【トスカーナの旅その4】サン・ジミニャーノは白ブドウの畑が一面に広がる塔の町


旅は3日目。いよいよフィレンツェを出発しオルチャ渓谷をめざします。フィレンツェの宿を出たらシエナ方面へ続く高速道路を南下。この道路、片側二車線だけど無料なので料金所もなく、とっても走りやすいのです。途中、塔の町で有名な世界遺産「サン・ジミニャーノ」によりました。ここまで信号は2つくらいしかなかったな。交差点はほとんどくるくるまわるタイプなのです(凱旋門の前みたいなやつ)。

今回この地を選んだのは、2009年に一度訪れ不完全燃焼に終わったから。不完全燃焼とは、もっと時間をかけてゆっくりといろいろな良い写真ポイントを探したかったんです。トスカーナのワインももっと飲みたかった。だから今回さちえさんともう一度ここに行けたのは本当にうれしかったです。

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サン・ジミニャーノは小一時間で到着。宿のおにいさんは「30分くらいじゃない?」って言っていたけれど、イタリア人の飛ばす運転ならば確かにそうかもしれないな・・・。ここから先のトスカーナの町や村は大抵が丘の上にあって、遠くからでも見えるし町からの眺めが逆にいいのです。たぶん山城なんだろうな。町は城壁で 囲まれているのですが、住民以外の車は入れないようになっていて、駐車場は城壁の外にあることが多いです。ここサン・ジミニャーノもぐるっと巻いて奥の駐車場へ。駐車場はせまくてカーブもきついので午前中の訪問がおすすめかも。チケットの駐車券は精算機で精算で出口で支払えないので注意です。

このあたりの町は狭いので地図がなくてもなんとなく中央広場にはつけるものです。ボケッと時間をかけて小道を散策するのがおすすめ。観光客は多いけれど、日本人はちらほら程度しかみかけません。日本人が少ない街は変な日本語で売りつける店がないからいい、ほんといい。そして田舎はそもそも売りつけようとしないからいい、ほんといい。

 

 

で、一番高い塔に登れるらしいのでトライ。5ユーロくらいだったかなぁ。高所恐怖症の私は下が透けて見える鉄の階段が恐ろしくて恐ろしくて、心臓がバクバク。止まるとおかしくなりそうだったのでひたすらグルグルと登ります。最後は鉄のはしご。上まで行くとこんな景色が待っています。

今考えるとこの先の丘陵地帯よりずっと緑が多い。ここはヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノという白ワインがとても有名なので白ブドウの畑が広がっています。

 

吹き抜ける風が気持ちいい~。他の塔も眼下に見えます。

 

町の住人の干す洗濯物ですらステキな景観の一部。こういう明るいオレンジの壁ステキだな。干してあるタオルもオレンジだから、このおうちはオレンジをメインカラーにしているのかなぁ。

洗濯物はこの手のタイプのロープでくるくると回して横に移動させながら干すみたい。

NHKの街歩き番組「世界ふれあい街歩き」にこの街が登場した時にこの広場でぼけっとすわっているおじいちゃんを撮影していたけれど、ホントにたくさんいた。このおじいちゃん、かわいいの。ぬいぐるみみたいな犬もかわいいけれど、おじいちゃんの方がかわいい。

 

そうそう、この町の白ワイン「VERNACCIA DI SAN GIMIGNANO」はとっても有名でDOCGに格付けされています。赤も白もDOCGに格付けされているトスカーナはすばらしいね。 I MOCALIという生産者のリゼルバ!2009。帰ってから飲むのが楽しみだ~。

町の中に手織りものを売っている店でマフラー購入。40ユーロだったかな?メリノウールらしい。その場でおじさんが編んでいたよ。さちえさんはオレンジを購入したのでおそろいです。しっかし、どこで買い物していても私達の趣味は似ている。

 

次回はサン・ジミニャーノを出発し、宿のあるサン・クイーリコ・ドルチャを目指します。

 


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