Archive for 3月, 2005

「筑波のあかとんぼ」というトマトで作ったパスタ 8点

tomato最近、ちょっといいデパ地下の八百屋に行くと、トマトが何種類もありますよね。実は私、小さい頃はトマトが好きではありませんでした。真ん中のゼリー状の種がある部分がどうも青臭くて苦手だったんです。大人になってすごく好きというわけではありませんが、自然と食べるようになりました。そんな私を「トマト大好き」と思えるほどにしてくれたのは、この「筑波のあかとんぼ」というフルーツトマトです。
トマトは元々アンデス地方の食べ物で、水があまりない状態で育つそうです。肥沃な関東平野で極力水を抑えて育てると糖度10度前後のトマトになるそうです。私は銀座の松屋の地下の八百屋で買いましたが、これと全く同じものでした。
そのトマトを、パスタにしてみました。コッパ(生ハム)とルッコラ(ホントはバジルにしたかったが手に入らず)、モッツアレラをオリーブオイルと塩味のみで味付け。トマトはまるでフルーツ。皮が固くて甘みがぎゅっと包み込まれていていました。パスタにするのはもったいないくらい。もし近くの八百屋で見かけたら是非。イチゴを食べる感覚です。

神田須田町「万惣フルーツパーラー」のフルーツサンド&ホットケーキ 10点

mansou先日宣言したとおり、万惣にフルーツサンドを食べに行ってきました!もう一度ブルータスのメルマガを印象しちゃいます。
●万惣の〈フルーツサンドイッチ〉1050円。
創業は1846年。幕末から続く、東京きっての老舗高級果物店は、業界初の宮内庁御用達店としても有名。こちらのパーラーでは、ホットケーキが人気なのは御存じの方も多いでしょ。池波正太郎さんもこよなく愛した、70年の歴史を持つロングセラーです。しかし、フルーツサンドもあなどれず。特に生クリームフェチにはたまらない!甘さ控えめであと口の良いものが驚くほどたっぷり。また「フルーツサンドは切り口勝負」との料理長コメントにも納得。なるほど、色鮮やかな4色(キーウィ、イチゴ、パパイヤ、パイン)が並ぶ断面は、見た目もとってもビューティフル。変色しやすいバナナは中に埋め込むなんて、芸の細かさも光ります。紳士にも愛好者多数の上品な隠れ人気アイテムを、皆様どうぞ御贔屓に。

この通り、フルーツサンドの切り口はきれいでした。中を開いてみてみたのですが、切り口がきれいに出るように配置しているんです。確かにバナナは中に埋め込まれているためか、切り口には出てきません。生クリームは甘すぎず、フルーツの酸味と重なってそれはもうびっくり味。最初の一口がおいしいことはよくあることですが、最後の一口までおいしくて、しかもぺろりとたいらげてしまいます。渡辺満里奈の「甘露なごほうび」にも何度も登場します。
でもやっぱり私はホットケーキが一番かな。イチゴの季節と言うこともあり、添えてあるフルーツクリームはイチゴにしました。焼きたてのホットケーキにたっぷりのバターとカスタードクリームを載せます。それを一口サイズにナイフで切り、イチゴのクリームソースを添えます。ホットケーキの周りにグラニュー糖のような砂糖をつけてやいているからでしょうか。口の中で少しだけカリっとし、生クリームとカスタードとバターが絡み合って口の中でとろけます。うーー、もうこれは最高。あんな休日人通りが少ない道で、ほぼ満席の人たちの半分以上の人が注文しているホットケーキ。秋葉原や神田においでの際は是非。
万惣 フルーツパーラー千代田区神田須田町1-16
03-3254-3711
休日/日曜・祝日

神田須田町「いせ源」のアンコウ鍋 10点

ankou2/7の上海蟹の記事にも書いたのですが、冬のうちに必ず食べなければいけない食べ物のひとつにこの店のアンコウ鍋があります。以前、小川町に勤めていた際に、食欲が落ちた時に食べに行くと元気が出るということで食べさせてもらってから、ほぼ毎年訪れては堪能している食べ物の一つです。
アンコウ鍋は当然食べるとしても、その前にちょっとつまみを。3切れ1,350円の肝刺しはこれ以上ないくらいのうまさです。ちょっと高いですが、あまりのうまさに食べ終わるのが惜しくて、最初は1切れ一気に、その次は半分に切って、その次はまたそれを半分に切って・・・という具合になってしまうほどです。
写真右は煮こごり。中に入っている肉片はおそらく皮。煮こごりの堅さも、その皮の食感も美味。2切れでは足りないです。
メインのアンコウ鍋は、つまみを食べている間火にかかっています。
アンコウはご存じの通り、吊るし切りという切り方で裁きます。まな板の上に置いてもぐにゃぐにゃして切ることができないからです。私が小学生の頃、生まれた厚木という街の今は図書館があるバス通りにある魚屋で初めてその吊るし切りを見ました。なんて気持ちが悪い魚だろうと思いましたが、なまこにしてもホヤにしても大抵おいしいものはそんなものだとも思っていました。
アンコウ鍋には、いろいろな部位のアンコウが入っています。肝はもちろん、白身、皮、見ただけではわからないのですがいろいろな内臓と、ウド、三つ葉、銀杏、しいたけがいい感じで煮えています。口に入れると、アンコウの皮のゼラチン質の部分がずるっと口に入ってたまらなくうまい!白身もうまいけれど、この皮の部分が一番鍋ではうまかったです。
でもなんといっても、最後のおじやにはかないません。すべてのうまみが凝縮された出汁をご飯が吸い、ふわふわの卵、さらにびっくりするほどのあさつきと出会って完成されます。いろいろな鍋のあとのおじやを食べてきましたが、私はこのアンコウ鍋のおじやにかなうものはないと思っています。10点。このアンコウ鍋は4月までいただけるそうです。
いせ源
住所 千代田区神田須田町1-11-1
電話番号 03-3251-1229
営業時間 11:30〜(ラストオーダー14:00)
16:00〜22:00(ラストオー21:00)
定休日 日曜日(5〜8月は土日祝休)

万惣のフルーツサンドを食べに行くぞ

以前のブログに、万惣のホットケーキについて書いたのですが覚えていますか?
万惣のホットケーキと言えば、昔会社にいたの○りさんと言う人が、そのうまさを語ってくれた描写が忘れられません。日曜日がお休みなので、食べに行くチャンスは土曜日のみなのですが、土曜のお昼を築地などでたらふく食べてしまうことが多いため、ホットケーキを食べそびれています。
ですが、雑誌「ブルータス」のメルマガに、万惣のフルーツサンドについての書かれていたので、心新たに今度の休みは食べにいこうと思います!
ブルータスのメルマガより引用
★フル-ツサンドにもっと光を!
日本の高級フルーツは、海外では羨望の的。たしかに老舗果物店に行けば、宝石のように輝く逸品が勢ぞろい。桐箱入りのマスクメロンなんて、ホント神々しいばかりです。そんなあこがれの果物を手頃にいただけるのが、果物店併設のフルーツパーラー。昨今のスイーツブームでパフェやケーキは脚光をあびていますが、ちょっと日陰の存在なのがフルーツサンド。デザートか軽食かあいまいなのと、ちょっとチープな感じがするからかもしれません。でも、生クリームと果物の魅惑のコンビネーションを、ひと口でパクリといただけるのはナイス。婦女子向けと軽視せずに、昼下がりの憩いの時間にゆっくり味わってみてください。
●万惣の〈フルーツサンドイッチ〉1050円。
創業は1846年。幕末から続く、東京きっての老舗高級果物店は、業界初の宮内庁御用達店としても有名。こちらのパーラーでは、ホットケーキが人気なのは御存じの方も多いでしょ。池波正太郎さんもこよなく愛した、70年の歴史を持つロングセラーです。しかし、フルーツサンドもあなどれず。特に生クリームフェチにはたまらない!甘さ控えめであと口の良いものが驚くほどたっぷり。また「フルーツサンドは切り口勝負」との料理長コメントにも納得。なるほど、色鮮やかな4色(キーウィ、イチゴ、パパイヤ、パイン)が並ぶ断面は、見た目もとってもビューティフル。変色しやすいバナナは中に埋め込むなんて、芸の細かさも光ります。紳士にも愛好者多数の上品な隠れ人気アイテムを、皆様どうぞ御贔屓に。

その断面図はこちら
噂のホットケーキもあります。
この「池波正太郎さんもこよなく愛した」あたりがいいですよね。
そういう店、ついついチェックしちゃいます。ちょっとあげてみましょう。
・神田神保町 「松翁」
 うまいそばやですよね。小川町に勤めていたときにお世話になりました。
・神田須田町「竹むら」
 神田トライアングルの中の一軒で、かなり有名な甘味処です。
・神田須田町「まつや」
 これも神田トライアングルの中の一軒で、いつも混んでいるそば屋です。
・神田須田町「いせ源」
 言わずとしれたアンコウ鍋や。これも神田トライアングルの一軒。冬は絶対に行くべし。
・山の上ホテル「山の上」
 懐石というより、天ぷらで有名ですよね。ここのアスパラ天ぷら最高です。
・京都「イノダコーヒー」
 京都に行ったら是非。趣がある京都らしい珈琲屋です。
こうやって書いていると、神田はかなり好きだったみたいですね。
こんな風に書いていたら、もっと池波正太郎の通った店を調べたくなりました。
この本読んでみます。

池波正太郎が通った味―完全イラストマップ付

この完全イラストマップ付きっていうのがニクイですね。

銀座「ピエールマルコリーニ」のチョコレートアイス 8.0点

チョコアイス
最近ショコラブームですよね。チョコレートは嫌いではなかったけれど、好んで買って食べませんでした。そんな私を変えてくれたのは、この「ピエールマルコリーニ」のチョコレートパフェ。濃厚なチョコレートとヴァニラのアイスクリームのパフェで、値段も恐ろしいですが、初めて食べたときの感動は忘れられません。ただ、かなりの時間、並ばなければいけないので、並ぶのが大嫌いな私はもうこりごりです。
銀座の「ピエールマルコリーニ」のショップは、
 【1】チョコレートが買える店
 【2】パフェなどを食べられる喫茶店
 【3】その場でアイスが買える店
になっていて、【2】で長蛇の列ができていますが、【1】と【3】は比較的すいています。並んでも5分くらいです。【3】のアイスクリームは、シングルでコーンにすると確か650円。これまたお値段が高いのですが、並んでパフェにしたアイスクリームを食べるくらいならこれで十分。感動的なアイスクリームに出会えます。他のアイスクリームと大きく違う点はそのやわらかさ。スプーンがすっと入って、口の中で均等になめらかにとろけます。このアイスクリームをお持ち帰りしたのが写真のものです。驚くことに3つセットからしか買うことができない上に、3つで2,100円と、足元を見られたお値段ですが、その味は全く同じです。ただし、3日以内に食べること。そのやわらかくなめらかな食感は冷凍庫で冷え冷えになると再現されないようです。
お持ち帰りではえらべませんが、ここでお店のアイスを確認できます。
1度食べてみてください。ハーゲンダッツもおいしいですが、これはまた別物のおいしさ。ヨーロッパの香り一杯ですよ。個人的にはハーゲンダッツの季節限定アップルパイの方が好きですが・・・。
さらに、ここで買えるみたいです。高いですね〜。
ピエールマルコリーニ
東京都中央区銀座5-5-8 〒104-0061
TEL:03-5537-0955