信州山形村唐沢そば集落「山法師」のそば 9.5点


最近、登山で信州に訪れることが多いのですが、登山の後はどうもジャンクなものが食べたくなってそばには手を出していませんでした。ですが、とある人の「そばが食べたい」につられて行ってみると、やっぱりどこもレベルが高い。改めてびっくりしました。この唐沢そば集落なるところを初めて知ったのですが、松本I.C.からほど近く、乗鞍岳の帰り道にもなる場所だったので行って来ましたよ。

この唐沢そば集落は、500mほどの集落にそば屋がズラリと並んだ不思議な場所。松本盆地を見下ろす丘の上にあり、隣には唐沢のせせらぎが気持ちいい場所です。こんなところにそば屋が?と思いながらドライブすると、一面の畑の前に片側だけのそば屋通りが突然現れるんです。私達が訪れた「山法師」は通りの一番奥に位置し、店というより、まったくのおばあちゃんち。普通の玄関を通され、大広間にテーブルがあるごく普通の家なんです。縁側が広く、ざぶとんが敷かれていて、若干趣味の良くない小判や刀やスズメバチの巣がランダムに並べられています。そして土曜の夕方だというのに私達以外にお客さまはいません。ホントにおばあちゃんの家に遊びに来たみたい。

私が頼んだのは、盛りそば700円。いつも東京でそばを頼むと量が少ないので大盛りにするのですが、ここでは天ぷらや馬刺しも食べたかったので普通盛りに。と思ったのだけれど、盛られたそばは東京で言う大盛りレベル。それで700円。そばを表現する言葉がどうもうまくないので説明できないのだが、ずるっとすすると香りとのどごしがよく、止まらない。この前の週に穂高でもそばを食べてその時もとてもおいしいと思ったのに、うまく説明できないのだけれどこっちのほうがずっとおいしいと直感的に思いました。なんでなんだろう。最後に辛味大根をいれてすする。辛味大根大好きだーーー。あっという間に平らげました。

 

 

野菜天ぷらも注文。これで400円。大葉、さつまいも、モロッコインゲン、ししとう、ズッキーニ、カボチャ。さくっと揚がっていてとてもおいしい。こういう普通の天ぷらが食べたかったのだよー(高級な天ぷら屋の天ぷらじゃなく)。

 

 

馬刺し(いくらだったかな、500~600円だったかな)。その前の週も登山の帰りに馬刺しを食べたが、このあたりどこで食べてもレベルが高くて量が多い。肉々しいものが食べたかっただけに馬刺しで一気に胃が目覚めた。生肉ってなんてうまいんだろう。私の父の実家のある松本では馬刺しはおろしにんにくで食べていたけれど、ここはおろしショウガだった。胸焼けするけれどやっぱりニンニクがいいな。

 

 

この日の乗鞍岳は夏とは思えないほどの快晴で、槍穂がよく見えました。気温は14度、日差しは厳しいけれど吹き抜ける風は涼しく気持ちいい~。ハイキング感覚で3000mまで登れるのは良かったな。

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