Archive for 3月, 2010

今年の冬は白子三昧。

一眼レフできちんと写真を撮って、お店の情報をまとめてブログを書くのは時間がかかるんだけれど、もたもたしてる間にまたお店に行ってしまう。カメラを持たないで、iPhoneのカメラだけなんてことはしばしば。
だから、ちょっとした食べ物でもiPhoneのココログアプリでのせようとおもいますー。
今年はよく白子を食べたのでご紹介。
これは、目黒の川合鮮魚店の白子。定番のポン酢。ここが白子ロードのはじまりだったなあ。この店は今度ちゃんと紹介します。すごく魚のおいしさにこだわりを持ったいい店です。
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築地、大和寿司の白子軍艦巻き。これ食べたのが朝の6時。このねっとりしたうまさが忘れられなくて、場内で白子かったくらい。シャリと一緒に食べるのはホントにうまい。
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出、築地で買った白子。サッと湯がいてポン酢で。この皿に合うなあ。うまかったなあ。
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買った白子の半分はバターソテーにして丼に。こんな丼は普通ありえないです。量が多くてとても食べ切れませんでしたよ。この二回分の白子で1500円。築地はだからやめられないんです。
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今年、あと何回白子食べられるだろうか。鱈と一緒に食べたいなあ。
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iPhoneにココログ用アプリが出たからテストしてみる。

北参道MOKUBAZAのキーマカレー。結構辛い。黄身で味がマイルドになるので、辛さがつらくなったらくずす。
うまくアップされるだろうか。。
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岡山日生「安良田お好み焼き店」のカキオコ 9.5点

直島に行ったついでに、岡山の日生(ひなせ)と言う町の名物B級グルメ「カキオコ」を食べに行きましたよ。岡山駅から赤穂線に乗って約1時間、日生は港町です。列車の間隔が1時間おきで、帰りの飛行機の時間もあったので、この日生にいられる時間は1時間。山のようにあるカキオコの店の中で、デイリーポータルZで取り上げていて一番おいしそうだった、安良田お好み焼き店をチョイス。そうそう、カキオコの存在を知ったのは、このデイリーポータルZでしたよ。
カキオコってなに?って方のために、完成図を先に披露〜。そうです、牡蠣のお好み焼きだから「カキオコ」なんです。でもこの完成図ではただのお好み焼きにしか見えないですねー。岡山の牡蠣って関東に住む私にはピンと来ないのですが、広島、宮城に次いでの漁獲高だそうです。
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ではでは、このカキオコが出来上がるまでの鉄板での様子をご覧ください。カキオコ一枚に、だいたい牡蠣が10個以上入ります。この牡蠣、1時間以内に剥かれたかなり新鮮なものだそうです。この季節しか食べられないこともあって、店内、外は待ち行列。一日に多い時では30キロ以上の牡蠣が消費されるそう。牡蠣は両面をヘラで押してしっかり焼きます。
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そんな牡蠣にも当たり、ハズレがあるそうで、右のふっくらしたものが当たりとのこと。こうやって焼いたものを見せてくれました。私が訪れた2月は一番当たりが多いらしく、牡蠣を食べるのには一番の季節とのこと。わざわざ東京から日生まで通って良かったよ、女将さん。
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牡蠣をお好み焼きの上にたっぷり載せた図。牡蠣好きにはたまらない光景。
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牡蠣がお好み焼きに挿入された図。ひとつのお好み焼きが牡蠣10コ以上のおかげでかなり大きいです。
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ソースやネギをトッピングすればカキオコの出来上がり。女将さんが、ルビー(紅しょうが)、サファイヤ(刻んだネギ)、真珠の涙(マヨネーズ)、サザエさん(鰹節)と、洒落たことを言いながらかけてくれます。甘めのお好み焼きにたっぷりの牡蠣。ふわふわの牡蠣がうまい!写真ではわかりにくいのですが、食べても食べても牡蠣が出てくる!これで900円。日生まで食べに行く価値あります。岡山から往復運賃はたしかカキオコ1.5枚分くらいありますが・・・。
34 ここの女将さんたちはすごく愛想がよく、優しくて、牡蠣のこともたくさん教えてくれます。この日は女将さんと姉さん(たぶん姉妹)が朝、ケンカをしてしまったらしく「今日はしゃべってくれないのよ〜」とのこと。どっちが姉さんだろう。写真も撮らせてくれましたよ。
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こちらは、牡蠣とネギを焼いたおっぱい焼き。シンプルな醤油の味付けがいいんです。牡蠣の味を楽しむならこっちのほうがいいです。ミルキーな牡蠣の味を堪能できる。こんなにたくさん牡蠣が入って600円。食べられるまで並んだお詫びに牡蠣が2つプラスだそうだ!
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店構えは怪しいですが、あの姉妹が作ったカキオコが元祖だそう。この店、駅からは10分くらい歩きます。私はデイリーポータルZの記事で決めちゃいましたが、いい店を選択したなって思いましたよ。そうそう、この時期は、カキオコとカキモダンとおっぱい焼きとカキよーけ(量が多い)の4つしかメニューないですよ。
安良田お好み焼店
岡山県備前市日生町日生825-2
0869-72-0851
10:00〜21:00
月曜定休

安良田お好み焼店 (お好み焼き / 日生)
★★★★ 4.0

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アートな直島への旅:その3家プロジェクトとか地中美術館とか

直島での食事は全般的にいまいちで、瀬戸内海の海の幸が楽しめる店とか、気取っていないけれど安くておいしい店とか、なかなか見つけることができなかった。その中でも島唯一のうどんや「山本手打ちうどん」はさすが香川県、おいしい讃岐うどんがいただけました。本来、讃岐うどんはもっと安価なものだろうけれど、島価格。そこは否めない。
これはたしか肉うどんだったような。500円ちょっとくらい。
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こっちはぶっかけうどん。たまごトッピングするの忘れたよ・・・。コシの強い麺がすごくいい。するするとあっという間に食べ終わる。観光客と地元の人と半々で賑わう店だったよ。ただベネッセハウスからは不便な場所にあるので、車かバスがちょうどいい時間に来た場合じゃないと行きにくいよ。となりは島一番の大きなコープです。
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港とベネッセハウスのあいだくらいにある本村地区では、いたるところで家プロジェクトがある。この家プロジェクトとは、アーティストがもともとあった民家を利用してアート作品を展示しているもの。家そのものがアートであったり、中に入ると外観とは思いもよらないようなアートが展開されていたり、歩きながら驚きを体験できる。写真を撮れるものは少なかったんだけれど、この大竹伸朗の「はいしゃ」はとっぴおしもなくて笑ったよ。もともと浴室があった場所には、あのお台場にあった自由の女神。入浴=ニューヨークをかけてるんだって。あほくさくておもしろいー。
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二階の窓の奥に巨大な自由の女神が見えるでしょ。この自由の女神を入れるために、天井を開けてクレーンで吊る仕入れたんだって。
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安藤忠雄が建て替えた「南寺」と言う家プロジェクトがあって、そこは中に入るとジェームズ・タレルの作品になっている。まっくらやみを案内されながら壁伝いに進むと、そこには椅子。目を凝らして暗闇を見続けると、次第に暗闇の先にぼんやりとスクエアの光りが見え始め、目が慣れれば歩けるようになる。そういう作品。このジェームズ・タレルは、今後追って行きたいアーティストのひとりになった。写真で見せられないのが残念。
「角家」と言う宮島達男の作品は、古民家に一歩足を踏み入れると、和室に一面に水が張られ、その水の中には無数のデジタルカウンターがそれぞれのスピードでカウントアップ、ダウンしている。うすぐらい和室に不自然に水が張られ、そこにさらに不自然なデジタルの明かり。不自然なのになぜか調和していて気持ちがいい。寒くて板の間に座ってみているのが苦痛だったけれど、暖かければここでお昼寝したいなぁ。
写真はその角屋の外にいたねこちゃん、名前聞いたのに忘れちゃったな。人懐こくて、写真を撮ってくれとばかりに近づいてきたよ。
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島の奥にある「地中美術館」は安藤忠雄が設計した地中にある美術館。写真はNGでした。建築そのものが作品になっているほか、あのモネの巨大な「睡蓮」が6枚も展示されている。「展示」と言うとうまく伝えられていない気がするな。建物と、差し込む光と作品がどれも見事に調和しているんです。きっと「睡蓮」の表情も天気や季節で違うんだろうな。
ここで気に入ったのも「南寺」のジェームズ・タレル。「オープン・スカイ」は天井がスクエアに切り取られた空間。私が訪れた日は気持ちの良い小春日和で、スクエアから見える青空が気持ちよく、光がふんだんに取り込まれて、気持ちよかった。天気の悪い日もあれば、夕焼けの時もあるんだろうな。今度行く時はきちんと計画して、ここのナイトプログラムに参加しよう。日没にかけての時間の特別鑑賞で、さまざまな色で照らして鑑賞できるらしい。
直島の良いところはまだまだあるのだけれど、この島の良さはのんびりとアートともに時間を過ごすことかなぁ。夏は混むらしいし、このアートを暑い中見るのは簡便なので、小春日和のこの季節に行ったのは正解だったかもしれない。
と言うわけで、現代アートに感化されてしまって、来週、金沢の21世紀美術館に行くことにした!こうやって刺激されていろいろトライするのが楽しい毎日です。
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