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麻布十番「三幸苑」の焼肉丼 10点 (再)

いえ〜い、会社を辞めました。開放感でいっぱいのぽちです。
やりたいことがたまりにたまっているので、「初心」を忘れないように、この気持ちの「所信」表明をします。
1.習い事をする
ドイツに行った影響で、ちょっと英語が楽しくなってきた感があるので、ここは大枚はたいて英語を習いに行こうかと。あとはジムとか、汗を流す系。
2.スリムボディに
健康診断の結果ではこの3年間で一番痩せているものの、ゆるんでいる感が許せない。あとエステとかそういうのにもお金をかけたい。
3.ひたすら本を読む
今年の最初のブログに、めざせ50冊を掲げ、達成度合いは至って順調。おそらく来月中には50冊を達成できそう。上方修正して100冊を目指したい。図書館にも通うつもり。
4.料理を作る
このブログをご覧になるとわかるように、外食ばかりの毎日。きちんとご飯を作る生活に戻そうと思います。このブログでも紹介していこうかと。
ってわけですが、社会人生活では当たり前ですが、毎日外食ランチでした。六本木ヒルズに移る前の茅場町では、ランチに行く店に恵まれており、毎日おいしいものばかりだったのですが、六本木ヒルズ付近は、高い・まずい・混んでるの3拍子でランチに恵まれませんでした。そんな私のラストランチは、麻布十番「三幸苑」の焼肉丼。2004年12月にご紹介したときは9点でしたが、何度も何度も足を運び、その度にイヤな仕事を忘れさせてくれたので、10点に昇格です。
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ここの焼肉丼は、しゃぶしゃぶ用のような薄い肉を、かなり甘辛く煮付け、真っ白のご飯に載せたもので、肉以外の野菜などがまったく載っていない純粋な「焼肉丼」。それにごま油がきっちりきいたシャリシャリのもやしのナムルに、あまり酸っぱくないキムチ、それにふわふわの卵スープのセット、これで980円。大盛りは1100円。
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見てください、この焼肉丼。下のご飯がまったく見えません。きれいに敷き詰められ、疲れた体にはたまらない濃い味付け。
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卵スープは、よくある韓国料理屋のスープなんだけれど、卵がフワッフワッで、白髪ネギは絶妙な火の通し具合、ありきたりのスープなのに、ひと味違います。ここのこの丼物、注文してから2分以内にはテーブルに届くのですが、それでこのフワッフワッを実現するんですから見事。一時期わかめスープに変更にもなりましたが、お店の人曰く「あれは一時のチャレンジ」とのこと。今はこの定番の卵スープに戻っています。
焼き肉の名店が多い麻布十番ですが、ランチなら間違いなくここ。大人数でもすぐに入れる広さも魅力です。
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三幸苑(さんこうえん)
港区麻布十番1-8-7
tel :03-3585-6306
open:11:30〜24:30(水曜(祝日の場合は翌日休))

南麻布カーザ・ヴィニタリアの「バーニャカウダ」など 10点

予約が全然取れないので有名な二の橋の「カーサヴィニタリア」へ。って言っても、訪れたのは3月のこと。ここはやっぱりおいしかったのでこのブログに残しておきたいなと思って、こんな夏になって思い出そうとしています・・・。
予約はなんと年明けすぐ。電話で「最短の金曜日で、20時くらいに予約したいのですがいつが空いていますか?」と尋ねたら3ヶ月も先の日程を言ってきた。恐るべし人気店。。。さらにこの後すぐ、dancyu3月号のイタリアン特集の巻頭で紹介されたので、たぶんもっと今は混んでいるんだろうな。
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店はいわゆるリストランテ。真っ白なテーブルクロスがまぶしく、お店の人の対応もすばらしいの一言、居心地がとてもいい。ここのシェフはあの名店「アロマフレスカ」や、その後品川にオープンした「アロマクラシコ」の原田シェフ。だからおいしいに決まっている。そうそう、一度閉店した「アロマフレスカ」がこの店のとなりに移転していた。ここもいかなくちゃ。
最近のイタリアンの流行は、dancyuによると常識をはずした「フリースタイル」らしい。この店の「フリースタイル」は、なんと締めに一口パスタが登場すること。あと最初に「バーニャカウダ」と呼ばれる季節の生野菜が登場すること。コースは5500円とそんなに高くないけれど、私はアラカルトにした。
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この「バーニャカウダ」北イタリアの料理で、バーニャは「ソース(お風呂)」、カウダは「温かい」という意味で、旬のおいしいいろいろな野菜を、アンチョビとニンニクの温かいソースをつけて食べるというもの。このソース以外に、ゴルゴンゾーラソースも選べる。私が訪れたときに皿に盛られていた野菜は、
・きゅうり
・にんじん
・セロリ
・パプリカ
・エシャレット
・キャベツ
・二十日大根
・紅心大根
・トレビス
新鮮な野菜をいつも食べている田舎の人にはこの喜びはわからないだろうけれど、味の濃い新鮮な野菜がおいしい。だからシェフの腕とかじゃなくて、新鮮な野菜を仕入れる力にあると思う。北イタリア地方では「バーニャカウダ祭」なる収穫祭が行われ、この料理を食べるらしい。うーん行きたい、この祭り。
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季節のホワイトアスパラガスなどの前菜、白魚のパスタを食べた後、メインのダッチオーブン料理へ。ダッチオーブンには鯛、そして上にはこんもりとわかめ、昆布。いい感じで蒸し焼きになるというわけ。別で出されたアサリのスープの上に、この鯛を載せていただく。鯛はふわふわで柔らかく、そこにアサリのスープがしみ込み大変おいしい。わかめは柔らかく、魚と一緒に蒸し焼きになったおかげで風味豊か。さらに残ったスープもきれいにパンに付けていただく。
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最後はシンプルに、トマトのパスタ。パスタの量を調整できるので、ここで物足りない人はたっぷりと食べることができるし、もうお腹いっぱいという人は、たったの30グラムという選択肢もあり。
それでも私はお腹がいっぱいで、最後のデザートは食べ切れませんでした。
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この店、私のお気に入りイタリアンのベスト3に入るすばらしさ。とっておきの会話をするために大事な人とだけ行きたい。たぶんこの店に誰かを連れて行けば私のお株が上がること間違いなしだから。サービスも味も、料理のサプライズもどれもステキだから。ぜひぜひ特別な日に3ヶ月前に予約して行ってください。閉店も遅いので11時くらいの来店も可能です。
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■カーザ・ヴィニタリア
東京都港区南麻布1-7-31 Mタワー2階
03-5439-4110
17:30〜翌1:00(L.O.)
日祝は14:30〜20:30(L.O.)
月曜定休
カーザ・ヴェニタリア

六本木「炭火焼肉とうがらし」の焼肉 9.5点

Dscf001530歳を超えて焼き肉を食べる機会が増えた気がするな。以前も嫌いではなかったけれど、本当においしい焼き肉に出会うことがあまりなかったから、流行のイタリアンや寿司とかにばっかり手を出していた。そんなに焼き肉屋に詳しいわけじゃないんだけれど、この店と月島の「凛」はリピートしたくなる数少ない焼き肉屋。今回は部署の飲み会で18:00という早い時間から来店。太陽が沈む前のビールと焼き肉って1.2倍幸せだよね。
場所は六本木の星条旗通り、米軍のヘリポートの前あたり。リストランテテラウチのすぐとなり。
メニューはいろいろあるんだけれど、大勢で行くなら「おまかせコース3000円」がおすすめ。この写真の2皿が人数分出される。焼き肉って言うと「カルビ」とか「タン塩」とかが5切れずつくらい皿に載ってパセリかなんかの青い野菜で彩りを添えてあるのが定番だっただけに、このダイナミックな盛りつけには瞳孔が開く。人を魅了する盛りつけを直感的にわかっている人なのかもしれない。
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写真はこれで4人前。真ん中にある大きめの肉がロース。これを食べると誰でも目が「へ」の字になっちゃう。基本味付けは塩味。ここはなんと言っても肉の質が良い。血統書付きの和牛らしくて、1頭(?)を購入しているから連ちゃんで来店すると同じ牛に当たる。今回の牛は「ミツヨちゃん」らしい。
牛だけじゃなくて豚もなかなかだし、ホルモンも塩味で食べるのがいける。炭火は空気を全く送らないそのままの炭火。その上にジンギスカン鍋みたいなぴかぴかの焼き肉用鍋を置く。肉はどれも新鮮なのでほんのちょっと火を入れるだけで十分。
難点を言うならばどうもお店の人がずれている。これでホスピタリティがあれば10点なんだけれど。もう一つ敢えて言うならば、もうちょっと安いと最高。お酒を飲んでひとり7000円くらいにはなってしまう。たぶんビールが高いんだよね。焼き肉屋でビールが高い、または量が少ないのは反則だよね。
肉好きの人は行く価値あり。
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炭火焼肉 とうがらし
東京都港区西麻布1-4-7 加寿美荘ビル1階
03-3408-8803
営業時間 月〜土 18:00〜2:00 LO 1:00
定休日 日曜・祝日
炭火焼肉とうがらし

六本木「バンコク」のタイ料理 10点

Dscf0001_1この店は味もお店の人も「まるでタイ」っていう店。たまにタイ料理って無性に食べたくなるじゃないですか。辛くて酸っぱくて甘くてっていう独特の味。そういうときに中途半端なタイ料理を食べると「こういうんじゃないんだよな」って不完全燃焼になるんです。そうすると下手なタイ料理を食べるくらいなら、裏切らない中華ってことになってタイ料理から足が遠のくんです。だから「六本木に東京で一番うまいタイ料理屋がある」って紹介されても、「東京で一番うまい焼き肉屋がある」って言われたときくらいの興奮度合いはなかったんです。
その思いが連れて行ってくれた人に対して失礼なことは、食べてすぐにわかりました。どれを食べてもちゃんとタイ料理してるんです。手を抜いていない。私が想像する大好きなタイ料理のサラダも、自分の想像以上の味。イカが新鮮で、タマネギのシャキシャキ度合いも、食べれば食べるほど辛くてひーひー言う感じも完璧。
Dscf0003_1だからすぐにランチで行ってみました。ランチは、そのサラダとスープ、メイン料理にデザートが付いて980円。毎日3メニューの日替わりです。この写真の日、私が訪れたのは火曜日。「グリーンカレー」「鶏肉のビーフンスープ」「チャーハン」の3種。とにかく量が多い。100円増しの大盛りなんてご飯だけで800グラムはありそう。
私のお気に入りはやっぱり「グリーンカレー」。揚げた卵の黄身をつぶしながら、たっぷりのカレーをご飯にしめらせてほおばるのが最高。野菜もたくさん入っていてヘルシー。「鶏肉のビーフンスープ」は食欲がわく色合い、艶、量。スープを口にするといろんな香草とナムプラーの味。
疲れたときにはおいしいものを食べるのが一番ですよね。どんなストレス解消より効果的。だからランチの時間は大事にしておいしいものを食べに行くようにしています。この店はその厳選の店の一件。六本木のランチに困っている人は是非行ってみて。
バンコク
東京都港区六本木3-8-8Wooビル2F 
03-3408-7353
11:30〜23:00(22:00ラストオーダー/15:00〜17:00クローズ)
ランチタイムは11:30〜15:00(ラストオーダー14:00)
日曜は12:00〜21:30
※土・日はランチセットメニューなし
バンコク

麻布十番「もち玉」のランチ 10点

DSCF0087#また10点です。今度一緒に行こう>Mゆみちゃん
この店は、六本木周辺の数少ない10点ランチの店。ヒルズからだと10分はかかる麻布十番のボエムの隣り。ランチでしか行ったことがないんだけれど、ここは京都っぽいだし巻き卵や、出汁を使ったおかずを出してくれる。おいしい白いご飯に、出汁の味がしっかりするおみそ汁、薄味のおかずに漬け物なんて言う、母親のあじが食べたくなったときに訪れる店。
一押しは、「だし巻き卵の定食」確か1250円。その場で作り始めるだし巻き卵は、ひとりまるまる一本。大根おろしでアツアツをいただくのが幸せ。箸を入れるとジュワッと出汁がしみ出て、ご飯と一緒に食べてもおいしい。それにおかずとつけもの、みそ汁、柚子胡椒のきいた明太子。この店の白いご飯は何とも言えない炊きたてのご飯のにおいがして何杯でも食べられる。日本人はやっぱりこんな定食が好き。
DSCF0088ランチは、「だし巻き卵の定食」か、日替わりの肉料理か魚料理がある。この日は唐揚げが肉料理の定食だった。唐揚げってサクッと揚がって、にじみ出る油ににおいがうつらず、最後までサクッと感を保つのが難しい。ここの唐揚げはそこまで完璧な上に、味も濃すぎず、冷めてもおいしいことがすばらしい。これで998円。
最後は芋ようかんに番茶。
こんな定食屋がヒルズ内にあればいいのに。できれば1000円以内で。
麻布十番 もち玉
03-5442-7480
11:30〜23:00(日 〜21:00)
東京都港区麻布十番2-2-8