリアという地方の家庭料理を食べさせる店でウイキョウ(フェンネル)や唐辛子を使った料理が特徴らしいです。
人通りの少ない道を行き、店名にもなっているロカンダ(重い木の扉)を開けるといきなりそこは南イタリア。窓がないのに明るい店内と陽気なイタリア人が迎えてくれます。ランチのコースは、1600円と2200円と3800円。私は前菜かパスタを選び、メインとデザートが付く2200円のビジネスランチをチョイスしました。
1品目はパスタをチョイス。その日のパスタは「モンゴウイカのショートパスタ」。肉厚で柔らかいモンゴウイカをトマトベースで味付けし、バジル、パルメザンチーズ、それにおそらくウイキョウの実がぱらぱらとかかっている。この実、フェンネルシードと呼ばれるスパイスで、甘い香りと苦みが特徴。よくピクルスに入っていたりする。時たまハーブの香りが口に広がるので、箸ならぬフォークがますます進んでしまいます。
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この日のメインは「宮崎の黒豚のロースト」。上にはアンチョビのソース、炭火で焼いたパプリカと炒めた花ブロッコリー、それにポレンタが添えてある。ポレンタとはとうもろこしの粉で作ったタルトのようなもので、甘く味付けしてお菓子にする場合もあるらしい。黒豚は冷めても脂身が上品で柔らかく、アンチョビのソースと薄切りにした生のタマネギがマッチ。ありきたりの素材でうまいこと作るなあと感心しました。
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デザートは、ティラミスとダークチェリーのタルト。甘すぎず、奇をてらっているわけでもないのに高い水準の味。マンマが作ってくれるデザートって感じかな。
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東京のイタリアンは、イタリアできっちりと修行をしてきた新進気鋭の日本人がシェフの店と、イタリア人が自分の国の美味しいものを食べさせるための店と二分にきっちり分かれている。前者は気合いたっぷりだから、こっちも食べてやるぞ!と構えでついつい足を運んでしまうけれど、後者はふら〜と軽い気持ちで行って、気が付いたらすごく楽しい時間を過ごせた〜となるような気軽さがある。イタリア人の気質だね。
今度は夜に行ってみようと思う。かなり気に入っちゃいました。
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エリオ・ロカンダ・イタリアーナ
東京都千代田区麹町2-5-2 半蔵門ハウス1階
03-3239-6771

八重洲「カノビアーノ東京」のランチ8点

スポーツ日和の秋晴れの週末。フットサルをしている友人を見ながら「コロナは水だよね〜」とか言いながら飲むビールは格別です。見ているばかりじゃなくて自分も運動しなければ・・・。
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最近、東京駅・丸の内近辺に話題のイタリアンが続々登場しているんですよ。先日シェフが大麻所持で捕まった「リストランテ・ヒロ」が丸ビルに出店したのを皮切りに、京都の「イルギオットーネ」がTOKIAのビルに、そして恵比寿の「カノビアーノ」が八重洲に出店しました。こんな予約が取りにくい店はランチに限る!と、無職の友と共に「カノビアーノ東京」へ行ってきました。って言ってももう1ヶ月くらい前のことです。
場所は東京駅八重洲口を出て、目の前。古いけれど趣のあるビルをきれいに改装して作られたようです。店内はかなり広くて、カフェエリアとレストランエリアがきっちりと仕切られていました。ウェディングができるくらいって言うから、かなりの人数を収容できるんでしょうね。レストランエリアで料理を運んでくれるのはすべて男性なのが驚きでした。どんなポリシーなんでしょう。
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さてランチですが、私は豪華にも4000円のコースをチョイス。前菜は「サンダニエレ産生ハムとカリフラワーのムースのサラダ仕立てコンソメのジュレと共に」です・・・。メニューを見た瞬間にタイトルがあまりにも長かったのでちゃんとメモしてきました。このカリフラワーのムースが絶品。こんなにカリフラワーって主役になれる野菜だったんですね。口の中でカリフラワーがいっぱいにふくらんでもっと山盛り食べたい感じ。コンソメのジュレと一緒に食べるとさらに美味しくて、生ハムなんていらないって感じです。
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ちなみに、友人の前菜はこれ。味は美味しかったみたいですが、盛りつけのセンスを疑います。「カノビアーノ」という看板がなければみんなびっくりするでしょうね。下の白い粉は塩に見えますが、チーズです。
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続いて前菜のふたつめは「ボタン海老とカラスミの冷製カッペリーニ」。カッペリーニとは極細のパスタで、冷製パスタでよく使われます。ボタン海老もカラスミも美味しいですが、できれば別々に食べたかった。特にカラスミはこのしょっぱさを引き立ててくれる野菜と一緒に食べるか単独が良かったな。
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パスタは「自家製タリオリーニ戻り鰹とブロッコリーのソースケッパーベリー風味」。タリオリーニとはちょっと太めの平打ち麺のことです。まわりだけ火が通った鰹がとっても美味しい。こうして鰹をパスタにしちゃうって私にはなかなかチャレンジできないからすごく参考になるな。
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メインは「春菊で包んだ鮮魚のローストカブのスープ仕立て」。魚は確か鯛でした。このカブのスープがすごくおいしい。この店は野菜の使い方がおいしい。私の好きな四角豆とか入っているのもうれしい。
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デザートはいくつかの中から選んだ「マスカルポーネのクレーマエスプレッソ風味」。スプーンが刺さっているんですよ〜。乙女?心をくすぐりますよ、こういうの。ぺろりといただいちゃいました。
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総評としては、誰かに誘われたらうれしいけれど、自分からはもう誘わない・・・かな。東京にはいくらでもおいしいイタリアンを食べさせる店がありますから、この店を選ぶ「理由」が必要です。ただ結婚式とかパーティーとかは良さそうな感じ。誰かここで結婚して、披露宴に呼んで〜。
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カノビアーノ東京
東京都中央区八重洲1-9-9
03-6225-5491

西麻布「ダルマット」のコース料理 9.5点

dancyu3月号で紹介されたこの「ダル・マット」は、「カーザ・ヴェニタリア」同様に夜遅くまで空いているイタリアンとして注目度アップ中。なんと7品で約4000円、ハウスワインなら1500円で飲み放題というお手ごろ価格でイタリアンを食べさせてくれる。こんな風にdancyuに紹介されていても心の中で私は、シンプルなイタリアン、悪く言えばありがちなイタリアンだろうと思いこんでいた。それに7品って言っても、スプーンにちょこんと載せたようなのも1品に数えるんだろうと。
そんな私の思いこみを覆す、シェフの意気込みを感じさせる店でした。まずは素材。1日30品目なんて言うけれど、このコースだけで30品目は食べられるんじゃないだろうかというくらいの素材の多さとこだわり。見慣れないおもしろい野菜や変わった調理法、ちりばめられたサプライズは食事だけでも十分会話が弾んでしまう。ではこの日の7品のご紹介。
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アミューズは、あさりのスープに、モロヘイヤ、イカの白い部分と軟骨、海ぶどう。スプーンで3杯程度と少ない量なだけに、濃厚ですっきりしたスープが食欲を増進させる。モロヘイヤの粘り気、柔らかいイカの胴部分、軟骨のコリコリ、海ぶどうのプチプチ感。口の中が楽しい。
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直径4センチ程度のミニパン。これは当然7品には入らない。オリーブオイルは3種。右から濃く、左が一番さっぱり。見た目と反しているのがおもしろい。
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珍しい野菜の盛り合わせ。こういう出し方は素材の味に自信がないとできないはず。生のトウモロコシ2種は甘くてジューシー。ブロッコリーは軽くゆでた物、赤いオクラも軽くゆでてあるがほとんど生、京都の万願寺唐辛子、アワビ茸、茄子とカブの炭火焼き。ほんの一切れの茄子が一番のサプライズ。炭の香ばしさがプラスして、さらに味が濃くなっている。
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これがこの日の一番のサプライズ。トマトの冷製パスタはここ10年の日本では珍しくもないが、その上に甘〜い桃のスライス。トマトのほんのりとした酸っぱさと熟れた桃が見事にマッチ。量も申し分ない。
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カルパッチョ3種。
左から蛸ときゅうりと白瓜、カツオにオレンジ風味のソース、イサキ。どれもすごく美味しい。私は比較的いろいろなお魚を生で調理いる方だと思っているけれど、せいぜい昆布締め、湯引き、酢で締める、くらいでこういう風に調理することはまだまだ思いつかない。今度チャレンジしてみよう。
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ロースのハムのサラダ添え。食用ほおずきは築地でたまに見かけるが食べるのは初めて。ひどく青臭いトマトの味。ロースハムはドイツで食べた塩ゆで豚を思わせる。
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鶏レバーとネギ、きのこのリングイネ。鶏レバーは新鮮でまったく臭みはなし。リングイネにぴったり。これも量が十分。というかもう6品目にして満腹。
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鴨肉のロースト。添えられているサラダは豆苗と蓮の茎。これで3人前なんだけれど、量が多くてノックアウト。お持ち帰りしたかった。
ここで写真を見ながら何品目の食べ物を食べたのかを数えてみると、優に30を超えている。量や嫌いな物はあらかじめ言っておけるので、次回は量を少なめに注文しようと思う。さすがに7品もあるので食べ終えるのに3時間はたっぷりかかった。10点に届かなかった理由は、(1)量が多すぎて食べきれなかった、(2)店のインテリアが中途半端、カフェ?3時間もこんな足の長いカウンターの椅子?(3)10点のもてなしには今一歩、と言ったところ。次回は10点になる可能性は高いし、ぜひまた今度行きたいし、気兼ねなく行けそうな店になりそうな予感がします。
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西麻布DAL-MATTO
〒106-0031 東京都港区西麻布1-10-8 第2大晃ビルB1F
Tel&Fax 03-3470-9899
18:00 – 28:00 (ラストオーダー 26:00)
月曜日定休

築地場内「トミーナ」のさんまとネギのペペロンチーノ 9点

仕事で築地近くに来るという後輩に誘われて、築地でランチ。よく考えてみれば平日の昼に築地に来たのは初めて。近隣のオフィスから来ているスーツの男性や制服の女性たちで予想以上に混み合っていた。平日もランチタイムは結構混んでいるらしい。8月半ばに書いた「トミーナ」のblogを見て行きたいという彼女を連れて、1ヶ月ぶりに「トミーナ」を訪れた。
基本のメニューは変わっていないが、季節メニューは1ヶ月前と変わっていて、私が食べた「さんまとネギのペペロンチーノ」や彼女が食べた「ズワイガニのカルボナーラ」がそれだった。もうさんまの季節ってことですよ。もっと以前のblogを見れば、冬に「ワタリガニのパスタ」を食べているし、三陸の牡蠣を使ったパスタもあると書かれている。次回行くときは、どのくらいのペースでメニューを入れ替えているのか聞かないと行けないな、これは。
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私が注文したのは「さんまとネギのペペロンチーノ」。おそらくだが、前回食べた「アジと野菜の梅風味のパスタ」の時のアジと同じように、魚に衣をつけて揚げているらしい。ベースはペペロンチーノ。5センチ長さに切ったネギは焼いて香ばしくなっている。最後には白髪ネギとミョウガ。ニンニク風味なのに、ストレートの和風。辛さも中途半端じゃないし、量もいつもどおり多くて食べ応えもある。料理をしているキッチンの道具たちは、おしゃれなイタリアンの店で見る物ではなく、普通の家で使うようなフライパン、ざる、タッパーなのに、きちんとイタリアン。
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話に夢中になって、彼女の「ズワイガニのカルボナーラ」を少しいただくのを忘れた・・・。「カニがいっぱい〜」って高い声を上げていたのが印象的。おいしかったのかな。
築地近くに来たら、みんなランチに誘ってね。ご希望の物が食べられる店にご案内しま〜す。
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トミーナ
中央区築地5-2-1 1号館136(築地場内)
03(5565)3737
7時〜14時
日・祝日・市場休業日(休)