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【台湾の旅その6】台北でガチョウ肉ともやし麺。

台南から新幹線で台北に戻り、台北駅近くの常宿にステイ。お腹がすいたので、西門まで歩いてガチョウ肉を食べに行きました。店の名前は「鴨肉扁」だけど、肉はガチョウ。メニューはガチョウ肉のローストともやし麺のみ。ガチョウ肉はグラム制で、これは200元分でした。他の小皿料理に比べるとちょっといいお値段。でもそうは言っても600円です。

肉はジューシーで噛むと上質の脂がじわりと出ます。食べた一口で鶏肉にはない味の深さを感じる。オイスターソースと、ピンク色の酸っぱいソースでいただくのですが、このなんだかよくわからないピンク色のソースがとても良く合いました。もっとパクチーたっぷりのせて食べたかった。そしてこの店にもビールがない・・・。このガチョウ肉はビールだろーよー。

 

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ふたつあるうちのもうひとつのメニューはもやし麺で、ビーフンか中華麺かを選べます。ビーフンを選んだつもりが中華麺に・・・。いや、私は絶対にビーフンを頼んだが言葉が通じなかったのだろうか・・・、違うとは言い出せずにいただきましたが、とてもおいしかったので結果オーライ。もやしはシャキシャキで、ガチョウの出汁がよく出ていて塩あま。台湾ではどこでも味が濃すぎず、塩あまなのがいいなと思っています。

鴨肉扁

台北市中華路一段98-2號
営業時間:9時半~22時半
年中無休

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店頭では、ガチョウをどんどんさばいています。こんなふうにして丸のままだったのね。

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帰り道、西門の繁華街をふらふらと。屋台っぽい店はどこも賑わっていておいしそう。

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そしてどれも安い。

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白いニガウリをジュースにして出す店を発見。怖くて頼めず。人気のようで並んでいました。

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胡椒餅を食べようと前にも行った店を尋ねたらすでに閉店!泣く泣く、となりの店で葱餅を持ち帰りました。その場でクレープのようなもちもちしたネギ入りの生地に卵をのせてくるくると巻いてくれます。脂っこいけれどこれぞB級といったところかな。

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次の日は、台北で朝から晩まで食べまくります。

 

【台湾の旅その5】台南のサバヒー粥のために足を運ぶ価値あり 10点

台湾旅行2日目。前日は、シャングリラホテルのふかふかの4つの枕を使い切れず、3つは床において就寝。あれを4つ使い切れる人っているのだろうか・・・。

台南での朝ごはんは、やっぱり虱目魚(以下「サバヒー」)のお粥!ということで、駅から徒歩10分ほどの「阿憨鹹粥」と言う名店に行ってきました。店名は「あはん」って読むみたい。写真は目的のサバヒーの粥「虱目魚肚粥(スーモーユートゥーチョー)」90元。サバヒーのVライン、スープのつかり具合、パクチーのバランス、椀の紅白。B級ながらも完璧な作りで美しい。

阿憨鹹粥
北區公園路169號
06-2218699
6:30~22:30

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サバヒーの身は上品で脂が多く、ぷるぷる、ほろほろと崩れて粥となじみとてもとてもうまい。さらりとした粥だけれど、パワーがつきそうだ。サバヒーは鮮度が落ちやすい魚で、朝とれたものを使用しているらしい。背開きにしている。粥の中を探ると、小さいけれどぷるんとした牡蠣が現れる。これはさらりとしていて朝の粥にふさわしいながらも、淡白であり上品な魚のコクや牡蠣の出汁がでた粥が極上の旨さ。これはこの粥のためだけに台南に足を運ぶ価値あり。

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お店は結構広くて、屋台のようなラフなテーブルと、いすが割とゆったり目に置かれていて、全面の扉は風が通るように開け放している。1/5ほどのスペース(写真手前)が厨房となっていて、別部屋になっているわけでもなく、せっせと下ごしらえをしている。となりの地元っぽいおじさんは、サバヒーの頭ばかりの湯がいたもの(3頭くらい)と、内臓の湯がいたものを食べていた。テーブルには豆板醤ベースのタレがおかれていて、この薄味のサバヒーにはよく合う。内臓はいろいろな部位が入っていて、腸のくるくるしたところが隣の席からも見える。とってもうまそうだ・・・・。(そして次の店でこの内臓をいただくことになります)頭と内臓を注文する方が、粥に開いた身をのせて食べるより割安で、なるほどこうしてうまいこと朝ご飯を食べているのだなと思った。

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朝ご飯も食べたので、近くの市場をぶらぶらとしてみる。大きな屋内と、露店があり、魚介類、野菜、加工品を扱っている。

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みるからにうまそうな蒸し鶏。豪快にネギが添えられていて食欲がそそる~。2013-04-28 07.47.32

小さいイカや乾物を取り扱う店。

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パイナップル専門店。さすが南国です。

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アサリらしきモノを発見。日本のアサリとガラが違う。そして大きい。

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まるまる太った鮎。

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まるのままの鶏肉はこの状態で売られている。黒いのが烏骨鶏だろうか。

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スープはどこもビニール袋に入れて売られている。破裂事故はないのだろうか・・・。にしてもこのサンラータンかな、うまそうだなぁ。

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ホテルに戻って少し休憩し、そしてほんの少しだけ市内観光。海の方まで行けば良かったのだけれど、台湾っぽい建物をみてもあまりピンとこない私たち。すでに次の店のことで頭がいっぱい。

そして早めの昼ご飯。台南はチマキも有名で、「再發號肉粽」と言う100年も続く名店に行ってみた。日本と同じく、端午の節句にはチマキを食べるようで、節句が近くなると1万個も売れるらしい!そしてこれがそのチマキで豪華食材がたくさん入った「八寶肉粽」と言うもの。ひとつ150元だからだいたい450円くらい。ルーロー飯が50元くらいだからなかなか高価なモノ。台湾のビールでいただきます!

 

台南市民権路二段71号

(06)222-3577

9:00~20:30

年中無休

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チマキを割ってみると、丸のままの卵、干し椎茸、煮豚、貝柱、干しエビ、魚のすり身を揚げたもの、栗、イカ、アワビなどがゴロゴロ入っていて巨大。これは豪華。ひとつ150元も頷ける。甘い醤油タレがたっぷりかかり、パクチーでいただく。とてもおいしい。

一緒に頼んだのは牡蠣のスープ30元。小さな牡蠣がゴロゴロと入っている。シンプルな牡蠣の味がしみたスープが胃にやさしい。そしてこの日の朝に粥を食べに行ったら隣のおじさんが食していて気になっていたサバヒーの内臓30元。そもそも臭みもなくとっても新鮮な内臓だけれど、ショウガやパクチーがとてもよく合う。内臓はいろいろな部位があり、シコシコした食感の部分もあれば、レバーのようなねっとりした部分もあり、酒好きにはたまらない。

 

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台湾ではお馴染みの、自分で伝票に記入してお店の人に渡すパターン。だいぶ、メニューの漢字がわかるようになってきた。人気のメニューは、大小とサイズ違いがあるのが台湾のいいところだよなー。

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台南から台北に向けて旅立つ前に、軽めのスイーツで休憩。豆花は奥があずきの煮たもの載せ、手前は竹炭の豆花に甘いシロップのみ。豆花は台湾旅行ではまってしまったスイーツ。甘すぎず、のどごしもよく、胃の負担もかからないから大好き。

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そして、台南から新幹線で台北に向かって夕飯は台北で頂きます。この日もよく食べているなぁ。

 

【台湾の旅その2】豆漿、魯肉飯、白菜鍋、マンゴーかき氷、担仔麺、豆花、胡椒餅・・・。

GWに台湾にいってきたばかりなのですが、この旅行記は2月のものです。あしからず・・・。

さて台北二日目の朝ごはんは台湾の人にも旅行者にも大人気の朝ごはんのお店「阜杭豆漿(フーハン・ドゥージャン)」です。ここの名物は豆漿(ドゥージャン)と呼ばれる豆乳のスープ。甘いものもあるのですが、私は黒酢とネギ、ザーサイ、揚げパン、パクチーの入った鹹豆漿25元(80円)をチョイス。黒酢の入った器の上から勢い良く温かい豆乳を注ぐので、みるみるうちに豆乳が固まり、おぼろ豆腐状態に。この絶妙な塩加減、時折あたるネギやザーサイの食感、パクチーの刺激的な香り、最初はさくさくだけれど、そのうちしんなりしてくる揚げパン、うーん、完璧な朝食。私はここの朝ごはんが世界一だと思います。パンケーキとか目じゃない。ただとっても並びますので朝早くがおすすめ。私が並んだときは50人程度でしたが、帰るときは200人近く並んでいました。食べる場所には困らないのですが、裁くスピードに行列が追いつかないのです。でもテキパキやってくれるので列はどんどん進みますよ。サイドメニューも豊富。日本語は片言だけれど、指差しでなんとかなります。駅近くでアクセスよし。

阜杭豆漿
台北市忠孝東路一段108号2F-28
(02)2392-2175
5:30~12:30くらい(なくなり次第終了)
休業日 月曜日

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続きまして、午前中のおやつは軽く魯肉飯(ルーローハン)をチョイス。豚のバラの部分を八角やシナモンなどいわゆる五香粉や醤油で煮込んでご飯にかけた魯肉飯、もう大好きなんです。昔、六本木ヒルズに務めていた時に髭張の魯肉飯が大好きだったのになぜなくなってしまったんだ!今では石川県にしかないようです。もちろん台北にはありましたよ。

私が選んだ魯肉飯屋さんは金峰魯肉飯。相席ありの大衆店で、持ち帰りでも店内で食べてもOK。メニューにほしい個数だけ書き込む定番スタイルです。他の店でもいろいろ食べたかったので魯肉飯の小サイズのみで我慢。八角の効いたThe 台湾!と言った甘辛い味付けがたまらず、白いご飯がぺろり。うまいうまい!添えてある大根の漬物がいい役割しています。ここも中正紀念堂駅の近くでアクセスよし。並んでいてもどんどん回転します。

金峰魯肉飯

台北市羅斯福路一段10號之2

02-2396-0808
8:00-25:00(第2、3日曜は20:30まで)

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小サイズは25元なので、100円しません。

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店先では、持ち帰りのスープを作っています。ビニール袋に入れるのが台湾スタイル。
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お昼は白菜鍋(先ほど食べた魯肉飯はお昼ではなくて午前のおやつ)。台湾では米のとぎ汁に白菜を漬け込んで発酵させるのが定番らしく、意外と高価なもの。その酸っぱくなった白菜を豚バラや牛肉で鍋でいただきます。これは日本人が好きな味かも。酸っぱい白菜と脂身の多い豚バラ、それにごまとニンニクの効いたタレがよく合う。癖になる味です。そして台湾ビールにも合う!

長白小館
台北市光復南路240巷53号
(02)2751-3525、(02)2711-2643
11:30~14:00、17:00~21:00

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おやつはマンゴーかき氷。店の名前もIce Monster。確かにモンスター級のかき氷が出てきます。さすが南国、フルーツはおいしく特にマンゴーはすばらしい。ただ2月の時期は季節を外していたので限定数しかないみたい。私達の後で売り切れになっていました。店はとってもおしゃれでキャラがかわいい。ふわふわに削った氷は頭がキーンってならないみたい。大きいのでふたりでひとつです。大阪に支店があったらしいんだけれど潰れてしまったらしい。残念。魯肉飯が25元に対して、これが250元です。私は魯肉飯10杯のほうがいい。

ICE MONSTER

台北市忠孝東路四段297号

(02)8771-3263
10:30~23:30
年中無休

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夜ご飯は、台南で有名な担仔麺(ターアーミー)を食べに行きましたよ。ちょっと豪華にいろいろと頼んでみました。豆苗のにんにく炒め、豚の角煮シナチク添え。青菜炒めはどこでも驚くほどうまい。塩加減、火の入れ方、絶妙なんだよね。
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目的の担仔麺。八角やニンニクがしっかり効いた麺です。やみつきになる台湾らしい味付けは週一で食べたいなー。

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スープは、漢方が効いているようで、スプーンで返すとナツメやクコの実が出てきます。長芋やしょうが、鶏肉の具材がたっぷりで複雑な味。体にしみます。

度小月
台北市忠孝東路四段216巷8弄12号
(02)2773-1244
月~土11:30~23:00、日曜のみ11:30~21:30
年中無休

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食後のデザートは香港のデザート屋として有名な「糖朝」で豆花を。ちょっと食べ過ぎじゃない?と思うでしょうが、これはやわらかいお豆腐なのでむしろ胃を休めてくれる感じですよ。ゴマの甘いソースがかかっています。

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こちらは豆花の上にスイカをのせたもの。私は定番の豆花の方がいいなぁ。青山にも支店があるらしいので行ってみようと思ったのですが、ちょっと調べた感じでは日本の物価だったので足が遠のきました。。。

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帰りに「50嵐」でタピオカ入りミルクティーと金柑入りレモンジュース、そして大好きな胡椒餅を買ってホテルへ。もう食べられないよ・・・と思っていたのに、胡椒餅の胡椒とネギの良い香りを嗅いだらぺろりと平らげてしまいました。おそるべき、台湾のB級グルメ・・・。

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台北の旅は2泊3日では足りないことがよくわかり、この日の夜に友達と相談してGWに4泊5日でもう一度くることを約束しました。LCCで来ればGWでも交通費は3.5万円ほどですし、食事や移動は驚くほど安い。

ここは私にとってパラダイスです。

 

【台湾の旅その1】一日6食の旅、初日は小籠包でスタート

もう2月のできごとなのですが、はじめて台湾に行って来ました。なんとなく機会がなくて。こんなに街がキレイで、食べ物がおいしくて、温和で、過ごしやすい国だと思わなかった。なんで今まで行かなかったんだろう。毎日、とにかく食べまくりましたよ。

台湾へは、お友達のマイレージ消化に付き合った経緯もありJALで行ったので、街中の松山空港に到着。まずは小籠包を食べようと思っていたので、空港から歩いていける「小上海」へ。店先でせっせと小籠包を包んでいる姿を見て、テンションはガンガン上がる。まずは「小籠包」10個で120元。元はだいたい3倍と計算すればいいから350円くらいかな。アツアツでスープがじゅわーーっとすっごいうまい。もちろんいっしょにビールも頼んだんだけれど、なんと店内では扱っていなくて、前のコンビニから買って来いとのこと。カルチャーショックを受けながらもお茶で我慢し、10個の小籠包のみで我慢。とにかくひとつの店でたくさん食べずにいろんな店で食べるのが今回の旅のテーマでした。でも次回は絶対に持ち込もう・・・。

小上海
台北市民生東路四段62号
電話 (02)2718‐5783
営業時間 10:30~14:30、16:30~21:00
休業日 年中無休(旧正月のみ休み)

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台北駅近くのホテルでチェックインし、ひとやすみしてから日本でもお馴染みのディンタイフォンへ。中途半端な時間なので混んでいないと予想したのが的中し、すんなり入れる。

鼎泰豊
台北市信義路二段194号
(02)2321-8927、(02)2321-8928
10:00~21:00(月~金) 土日、祝日は、9:00~21:00(本店)
年中無休

ここでは上海蟹の味噌の小籠包10個350元と、豚肉のふつうの小籠包10個190元を注文。蟹味噌は間違いのないおいしさ。熱々のスープがたまらない。やっぱりここ以上の小籠包はないんじゃないかというくらい衝撃的においしい。うますぎて涙が出た。店はとってもキレイで、お店の人の対応もとってもよく日本語もペラペラの若い女の子のサービス精神がすばらしい。

ちなみに日本のティンタイフォンではカニ味噌の小籠包は6個で1450円。いや、でも台北の物価を考えると、この店のメニューは比較的高め設定で、小籠包は高い食べ物なんだなとその後思いました。

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一緒に注文した酸辣湯が驚くほどうまい。のっけから衝撃を受ける。酸っぱさが塩梅良く、この少し固めの豆腐の食感がとても良い。

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店の前は記念撮影する人で賑わっています。台湾でもやっぱり人気店なのね。

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ちなみに電光掲示板で呼び出されるのほど。

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またホテルに戻り、休憩した後、油化街へ食材の買い出しへ。旧正月前ということもあり、歩けないほどの人混み。カラスミ4つで1330元、腸詰4本125元、ピータン12こ200元、海苔菓子6袋300元など。

ガッツリ食べられるほど胃袋はあいていなそうだったの、ふらふら西門まで歩いて阿宗麵線の麺線を食べることに。これで小で45元。安すぎる。麺はとっても細くて時間がたっても伸びないほどしっかりしている。短いので箸ではなくスプーンで食べる。出汁はカツオがガツンと来る。もつがはいっていてちょっと癖があり、ニンニクとオイスターソースが効いていてうまい。

阿宗麵線
台北市峨嵋街8號之1
02-2388-8808
(平日)11:00-22:30
(日・祝日)11:00-23:00
年中無休

 

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みんな歩道で立ち食い。次回はお酢やオイスターソースを追いがけして味の変化も楽しもうかな。立ち食いではなく椅子がある支店もできたようだから次回はそちらにしようか。

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初日はこの後、定番のタピオカ入りミルクティをいただき満腹なお腹を湯船でマッサージした後就寝。この日使った食事代は@1000円いっていないんじゃないかな・・・。満足度高すぎるぞ台湾。定番の店でこれだけ満足できるんだからすばらしい。

ちなみにこの日に、もう次回の台湾旅の企画を立てました。それがもう今週土曜日に迫っています・・・。

 

溜池山王「アセナ」のトルコ料理 8.5点

生まれて初めてトルコ料理なるものを食べてきました。世界三大料理のひとつだと言われてもどうもピンと来なかったトルコ料理。絶品!頻繁に食べたいよ!と言う衝撃はなかったけれど、スパイスやヨーグルトの使い方は見習いたいところが多く、もっとトルコ料理のことを知りたいなと思えた一日でした。訪れた日は金曜の夜で、ベリーダンスのショーがあるらしく、アラカルトでの注文は不可。食が細い私には困るんだけれど、「シェフにおまかせコース」4200円を注文しましたよ。

まずはビール。おいてあった灰皿のデザインだった「EFES」と言うおすすめのビールが本当は飲みたかったのだけれど、おいていないらしい。灰皿にするならおいておいてくれよと思いながらも、もうひとつの「TAPS」というトルコの地ビールを注文。とってもフルーティー。

コース前菜のスープ。のっけから量が多く、小食の私はペース配分を間違えるとメインが食べられなくなると思い、半分残す。何のスープかよくわからなかったけれど、何かの豆かなぁ。ちょっとしょっぱかった。写真を取り忘れてしまったけれど、至って普通のグリーンサラダも出てきました。

 

トルコのパン「エキメキ」。ふわっとしていてほんのり甘い。ヨーロッパのパンではないけれど、インドのナンでもない。地理的にちょうど真ん中当たりだからわかるような・・・。(そんな単純じゃないよね)

メゼと呼ばれる前菜。
小さなハンバーグは羊肉かな?うまく臭みを消し、独特の旨みを引き出すスパイスの使い方がすばらしい。このハンバーグはあと2つは食べたかった。その手前は、水を切ったヨーグルトをほうれん草と和えるニンニク風味のペースト。なんてうまいのだろう。今流行りの水切りヨーグルトを私もすぐに試してみたくなった。カレーにヨーグルトを入れることはあっても、ヨーグルトそのままでニンニクを足すという発想がなかった。これは家でやってみよう。キュウリで作るのもよくあるパターンみたい。手前の黄色いムース状のものは「フムス」と呼ばれるひよこ豆のペースト。あまり特長はないのだけれど、なぜかやめられない。左はトマトベースのちょっと辛いペースト。

なんとなく南インドを思い出すような組み合わせ。混ぜて食べるのだろうか。この前菜はすごくすごくきにいってしまった。

ピーマンのごはん詰め。森駅のイカめしくらいご飯がぎっちり詰まっている。生米をある程度炒めてから詰めているから、こんな風にみっちりするのだろうか。これはとってもおいしい。私もコレはやってみたいなぁ。

ケバブの盛り合わせ(3人前)。ケバブってトルコ料理だったのか。とすると、まったくトルコ料理を食べたことがないというわけでもなさそうだけれど、どこでケバブを食べたのだろう。串刺しになったスパイシーな肉。焼き加減、肉の適度な柔らかさ、食欲をそそるスパイス、バランスがとても取れている。

そしてコースの最後は、フルーツの盛り合わせ。

 

ベリーダンスはたっぷり30分以上、とっってもスタイルの良いキレイなお姉さんがなまめかしく踊る踊る踊る、ゆれるゆれるゆれる。笑顔がすばらしいよ。お客さんも一緒になって盛り上がって、小一時間。

次回行く時は、アラカルトで前菜とお肉を中心に食べたいから、ベリーダンスのない時に行ってみよう。

 

 

 

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