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築地「鳥藤」のカモ鍋セットで作ったカモ鍋のあとの雑炊 9.5点

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鍋って簡単に作れて、冬にはもってこいで、食卓が盛り上がりますよね。最初にメインの肉や魚を入れたとき、ふたを開けたとき、そしてハフハフと口に運ぶとき、その時々にドラマがあって鍋を囲むその雰囲気が大好きです。
鍋の味はといいますと、実はちゃんと考えて作らないとあんまりおいしくないので好きじゃないんです。おいしい食材をつっこめばおいしくなるかというとそういうものではなく、むしろ少ない素材で、その素材の味や出汁を楽しむものが好きです。
少ない食材でその食材の出汁を楽しむ代表選手に、「扁炉(ピェンロー)」という鍋があります。妹尾河童さんの「河童のスケッチブック」という本で出会った中国の白菜鍋です。食材は、白菜と豚バラ(ここでは鳥もはいっていますが、私は豚バラのみが好き)、どんこ、春雨のみ。白菜の甘みがスープにでて、白菜がどうしてこんなにおいしいんだろうと思う激安鍋です。鍋ってその食材から出るスープを楽しむものなんだなと実感します。
前置きが長くなりましたが、こんな単純な鍋が好きで、おいしい鴨肉とセリとゴボウしか入っていないような鍋もすきです。鴨肉は築地市場の「鳥藤」という鳥専門店で買いました。スライスした鴨肉と自家製のミンチ肉がセットになっていて、あとは鍋に入れるだけになっています。築地と言えば魚が有名ですが、ここの鶏専門店は大山地鶏などの高級鶏肉が激安で買えます。単位も100gからで、キンカンなどの手に入りにくい部位や極上の鴨肉なども手に入ります。
でもやっぱり鍋は最後の雑炊に限ります。すべてのおいしさがスープに凝縮され、そのスープをご飯が吸い込む。鍋の中で一番興奮するときです。意外に難しくて、

・具が入っていてはいけない
・スープとご飯のバランスが大事
・卵を入れたら軽くひと混ぜしかしてはいけない
・アサツキ必須

このバランスで決まります。この写真、あんまりおいしそうに見えませんね・・・。

築地場内「洋食たけだ」のマグロの尾肉ステーキ 9.5点

まぐろの尾肉ステーキ
今月3回目の築地。先日会社のiくんに、築地は私の厨房だって言われた。なるほど、私の厨房だと思えば月に10回くらい行ったっていいよね。今日はとても寒かったけれど、天気が良かったので築地はにぎわっていました。
本日は、築地場内の「洋食たけだ」へ。タイミング悪くて10分くらい並ぶ。ただ、他の店は数時間待ちの様子。
この店の看板メニューは、「マグロの尾肉のステーキ860円」。マグロの尾の部分を輪切りにして焼いたモノ。これにチャレンジ。ただし、オプションがつけられるようなので、
 ・イカフライ(半分)
 ・カキフライ(2こ)
 ・アスパラフライ
 ・ご飯にカレーがけ(プラス100円)
マグロの尾肉ステーキはとにかくうまい。一瞬魚なのかととまどうほどの筋肉質の肉なのに、すじっぽくもなくほろほろと柔らかい。見た目は牛のテールのよう。一生懸命泳ぎ回って使った尾びれの筋肉だもの。うまいに決まっている。
オプションで頼んだイカフライが絶品。やわらかい。今度はイカフライが入った魚のフライランチにすることにした。つまりこの時点でまた絶対くると決めている。
アスパラフライは予想以上のうまさだった。アスパラがやわらかく、甘くて火の通り加減が絶妙。
カキもうまかったが、カレーも100円なのにふつうにうまい。
築地で寿司やどんぶりもいいけれど、あの行列にチャレンジするのはごめんという人は、是非この店に行ってください。うまくて安くて、築地だからこその味に出会えます。

築地場外「ナカトウ食品」の銀ムツの西京焼 9点

銀ムツ今週も築地に行ってしまいました。今月3回目、マイヨールでパスタを食べて、築地に行くという黄金コースです。
ここの銀ムツの西京漬けはとにかくうまいです。箸で魚の身を割ると、するっときれいに割れてふわふわ。口に運ぶと味の濃い銀ムツがとろけます。1切れ420円と少し高いですが、決して後悔することはありません。
しゃぶしゃぶやの「ざくろ」のランチ定食で、すごくおいしい銀ムツを食べたとき、ここの銀ムツと全く同じ味がしました。料亭のランチにふさわしい味です。
他に酒や銀だらや、粕漬けもあります。店は一間あまりの狭い店なので見つけるのは大変かも・・。晴海通りから入り、紀文の小道を左に折れて5件目くらい左側です。

築地場内「大和寿司」の寿司 10点

大和寿司築地場内のあこがれの大和寿司に行ってしまった(感動)。食べたい食べたいとは思っていたが、いつも長蛇の列で2時間待ちとも言われていたのだが、天気の悪い中、お昼頃行ってみたところ10人くらいしか並んでいない。「おや?」と思って最後尾の人に聞いてみると本当にここまでしか並んでいないらしい。「チャンス!」と心で小さく叫んだ。
15分ほど待って、幸運にも有名なマスターの前の席に座ることができた。迷わずお任せにする。その7巻をご紹介。どれも興奮の絶品。
◎赤身の漬け
あつーい赤身にたっぷりのたれ。最初の一口でかなり幸せ。
◎すみいか
大きくてすみいかにしては厚めのいか。新鮮で透き通っている。
◎ぶり
この時期ならでは、富山の寒鰤。きもちのよい脂身。最高。
◎ウニ
たっぷりの馬糞ウニ。どこのだろう、聞いておけば良かった。濃厚。
◎車エビ
生か茹でたモノか選べる。私は生で。ぷりぷりで透き通っている。頭を焼いたモノも絶品。
◎中トロ
赤身もうまかったが、中トロも文句なくうまい。身がとにかく厚い。
◎穴子
具合良くふわっとした穴子。ツメの甘さも上品。
◎トロと筋子の巻物
筋子の巻物が気に入った。あるようで、あまりたべたことない。
◎たまご
最後にデザートとして。
あとは、さっと湯がいた鯛、アジ、赤貝、ひもきゅうを追加でいただく。
おまかせは3,150円。いままで築地の寿司屋はどこもめちゃくちゃうまく文句なしだったが、ここは別格。こんな寿司を食べてしまったら銀座で数万払うのはイヤになってしまう。(というか、もうおごりでなければ絶対にしない)味でこの上を行くのはかなり難しいかも。サービスも含めて、この寿司屋を超えるかもと感じたのは、人形町の「き寿司」くらいかなぁ。
文句なしの10点。すばらしいの一言。

築地で買った三陸赤崎の牡蠣 8.5点

赤崎の牡蠣2004年の12月は築地に6回も行ってしまった。「築地に行っても寿司を食べないで帰ってくる余裕」をしっかりつけれた年だった。そう、築地がうまいのは寿司ばかりじゃないって思えるにはかなり通わないといけないんですよね。
築地に行けば必ず食べて帰ってくるんだけれど、買い物もしっかりしてきます。たくさん買っても冷凍しておけばとてもお得だし、何よりも何を買ってもうまい。築地の人がお勧めしたものでいまいちだったものなんてひとつもありませんでした。
今回のお買い物は、一度体験したかった牡蠣の箱買い。この牡蠣は三陸赤崎のもの。dancyuの牡蠣特集によれば、ここの牡蠣は焼き牡蠣がうまいらしい。まずは同じく築地で牡蠣向きナイフを購入。種類も5種類ほどあって迷ったが、初めてならばナイフがついていないモノがよいというのでナイフなしを購入。確か500円くらい。あとでわかったことだが、牡蠣むきナイフがないとうまくむけないし、包丁では怪我をするか刃が割れる。
牡蠣は平らな方を上にして手のひらに持つと、貝柱は右上の方にくる。そのあたりを目指してナイフを上または右から入れ、貝柱を切ると、ふたがぽっこりあく。言うのは簡単だが最初はどこが隙間なのかさっぱりわからない。
生で軍手をしたままぺろっとのみこむ。うーーん。大きくて口いっぱい、濃厚!さらに焼いてみる。きゅっと身が締まってぷりぷり。はふはふしながらまたぺろっとする。うーーん!こっちはぶにょぶにょした感じが引き締まってさらに濃厚になってうまい!確かに焼いた方がうまい。
さらに、土手鍋にして京都原了郭の黒七味で食す。うほー。ゴボウとセリとあうあう。鍋のスープの半分は芋焼酎だからすごく濃厚。ちょっと濃いけれど、ビールにぴったり。
私が今まで自分で買って食べた牡蠣の中では一番。でも、茅場町キッチン柳の牡蠣フライが食べたいなぁ。