【新潟特集】古町「鮨・割烹 丸伊」の魚 9.5点


東京駅の新幹線発着掲示板に並ぶ行き先は八戸、盛岡、長野・・・と表示。悩んだ末、新潟にふらっと行って来ました。新潟に決めた理由なんていい加減。時刻は10時ちょっと過ぎ、お昼においしいお寿司でも食べればいいなぁと思い、空席のあった新幹線で海に出られるのが新潟だったってだけ。5分後には出発しちゃったから予備知識もガイドブックもなし。「新潟って何が美味しいの?米?日本酒?」なんて会話をしながらとりあえずビール。日本海だから旨い魚があるに違いないって言う楽観的な考えを裏切らない街でしたよ。
2時間であっという間に到着。観光案内所のやさしいお姉さんに教えてもらい、新潟市の繁華街本町へ。そこでふらっと入ったこの店が予想以上にあたりでした。
「東京からふらっときちゃいました」と素直に告げ、新潟の魚中心につまみを適当に出してもらった最初の一つ目は柳カレイ。柳カレイは一夜干しが有名みたいですが、淡泊な中にもうまみがあり、新鮮な歯ごたえは最初の一口に最適でしたよ。
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これはノドグロ。喉が黒いからノドグロ。新潟以外ではアカムツと呼ぶらしいです。このノドグロを軽く炙り塩で。うわっ、新鮮で上品なとろけっる白身、でもまぐろのように身がとろける感じではなく、身はしっかり、白身のトロ。
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これは翌日に訪れた市場。どの魚もびっくりするくらい安く、サバは300円、イカは150円・・・と行った値段なのですが、ノドグロだけはちょっと高め。特に大きいサイズは1尾2800円もしました。目が飛び出しているから深海魚なのかな。
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水ダコを梅で。こっちでは他の店でも水ダコのことを生ダコって呼んでました。巨大な水ダコがこのあたりで獲れるのかな。吸盤は食感が楽しくコリコリ、薄くスライスした足は柔らかくクニュクニュした生の食感が魅力。
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南蛮エビ。こちらで言う甘エビのこと。指の大きさと比べるとわかると思いますが、こちらで食べる甘エビより二回りくらい大きいです。甘エビより甘く、もっとぷりぷりっとした食感。ボタンエビに負けず劣らず味が濃く、でもずっと安く食べられるんです。市場では30尾以上入っているパックが500円くらいでした。
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握りは釧路のさんまを。この時期なら新潟にいてもやっぱりさんまの握りは食べたい。大きめの身を生姜で。
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ピンがずれちゃったけれど、ノドグロの握り。これも刺身同様に塩で。あれだけ上品な脂がのっていて、シャリと合わないはずがない。口の中で脂と斜里が一帯になったときの感覚がサイコー。
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予想以上に美味しかったギョク。右は店のこだわりの埼玉の厳選卵。左は普通の卵に青のり。厳選卵で作った出汁のきいた卵焼きはまるで人参のすり下ろした物が入っているかのようにきれいなオレンジ色。ぎゅっと詰まった食感に、生クリームを思わせるような濃厚さ!うまい!左の青のりも、口に入れた瞬間に海苔の香りがふわっと鼻に抜けこれはこれでバランスが取れていて美味。
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ビール飲んで、日本酒を飲んで、つまみを食べ、適当に握ってもらってひとり5000円ちょっと。この店だけで新潟に来て良かった!と思わせるネタの数々。この後翌日まで延々新潟を食べ尽くします。乞うご期待。
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鮨・割烹 丸伊
〒951-8065
新潟市東堀通8-1411
TEL:025-228-0101
AM11:30〜PM2:00 PM5:00〜PM10:30
年中無休


2 Comments on "【新潟特集】古町「鮨・割烹 丸伊」の魚 9.5点"

  1. シー より:

    なんだか素敵な旅!
    大人な感じ〜!
    そして、すっごい美味しそうだぁぁぁぁ。

  2. Pochi より:

    誰でもできる自由な旅なんだけれど、なかなかやらないよね・・・。こういうことにつきあってくれる人がいるのが幸せです。
    シーちゃん、私はいつでもウェルカムです。

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