【福岡特集】「兼平鮮魚店」夜のメニュー 7.5点


福岡で食べたいもの、その1博多ラーメン、その2もつ鍋、その3玄界灘のおいしいお魚。
その3を果たすべく親富幸通りにある「兼平鮮魚店」へ。そもそもこの「親富幸通り」は「親不孝通り」で、奥に予備校があったからとのこと。私も親のことなんて考えられなかった浪人遊び放題の親不孝者でした。あの頃は親の苦しみなんてわからなかったんだよね。
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「兼平鮮魚店」は、店先においしそうなお魚がたくさん並ぶ居酒屋で、見たことがないような地魚もいっぱい。まぁ先に言ってしまうと、出てきた食べ物は結構おいしかったし、私が楽しみにしていた玄界灘のお魚も豊富だったし、値段も高くなかった・・・んだけれど、店員が最悪だった。こういう店ではあってならない、魚を知らない・プライドがない・愛想がないの三拍子。「どのお魚がおいしいですか?」「あらかぶってどんな風に調理するんですか?」「どれが刺身にできますか?」の問いにも答えられない。魚を知らず、調理法もわからないのならば、聞いてくればいいさ。そのプライドもサービス精神もない。私たちの旅をぶちこわないでくれ!これでまずかったらネタにもならないですから。そう思ってこの店のWebでの書き込みを探してみたら、私たちと同じように店員のひどさに興ざめしている人が多数。ファミレス以下のサービスをする店員が一部いるので注意です、この店。
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気を取り直して注文した刺身から。左からカワハギ、上にいって鯖、イカ、右がカンパチ。(どうも違うような気がする、あっている?>きゃみ・りょう)鮮度はなかなか。一瞬店員の態度の悪さも吹っ飛ぶ。
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これはカワハギを肝で和えたもの。カワハギってそんなに高い魚じゃないけれど、この肝和えはフグを越えるね。あのひょっとこみたいな顔にこんな繊細な味が隠されているなんてステキ。
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甘鯛の煮物。ホロホロと身が崩れて大変おいしいが、味がかなり濃くてどのお魚でも同じような味がしてしまうような味付け。甘鯛の良さをもっと引き出す調理法を勧めてほしかった。
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ちなみに甘鯛と言えばやっぱり京都で食べたグジ(甘鯛)の塩焼きを越えるものはない。この写真は京都の蛸薬師通りと新京極の十字路近くにある「蛸八」で食べたグジの塩焼き。皮ごとパリッと焼いてくれるんだけれど、その皮をうまーくきれいにはがして出してくれる。皮はそのままパリパリを、身はほろほろを。私の中では焼き魚の王様。この店はまだブログで紹介していないんだけれど、確実に9点以上。グルメな知り合いを連れて行きたいとっておきの店です。
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アラの刺身。刺身と言って出されたが昆布締めだった。魚の身の味がしっかり濃くて歯ごたえもちょうど良くうまい。身の厚さも薄すぎず厚すぎず絶妙。これこれ、こういうのが食べたかったんだ。
福岡の街でもう一度地魚リベンジしなくっちゃ。
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兼平鮮魚店
福岡市中央区舞鶴1丁目1-27
092-761-3911
蛸八
京都府京都市中京区蛸薬師通新京極西入ル東側町
075・231・2995


4 Comments on "【福岡特集】「兼平鮮魚店」夜のメニュー 7.5点"

  1. vege より:

    10年くらい前に博多に行ったときにはまだ「親不孝通り」だったような気がするんだけど…。最近変わったのかな?

  2. Pochi より:

    その情報、たぶんあってる。ネガティブな名前だから変えたらしいよ〜。

  3. ゆみこ より:

    生の毒吐きを聞きたかった…。
    美味しそうだなあ。
    あたしもそのうち、ふらっと行ってこよう。

  4. Pochi より:

    >ゆみこ
    じわじわ来て、爆発した感じだった。
    最初あれ?って思って、3人でぽろぽろと言い始めてどかーんと。
    福岡ってふらっと行けるよね。

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