半蔵門「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」のランチ 9点


半蔵門にあるイタリアン「エリオ・ロカンダ・イタリアーノ」へ。14:15がラストオーダーなので遅めのランチでも対応してくれる店なんです。南イタリアのちょうどブーツのつま先に当たるカラブリアという地方の家庭料理を食べさせる店でウイキョウ(フェンネル)や唐辛子を使った料理が特徴らしいです。
人通りの少ない道を行き、店名にもなっているロカンダ(重い木の扉)を開けるといきなりそこは南イタリア。窓がないのに明るい店内と陽気なイタリア人が迎えてくれます。ランチのコースは、1600円と2200円と3800円。私は前菜かパスタを選び、メインとデザートが付く2200円のビジネスランチをチョイスしました。
1品目はパスタをチョイス。その日のパスタは「モンゴウイカのショートパスタ」。肉厚で柔らかいモンゴウイカをトマトベースで味付けし、バジル、パルメザンチーズ、それにおそらくウイキョウの実がぱらぱらとかかっている。この実、フェンネルシードと呼ばれるスパイスで、甘い香りと苦みが特徴。よくピクルスに入っていたりする。時たまハーブの香りが口に広がるので、箸ならぬフォークがますます進んでしまいます。
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この日のメインは「宮崎の黒豚のロースト」。上にはアンチョビのソース、炭火で焼いたパプリカと炒めた花ブロッコリー、それにポレンタが添えてある。ポレンタとはとうもろこしの粉で作ったタルトのようなもので、甘く味付けしてお菓子にする場合もあるらしい。黒豚は冷めても脂身が上品で柔らかく、アンチョビのソースと薄切りにした生のタマネギがマッチ。ありきたりの素材でうまいこと作るなあと感心しました。
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デザートは、ティラミスとダークチェリーのタルト。甘すぎず、奇をてらっているわけでもないのに高い水準の味。マンマが作ってくれるデザートって感じかな。
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東京のイタリアンは、イタリアできっちりと修行をしてきた新進気鋭の日本人がシェフの店と、イタリア人が自分の国の美味しいものを食べさせるための店と二分にきっちり分かれている。前者は気合いたっぷりだから、こっちも食べてやるぞ!と構えでついつい足を運んでしまうけれど、後者はふら〜と軽い気持ちで行って、気が付いたらすごく楽しい時間を過ごせた〜となるような気軽さがある。イタリア人の気質だね。
今度は夜に行ってみようと思う。かなり気に入っちゃいました。
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エリオ・ロカンダ・イタリアーナ
東京都千代田区麹町2-5-2 半蔵門ハウス1階
03-3239-6771


4 Comments on "半蔵門「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」のランチ 9点"

  1. vege より:

    花ブロッコリー!
    こっちではスーパーでふつうに売られてるんだけど、どうやって使うのかわからなかったんだ。
    こういうふうに登場するものなんだね。

  2. ミウコ より:

    今週はずっと半蔵門で働いているけど、
    全くノーマークのお店!
    まあちゃん舌は確かだもんね。
    さっそく明日行ってみようかなぁ。。。

  3. Pochi より:

    >vega
    へー、ハワイじゃ売っているんだ〜。
    日本では高級スーパーでしか見かけないっす。
    >ミウコ
    そうだった、キミは半蔵門だよね。
    ちょうど国立劇場の裏だよ。絶対おすすめ。行ってみて。
    というか、一緒に行きたい。

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