水天宮「鯛ふじ」の鯛丼 9点


この水天宮の「鯛ふじ」は茅場町のオフィスで働いていた頃によくランチに行っていたお店。名前の通り鯛料理を食べさせてくれる。土日は営業していないため、もう3年以上ご無沙汰だった。ランチ終了の13:30にすべりこみセーフ。
中に入ると雰囲気は昔のまま。10席ほどのカウンターに白い布のかけられた椅子。雰囲気は一見寿司屋といったところだが、カウンターの中は丸見えで古びたガスコンロや料理器具でいっぱいになっている。夜は2階でも食べられるらしい。ランチメニューは800円〜2500円くらいと幅が広いが、手頃な「鯛丼」か「鯛茶漬け」しか食べたことはない。当然思い出深い「鯛丼」を注文。
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赤だしのみそ汁と小鉢、漬け物が付いた「鯛丼」1000円。鯛はサイトで調べる限りでは軽く火で炙っているらしい。鯛という魚は、そのまま刺身で食べても鯛本来のおいしさを引き出すことができず、松皮作りや昆布締めなどをする方がよっぽどおいしいと私は思っている。ここでは「炙り」という細工をしているのがニクイ。次回はこの「炙り」について板前さんに聞いてみようと思う。丼は炙った(らしい)魚に細かい鰹節をふりかけ、大葉とアサツキ、わさびを載せてある。お醤油の香りがぷんっとして食欲をそそる。ご飯の量はは私にはちょうどいいが男性にはちょっと物足りないのかも。大盛りにはできそうだが載っている鯛の量はあまり多くはない。ただ夜のコースはそんなにお手頃ではないので、当然と言った感じもする。他のブログの掲載をチェックしていたら予想以上に多くの人が「鯛ふじ」について書いている。ただこの「鯛丼」については賛否両論。個人的にはすごく好きな部類だけれど、夜の「鯛ふじ」を経験しないとなんとも言えないかな。夜の「鯛ふじ」の記載はほとんどなしでした。
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この店、あの「美味しんぼ」の2巻の「包丁の基本」という話で店名そのままで登場することでも有名。きちんと手入れされた包丁で、魚を切るのに適した包丁の使い方をしてこそ、本来の魚のうまさを引き出せるいう話。刃のこぼれた包丁で無理に力を入れて切れば、切り口はでこぼこになり酸化しやすくなってうまくない。このとき弟子入りしたジェフというアメリカ人は、その後もこの「鯛ふじ」を舞台に何度か登場する。ってことで板さんを撮影。漫画掲載当時は先代で、この人は二代目らしい。
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店構えはこんな感じで古びた一軒家。この人が女将さんでおそらく先代の奥さま。場所は箱崎IBMから徒歩1分。このあたりのオフィスの方はぜひ一度ご賞味あれ。ランチは13:30までなのでお早めに。
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鯛ふじ
中央区日本橋箱崎町14-7
03-3666-7724
定休: 土曜・日曜・祝日
平日: 17:30 – 22:00
11:30 – 13:30


6 Comments on "水天宮「鯛ふじ」の鯛丼 9点"

  1. ミウコ より:

    やばい、コレも美味そうだね。
    近々茅場町へランチをし行くから、
    ココ、行ってみようかな。

  2. Pochi より:

    茅場町はおすすめ多いですよー。
    「みかわ」、洋食の「キッチン柳」、八丁堀の「マイヨール」などなどなどなど。

  3. 再びミウコ より:

    先週末、鯛ふじに行って来たよ〜!
    元居た会社の人も、このお店はノーマークだったらしく、2人して美味しさに感激しながら食べました!
    まあちゃん、さっすが。
    また株が上がりました!

  4. Pochi より:

    ね、うまいっしょ?
    なかなか入りにくい店だからね〜。
    鯛茶漬けも今度食べてみて。

  5. てえへん より:

    うちと同じ組合でものすごく興味があるお店でした。が、営業時間が全く同じなのでいったことがありませんでした。貴重な記事どうもありがとうございます。天房さんの記事からここにたどり着きました。

  6. >てえへんさん
    お読みいただきありがとうございます。
    鯛ふじさんにはもう長いことを行けていないですが、あの味は忘れられません。ご主人お元気かなぁ。

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